2018年12月3日1時38分にTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県九十九里町で、事故を起こした車の荷台から土佐犬3頭が逃げ出していたが、無事、捕獲された。
2日午後2時過ぎ、九十九里町片貝で、軽トラックと軽乗用車が正面衝突する事故があった。
事故の衝撃で、軽トラックの荷台に積まれていたおりの扉が開き、中にいた土佐犬3頭が逃げ出した。
警察などが捜索し、2頭はまもなく捕まり、残る1頭も2日午後11時半過ぎに捕まった。
最後の1頭は、事故現場近くの田んぼの中にいたところを飼い主の知人が見つけたが、おとなしく落ち着いた様子だったという。
軽トラックは、千葉県で開催された闘犬大会から帰る途中だった。
出典
『千葉・九十九里町で逃げた土佐犬、3頭とも発見』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3539216.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像の1コマ。
トラックに積まれた檻が映っているが、檻の入口は上下に扉をスライドさせるタイプのように見える。
「衝撃で扉が開いて・・・」という報道からすると、その扉には鍵がかけられていなかったのかもしれない。
もしそうだったなら、想定される危険に対する予知不足だったと言えよう。
2018年11月3日9時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後2時35分頃、大阪市淀川区の市道で、JR東海道線の高架(高さ2.4m)下をトラックが走行中、荷台に積まれていた長さ約6mの鋼材が、高架の梁に直撃した。
はずみで、高架上に設置されていた作業用通路の鉄板が跳ね上がり、通過中の下り新快速電車(12両、乗客約600人)に接触。
電車は緊急停車した。
3両目の窓ガラス1枚が割れたが、けが人はなかった。
JR西日本は大阪~西明石間の上下線で、運転を約1時間半見合わせた。
警察は、鋼材の積み方に問題があったとみて、男性運転手(41)から事情を聞いている。
出典
『新快速、窓ガラス割れる…高架の鉄板跳ね上がり』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181103-OYT1T50023.html
11月2日20時33分に産経新聞からは、斜め積み鋼材の運転席の上の部分が高架に突き刺さったかのように見える写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後2時35分ごろ、大阪市西淀川区竹島のJR東海道線(神戸線)塚本~尼崎間の橋で、敦賀発姫路行き新快速電車の運転士が線路上に鉄板を発見し、緊急停止したが間に合わず、先頭車両が接触した。
3両目のドアの窓ガラス1枚が割れたが、乗客約600人にけがはなかった。
警察によると、橋をくぐろうとしたトラックの運転手が、「積み荷の鋼材が高架に挟まり、鉄板をはね上げた」と届け出た。
JR西日本は、橋上の作業用通路の鉄板(長さ約20m、幅約5m、厚さ約3cm)が、弾みで線路内に入ったとみている。
窓ガラスは進行方向左側で、割れた直接の原因は不明という。
出典
『新快速電車が鉄板と接触 JR神戸線、けが人なし』
https://www.sankei.com/affairs/news/181102/afr1811020052-n1.html
2018年9月17日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8810/
(2018年11月6日 修正1 ;追記)
2018年10月28日5時0分に千葉日報から、事故が起きた坂道は逆バンクで大型貨物車は通行禁止になるという下記趣旨の記事が、現場の地図付きでネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
千葉市若葉区中野町の県道交差点で大型トレーラーが横転し、下敷きになった軽乗用車の家族3人が死亡した事故を受け、県警と県公安委員会は、トレーラーが走行してきた現場周辺の道路で大型貨物車の通行禁止を決めた。
再発防止に向けた対策の一環で、12月から標識と案内板を設置して規制を始める方針。
事故は9月8日朝に起きた。
国道126号方面から来た大型トレーラーが、交差点を左折しようとして横転。
対向車線で信号待ちをしていた軽乗用車の会社役員、吉田さん(43)ら3人が積み荷の鉄くずなどの下敷きになり、死亡した。
県警は、トレーラーを運転していた男性会社員(26)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕し、同過失致死容疑に切り替えて送検。
千葉地検は勾留期限の同28日、処分保留で男性を釈放し、任意で事故原因などを調べている。
【バスは規制除外】
規制する区間は、事故が起きた「殿川橋交差点」と国道126号「中野交差点」を結ぶ約350m。
バスを除き、車両の総重量8トン以上か最大積載量5トン以上の貨物車が規制対象。
迂回には、殿川橋交差点から750mほど離れた「中野インター入口交差点」を通行することになる。
県警は、「事故を重く受けとめている。地元住民らからの強い再発防止の声があり、規制する必要がある」と説明。
周辺5カ所に標識、3カ所に案内板を設置する。
事故から5日後、県警や道路管理者の千葉市、地元自治会は、道路調査や再発防止策を検討する現地診断を実施した。
事故を起こしたトレーラー側の道路から左折した場合、交差点内で道路がセンターラインに向かって傾斜する“逆バンク”になっていることを確認。
荷物を積んだ貨物車は、特にバランスを崩す可能性があることから、通行禁止を決めた。
県警交通規制課によると、大型車に関する通行規制は県内に約2000区間あり、昨年度は17区間を指定した。
多くが騒音や震動の軽減を求める住民要望で実施され、「事故がきっかけの規制は稀なケース」としている。
【二度とないように】
規制する区間は、国道126号と千葉東金道路中野インターチェンジを行き来する車の“抜け道”になっており、大型貨物車の通行量も多い。
国道側から見ると、片側1車線の、やや曲がりくねった下り坂になっている。
事故現場に居合わせた近所の女性(49)は、「細い道なのに、トラックの通行が多い。子どもたちも通るので心配だった」と、通行規制を歓迎する。
事故現場には、吉田さんらの冥福を祈る花が手向けられている。
近くで会社を営む60代男性によると、花は定期的に新しくなっているという。
交差点そばに住む女性(77)は、「被害者の同級生や友人が訪れていた。今回のような悲しい事故は二度と起こらないでほしい」。
自分のことのように願っていた。
出典
『大型貨物車通行禁止 現場交差点と国道結ぶ350メートル 再発防止へ12月から 千葉市トレーラー横転3人死亡』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/542901
(2018年12月9日 修正2 ;追記)
2018年12月8日5時0分に千葉日報から、事故が起きた区間が大型車通行禁止になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、県警は7日、トレーラーが走行してきた国道126号と現場交差点を結ぶ道路で、大型貨物車などの通行を禁止にした。
規制区間は、事故が起きた県道「殿川橋交差点」と国道126号を結ぶ計約350m。
車両総重量8トン以上か、最大積載量5トン以上の貨物車などが規制対象。
周辺5カ所に標識、3カ所に案内板を設置した。
同日は、午前10時ごろから設置工事を行い、同11時10分ごろ規制を開始。
千葉東署員が標識付近に立ち、規制内容を伝えるチラシを配って周知した。
規制を巡っては、県警や地元自治会が事故発生後に現地診断し、規制区間方向から左折した場合、交差点内の道路がセンターラインに向かって傾斜する“逆バンク”になると確認。
貨物車はバランスを崩す可能性があった。
県警交通規制課によると、本年度の大型規制は同区間が初めて。
事故現場に居合わせたという近所の60代女性は、「危険を感じていたので、もっと早く規制してほしかったが、これで安心」と話した。
出典
『千葉市トレーラー横転3人死亡事故 大型貨物規制開始 現場と国道結ぶ350メートル』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/554009
(2019年8月6日 修正3 ;追記)
2019年8月5日16時34分に産経新聞から、最大積載量を18トン超えた47トンを運んでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県警交通捜査課は5日、過積載の状態でトレーラーを運行したとして、道交法違反(過積載)などの疑いで、トレーラーを運転していた在原運転手(27)=同県八千代市=や、荷主のリサイクル業「M商店」(同県八街市)などを千葉地検に書類送検したと発表した。
調べに対し、いずれも容疑を認めているという。
同課によると、送検容疑は昨年9月8日、M商店から依頼を受けた在原運転手がトレーラーの最大積載量を約18トン超えて、鉄くずなど約47トンを運んだとしている。
在原運転手の勤務先である「A商店」(八千代市)についても、過積載を容認したとして、同法違反容疑で書類送検した。
A商店は、無許可で運送業を営んだ貨物自動車運送事業法違反の容疑でも書類送検された。
https://www.sankei.com/affairs/news/190805/afr1908050014-n1.html
8月5日17時56分にNHK千葉からは、積み荷が重いほど運転手の実入りも多かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、トレーラーを運転していた千葉県八千代市の会社員、在原運転手(27)と、鉄筋などを積み込む作業をした廃品回収会社の33歳の社員らを、道路交通法違反の過積載の疑いで書類送検した。
警察によると、在原運転手らは、事件前の去年8月にも合わせて10回にわたって過積載の状態でトレーラーを走らせていた疑いがあるという。
1回に運ぶ積み荷が重いほど、運転手らに支払われる金額は多かったということで、警察は過積載での運転が常態化していたとみて、事故の経緯をさらに調べている。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190805/1080006637.html
2018年9月22日20時0分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時20分ごろ、富士五湖のひとつ、富士河口湖町の本栖湖で、船に給油するための軽油を積んだタンクローリーが湖畔の砂浜を走行中に横転した。
タンクローリーを運転していた富士吉田市の60代の男性にけがはなかったが、横転した車体の一部が湖につかり、油が流れ出したことから、消防が湖の沖合にフェンスを設置したほか、湖面から油を取り除く作業も行ったという。
タンクローリーには、軽油およそ700ℓが残っていたが、タンクに破損がなく、流出していないという。
警察は、漏れ出した油はエンジンオイルの可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『タンクローリー横転 湖に油流出』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180922/1040004267.html
2018年9月18日12時22分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日、三好市で、生活協同組合の配送を担当していた50代の男性がトラックのドアに上半身を挟まれたまま死亡しているのが見つかり、警察が事故とみて、詳しい原因を調べている。
警察によると、17日午後1時15分ごろ、生活協同組合の担当者から、従業員が事故を起こしたようだという119番通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、三好市東祖谷の山あいの市道で生協職員の楠さん(男性、51歳)が、トラックの運転席のドアに上半身を挟まれて動けなくなっているのが見つかった。
楠さんは胸や腹部などを強く打っていて、およそ1時間後にその場で死亡が確認された。
発見当時、トラックはエンジンもサイドブレーキもかかっていなかったということで、警察は、坂道に止めていたトラックが動き出し、楠さんが運転席に乗り込んで止めようとしたところ、トラックが道路脇の斜面に接触してドアに挟まれたとみて、詳しい事故の原因を調べている。
出典
『トラックのドアに挟まり男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20180918/8020003071.html
2018年9月9日5時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前8時45分ごろ、千葉市若葉区中野町の県道丁字路交差点で、鉄くずを積んだ大型トレーラーが左折しようとして右側に横転し、対向車線で信号待ちをしていた軽乗用車が下敷きになった。
押しつぶされた軽乗用車から大網白里市、会社役員、吉田さん(43)と妻(37)、吉田さんの父親(70)が救出されたが、午後2時45分ごろ、現場で死亡が確認された。
警察によると、軽乗用車は吉田さんが運転し、助手席に父親、後部座席に妻が乗っていた。
3人の死因は圧死とみられる。
警察は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、トレーラーを運転していた八千代市神野、会社員、在原容疑者(男性、26歳)を現行犯逮捕。
容疑を過失致死に切り替え、事故原因や鉄くずの積載状況を調べる。
現場は千葉東金道路中野インターチェンジ(IC)から北へ約300m。
トレーラーは国道126号方面から中野IC方面へ走行し、坂道を下った後、交差点を曲がりきれずに横転した。
在原容疑者は「鉄くず37トン分を積み、八街市から東京都内に向かっていた」と話している。
現場には鉄くずが散乱し、重機を使った救出作業などで、長時間通行止めになった。
出典
『トレーラー横転3人死亡 軽乗用車の家族下敷き 千葉市の県道』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/529881
9月9日5時0分に千葉日報からは、現場ではよく横転事故が起きていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故のあった道路は高速道路に続き、1日中交通量が多い。
この道路をよく利用するトラック運転手の男性は、「緩やかな下り坂で、急いで曲がろうとすると遠心力で横転してしまう」と、危険性を指摘。
近隣の男性も、「現場は、これまでも横転事故がよく起きているカーブ」と話した。
出典
『下敷き軽乗用車、無残… 事故直後は「2人応答」 救出難航、震える住民 トレーラー横転3人死亡』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/529883
9月12日10時51分に読売新聞からは、横滑りしたようなタイヤ痕があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場に横滑りしたようなタイヤ痕があったことが11日、捜査関係者への取材でわかった。
現場は丁字路交差点。
捜査関係者によると、トレーラーのものとみられるタイヤ痕は、交差点を左折し、直線道路に入る付近に残っていた。
横転した場所もほぼ同じで、在原容疑者が速度制御やハンドル操作を誤った可能性があるという。
出典
『横転し下敷き3人死亡、運転手「積み過ぎかも」』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180912-OYT1T50052.html
9月13日16時37分にNHK千葉からは、過積載と認識して運転していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
このトレーラーの最大積載量は29トンと決められていたが、当時は鉄筋などを積んでいて10トン近く超過した状態だったと見られることから、警察は13日、勤務先の八千代市内の会社などを道路交通法違反の過積載の疑いなどで捜索した。
捜査関係者によると、警察の調べに対し在原容疑者は、「積み荷の重さは、運ぶ前に自分も立ち会った上で量った。最大積載量を超える37トン分あった」などと供述しているという。
警察は、最大積載量を超過していることを認識しながら運転したとみて調べている。
出典
『過積載と認識しながら運転か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180913/1080003700.html
9月13日20時51分にNHK千葉からは、過積載運搬を繰り返していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、警察の調べに対し在原容疑者は、「以前も過積載で積み荷を運んだことがある」などと供述しているという。
警察は、過積載の状態で運転を繰り返していた可能性もあるとみて調べるとともに、事故原因の解明を進めている。
出典
『運転手「以前も過積載」など供述』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180913/1080003703.html
(ブログ者コメント)
〇映像を見ると、横転したトラック荷台の最後尾が、対向車線信号待ちの停止線付近にある。
トラックは長いため、もし信号待ちの車が何台も並んでいたら、前から3台目ぐらいまでは下敷きになっていたかもしれない、そんな感じの事故だった。
以下は、グーグルアースによる現場の状況。
トラックは、緩やかな坂を下ってきた後、この交差点を左折して横転した。
以下はユーチューブ映像(KyodoNews)から抜粋したトラックの横転状況。
荷台の後ろに停止線が見える。
〇実は、現場は年に数回程度、ブログ者も曲がることがある交差点だ。
これまでも当該停止線で車を停め、信号待ちしたことが何回もあった。
クワバラクワバラ・・・。
信号待ちの先頭であれば、注意していれば急発進して下敷きになるのを免れるかもしれないが、2台目以降に並んでいたら、どうしようもない。
せめてもの対策として、2台目以降に並んだ場合は、前の車との車間距離をタップリとることにしようか・・・。
いやいや、少々遠回りになっても、別の道を通ろうか・・・。
これ、ブログ者の危険予知、事例横展開である。
2018年8月30日17時12分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後3時15分ごろ、東京中央区日本橋室町の中央通りで、大型トラックの荷台から積み荷の鉄製の足場の一部が崩れて、道路上に散乱した。
散乱した足場はビルの外壁工事で使うためのもので、3車線ある道路のうち1車線がふさがった状態になったという。
荷崩れが起きた時間帯は交通量が多かったということだが、トラックの周辺には車や人はおらず、けが人はいなかった。
トラックが発進したはずみで積み荷が崩れたとみられるということで、警察は、落下防止の措置が十分だったかどうか詳しく調べている。
現場の道路を通行していた20代の男性が撮影した画像では、束ねられた鉄製の資材のようなものが横断歩道をふさぎ、周辺に鉄パイプが散らばっている様子も確認できる。
男性は、「タクシーに乗って近くを通りかかったら、ガシャーンという大きな音がしたので、見たら大量の資材が落ちていた。トラックの荷台から落ちたようだ。反対車線にも鉄パイプのようなものが転がって来ていたので、びっくりして怖いなと思いました」と話していた。
現場の近くにいた男性は、「店にいたらガシャーンという音がして、ちりも上がっていました。トラックの後ろに誰もいなかったのが幸いです」と話していた。
別の男性は、「目の前で崩れはじめて、落ちる瞬間はとても見ていられませんでした。多くの人が驚いて立ち止まっていましたが、人に当たらなくてよかったと思います」と話していた。
出典
『日本橋で積み荷の鉄製足場が散乱』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180830/0017657.html
8月30日19時53分にYAHOOニュース(TBS)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
信号が変わって発進した大型トラックが荷崩れを起こし、交差点に金属板などが散乱した。
警察によると、トラックは工事用の足場に使われる建設資材を運んでいて、発進したときの反動で積荷が落下したという。
出典
『東京・日本橋の交差点でトラック荷崩れ、金属板散乱』
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180830-00000060-jnn-soci
(ブログ者コメント)
現場は日本橋三越そばの大きな交差点。
NHKの映像から推察すると、組み立て式足場を荷台に3ブロックに分けて積んでいたが、その最後尾のブロックの足場が崩れて落下した模様。
2018年8月20日11時11分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、カゴ車の写真とともにネット配信されていた。
ネット通販の普及などで、全国で取り扱われた宅配個数は2016年度、40億個の大台を突破した。
多忙を極める物流の現場では、効率よく大量の荷物を運べる格子状の台車、通称「カゴ車」が活用されている。
しかし、死傷事故も起きており、労働局や専門家は、使用上の注意を呼びかけている。
「もうこんな仕事は辞めて、トラックから降りたい」。
千葉県に住む女性(47)は、宅配便大手の協力会社の運転手だった夫(当時51歳)が漏らした言葉を思い出すたび、悔しさがこみ上げてくるという。
夫は昨年3月、東京都内の集配センター付近で、カゴ車の下敷きになり、死亡した。
大手通販サイトの荷物を扱うことが多く、その日も飲料水の段ボールがうずたかく積み上がる状態だったという。
女性の夫は、荷物が満載のカゴ車をトラックで別の拠点に運ぶ業務を担当。
一人で搬入作業をしていたが、何らかの影響でカゴ車のバランスが崩れた。
カゴ車の正式名称はロールボックスパレット。
荷物を効率的に運ぶことができ、物流ネットワークの現場で欠かせない資材だ。
荷物を満載すると、高さ2m以上、重量は500~600kgになるとされる。
視界が遮られた状態で動かす作業が求められるが、不慣れな使用実態もあるという。
全国の陸上貨物運送事業(陸運業)の労災事故は昨年、1万4706件で、16年ぶりの高水準を記録した。
神奈川労働局の管内は、9年ぶりに900件を超えた。
同局は今年3月、物流大手の県内支社に、局長名で要請文を出した。
神奈川県内の事故のうち、大手が占める割合が上昇していることから、その抑制を求める内容の要請文で、その中でカゴ車の労災防止対策についても、「抜本的な見直し」を促した。
カゴ車を含む「人力運搬機」による労災事故は、昨年、全産業で4300件近く発生し、10年間で800件ほど増えた。
だが、カゴ車は統一された名称がなく、国の労災統計にも区分がないため、正確な事故の実態は把握されていない。
労働安全衛生総合研究所は、06年に起きた休業4日以上の労災から抽出調査を実施し、陸運業を中心に年間で1115件が、カゴ車が絡む労災事故にあったと推計した。
同研究所研究員の大西明宏さんは、「適切な使い方が社内で教育されているか疑問だ」と語る。
事故は、倒壊や手足を挟まれる事例が目立ち、調査では作業経験1年未満の労働者の労災が半数近くを占めた。
大西さんは、「歩道などの僅かな段差や傾斜も危険だが、最近は小型スーパーなど、荷さばき場が狭い現場などが多く、改善が必要」と話す。
同研究所と厚労省は、全国の労働者向けに「労災防止マニュアル」を作成。
作業時にヘルメットや手袋、安全靴の着用を義務付けて、段差や傾斜に細心の注意を払うよう呼びかける。
「押し」「引き」「よこ流し」といった操作方法も、細かい解説をつけた。
「いつか(荷物に)つぶされるかもしれない」。
子どもの学費のために数年前ほど前から働き始めたが、女性の夫はそう不安をうち明けることもあったという。
女性は、再発防止の徹底を願っている。
出典
『カゴ車 宅配急増の裏で労災事故年間1000件以上』
https://mainichi.jp/articles/20180820/k00/00e/040/195000c
(ブログ者コメント)
厚労省のHPに「労災防止マニュアル」が掲載されていた。
『ロールボックスパレット使用時の労働災害防止マニュアル ~安全に作業するための8つのルール~』
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000098500.html
2018年8月1日13時37分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道路にある落下物を巡って車が火災を起こす事故が、全国で後を絶たない。
大阪市内の市道で今年4月、タクシーが路上に落ちていたガソリン携行缶を引きずって炎上。
岩手県北上市でも、6人が死傷する同様の事故があった。
全国の主な国道や高速道路では、年間70万件を超える落下物が見つかっており、国はドライバーに注意を呼びかけている。
大阪府警天満署によると、4月26日未明、大阪市北区天神橋1で発生。
数分前にトラックの荷台から落ちたガソリン携行缶を後続のタクシーが約40m引きずって炎上。
約40分後に消し止められ、けが人はいなかった。
摩擦による火花がガソリンに引火したとみられる。
毎日新聞は、タクシーの後ろを走行していた20代の女性から、車のドライブレコーダーを入手。
タクシーの真下で火花が散り始めた約5秒後、爆発したように炎が広がり、女性が「逃げて」と叫ぶ様子が記録されていた。
女性によると、急停止したタクシーから、運転手と乗客2人が炎をくぐり抜けるようにして脱出。
女性は、「黒煙が上がり、一歩間違えれば大事故だった」と声を震わせた。
同署は、防犯カメラなどから、携行缶を落としたトラックの男性運転手(39)を特定。
5月21日、道交法違反の疑いで、反則金7000円の交通反則切符(青切符)を交付した。
ガソリンは工事現場の照明用で、男性は勤務先に戻る途中だった。
岩手県北上市の東北自動車道で2014年、路上にあった金属部品が通行車両のガソリンタンクに刺さって炎上。
4人が死亡、2人がけがをした。
徳島市の国道でも今年3月、タクシーが路上のマットレスを約1km引きずって炎上した。
マットレスのバネが摩擦で燃えたとみられるが、落とし主は不明のままだ。
国交省によると16年度、国が管理する国道で44万3000件、高速道路で31万4000件の落下物が見つかった。
積み荷を覆うシートや建設資材、車の部品などが多いという。
同省は昨年末、「落下物は重大事故のもと」と記したポスターを、全国のサービスエリアなどに掲示した。
道交法では、落下物に対する運転者の罰則を、一般道は5万円以下の罰金、高速道路は3カ月以下の懲役などと定める。
死傷事故を起こした場合は、自動車運転処罰法違反罪(過失運転致死傷)で7年以下の懲役などに問われる可能性もある。
大阪府警幹部は、「路上の落下物を引きずるだけで火花が出て、車両火災や事故につながることもあるので注意してほしい」と呼びかけている。
出典
『道路事故 落下物でタクシー炎上も 国が注意呼びかけ』
https://mainichi.jp/articles/20180801/k00/00e/040/238000c
(ブログ者コメント)
〇事故の映像はユーチューブにも投稿されている。
『落下物でタクシー炎上も 国が注意呼びかけ(毎日新聞)』
https://www.youtube.com/watch?v=_hrsP9nx0C4
〇北上市の事例は本ブログでも紹介スミ。
2017年5月5日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正4として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7070/
(2018年6月14日 修正4 ;追記)
2018年6月7日23時0分にNHK福井から、正しい運転を指導しなかったとして社長に禁固2年が求刑されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月9日17時0分に福井新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死の罪に問われている製材会社の社長の裁判が福井地裁で開かれ、検察側は「正しい積載方法を指導しなかったことが事故につながった」として、禁錮2年を求刑した。
起訴状によると、H被告は元従業員らとトラック荷台に結束バンドで縛られた角材束8体をロープで固定する際、
▽荷台前方に付ける
▽2段目以上の角材束には2カ所以上にロープをかけ固定する
▽ロープと角材の間に緩衝材を挟む
など、適切な落下防止措置を講じないまま、元従業員にトラックの運転を命じた過失があるとされる。
7日に開かれた裁判で検察側は、「トラックにはふぞろいな角材の束が積まれ、積み荷が落下することは容易に予測できた。元運転手は積み荷を積載、運搬する経験に乏しかったのに、被告が十分な指示を与えず、確認も怠っていた」として、禁錮2年を求めた。
これに対し弁護側は、「ふだんから元運転手には積載方法について指導していた。元運転手のスピード超過や急ブレーキなどが事故の原因で、通常の運転をしていれば積み荷の落下は起きなかった」として、無罪を主張した。
この事故をめぐっては、トラックを運転していた元運転手が過失運転致死の罪に問われ、すでに執行猶予付きの有罪判決が確定している。
出典
『落下物事故 社長に禁錮2年求刑』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054528111.html
『角材落下死亡、経営者に禁錮求刑 福井地裁、弁護側は無罪主張』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/496995
(2018年7月19日 修正5 ;追記)
2018年7月18日7時20分に福井新聞から、社長に執行猶予付きの有罪判決が下ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
判決公判が7月17日、福井地裁であった。
渡邉裁判長は、適切な落下防止措置を講じないまま元従業員にトラックの運転を命じた過失があるとして、製材所経営者(62)に禁錮2年、執行猶予4年(求刑禁錮2年)を言い渡した。
判決理由で渡邉裁判長は、経験の浅い元従業員にふぞろいな角材束8体を運搬させる際、被告は落下防止措置が十分かどうかを検討し指示しなければならなかったと指摘。
「何ら落ち度のない被害者を死亡させた被告人の過失は重い」と述べた。
「事故は想定外の運転が原因だった」などとする弁護側の無罪主張に対しては、運転は通常想定される範囲内だったと退けた。
一方で渡邉裁判長は、福井県内の製材業界では、事故以前、積み荷の適切な落下防止措置が十分浸透していたとはいえないとし、執行猶予付きの判決とした。
出典
『角材落下死亡、経営者に有罪判決 業務上過失致死で福井地裁』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/623516
(2018年9月13日 修正6 ;追記)
2018年9月7日20時13分にNHK福井から、K製材所の建設業許可が取り消されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井地裁は今年7月、製材所の62歳の社長に業務上過失致死の罪で禁錮2年、執行猶予4年の判決を言い渡し、その後、刑が確定した。
これを受けて県は、建設業法の規定に基づいて、7日付けで「K製材所」の建設業の許可を取り消す処分を行った。
出典
『落下物事故 建設業許可取り消し』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20180907/3050000294.html
2018年5月11日7時7分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後10時半ごろ、神奈川県松田町松田惣領の国道で、大型トレーラーの運転手から「積み荷のタイヤを落としてしまい、道路をふさいでしまった」と警察に通報があった。
落下したのは新東名高速道路の工事現場で使用した重機のタイヤで、国道上には直径2.5m、幅1mのタイヤが4本落下し、道路をふさいだ。
タイヤの重さは合わせておよそ30トンに上るということで、落下の衝撃で近くの案内標識が倒れるなどしたが、この落下によるけが人はいなかった。
警察によると、現場は右カーブになっていて、大型トレーラーの積み荷のワイヤーが切れたとみられるという。
現場は国道246号線と国道255号線が交わる交差点付近で、撤去作業が難航したため、現場付近では午前6時半ごろまでのおよそ8時間にわたって通行止めが続いた。
出典
『巨大タイヤ落下 8時間通行止め』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180511/1050002536.html
5月12日2時0分に神奈川新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、大型トレーラーが右カーブを曲がる際に、タイヤを固定していたワイヤが切れ、積んでいた全4本が落下したとみられる。
タイヤは、大型クレーンが向きを変える際に使われるもの。
出典
『巨大タイヤ落下、8時間通行止め 松田の国道246号』
https://www.kanaloco.jp/article/33069 7/
2018年4月20日17時28分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日正午すぎ、埼玉県所沢市くすのき台の市道で「道路上の車が燃えて、建物に燃え移りそうだ」と、近くに住む人から消防に通報があった。
火は、およそ50分後に消し止められたが、作業用トラックが全焼したほか、道路脇の薬局やクリニックなどが入ったビル2棟に火が燃え移り、壁の一部が焼けた。
けが人はいなかった。
警察によると、トラックは道路に白いラインを引くための作業車で、荷台にはプロパンガス8本が積まれていたという。
現場は、所沢駅から南東に200mほどのビルやマンションが建ち並ぶ地域で、トラックを運転していた46歳の男性は「運転中に通行人から指摘を受けて確認したところ、荷台から火が出ていた」と話しているという。
警察は、何らかの理由で荷台から火が出てプロパンガスに引火し火が燃え広がったとみて調べている。
正午すぎ、所沢駅近くの路上でトラックが燃えている様子を視聴者が撮影した映像では、トラックが激しく燃えていて、炎は隣のビルに燃え移り、黒い煙が3階建てのビルの高さまで上がっている様子が分かる。
消防隊員が消火に当たっている中、「ボン」という大きな爆発音が鳴っているのも確認できる。
映像を撮影した男性は、「ガス管が燃えていたのか、バーナーのように火が車から近くの建物に吹きつけ、ところどころで爆発音もしていた」と話していた。
近くで仕事をしていた30代の会社員の男性は、「ドーン、ドーンと突き上げてくるような爆発音が聞こえました。窓を開けたら炎が見えたので大変なことが起きていると思いました。隣のビルの3階の窓に届くぐらい炎が燃え上がり、とても怖かったです」と話していた。
出典
『トラックから火 ビルにも延焼』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20180420/1100002078.html
4月20日16時18分にTBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
激しく炎をあげる車。
午後0時すぎ、埼玉県所沢市で、近所に住む女性から「車両が燃えている」と119番通報があった。
警察などが駆けつけると、アスファルトに白線などを引くニーダー車と呼ばれる車が燃えていて、消防車など15台が出動し、火はおよそ1時間後に消し止められた。
この火事で、隣接するマンションの壁などがこげたということだが、けが人はいなかった。
警察が出火の原因を調べている。
出典
『埼玉・所沢市で車両火災、警察が出火原因を捜査』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3347681.html
2018年4月20時31分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後1時20分ごろ、軽井沢町長倉の県道で上田市の67歳の男性が運転するトラックの荷台から落ちたはしごが、近くの歩道を歩いていた73歳の女性の足にあたった。
警察によると、女性は町内の病院に運ばれたが、左足を骨折する大けがだという。
警察によると、落ちたはしごは長さ4mほどのアルミ製で、トラックの荷台に固定されていなかったとみられるという。
トラックを運転していた男性は仕事先に移動する途中だったということで、警察は、はしごの積み方に問題がなかったか詳しく調べている。
出典
『車からはしご落下し女性大けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180403/1010002733.html
2018年3月12日21時59分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転中の大型トラックからスペアタイヤを落下させ、後続車の運転手らにけがをさせたとして、石川県警寺井署は12日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、トラックの20代の男性運転手=福井市=を書類送検した。
また同日、運行前の点呼時に落下防止措置の指示を怠ったり、昨年8月の車検時にタイヤをつなぎ留めるチェーンの腐食を見落としたりしたとして、いずれも業務上過失傷害の疑いで、男性運転手が勤務する運送会社の40代の男性運行管理者と、自動車整備工場の男性従業員3人も書類送検した。
男性運転手の書類送検容疑は、昨年11月3日夜、石川県能美市の県道で、車体下に取り付けたスペアタイヤを落下させ、後続車4台を次々に衝突させて20~40代の男女3人に軽傷を負わせた疑い。
同署は、チェーンの腐食が落下の原因としている。
男性運転手は落下に気付かずそのまま走り去ったが、同署は付近の防犯カメラの映像からトラックを特定した。
出典
『トラックからタイヤ落下させた疑い、後続車4台に衝突 運転手ら書類送検』
http://www.sankei.com/west/news/180312/wst1803120068-n1.html
(ブログ者コメント)
同じような事故は2017年10月に津山市の中国自動車でも起きている。
2017年10月24日掲載
2017年10月18日 岡山県津山市の中国自動車道で夜間雨天時、落ちていた大型タイヤに乗り上げ非常駐車帯に避難中、後続トレーラーも乗り上げ突っ込んできて2人死亡
(第1報1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7699/
2018年2月26日21時33分に朝日新聞から、写真と折れ線グラフ付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大型トラックやバスのタイヤが走行中に外れる事故がこの5年で5倍超に急増していることが、国交省の調査でわかった。
冬タイヤの交換などでボルトの締め付けが不適切なケースが目立つ。
重さ100kg超のタイヤもあり、ぶつかれば被害は深刻。
事故多発の背景には、運送業界の人手不足も指摘されている。
国交省の集計によると、8トン以上のトラック、または定員30人以上のバスのタイヤが走行中に外れる事故は、2016年度、56件にのぼった。
00年代前半に三菱自動車製の大型トラックの前輪と車軸を結ぶ部品「ハブ」で破断や亀裂が相次いだ問題が発覚後、減少傾向にあったが、11件だった11年度からは増加傾向に転じ、5年間で5倍超まで増えた。
昨年は、岡山県の高速道路でトラックのスペアタイヤが落下し、母と娘が死亡した事故が注目された。
ただ、大型車のスペアタイヤ落下は16年度までの5年間で計4件で、使用中のタイヤ脱落の方が圧倒的に多い。
三菱自動車製車両の問題では、1983年からハブのリコールを届け出た2004年までの約20年間に52件の脱落などの事故があったが、16年度は、それを1年間で超える規模の脱落が起きたことになる。
大型車のタイヤは、直径1m、重さは100kgにもなる。
高速で転がって直撃すれば、被害は甚大だ。
17年3月には京都府宇治市で、走行中の大型トラックから左後輪が外れて約400m転がり、信号待ち中の軽乗用車に衝突して運転者がけがをした。
同年1月には新潟市で、走行中のトレーラーの左後輪が外れて対向車線の軽乗用車に当たり、けが人が出た。
犠牲者も出ている。
04年には北海道江差町で、ダンプから外れたタイヤが直撃し、男児(当時3)が死亡した。
00年にも北海道で、トレーラーのタイヤが外れて対向の乗用車に当たって、運転者が亡くなった。
なぜ、外れるのか。
国交省の調査によると、16年度の56件の7割超が、冬のタイヤ交換など車輪脱から2カ月以内に発生している。
東北や北信越など雪が多い地方に集中。
時期は冬から春にかけてが多く、16年度までの15年間でみると、2月が最も多かった。
原因の8割は作業ミスと推定される。
ボルトを規定値よりも強く締め付けたり、逆に締め付ける力が足りなかったりしてボルトなどが破断するケースが多く、「ずさんな作業が増えている可能性がある」(国交省関係者)という。
ある省関係者は、「人手不足にあえぐ業界の余裕のなさも背景では」と指摘する。
国交省などが15年に、全国1252の運送事業者に行った調査では、68.8%の事業者がドライバーが「不足している」と回答。
休日出勤や時間外勤務でしのぐなど、現場に余裕がなくなっている実態がある。
同省自動車局は、「タイヤ交換に特別な資格は不要だが、正しく脱着する知識や能力を持たない人がタイヤを交換している可能性もある」とみる。
国交省は、冬用タイヤを取り外す機会が増える春に向け、正しい方法で取り付けるよう業界に厳しく求めていく方針という。
一般の乗用車のタイヤ脱落事案の情報はないという。
出典
『冬タイヤへの交換要注意 大型車、走行中の脱落5倍に』
https://www.asahi.com/articles/ASL284R94L28UTIL01T.html
(ブログ者コメント)
走行中にトラックやバスのタイヤが外れた事例は、本ブログでも何件か紹介スミ。
2017年8月13日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7459/
(2018年3月5日 修正1 ;追記)
2018年2月23日13時7分に産経新聞から、ガスボンベは固定されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警視庁生活環境課は23日、ボンベを車で運搬する際に必要な安全措置を取っていなかったとして、高圧ガス保安法違反の疑いで、車を運転していた食品卸売販売会社の男性取締役(42)=川崎市=を書類送検した。
同課によると、取締役は副業として祭りなどでの屋台出店を行っており、事故当時は埼玉県朝霞市内での出店を終えて移動中だった。
送検容疑は29年8月6日午後9時55分ごろ、車でボンベを運搬する際に、ガスの入ったボンベ4本を倒れないように固定したり、火災発生に備えて消火器を積んだりしなかったなどとしている。
取締役は座席の間にボンベを置き、上にごみを置いていた。
容疑を認めており、「他の荷物で動かないようにすれば大丈夫だと思った」などと説明しているという。
この事故で、取締役と助手席に乗っていた男性アルバイト(41)が軽いやけどを負い、近隣の住宅の窓ガラスが割れるなどの被害が発生した。
出典
『東京・練馬の車両爆発火災 ガスボンベ違法運搬容疑で会社取締役逮捕』
http://www.sankei.com/affairs/news/180223/afr1802230023-n1.html
2月24日付で朝日新聞東京南部版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
車には、重さ8~10kgのガスボンベ計8本や、機材などが積まれていた。
着火原因は特定できなかった。
(ブログ者コメント)
ボンベが固定されていなかったことが重点的に報じられていることから考えると、振動などでバルブが緩み・・・といったことだったのかもしれない。
2018年1月16日16時53分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月17日付で朝日新聞神戸版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後1時50分ごろ、神戸市西区岩岡町岩岡で軽トラックと軽乗用車が接触し、後方を走っていたトレーラーが急停止した際、積んでいた過酸化水素水が路上に漏れ出た。
コンテナ内のタンクが倒れ、液が漏れ出したとみられる。
消防や専門業者が処理にあたった。
警察は、兵庫県稲美町の印南西場交差点~同市西区岩岡町の上岩岡交差点の約1.2kmと、同町の上岩岡北交差点~同町の秋田交差点の約2.2kmを通行止めしている。
警察によると、過酸化水素水は濃度によっては劇物になるが、トレーラーに積まれていた過酸化水素水の危険性は不明。
午後4時現在、けが人や周辺住民から健康被害の報告はないという。
出典
『接触事故でトレーラーから過酸化水素水 2・2キロ通行止め 神戸』
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20180116017
(ブログ者コメント)
神戸新聞には、牽引されているコンテナ2両のうち、前側のコンテナの扉が開いている写真が掲載されている。
2018年1月17日12時20分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後2時半ごろ、大阪府東大阪市東鴻池町5丁目の府道で、走行中だったトラックの荷台の扉が開き、路側帯を歩いていた市内の男性に接触した。
男性は頭や胸の骨を折る重傷。
トラックは走り去り、警察は道交法違反(ひき逃げ)事件として捜査している。
警察によると、現場は歩道のない片側1車線。
男性から見て左側をトラックが通り抜ける際に、突然、荷台の後部扉が開いた。
付近の防犯カメラには扉が繰り返し開いたり閉まったりする様子が写っており、閉め忘れとみられる。
事故を目撃した女性が110番し、男性は病院に搬送された。
出典
『走行中のトラックの扉が突然開き…歩行者骨折の重傷、ひき逃げ疑いで捜査
東大阪』
http://www.sankei.com/west/news/180117/wst1801170042-n1.html
1月17日8時49分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、目撃者の話から、事故を起こしたのは中型トラックで、後ろの扉を開けたまま走ってきて歩行者の男性の脇を通り過ぎた際に扉が男性にあたったが、そのまま走り去ったという。
警察は、トラックが扉を閉め忘れたまま走って事故を起こしたものと見て、ひき逃げ重傷事件として行方を捜査している。
出典
『トラックの扉があたり男性大けが』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180117/4443071.html
1月17日19時32分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警河内署は17日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の容疑で、兵庫県川西市のトラック運転手、O容疑者(47)を逮捕した。
「事故を起こしたことに気がつかなかった」と、否認しているという。
逮捕容疑は16日午後2時半ごろ、同府東大阪市東鴻池町の府道で、8トントラックを運転中に荷台の後ろ扉が開き、路側帯を歩いていた市内の男性(75)に当てて頭部骨折の重傷を負わせ、そのまま逃走したとしている。
同署によると、荷台扉は数100m手前から開閉していたとみられる。
O容疑者は事故後、現場の数10m先で一度停車し、扉を閉じて立ち去った。
通行人の通報を受けた同署が、防犯カメラでトラックを特定したという。
出典
『トラックの荷台扉開き、通行人に当てて逃走 容疑で47歳運転手を逮捕』
http://www.sankei.com/west/news/180117/wst1801170076-n1.html
(ブログ者コメント)
どのテレビ局だったか、「扉を閉めた際にロックしなかった・・・?」などとコメントしていた。
2017年12月13日17時38分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月13日19時30分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後0時半ごろ、神戸市東灘区魚崎西町の岸壁で、通りかかった人から「タンクローリーが海に転落した」と警察に通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、前の部分が海に沈んだ状態のタンクローリーが見つかり、車内から見つかった大阪・西淀川区の運転手(男性、68歳)が死亡した。
警察によると、現場近くの防犯カメラには、海から20mほど離れた場所に止まっていたタンクローリーがゆっくりと前に進み、岸壁から転落する様子が映っていたという。
現場は海に向かって緩やかな傾斜になっていて、男性は近くのタンクから食用油を積み込む作業をしたあと、後部座席で休憩中だったとみられるという。
警察は、サイドブレーキの引き忘れが転落の原因ではないかとみて調べている。
出典
『タンクローリー海に転落1人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023560591.html
『タンクローリー海に転落、運転手死亡 神戸』
http://www.news24.jp/articles/2017/12/13/07380434.html
(ブログ者コメント)
報道された写真などによれば、ローリーは右側後部のタイヤ1本が岸壁の車止めに引っ掛かる形で宙づりとなっていた。
運転席は水没状態。
2017年12月13日10時57分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前1時15分ごろ、群馬県渋川市赤城町勝保沢の関越自動車道上り線で、大型トラックが落ちていたタイヤに乗り上げて中央分離帯に衝突し、積み荷の水酸化ナトリウムが入ったポリタンク約500個が上下線に散乱した。
けが人はなかった。
県警高速隊によると、落ちていたタイヤは、この事故の直前、乗用車に追突された別のトラックから外れたスペアタイヤだったとみられる。
散乱したポリタンクの撤去などのため、渋川伊香保インターチェンジ(IC)~赤城IC間などで上下線が約8時間通行止めになった。
出典
『関越道事故でポリタンク散乱 トラック衝突、群馬・渋川』
http://www.sankei.com/affairs/news/171213/afr1712130005-n1.html
12月13日14時47分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前1時15分ごろ、群馬県渋川市赤城町勝保沢の関越自動車道上り線で、車やトラック計5台が絡む事故があり、このうち1台の大型トラックに積まれていたポリタンクに入っていた劇物の水酸化ナトリウムが上下線の約300mにわたって路上に漏れた。
事故による死傷者はいなかったが、下り線の車から降りてタンクを片付けようとしていた通行中の男性(32)が水酸化ナトリウムに触れて手足に軽傷を負った。
警察によると、走行車線を走っていた乗用車が大型トラックに追突し、大型トラックの底部からスペアタイヤが落下。
後続の別の大型トラックが、このタイヤを避けようとして中央分離帯に衝突し、荷台が破損。
荷台に積まれていた水酸化ナトリウム入りのポリタンク約500個のほぼすべてが路上に落下し、ポリタンクに後続の別の乗用車と大型トラックの計2台が次々とぶつかった。
出典
『関越道 車5台絡む事故 路上に劇物流出、1人けが 群馬』
https://mainichi.jp/articles/20171213/k00/00e/040/264000c
(2018年1月6日 修正1 ;追記)
2018年1月5日12時15分に産経新聞から、追突した乗用車の運転手から覚せい剤反応が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県警高速隊は4日、道交法違反(危険防止措置義務・事故不申告)の疑いで、前橋市高井町のとび職、Y被告(32)=覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴=を逮捕した。
容疑を認め、「事故でパニックになって逃げた」などと供述している。
Y容疑者は、乗用車を運転しトラックに追突した後、車両を放置したまま逃走していた。
同日午前6時ごろ、知人に付き添われて渋川署に出頭。
同署で任意の尿検査を行ったところ、覚醒剤の陽性反応が出たため、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。
出典
『劇物散乱の多重事故 逃走の男を逮捕 県警高速隊』
http://www.sankei.com/affairs/news/180105/afr1801050012-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。