







2024年6月27日6時2分にYAHOOニュース(青森テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日朝、青森市の八甲田山系で80代の女性がクマに襲われ死亡しました。
この時に、女性が襲われた現場で救出作業に当たったのが青森県猟友会に所属する「ハンター」です。
【写真を見る】クマに襲われ女性死亡… 25日の事案の詳細を読む
※25日の事案の詳細については写真リンクよりご確認いただけます。
25日の捜索に出動したハンターは、「音を鳴らせばクマが離れる」というクマの習性を過信しないよう、警鐘を鳴らします。
■捜索に出動したハンターたち
25日の捜索に出動したのは県猟友会東青支部のハンターたちです。
秋田県鹿角市で5月に捜索隊が襲われたこともあり、当初は捜索が難航することも懸念されましたが、捜索開始からわずか1時間で救出を完了しました。
その任務に副支部長としてあたったのが、小野さんです。
小野さんたちの依頼内容は捜索隊の警護でした―。
■「クマは餌に対してしつこいので絶対に離れない」
小野さん:
「秋田でも、そういうこと(警察官が襲われる)があったし、猟友会が持っている銃と弾は、クマ対応のものもあるので、それで追い払いをお願いしたいと(依頼があった)。
クマは餌に対してしつこいので、絶対に離れない。
絶対にクマにそばにいるということで、そういう(捜索隊の)編成になった」
■現場には「倒れている女性」と「クマ」…
捜索隊が到着すると、実際に現場にはクマがいたといいます。
また、女性が倒れていた周辺には「爆竹のから」や「スピーカーのようなもの」といった音の鳴るものがあったということです。
■「音はしてたんだけど全くクマ除けになってなかった」
小野さん :
「音はしてたんだけど、全くクマ除けになってなかった。
私が思うに、クマを引き寄せるような効果があったのではないかと。
鈴、ありますよね。あれも今、あんまり効かないと思います。
かえって寄ってくるんじゃないかな。今のクマは―。」
クマは、捜索隊が到着しても10分ほどの間、逃げるそぶりを見せなかったということです。
これまで、人の気配や音を出すとクマはその場を離れると考えられていましたが、小野さんはクマの習性が変わった可能性があると警鐘をならします。
■「クマの習性が変わった可能性」ハンターが警鐘
小野さん :
「音が鳴ったら近くに人間がいるので、もしかしたら餌を持っていると。
学習能力がすごい高いんですよ。クマは。
そういうクマに対しては、捕獲するか射殺するかしないと、遺伝子が残ってしまう。
そのクマの『人間は怖くないんだ』という…」
https://news.yahoo.co.jp/articles/244f78d2d01dd98f94aa27f4f6c354a6549b2f7a
6月27日8時3分にYAHOOニュース(現代ビジネス)からは、クマの被害や目撃情報が増加している背景としては、山村地域の過疎化や地球温暖化などによる個体数の増加が考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月、秋田県鹿角市で警察官2人を含む3人がクマに襲われ、死傷したという報道がされた。
秋田県内では、去年、クマによる人身被害の数が70件にものぼっており、今回の事故を受けて、クマ被害には見舞金の支給を検討していると県議会が発表した。
全国的に見ても、増加するクマ被害や目撃例。
その背景に、山や里山の生態系に変化が生じている事情があるという。
・・・
クマが生息するような山林で40年にもわたって頻繁に調査研究活動を続けている生態学者であるA氏は、クマ被害が増加した要因を次のように解説する。
「近年、クマの活動範囲が急速に広がっており、そのことが近年のクマ被害の増加をもたらしているのは間違いないでしょう。
活動範囲が広がった要因の一つとして、クマの個体数が急激に増えたことが考えられます。」
個体数が増えた背景には、山村地域の過疎・人手不足の問題が関わっているという。
「山村の過疎が進んだために、クマを狩ってくれる人の数が減ったことが、クマの個体数増加や活動範囲の抑止力を弱めた可能性があります。
過疎が進むと、耕作地や果樹が放棄され、それらが人里に降りてきたクマの食糧源になっている可能性もあります。
他にも、温暖化の影響で、冬が暖かくなっているというのもあります。
厳しい冬はクマの個体数を抑止している可能性が高いです。
厳しい冬を迎えると十分な餌をとるのに苦労し、無事に冬をこす個体も減るでしょう。
でも、雪の量が減り、積雪日数が減ってくると、越冬に備えて十分な餌をとることができるというわけです」
・・・
クマの活動範囲が拡大したことで、人里に出ることが増えるうちに、農作物やゴミ捨て場などを漁ることも増えているようで、その間に、一部の個体は、『人は怖くない』と学習している可能性があります。
15年くらい前までは、クマが生息する地域の山林に入るとき、クマよけの鈴をもっていけば大丈夫と、安心していました。
しかし、人を恐れないクマの振る舞いがあちこちで確認されるようになり、最近は、クマよけの鈴をならしながら歩いても、本当に効果があるのか不安に思うようになりました。」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bbd98d6b46d043997cbdb5ac2deb57ae55cdcb7
6月27日19時4分に毎日新聞からは、現場周辺では21日と22日にも襲われる事案があった、同じクマか?25日の事案は女性が持っていたタケノコを自分の餌と認識し守った可能性がある、しかし人が持っている食べ物を奪おうとするクマはごく一部など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
市などによると、25日に亡くなった同県むつ市の女性はタケノコ採りをしていたといい、救出時に多数の外傷が確認された。
事故現場周辺では他にも人身被害などが相次ぐ。
21日にもタケノコ採りの女性がクマに襲われて大けがをした。
また22日には持参した食料を奪われ、追いかけられる事案もあった。
県は25日、県内全域に出していた「ツキノワグマ出没注意報」を警報に引き上げた。
現場から約2キロの距離に位置する酸ケ湯温泉旅館は26日、管理するキャンプ場の閉鎖に初めて踏み切った。
畑田支配人は、「人を襲ったクマはまた人を襲う恐れがあり、まだ駆除されていないことから、営業を続けていくのは危険と判断した。ショックだし、残念です」と話した。
・・・
大西尚樹・森林総合研究所動物生態遺伝チーム長の話:
「八甲田山系の近いエリアで相次いで人が襲われていることから、今回の3件は同じクマによる被害の可能性が高い。
25日に襲われ亡くなった女性の救助活動にかかわった猟友会のハンターによると、クマは女性の近くにずっといて逃げなかったという。
クマは自分の餌と認識すると、他に取られないように守る習性がある。
女性がタケノコなどの食べ物を持っていたとすれば、それを狙ったのかもしれない。
大人の雄グマは1日数キロ歩く。
このクマが駆除されたことが確認できない限り、このエリアに立ち入ってはならない。
今は繁殖時期で、雄が交尾のために動き回っており、遭遇する確率が高い。
クマは、基本的には人間を恐れている。
人を襲うという発想はそもそもないが、何かをきっかけに人が持っている食べ物を奪いとることを学習する。
ただ、そういったクマは全体のごく一部だ。
今回の現場付近以外での山の活動では、鈴やラジオなどを使って音を出し人の存在をクマに気付かせることや、クマよけのスプレーを携行する、ヘルメットをかぶるなどの対策が有効だ。
https://mainichi.jp/articles/20240627/k00/00m/040/248000c
2024年6月23日12時2分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
インドのガソリンスタンドで11日、給油中のバイクが炎上する事故が発生した。
男性は燃え続けるバイクを押して移動させ、従業員が消火器で火を消し、けが人はいなかった。
スマートフォンの電磁波から引火し、火災が発生したという。
【画像】インドのガソリンスタンドで給油中のバイクが突然火を噴いた瞬間
■バイクから突然…炎が上がる
インドのガソリンスタンドで11日、思いもよらぬことが原因となり、給油中のバイクが突然火を噴いた。
ガソリンを入れるため、スタンドに止まったバイクが、タンクにノズルを突っ込み、給油を開始した瞬間、バイクが炎上。
バイクに乗っていた男性は、燃え続けるバイクを押して移動させるが、ノズルの先端からも炎が上がっている。
従業員は、ノズルの先端の炎を消火器で消すと、バイクを追いかけ、消火器を噴射した。
他のトラックや、貯蔵タンクに火が移ってしまうと、大爆発を引き起こす恐れもあるため、炎をまとったバイクに、スタンド中が大騒ぎになった。
その後、バイクの消火に成功し、けが人はいなかった。
■着信した際の電磁波で引火か
給油中のバイクから火が出た原因とみられるのは、男性が胸ポケットから取り出したスマートフォンだった。
男性がスマートフォンを取り出した瞬間に、炎が上がっており、現地メディアによると、メッセージを着信した際の電磁波で、ガソリンに火が付いた可能性があるという。
給油の際は、十分な注意が必要と呼びかけている。
(「イット!」 6月14日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d5c295883942066fb8c4e909a263a5821066d2d
(ブログ者コメント)
本件、詳細不明ゆえ、なんとも言えないが、本ブログでは以前、わが国で携帯電話による着火源の可能性について実験した結果、一度も着火しなかった、しかし給油所では給油中に注意散漫になることを防止するため携帯電話禁止にしているところが多い、といった情報を紹介している。
2024年6月22日9時0分に北海道文化放送から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
■牧場のウシが逃げた…理由は野犬
北海道東部の別海町の牧場で放牧中のウシが野犬の群れに襲われ、うち4頭が死ぬ被害がありました。
周辺の牧場では5月から野犬の襲撃が相次いでいて、これまでに6頭のウシが死にました。
町はワナを設置するなどし、警戒を続けています。
野犬に襲われたのは別海町上春別地区にある牧場で、6月16日朝、ウシが柵から脱走しているのを牧場関係者が発見しました。
確認したところ、放牧中のウシ78頭が野犬の集団に襲われ、このうち4頭の乳牛が死んでいるのが見つかりました。
ウシは尻や生殖器などをかまれ、柔らかい内臓を食べられていました。
現場にはイヌの足跡が多数残されてていて、7~8匹の野犬の集団に襲われたとみられています。
■5月下旬から現れた野犬の集団
別海町上春別地区では、5月から野犬の集団による被害が相次いでいて、これまでに4箇所の牧場で11頭のウシがかまれ、うち和牛を含む6頭のウシが死んでいます。
「最初はクマかと思ったが、イヌの足跡があった。今までこんなことはなかった」と牧場関係者も驚く、野犬によるウシ襲撃。
■66頭のウシを襲ったOSO18の記憶
北海道東部の牧場では2019年からヒグマの「OSO18」が標茶町や厚岸町の牧場で66頭もの牛を襲撃し「忍者グマ」の異名で恐れられていましたが、2023年にようやく駆除されました。
道東の牧場に平和が戻ったかに見えましたが…。
■ヒグマへの備えに加え 野犬対策も
5月21日、別海町の牧場で子ウシ8頭がヒグマに襲われ、 4頭が死ぬ被害があり、酪農関係者の間で再びクマへの警戒が続いていました。
そんな矢先、すぐ近くの牧場で、今度は野犬による被害が出たのです。
被害の拡大を防ぐため町は、牧場周辺に捕獲のためのワナを設置するとともに毒エサを配置しました。
また人も襲われる可能性があるとして、極力1人で行動せず、車で移動するよう呼び掛けています。
■野犬たちはどうやってウシを襲った?
そもそも、イヌが自分よりも体の大きいウシを襲うことがあるのでしょうか。
実は過去にも野犬の集団がエゾシカを襲う様子が目撃されていました。
2013年、根室市の風蓮湖で、3匹の野犬が湖の中に、シカを引き込もうとしている様子が撮影されました。
1匹が首に、もう1匹が背中に噛みついていて、役割を分担して相手を倒そうしている様子がうかがえます。
■今後どうなる 野犬の集団
野犬が増えると狂犬病なども心配されますが、今後、野犬の集団はどうなっていくのでしょうか。
旭山動物園の元園長で、札幌市円山動物園参与の小菅氏は、人の手を離れたイヌは群れを作り、あっというまに「オオカミ化」してしまうと警告します。
イヌは野生化すると、一頭では生きていけないので群れで暮らし、集団で狩りを行うようになり "オオカミの習性" が蘇ってくるといいます。
小菅氏は、今後、子どもが生まれて野犬の群れが拡大するのを防ぐためにも、全頭捕獲するしか対策はないと断言します。
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=43465
※上記報道と相前後して、香川県では野犬などの殺処分数が2022年度322頭で全国トップだったという報道もあった。
(2024年6月24日7時49分 NHK香川)
環境省のまとめによりますと、2022年度の1年間に香川県内で野犬として保護されたり、飼い主に捨てられたりして保健所に引き取られた犬のうち、新しい飼い主が見つからず、殺処分された犬はあわせて322頭でした。
前の年度と比べて29頭増え、全国の都道府県で最も多くなりました。
また、同じ年度に保健所が引き取った犬の数はあわせて1220頭で、全国で2番目に多くなりました。
香川県は、殺処分された犬の数が2020年度まで8年連続で全国で最も多くなっていましたが、県と高松市が、保健所が引き取った犬や猫を新たな飼い主へ譲渡する拠点施設「さぬき動物愛護センター」を2019年度に整備したこともあり、殺処分の数は減少傾向でした。
香川県は「保護した犬の譲渡だけでなく、保護が必要な犬を減らすために、地域住民と一緒に、野犬や無責任な餌やり行為を防止するパトロールなどにも力を入れていきたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20240624/8030018677.html
また、仙台市では昨年度、109匹の野良ネコが殺処分された、ただ2020年に条例制定後は減少しているなどの報道もあった。
(2024年6月24日19時47分 YAHOOニュース;仙台放送)
飼い主がいないネコの現状と対策についての取材です。
昨年度、仙台市内では飼い主のいないネコが255匹保護されました。
この猫の中には、新しい家族に引き取られるネコもいますが、一方で、半数近くの109匹が殺処分されました。
1匹でも多くの命をつなぐために、模索が続いています。
6月15日、仙台市の動物管理センターで、今年度初めてのネコの譲渡会が開かれました。
・・・
こちらは、過去7年間に、仙台市動物管理センターに保護されたネコの数の推移です。
実は保護されるネコの数は年々減っていて、おととしは250匹と、過去最も少なくなっています。
この背景の1つに、仙台市が定めた条例があります。
仙台市では、誰もがネコと共生できる社会を目指して、2020年4月に条例を制定しています。
条例には、ネコを屋内で飼うことや不妊去勢手術をするといった、飼い主の責任などが定められています。
仙台市動物管理センター アニパル仙台 釜谷所長 :
「条例ができて、市民の意識も高まってきているっていうのと、飼い主への適正な飼育の啓発をして、さらに減少に繋がっていると思っています」
一方、こちらは保護されたネコのうち、譲渡されたネコの数です。
割合でみると、ほぼ横ばいで変わりがないのが現状です。
また、保護されても、大きなケガや病気の場合、譲渡の対象とはならず、処分となってしまいます。
さらに、交通事故などで死んだ飼い主不明のネコは毎年1500匹以上と、処分されるネコの10倍を大きく超えています。
こうしたことから、仙台市の条例では、飼い主の責任だけでなく、飼い主のいないネコへ無責任にエサを与えないなど、一般市民の役割も定めています。
動物管理センターの釜谷所長は、センターとしては保護されるネコの数をゼロに近づけたいと話します。
釜谷所長 :
「すでに飼っていらっしゃる方は、最後まで責任を持って大切に飼っていただきたい。
望まれない命っていうのが、こちらの方に来る数、収容数をゼロに近づけていきたいっていう部分が強い。
それを持って処分も減っていければいい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/269690333d17e33bdd9d8384d39b31c9ab592944
一方、繁殖能力が無くなった小型犬3匹をエサ代がかかるからと殺していた元ブリーダーが逮捕された、始末するのがブリーダーの責任だと話していた、といった趣旨の記事も報じられていた。
(6月27日11時00分 YAHOOニュース;TBS NEWS)
ポメラニアンやトイプードルなど小型犬3匹を生きたまま、ビニール袋に入れて窒息させ、殺したとして、埼玉県の81歳の元ブリーダーの男が逮捕されたことが分かりました。
動物愛護法違反の疑いで逮捕されたのは、埼玉県毛呂山町の元ブリーダー、渡部容疑者(81)です。
捜査関係者によりますと、渡部容疑者は先月6日から12日の間に、自身が経営する毛呂山町の犬の飼育場で、ポメラニアンやトイプードルなど小型犬3匹を殺した疑いがもたれています。
渡部容疑者は、犬が入ったケージごとビニール袋に入れたうえで袋を密封し、長時間放置して、窒息させて殺したということです。
去年8月、この飼育場の事情を知る人物から「渡部容疑者が犬を殺している」、「犬をケージに入れて、そのまま袋に入れ、密封している」と通報があり、事件が発覚しました。
その後、捜査を続けた警察が、先月、家宅捜索を行い、犬の死骸を見つけていました。
殺された犬は、いずれも、ペットショップなどで販売される子犬を産むために飼育され、年齢や体力の低下などで繁殖ができなくなった、いわゆる「繁殖引退犬」とみられています。
渡部容疑者は逮捕前の任意の調べで、「繁殖に使えなくなった犬はもらい手もいないし、エサ代もかかるので始末するのがブリーダーの責任。だから殺した」と話していたということです。
また動機については、「エサ代に困っていたため殺した」と話していたということで、警察は、「繁殖引退犬」の引取先が無く、エサ代など飼育にかかる費用に困って、殺したとみています。
警察は、渡部容疑者が数年前から同様の手口で、ほかにも犬を殺していたとみて、余罪を追及する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0125f08d2e57c2c6c0530ee1d180ca2d8e81a4c
6月27日17時49分にNHK NEWS WEBからは、元ブリーダーの飼育場には他に170匹の犬がいて親族が管理中、県などと連携して引き取り手を探していくなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
元ブリーダーは2017年から子犬を中心に販売していましたが、埼玉県によりますと、犬を飼育するかごの大きさが基準を満たしていないなどの理由で、保健所が去年までに合わせて3回指導し、改善に応じていたということです。
警察が先月、飼育場などを捜索した際、窒息死した3匹の犬とは別に179匹の犬が飼育されていたということです。
警察によりますと、犬はかごに入れて飼育されていて、管理体制に目立った問題点は確認されなかったということですが、このうち17匹は捜索に立ち会った獣医師から何らかの病気にかかっている疑いがあるという指摘を受けて保護し、埼玉県などと連携して治療のうえ、引き取り手を探すということです。
元ブリーダー側から今月24日に保健所に廃業届が提出された際は、およそ170匹の犬が確認され、親族が管理を続けているということです。
残された犬については今後、県や保健所と連携して引き取り手を探していくということです。
埼玉県生活衛生課総務・動物指導担当の佐近さんは、「新たな引き取り手探しを業者に努力してもらっていて、行政も力を貸していく状況だ。新しい飼い主を探すことに県としても最大限努力していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240627/k10014493711000.html
(ブログ者コメント)
以前、本ブログでは、周南市や韓国で多数の野犬が出没し、人に被害が出ているという情報を紹介した。
また、千葉県では行川アイランド閉園時に山に放った?キョンが大繁殖し、茨城県でも目撃されるなどして農業に大きな被害を及ぼしている。
ことほどさように、犬やネコのみならず動物全般、現在飼っている人は勿論のこと、これから飼おうとしている人には、飼った後、手放さなければならない事情が生じた場合に自分はどうするか、どうしなければならないか、その覚悟、責任感をもって飼うようにしてほしいものだ。
換言すれば、最後まで面倒見るという強い責任感をもった人でなければペットを飼う資格はないと考える。
ちなみに埼玉県の元ブリーダー、ブリーダーとしての責任で3匹を殺処分したということだが、屋外に放して野犬化させなかっただけマシと言うのは言い過ぎか・・・?
引き取り手が見つからなかった場合、どうせ、殺処分されるのだから・・・。
2024年6月19日11時5分にYAHOOニュース(共同通信)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
インターネット通販で海外製品を国内向けに販売する事業者に対し、安全管理を担う責任者を国内に配置するよう求める改正消費生活用製品安全法など4法が19日の参院本会議で可決、成立した。
海外製モバイルバッテリーの発火事故などが増えていることへの対応で、国は危険な製品を通販サイトから削除するよう要請できる。
対象は電化製品やガス関連製品など、使い方によっては危険を伴う製品で、安全基準に適合していることを証明する「PSマーク」の表示義務があるものを扱う事業者。
国内の責任者の名前を公表する制度も創設した。
改正法には、子ども向け玩具を対象に、不適合製品の販売を禁止する事前規制も盛り込んだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5be9b9f74174351aa9cecd8fa1a09949836f02f
2024年6月3日17時40分に長野放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2023年9月、長野県軽井沢町で測量現場に向かっていた60代男性作業員がスズメバチに身体を複数箇所刺され、アナフィラキシーショックを発症し死亡する労働災害事故がありました。
小諸労働基準監督所は3日、労働者に適切な保護具を備えなかったとして、会社などを労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、松本市の測量業者と佐久支店の部長です。
小諸労働基準監督所によりますと、2023年9月、軽井沢町で60代男性作業員が測量現場に向かうため、茂みを進んでいたところ、ハチの巣を踏み、クロスズメバチに身体の複数箇所を刺されたことにより、アナフィラキシーショックを発症し、その後、搬送先の病院で死亡する労働災害事故がありました。
労基署は、有害物が皮膚から侵入して、健康被害をおこすおそれのある業務に、労働者を従事させるにあたり、適切な保護具を備えなかった疑いがあるとして、会社と支店の部長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
https://www.nbs-tv.co.jp/news/articles/?cid=18803
6月3日20時58分に信濃毎日新聞からは、動植物との接触が予想された測量現場だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北佐久郡軽井沢町で昨年9月、測量現場で男性がハチに刺されて死亡した事故があり、小諸労基署は3日、労働安全衛生法(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで、測量業のN社(松本市)と同社佐久支店部長の50代男性の書類を地検佐久支部に送った。
動植物との接触が予想された測量現場にもかかわらず、保護具を備えていなかった疑い。
同署によると、作業中だった同社パート従業員の60代男性が茂みの中でクロスズメバチの巣を踏み、複数箇所を刺された。
男性はアナフィラキシーショックとなり、搬送先の病院で数日後に死亡した。
同社は取材に「重く受け止め、再発防止に全力で取り組む」とした。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024060300940
2024年5月22日5時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
21日午前10時45分頃、東京都練馬区石神井町の都道で、「子どもの首が車の窓に挟まり、抜けない」と車を運転していた母親(34)から119番があった。
警視庁幹部によると、後部座席にいた女児(2)が意識不明の状態で救急搬送され、約1時間半後に死亡が確認された。
母親は電動で開閉する「パワーウィンドー」を「後方を確認せずに閉めた」と話しており、警視庁が当時の状況を調べている。
捜査関係者によると、母親が赤信号で停車した際、右後部座席に1人で乗っていた女児に声をかけたが返事がなく、様子を確認したところ、女児の首が窓ガラスに挟まっているのに気付いた。
他に同乗者はいなかった。
母親は、「事故の前に運転席にある窓のスイッチを操作した。換気のため開けていた前後4か所の窓のうち、右後部座席以外を閉めたつもりだったが、後ろを確認していなかった」などと説明しているという。
車はミニバンで、右側の後部座席にはチャイルドシートが設置されていた。
母親は女児がベルトを装着していなかったと話しており、警視庁は女児がチャイルドシートか座席の上に立って窓から顔を出した際、閉まった窓に挟まれた可能性があるとみている。
ミニバンのメーカーによると、同一車種のパワーウィンドーには、窓が閉まる時に異物が挟まると自動停止し、窓が少し開く事故防止機能がある。
ただ、窓が完全に閉まる直前に異物が挟まった場合や、スイッチで窓を閉める操作を続けた時は、この機能が作動しない可能性があるという。
現場は西武池袋線・石神井公園駅から西に約800メートルの住宅街。
事故当時、現場近くで作業をしていた造園業の男性(49)は、母親が車内で「子どもが挟まれた。どうしよう」と取り乱しながら電話している様子を目撃したという。
直後に救急車が到着したといい、男性は「子どもが亡くなったと聞き、本当にかわいそうだ」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240522-OYT1T50009/
5月21日15時2分にNHK首都圏からは、車のパワーウインドウによる事故はこの15年で少なくとも12件あったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
こども家庭庁は、ホームページでハンドブックを公表し子どもの事故を防ぐポイントを紹介しています。
ハンドブックによりますと、パワーウインドーに挟まれる事故は、特に0歳から3歳くらいの子どもに注意が必要だということです。
そのうえで、事故を防ぐ対策として、窓を閉める際には子どもの顔や手が出ていないか、大人が近くで確認しながら操作するよう呼びかけています。
また、子どもが自分で窓を開けたり閉めたりすることができないように、窓をロックする機能の活用も促しています。
車のパワーウインドーでけがをした事故は、この15年間で少なくとも12件にのぼっています。
消費者庁と国民生活センターが管理しているデータベースによりますと、車のパワーウインドーで指や体を挟まれるなどしてけがをしたケースは、今回の事故を除いて2009年9月以降、少なくとも12件にのぼります。
このうち、6割近くの7件は10歳未満の子どもで、2015年には女の子が指を挟まれて切断したほか、2010年には幼児が首を挟まれ意識不明の重体となっています。
JAF=日本自動車連盟は、車のパワーウインドーで挟まれる事故の防止を呼びかけるため、どのくらいの力があるか実験を行い、公開しています。
JAFは、パワーウインドーが閉まる力の強さを検証するため、野菜を使って実験を行いました。
その結果、物が挟まったことを感知する機能がついていないタイプの車では、窓が大根に接触したあとも止まることなく上がり続け、大根を切断して閉まりました。
また、実験では、8歳の男の子に協力してもらい窓に直接手を掛けて閉まるのを止められるか検証しましたが、両手でも無理だったということで、大人でも相当な力が必要だとしています。
JAF東京支部によりますと、こうした事故を防ぐためには、子どもが窓のスイッチを操作できないよう運転席でロックするとともに、6歳未満に義務づけられているチャイルドシートを正しく使用する必要があるということです。
また、親などが運転席に座った状態で後部座席の窓を開け閉めする際は十分に安全確認を行い、「窓を閉めるよ」などと声をかけ注意を促すことが重要だとしています。
JAF東京支部の由水さんは、「パワーウインドーが作動してしまっても手で止めようとせず、慌てずに窓を下げるスイッチを操作することが大切だ。挟み込みを防止する機能が備わっていたとしても、子どもの細い指などは感知されないおそれもあるため、油断せず安全対策を行ってほしい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240521/1000104754.html
2024年5月22日18時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府河内長野市のイベントで男児(4)の右腕に液体がかかり、やけどを負った事案で、男児が当時着ていた服から瞬間接着剤の主成分が検出されたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。
この成分は布などに付着すると、素材によっては100度近くの高熱を発する可能性もあるといい、大阪府警が当時の状況を調べている。
捜査関係者によると、主成分は「シアノアクリレート系樹脂」で、男児が着ていたパーカーの袖の付着物から検出された。
この成分を含む接着剤は布や紙など繊維質の素材に付着すると、浸透して固まる過程で化学反応が進み、高熱を発することがある。
府警によると、男児と母親は19日、河内長野市役所の駐車場で市制70年記念のイベントを見学。
午前9時50分ごろ、男児がうずくまって泣いているのに母親が気付き、男児が着ていたパーカの袖をまくったところ、水ぶくれができていた。
その後、現場で警戒警備にあたっていた警察官に申告した。
イベント会場には受付のテントやキッチンカーが複数設営されていたほか、だんじりも並び、多数の来場者で混雑していた。
瞬間接着剤については、やけどの恐れがあるとして、消費者団体や業界団体が注意を呼びかけている。
東京都消費生活総合センターには、紙に垂れた接着剤をティッシュで拭き取った際に指先がやけどして皮膚が傷ついた相談事例も寄せられているという。
同センターの担当者は接着剤によるやけどについて、「子供は大人より皮膚が薄く、やけどの影響を受けやすい」とした上で、万が一、接着剤が体に付着した場合は「タオルなどで拭き取らず、ぬるま湯につけて落としてほしい」と呼びかける。
全国の接着剤メーカーでつくる「日本接着剤工業会」(東京都)はホームページで「接着剤を着衣などにこぼしてしまったら、急激に発熱してやけどをすることがある。あわてて脱がずに大量の水をかけてから徐々にはがすか、脱げない場合は、はさみなどで切り取って」としている。
https://www.sankei.com/article/20240522-WFQQDQK5GJILVMGIJA7EUBXFBU/
5月22日19時12分にmBS NEWSからは、パーカーの右袖部分が濡れていた、当該成分はポリエステル系やアセテート系の衣類に付着すると100℃前後まで温度が上がるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月19日、河内長野市役所の駐車場で行われていた「だんじりパレード」で、4歳の男の子に何らかの液体がかかり、右腕に全治二週間のやけどをしました。
男の子の母親は、「子どもが突然泣き始め、パーカーの右袖部分が濡れていた」などと説明していました。
捜査関係者によりますと、警察がその後、男の子の服に付着した物質を鑑定したところ、瞬間接着剤に含まれる「シアノアクリレート系樹脂」が検出されたということです。
警察は当時の状況を詳しく調べています。
《国民生活センターの発表》
国民生活センターの過去の発表によりますと、シアノアクリレートは、繊維と化学反応を起こして、発熱する性質を持っています。
特に、ポリエステル系、アセテート系の衣類に付着した場合、100℃前後まで温度が上昇することも確認されているということです。
さらに、ゼリー状より液状の接着剤、有色の生地、厚手の生地の方が温度が上昇するというテスト結果もあるということです。
センターは、瞬間接着剤でやけどするおそれがあることを認識し、使用上の注意を守って使用することを推奨しています。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20240522/GE00057599.shtml
5月24日17時37分にNHK関西からは、近くにいた人が使っていたネイルグルー液がかかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が調べた結果、当時、男の子の近くで爪に塗る「ネイルグルー」と呼ばれる液体を使っていた人がいたことが分かりました。
この液体にも同じ成分が含まれていたということです。
警察は、現場の状況などから「ネイルグルー」が誤って男の子にかかった可能性が高いとしています。
ネイリストの民間資格の認定を行うNPO法人によりますと、「ネイルグルー」は爪にプラスチック製のつけ爪やアクセサリーをつける際に使われる接着剤で、化粧品店やドラッグストアなどで販売されています。
主にボトルに入っているものとチューブ式のものがあり、▽ボトルの場合は細いブラシにつけて、▽チューブ式は押し出して爪に塗ります。
両面テープなどと比べて接着する力が強いのが特徴で、製品の多くに瞬間接着剤と同じ成分の「シアノアクリレート系樹脂」が含まれているということです。
業界団体の「日本接着剤工業会」は、この成分を含むネイルグルーが衣服についた場合は、まず大量の水をかけて温度を下げたうえで、服を少しずつ脱ぐか、脱げない場合は生地をはさみで切り取るなどしてほしいとしています。
そのうえで、「ネイルグルーや瞬間接着剤を使う際は衣服につかないよう注意するとともに、まわりに人がいないかどうか必ず確認してほしい」と呼びかけています。
大阪・東大阪市にある日曜大工用品の販売会社は、「シアノアクリレート系樹脂」を含む瞬間接着剤について、やけどのおそれがあるとして動画投稿サイトに注意を呼びかける動画を投稿しています。
この動画では、作業用の手袋に瞬間接着剤を付着させたうえで、手袋の中の温度がどのように変化するか、実験を行っています。
接着剤を数滴たらすと、手袋からはすぐに白い煙のようなものが上がり、温度がぐんぐん上昇していきます。
そして、最後は温度計の数値が82度まで上がりました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240524/2000084557.html
5月24日17時46分にYAHOOニュース(近畿大学医学部主任教授の寄稿文)からは、海外でも同種18事例が報告されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
みなさんは、家庭でよく使われている「瞬間接着剤」や「ネイルグルー」に危険が潜んでいることをご存知でしょうか?
これらの製品には、「シアノアクリレート」という成分が含まれています。
・・・
2021年に、ポルトガルの小児外科から、シアノアクリレート接着剤による子供の火傷症例が報告されています。
症例1は、2歳男児が誤って「スーパーグルー」を綿製の長袖シャツに着用したまま手首と手に垂らしてしまったケースです。
母親が速やかに衣服を脱がせ、水道水で洗浄したため、軽度の火傷ですみました。
症例2は、5歳女児がネイルグルーを綿製のレギンスに着用したまま太ももと手首に垂らした例です。
その結果、Ⅱ度の火傷を負ってしまいました。
幸い、適切な処置により、両症例とも後遺症なく回復したとのことです。
文献によると、これまでに18例の小児シアノアクリレート火傷が報告されており、そのうち半数はⅢ度の深い火傷だったそうです。
シアノアクリレート製品の危険性について、消費者への情報が不足しているのではないでしょうか。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/1278179a2d8af4fb910a5957006dc5b152a9f8a3
※以下は、産経新聞掲載事例のネタ元記事。(指先写真&アドバイス付き)
(平成30年3月22日 東京都消費生活総合センター)
「相談事例」
ホームセンターで強力瞬間接着剤を購入した。
使用前に注意事項を読んだので、「布・革に接着する と発熱する」ということは知っていた。
厚紙の上で強力瞬間接着剤を使用していたら一滴垂れてしまった。
なかなか乾かないので、それをティッシュで拭き取ったら、指にものすごい熱さを感じた。
慌ててティッシュを指から剥がしたら、米粒大に指の皮がえぐり取られ、 出血した。(50 歳代 女性)
【ココに注意!・・・東京都消費生活総合センターからのアドバイス】
★瞬間接着剤には、布や衣服等に付着すると発熱し、火傷のおそれがあるものがあります。
シアノアクリレートという化学物質を主成分とする瞬間接着剤は、布・革など繊維質のものに付着すると、染み込んで広がり、硬化反応が急激に進み、反応熱で急激に温度が上がることがあります。
このタイプの瞬間接着剤には、「布や衣服等に付着すると発熱し、火傷のおそれがあるので注意する」といった表示がされていますので、使用前に、必ず注意事項を確認しましょう。
★瞬間接着剤をティッシュなどで拭き取るときは十分注意しましょう!
上記事例は、ティッシュで拭き取った際に、瞬間接着剤がティッシュに染み込んで広がったことで発熱し、熱いと感じて慌ててティッシュを剥がしたため、接着していた皮ごとはぎ取ってしまい出血にまで至ったと考えられます。
ティッシュも繊維質のものであり、注意が必要です。
瞬間接着剤をティッシュなどで拭き取るときは、 染み込んだ接着剤が指に付かないよう十分注意しましょう。
★指に接着してしまったティッシュを無理に剥がすのは危険です!
万が一、指に接着してしまった場合でも、ティッシュなどを無理に剥がしてはいけません。
ぬるま湯(熱さを感じたなど緊急の場合は水)の中でゆっくりもみほぐしながら剥がすようにしましょう。
★事故にあったときは消費生活センターに情報提供してください。
製造事業者等に対し再発防止策の検討を申し入れるなど、事例によっては、事故の再発防止や商品・サ ービスの改良につなげることが出来る場合があります。
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/sodan/kinkyu/documents/180322.pdf
2024年5月2日18時53分にYAHOOニュース(テレビ神奈川)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市は、高齢者用の住宅で市の委託事業で運営する安否確認システムのセンサーが機能せず、女性の死亡の発見が遅れた可能性があると発表しました。
市によりますと、死亡したのは横浜市南区のマンションに入居していた80代の女性です。
ことし3月、連絡が取れなくなり、長男から通報を受けた消防が室内で女性を発見しました。
発見の2日前、この室内の水の未使用でセンサーが稼働し、警備員が女性の無事を確認していましたが、退出する際に誤ってセンサーを停止させたということです。
センサーは、トイレや風呂などで水の使用が12時間以上ないなどの異常を警備会社に知らせるシステムでした。
このシステムは、高齢者への生活支援を行っている市の委託事業で、女性はマンションに一人で暮らしていました。
横浜市高齢健康福祉部 粟屋部長 :
「入居者の状況の変化を捉えることができて、救急搬送できたということがあったかもしれない。
委託先と一緒に情報連携しながら取り組みをして、二度と起こらないように取り組んでいく」
一方で、市によると、女性の死因は心不全としています。
改めてになりますが、住宅には、水の使用状況で異常を知らせるセンサーが設置されていました。
その仕組みですが、
●12時間以上連続して200ccもしくは500cc以上使用しない
●2時間以上水を連続使用した場合
以上のどちらかで、自動的に警備会社に緊急通報するシステムとなっています。
今回は、発見された2日前、水の未使用でセンサーが作動したため、警備員が訪問して女性の安全を確認しました。
しかし、警備員が退出する際に施錠の手順を誤ってしまい、「在室」ではなく「不在」のモードにしたため、センサーが停止した状態になってしまったということです。
市によると、警備員は実践的な研修を2回受けていたものの、マニュアルなどは持っておらず、経験も浅かったといいます。
また、市ではおととしにも今回と同じような住宅でセンサーが故障して、入居していた高齢女性の死亡の発見が遅れました。
このシステムの利用者は現在、少なくとも4900人以上いるということです。
このような悲劇を繰り返さないためにも、市には効果的な再発防止策を求めたいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e731ba37cc887f388426f788cb4b6572b11948e
以下は、市の記者発表資料(5月2日付)抜粋。
「不在」モードであっても、水を使えば「在室」モードに切り替わるとある。
1.概要
令和6年3月31日に、横浜市内の高齢者向け優良賃貸住宅において、安否確認サービスが正常に機能しなかったことにより、入居者の状況把握に遅延が生じ、安否確認ができませんでした。
・・・
該当住宅は、健康福祉局が委託事業として行っている生活援助員派遣事業(以下:LSA 事業)の受託法人の一つである横浜市福祉サービス協会による LSA 事業の対象住宅になっております。
・・・
再発防止策
(1) 横浜市における取組
4月 10 日(水)に本事業の全受託法人(16 者)に対して注意喚起文を送付し、本案件の共有および退室時の手順の徹底、ダブルチェック体制・手順の確認を指示しました。
今後もこのようなことが起きないよう、業務手順の順守に努めてまいります。
(2)横浜市福祉サービス協会における取組
委託先である警備会社に対して注意喚起を実施しました。
また現場警備員に対する研修内容を確認するとともに、マニュアルの改善についても具体的に確認していきます。
(3)警備会社における取組
・現場教育の徹底を実施します。
具体的には現場警備員に対して、本事案の経緯の共有及び対策の教育、実施指導を徹底します。
・現場から出動報告を受ける指令センターのシステム画面上で「在室中は必ず在室ボタンを押して退室する」よう確認する旨の注意喚起が表示されるよう画面改修を実施し、指令センターから現場への確認不備が防げるようにしました。
(参考)
水センサーについて
室内での水の異常使用(12 時間未使用あるいは 2 時間連続での使用)が生じた場合に発報するセンサー。
「不在」モードであっても室内で水を使用すれば「在室」モードに切替わり、通常通り発報する。
(ブログ者コメント)
〇くだんの女性、警備員が帰った後に一度でも水を使っていれば・・・。
ただ、2日前にセンサーが作動したことから考えると、水をあまり使わなくなっていたのかもしれない。
〇警備会社の取り組みとして、現場に駆け付ける警備員に常時、チェックリストのようなものを持たせておく・・・といった議論は出なかったのだろうか?
2024年4月23日17時25分にテレビ新広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後1時前、広島市中区田中町で、目撃者から「年齢不明の男性が燃えている」と119番通報がありました。
【目撃した人】
「びっくりだよ。行ったら(人が)焼けてたから水をもっていった」
消防車4台が出動しましたが、火はすでに消されていて、高齢とみられる男性1人がやけどを負い、病院に搬送されました。
男性は意識はあり、会話もできるということです。
警察によりますと、男性はタバコの火が消えていないことに気づかずタバコをポケットに入れたため、服に火が燃え移ったとみられています。
警察は、携帯灰皿に入れていたかなど、経緯を詳しく調べています。
https://www.tss-tv.co.jp/tssnews/000023871.html
2024年3月14日10時10分にYAHOOニュース(弁護士JPニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高い洗浄力などが魅力の洗濯用パック型液体洗剤。
フィルムの中に濃縮液体洗剤が入っており、洗濯する際に計量する手間がないというメリットがあることから、使用している人も少なくないのではないだろうか。
そんなパック型液体洗剤を巡って、国民生活センターが13日、X(旧Twitter)とHPを更新。
高齢者が誤って口に入れる事故が発生しているとして、注意を呼びかけた。
【事故後に死亡したケースも…】
パック型液体洗剤を誤って口に入れた場合、のどの痛みや嘔吐(おうと)といった消化器症状を引き起こす可能性があり、さらに嘔吐したことによって、胃に入った洗剤が気道に入り、科学性肺炎など重症化する恐れもある。
国民生活センターでは2015年にも、子どもがパック型液体洗剤を握ったりかんだりするなどしてフィルムが破れてしまい被害に遭うケースが多いとして注意喚起をしていた。
しかし医療機関ネットワークやPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)には、子どもだけではなく高齢者による事故情報も寄せられていることから再度、注意喚起を行ったという。
医療機関ネットワークに寄せられた、パック型液体洗剤の事故情報では、子どもでは3歳以下に多い傾向がみられた一方、成人ではすべてが70歳以上の高齢者だったという。
また、国民生活センターの発表によると、PIO-NETに寄せられた、高齢者による事故のうち、4件は治療1か月未満だったものの、誤って口に入れた後に死亡したケースが2件あったとしている。
2021年2月に寄せられた80歳代・男性の事例では、以下の被害があった。
「高齢者施設に入所していた高齢者が、洗濯用パック型液体洗剤を食べてしまい、救急搬送された。
下痢と嘔吐があり、「のどが焼けて痛い」と訴えがあり、水が飲めない様子だったので点滴をしてもらった。
高齢者施設に戻ったが、一晩中、下痢で眠れなかった様子であった。
翌日、最初に搬送された病院とは別の病院に運ばれたが、化学性肺炎で治療薬もないと言われた。
最後まで意識はしっかりしていたが、3日後に死亡した」
同発表では、他にも「高齢者が柔軟剤入りの洗濯用パック型液体洗剤を1個、食べ物と思い誤って食べてしまい、救急搬送された」、「洗剤による界面活性剤中毒から誤嚥(ごえん)性肺炎となり、入院し、その後人工呼吸管理が必要となった」といった事例があげられている。
【事故を防ぐためには…】
では、これらの事故を避けるためには、どのような対応が適切なのだろうか。
国民生活センターは、消費者に対して次のようなアドバイスを行っている。
・パック型液体洗剤は、子どもだけでなく、不用意に触ってしまうおそれのある方の手の届くところには置かないようにする
・パック型液体洗剤を使用したあとは、必ずふたなどをしっかり閉めて、子どもなどの手の届かない置き場所にすぐ戻すことを習慣にする
・パック型液体洗剤をぬらさないよう気を付ける
・子どもや高齢者などが誤って口に入れてしまい、洗剤などを飲み込んだ可能性がある場合や、目に入り、よく洗い流しても異常を感じる場合には、商品の成分が分かるパッケージなどを持って医療機関を受診する。
また、事業者に対しては「事故の再発防止のため、手の届かないところで使用・保管するなどの啓発等を含めた、より一層の安全対策を推進するよう要望します」と呼びかけた。
抗菌や消臭といった優れた性能がうたわれている便利なパック型液体洗剤だが、保管方法など、取り扱いには注意が必要だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64a69bc3dada6125191306480dfe196fb86753e7
2024年3月2日7時50分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アース製薬研究部(兵庫県赤穂市)が吸血昆虫・トコジラミが海外で大量発生し、国内でも同社への問い合わせが急増しているため、注意を呼びかけている。
動きが活発化する春を前に、室内に持ち込まないことが重要だという。
トコジラミはカメムシの仲間で、別名・南京虫。
赤褐色をした成虫は体長5~8ミリ程度で、25度ぐらいの気温を好み、春から夏にかけ活動のピークを迎える。
夜行性で、ベッドや床などの隙間に隠れ、就寝中の人の手足などを刺す。
唾液によるアレルギー反応のため激しいかゆみに襲われ、発熱を引き起こす場合もある。
トコジラミの問い合わせは、2022年は313件だったが、23年は3倍以上の975件に増えた。
近年、フランスや韓国で大量発生し、海外からの荷物に紛れて日本に持ち込まれるケースがある。
日本では第2次世界大戦後、化学物質「DDT」などの強力な殺虫剤でほとんど撲滅したが、近年は都市部で広がっているという。
繁殖力が高く、家などに持ち込むと駆除が難しい。
最近は、薬剤に強い抵抗性を持つタイプも現れ、薬剤に強いトコジラミに効果があるとされる殺虫成分「ブロフラニリド」が開発され、同社はこの有効成分を使った駆除剤の販売を始めた。
研究部は「旅行や出張でホテルに到着したら隙間などをチェックし、痕跡がないか確認してほしい」と注意喚起している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240302-OYT1T50029/
2024年2月26日17時43分にYAHOOニュース(読売テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県伊丹市で、住宅から逃げ出した犬に女性が噛まれ、全治1か月のけがをしました。
警察によりますと、人を襲ったのは「飼い犬」で、地面から背中までの高さは約50センチの「紀州犬」でした。
顔にできた大きな傷。
鋭い歯の痕が、痛々しく残っています。
昨年12月、兵庫県伊丹市の閑静な住宅街で一頭の犬が女性を襲いました。
牧野記者:
「女性は犬と2メートルほどの距離を保って追いかけていましたが、このあたりで犬が顔に向かって襲い掛かってきたということです」
噛まれたのは40代の女性。
自身も犬を飼っているといい、首輪をせず、飼い主も見当たらない状況で歩いている犬を見て、車にひかれないか心配になり、後を追ったということです。
被害に遭った女性:
「目の前が血だらけになっている時には何が何だかわからなかった。
唸り声が聞こえたので、まだやられると思った」
警察によりますと、女性を襲ったのは現場付近の住宅の庭から逃げ出した「飼い犬」で、犬種は「紀州犬」。
地面から背中までの高さは約50センチだということです。
女性は顔と右肩などを噛まれ、全治1か月のけがをしました。
被害に遭った女性:
「仕留めにかかっている感じ。
このまま正直、殺されるんじゃないかって」
女性は犬に噛まれて以来、睡眠障害や摂食障害などに悩まされているということです。
被害に遭った女性:
「当初は片目も見えていない状態だったので、外を出歩けないし、人にも会えないし、生活が一変しました」
警察は女性からの被害届を受理し、2月9日、飼い主を過失傷害などの疑いで書類送検しました。
犬は現在、室内で飼われているということです。
被害に遭った女性:
「同じような事故が起きないことを、それだけを願っています」
https://news.yahoo.co.jp/articles/541e9edd3c4ba669c062c369fd2460f2e73e39d6
2024年2月26日7時38分にYAHOOニュース(朝鮮日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年、済州島のある動物農場でエサやり体験をしていた1歳3カ月の赤ちゃんがウサギにかまれて指を切断したことが、再びインターネット上で関心を集めている。
ネット・コミュニティー・サイト「ポムプ」に昨年2月、「後輩の子どもが動物農場のウサギに指をかまれて切断されるという、とんでもない出来事がありました」というタイトルの投稿があった。
この投稿者は「後輩一家に悲しい出来事が起こった。後輩一家は済州市涯月邑にある動物農場に遊びに行った」と話を切り出した。
そして、「ウサギ小屋に入って体験活動をしていた時、関係者が子どもたちに『入ってきて』と言った。一緒にいた子どもたちと後輩の子がウサギを見ていた時、関係者がウサギを子どもたちに抱っこさせて写真を撮るように言った」と説明した。
その上で、「後輩の1歳3カ月の子が突然泣き出したところ、ウサギが子どもの指をかんでいた」と状況を伝えた。
この投稿者によると、赤ちゃんの指は断面が見えるほどひどくかまれていたという。
投稿者は「止血をして病院に行き、緊急手術で縫合したが、結局は手術で指が曲がり、短くなってしまったそうだ。損害査定人が病院に来たが、『このような事例で補償した事例がない。補償は難しい』と言ったそうだ。話にならない」と訴えた。
事故後、この動物農場は注意書きを掲示した。
これについて投稿者は、「病院に入院している間、動物農場側からは電話の1本もなかった。しかも、代表は電話がつながると、『空港だからと忙しい』と断ったそうだ。その後、提示された病院代や示談金もあまりにもひどかったと言っていた」と書いた。
これを読んだ人々からは「危険だという言葉もなく、体験に誘ってウサギを抱っこさせるとは安全に対する意識が低い」「危険性があるならば子どもたちが近づけないようにしなければならない。それも動物農場側がやるべきことだ」などのコメントが寄せられている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c82fa56b0b85197933b8741c359691282ae9d33b
(ブログ者コメント)
ウサギがヒトを噛む・・・?
他にも事例がないか調べてみたところ、結構、噛まれることがあるようで、沢山の情報がヒットした。
その中から2つを御紹介。
(アニコム損害保険株式会社)
・・・
うさぎの噛む力はとっても強く、噛まれると場合によってはかなり深い傷ができます。
また、うさぎの前歯は「切歯」と呼ばれ、上顎切歯の後ろに小切歯という2種類の歯があります。
この歯は、普段牧草を噛んだり、歯をこすり合わすことによって先端が常に鋭くなっていきます。
ですので、その歯に噛まれるとかなりの痛さを感じることがあります。
もし、うさぎに噛まれたら傷口を水道で洗い流し、必ず消毒をしましょう。
犬や猫と同様、動物に噛まれることで人獣共通感染症になってしまうことも。
噛まれそうになったら、手や顔を引っ込めるなど、噛まれないための対策も必要です。
筆者も実際に、うさぎに噛まれたことがありますが、そのときには噛まれた傷口のまわりがあざのように紫色になってしまいました。
・・・
(日本動物医療センター)
・・・
うさぎの歯が何本あるかご存知ですか?
草食動物であるうさぎの歯は人、犬や猫と異なる特有の構造と形態を有しています。
歯は全部で28本。
常生歯という生涯伸び続ける歯をもっていて、切歯は1年で10-20㎝、1週間で約2㎜伸びるとされています。
うさぎは、この伸びていく歯を、硬いものを齧り、食べ物を咀嚼するときに歯をこすり合わせながら削ることで長さの調整をします。
もともと齧ることで歯のお手入れをしているうさぎですが、ほとんど声を出せないうさぎにとっては噛むことは意思表示する手段でもあります。
その為、噛む対象の違いによって原因はいくつか考えらます。
・・・
② 人の手を噛む
縄張りに入ってきたことに対する怒り、恐怖心。
また、自分のほうが上位だと思っている、機嫌が悪い、気に入らないことをされた。
・・・
https://jamc.co.jp/rabbit_colum/1535-2/
2024年2月26日21時56分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後0時40分ごろ、福岡県みやま市の市立小学校の関係者から「生徒が給食中に(のどを)詰まらせて息ができない」と119番があった。
みやま市消防本部や市教育委員会によると、小学1年の男子児童(7)がドクターヘリで県内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。
市教委によると、26日の市立小の給食は▽ご飯▽牛乳▽みそおでん▽海藻サラダ――だった。
市教委は、みそおでんの具に使われたウズラの卵を詰まらせ窒息したとみている。
【7歳「ウズラの卵、はまりやすい」】
子どもの事故予防に取り組むNPO法人「セーフ・キッズ・ジャパン」の山中龍宏理事長(76)は、死亡した男児(7)の年齢に着目し、「小学1年生は永久歯に生え変わる時期。乳歯が抜けていると食べ物をかみ切れず、勢いよく吸い込むと喉頭にウズラの卵のような大きさのものがはまり込みやすい」と指摘。
過去にも給食でウズラの卵を詰まらせた窒息事故が起きており、再発防止のため、
▽給食でウズラの卵など危険性の高い食べ物を提供しない
▽1~2年生の給食に使わない
▽提供するなら切って出す
などの対策を挙げた。
https://mainichi.jp/articles/20240226/k00/00m/040/177000c
同じ日の21時11分に同じ毎日新聞からは、喉に詰めた場合の対応方法など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後0時40分ごろ、福岡県みやま市の市立小学校の関係者から「生徒が給食中に(のどを)詰まらせて息ができない」と119番があった。
みやま市消防本部や市教育委員会によると、小学1年の男子児童(7)がドクターヘリで県内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。
◇
食べ物による子どもの窒息事故は後を絶たない。
消費者庁によると、2014~19年の6年間で、食品を誤えんして窒息したことにより、14歳以下の80人が死亡した。
日本小児科学会は「丸くてツルッとした」食べ物は窒息につながる危険があるとして注意を呼びかけている。
学会によると、丸くてツルッとしたものは、うまくかめない上に口の中で滑りやすく、ふとしたときに丸のみにしてしまうことがある。
さらに、丸い形状は、のどにはまり込んで気道を塞ぎやすく、窒息につながる危険がある。
例として、
▽ブドウ
▽ミニトマト
▽サクランボ
▽ピーナツ
▽球形の個装チーズ
▽ウズラの卵
▽ソーセージ
▽こんにゃく
▽白玉団子
▽あめ
▽ラムネ
を挙げる。
窒息時には両手で自分の首を押さえる「チョークサイン」が見られ、急に顔色が悪くなり、よだれを垂らし、苦しそうな顔をして声が出せなくなる。
数分で呼吸が止まって心停止してしまう恐れがあるといい、学会はすぐに119番して応急措置をするよう呼びかける。
1歳未満の乳児では、子どもの背中の肩甲骨の間あたりを手のひらで5、6回、強くたたき、吐き出させる(背部叩打<こうだ>法)。
1歳以上は、子どもの背中側から両手を回し、みぞおち前で両手を組み、勢いよく両手を絞って押して吐き出させる(ハイムリッヒ法)。
詳しくは同学会のホームページ(https://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=123)で紹介されている。
https://mainichi.jp/articles/20240226/k00/00m/040/217000c
2月28日21時25分に毎日新聞からは、給食時間の短さも事故の背景にあるのでは?という意見が上がってきている、給食にうずらの卵を使わないようにする自治体も増えているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県みやま市の小学1年の男子児童(7)が給食を喉に詰まらせて死亡した事故を巡り、SNS(ネット交流サービス)で「給食時間」の短さを訴える声が上がっている。
過去には早食いによる窒息事故も起きており、専門家は「『早く食べないと』という焦りは事故を誘発する一因になる」と警鐘を鳴らす。
児童は26日の給食で、ウズラの卵を喉に詰まらせたとみられる。
事故を受け、大分県佐伯市や群馬県安中市が当面の間、給食にウズラの卵を使わないことを決めるなど、影響は他の自治体にも広がっている。
【配膳、片付けで実質「15分しかない」】
事故後、SNSには「給食時間」に関する書き込みが相次いだ。
保護者とみられる人はX(ツイッター)に「子供から良く聞く 『給食の時間10分短縮されたから時間なくて食べれなかった。』って。急いで食べるしかないよね。事故起きてもおかしくないね」と心境を吐露した。
現役中学生と名乗る投稿者は「12:35~13:05までの30分が給食の時間です。そのうち最初10分は配膳、ラスト5分は片付けなので食べる時間は15分程度で、配膳によってはもっと短くなります」と給食事情を明かした。
今回の事故との因果関係は不明だが、給食時間の短さに不安を感じている人は少なくないようだ。
専門家はどう見るか。
「時間に追われるとミスを起こしやすくなるのは、さまざまな研究から明らかです。
給食にも当然同じことが言え、うまくのみ込めないといったミスが起きやすくなるのは十分に考えられることです」。
事故防止や危機管理に詳しい近畿大の島崎敢准教授(安全心理学)は、こう指摘する。
【理想的な給食時間は? 完食率調査】
実際、文部科学省の「食に関する指導の手引」(2019年3月改定)によると、パンの早食いによる窒息事故が過去に報告されている。
「窒息に至る原因は他にも考えられますが、食べる時間も要因になり得る以上、対策を取ることが必要です」と島崎さんは続ける。
では、成長段階にある小中学生にとって、どれくらいの給食時間が望ましいのだろう。
島崎さんによると、女子大学生(18~20歳)が昼食を食べ終わるまでの時間を調べた研究があり、16分だと完食率は73・9%にとどまった。
18分で90%に達し、19分で94・6%、25分で100%になった。
「給食を食べ終えるのに最低でも20分、できれば25分以上、見るべきだと思います」
【食育を推進するのなら】
島崎さんは、かねて、個人的な理由からも給食時間に問題意識を持ってきたという。
小学5年の次女が「短い」と訴えたことがきっかけだ。
そこで毎日記録を付けさせたところ、「10分もない日もあった」と明かす。
少しでも時間をのばせないか、学校側に掛け合ったこともある。
「授業時間を確保しなければならないなど、学校側の事情も理解できます。
ですが、食育を推進しているはずの学校で、急いでご飯を食べないといけない状況が常態化しているのであれば本末転倒です。」
事故リスクを減らすためにも、十分な給食時間を保障することは欠かせません。
https://mainichi.jp/articles/20240228/k00/00m/040/330000c
3月1日11時13分にYAHOOニュース(弁護士ドットコム)からは、うずら卵の生産者は全国に30軒もない、給食需要が無くなると加工場や流通を含め大打撃になるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県みやま市の小学校で1年生の男子児童が給食の「うずらの卵」をのどに詰まらせて死亡する痛ましい事故が起きた。
文科省が注意喚起の通知を出したほか、市教育委員会はうずらの卵を当面使わない考えを示し、各地でも「使用控え」の気配がみられる。
東海地方のうずら農家は、亡くなった子を悼みながらも、「うずらの卵だけが悪者にされるのは違うのではないか」と苦渋の表情を浮かべる。
飲食業界に打撃を与えた新型コロナ禍では、卵を捨てなければいけなかったといい、今回も「減産」が頭によぎる。
●給食で使われなければ生産者には「大打撃」
小学生が給食のうずらの卵をのどに詰まらせた死亡事故は、2015年に大阪でも発生した。
うずらの卵を生産する「浜名湖ファーム」(静岡県湖西市)の近藤社長は、弁護士ドットコムニュースの取材に「当時はほとんど報じられていなかったように記憶していて、今回はニュースの量の多さに驚いています」と話す。
浜名湖ファームでは、9万羽のうずらを飼育し、卵のほとんどを国内の水煮加工工場に出荷している。
ただ、湖西市の小中学校の給食で出されるうずらの卵は「100%、うちのもの」と話すほど、学校給食も無視できない供給先だ。
近藤社長は、市内の学校で働く栄養士から「うずらの卵を使うのを止めるといった話が出ている」と聞いたという。
「まだ末端の生産現場にまで影響は出ていません。
しかし、販売には影響が出ているようです。
生き物なので、すぐに卵の生産を止めることはできないが、おそらく1カ月後には減産(卵の処分)などもありえるのではないか」
近藤社長によると、全国でうずらの生産者は30軒もないという。
2020年の新型コロナ禍では、3割の減産があったという。
それに加えてウクライナ侵攻の影響で、餌代も高騰している。
ほとんどの畜産家と同じく、うずら生産者も苦しい状態にあるという。
近藤社長は、学校給食で卵が使われなくなると各地の生産者に影響があるだろうと指摘する。
「もちろん、食べるときに注意は必要ですよ。
低学年であれば、さらに気をつけなければいけないでしょう。
ただ、単にうずらの卵が悪いという方向には進んでほしくない。
食べ方を指導することも大事ではないかなと。
給食でうずらが出なくなれば、生産農家、加工工場、流通の人にとっては大打撃になります」
https://news.yahoo.co.jp/articles/59824950916b6286b88703b5d1aee4f33670479e
(ブログ者コメント)
本ブログでは、真岡市の小学校で2010年に10歳児童が給食の白玉を喉に詰まらせ死亡した事例を紹介している。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6758/
(2024年12月28日 修正1 :追記)
2024年12月23日付で読売新聞からは、周囲は騒がしくもなく原因は特定できなかった、再発防止策として教室の異変を迅速に119番できるよう教室のシステムを整備するなど7項目が答申されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同市教育委員会が設置した第三者委員会は22日、事故原因の調査結果と再発防止策をまとめ、待鳥教育長に答申した。
第三者委の田中委員長(弁護士)によると、男児は乳歯が生え替わる際の欠損歯はなく、事故発生時の健康状態も良好だった。
当時は周囲で騒がしい様子もなく、卵を詰まらせた原因は特定できないと結論付けた。
再発防止策として、
▽窒息の原因になりかねない食材については、給食前、児童らに説明
▽異常事態の発生を教諭らが判断し迅速に119番できるよう各教室のシステムを整備
▽各校の危機管理対応マニュアルに「窒息事故」を加える
など7項目を提言した。
答申を受けた待鳥教育長は「提言の内容を受け止め、児童生徒が安心して学校生活を送れるよう全力で取り組みたい」と述べた。
https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/article/20241222-OYT1T50090/?site-view=pc
2024年2月25日14時0分にYAHOOニュース(HUFFPOST)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもがスマホの充電器を触ってけがを負う事故が発生している。
ケーブルの端子をコンセントに差し込んで感電したり、充電中のACアダプターに繋がれたケーブルの端子が肌に触れてやけどしたりしたケースもあった。
実際の事故事例や注意すべきポイントをまとめた。
「電撃傷と診断」「胸をやけど」
消費者庁と国民生活センターには、医療機関から次のような事故情報が寄せられている。
①子どもがスマホの充電器のケーブルを持って遊んでいた際、ケーブルの端子をコンセントに差し込み、手のひらが黒くなった。
電撃傷と診断された。
(1歳)
②保護者がスマホを充電しようとしたところ、充電器の端子が破損して血が付いていた。
誤飲を心配して受診した。
(1歳)
③スマホの充電器をコンセントに差したままにし、繋がれたケーブルの端子が寝ていた子どもの肌に接触していた。
すると、胸部にやけどを負って皮膚が2ミリ大はがれた。
(0歳8カ月)
④スマホを充電中にACアダプターが溶け、周辺を焼損する火災が発生。
直前まで子どもがACアダプターとUSBケーブルを触っており、調査でケーブルの端子あたりに歯形のような痕跡が認められた。
接続部に唾液などが侵入し、異常発熱したものと考えられる。
(1歳)
消費者庁によると、事故情報②のように体内に電流が流れると、心臓の動きなどに影響を及ぼし、致命傷となる可能性もある。
充電器のケーブルの端子だけでなく、ヘアピンや鍵、クリップ、チェーンなどを子どもがコンセントに差し込んだり、濡れた手や口でコンセントに触れたりすることも同様に危険だ。
また、事故情報③のように、端子の構造によっては付着した汗で電気分解が起こり、長時間触れていた肌に化学やけどを負う場合があるという。
X上でも、「娘が感電したことがある」「今まさに息子がやっててゾッとした。油断できない」などと実体験をもとにした投稿も多く見られた。
同庁は、このような事故を防ぐため、次のようなことを呼びかけている。
・スマホの充電器は子どもの手が届かない場所に置く
・充電後の充電器は、差しっぱなしや置きっぱなしにしない
・充電器のケーブルや端子に無理な力を加えたり、液体や異物を付着させたりしない
・破損、変形、異常な発熱、異臭などがあれば、直ちに使用を中止する
・子どもが容易に取り外せないタイプのコンセントカバーの設置を検討する
https://news.yahoo.co.jp/articles/474bb133f72ba56f778a3b92f77c0e2183d85110
2024年2月21日8時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅の塀や雨どいなどに取り付けられている「忍び返し」と呼ばれる防犯器具を知っているだろうか。
よく見れば、複数の鋭利な金属が上向きに並んで設置されており、侵入を試みようとする不届き者は思わず躊躇(ちゅうちょ)してしまう。
ただ、メーカー側としてはそれでいい。
あくまでも狙いは、見た目による犯罪抑止にあるからだ。
そんな中で昨年、この忍び返しが思わぬ形で存在感を見せつける事案があった。
聞くだけでも痛すぎる、不運な下着泥棒の結末は。
【もがいた男、通行人の前で崩れ落ち】
昨年10月、京都市南区の住宅街で1本の119番があった。
「男性が血を流して倒れている」。
救急隊員や警察官らが駆けつけると、路上で血まみれの男(58)が倒れていた。
周辺には、なぜか女性用下着も散乱。
事故か事件か、それとも―。
周囲は騒然となったが、事態の全容が明らかになるまで、さほど時間はかからなかった。
京都府警南署によると、男はその直前、60代の女性が住む一軒家の塀によじ登っていた。
塀の向こうに手を伸ばし、庭先に干してあった女性用下着3枚をつかむと、次にショルダーバッグの中に忍ばせた。
ここまでは計画通りだった。
だが次の瞬間、悲劇が男を襲う。
バランスを崩した拍子に、塀の上に設置されていた忍び返しが左腕と左脇腹に突き刺さったのだ。
しばらくもがいていたという男は、ようやく体から忍び返しが抜けると同時に通行人の眼前で崩れ落ち、冒頭の通報につながった。
病院に搬送された男は緊急手術を受け入院。
南署は退院を待ち、窃盗容疑で逮捕した。
「よく覚えていませんが、私がしたと思います」と容疑を認めた男。
「下着が欲しかった」と供述したというが、その代償はあまりにも大きい。
【「体感治安」悪化で存在感】
「(同様の例を)いまだかつて耳にしたことはなく、事件を知ったときは驚いた」。
そう話すのは、防犯用の忍び返し専門店ダイヤテック(大阪市)の広報担当、大谷さん(30)だ。
大谷さんによると、忍び返しは、その見た目を生かした犯罪抑止を目的とした器具。
メーカー側も、実際に侵入者に刺さってけがをさせるような事態は原則、想定していないとする。
同社では忍び返しの売り上げが年々増加している。
背景にあると考えられるのは、「闇バイト」の横行などに代表される体感治安の悪化だ。
防犯アドバイザーの京師(きょうし)美佳さん(52)は、「(一部で)暴力的で稚拙な手口が増加している」とする。
闇バイト関連では、昨年東京で起きた強盗殺人事件なども記憶に新しい。
特に、指示されるがままに動く素人の場合、加減が分からないまま犯行に手を染める危険性もある。
だからこそ、まずは不審者を家に近づけないことが第一歩だと京師さん。
忍び返しなどの防犯効果を「かなりあると思う」と認め、センサーライトなども組み合わせることで、さらなる効果が期待できるとした。
【設置者の法的責任】
十分な備えを心がけたいところだが、ここで気になるのが、けがをさせた忍び返しの設置者側の責任だ。
アトム法律事務所の松井浩一郎弁護士によると、原則、責任を問われる心配はない。
防犯上の理由で適切に設置されている場合は「正当防衛として認められる」(松井弁護士)。
一方、歩いているだけで当たってしまうような不適切な設置方法だった場合は、刑事責任を問われたり、民事上の不法行為として損害賠償を求められたりする可能性があり、注意が必要だ。
https://www.sankei.com/article/20240221-TSN4QNJHE5LUDAGOVTAAEIVZIY/
2024年2月8日5時2分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日夕方、群馬県伊勢崎市の公園で、7歳の小学生から大人まで合わせて12人が次々と犬にかまれ、ケガをしました。
かんだ犬は体長約130センチの「四国犬」で、すでに確保され、飼い犬だったことが明らかに。
取材に応じた飼い主が、語ったことは――。
【解説】犬の「かみつき事故」どう防ぐ?条例ある自治体も…年間4000人以上が被害
7日午後10半ごろ、犬の飼い主が私たちの取材に答えました。
犬の飼い主 :
「大変、世間に迷惑をかけまして、申し訳なく思っています。
まさか脱走するとは思いもよらなかったので、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
「犬の種類は『四国犬(しこくけん)』という犬なんですけど。
夜は中にいます。昼間は外にだしたり。
基本的には、今回の犬は、犬舎の中にいるんですけど」
Q.逃げ出せるような状況だった?
「いや、塀も高いですし、絶対、逃げ出せない状態だと思ってはいたんですが…。
実際に逃げ出した訳なので、監督不行き届きで申し訳ありません、本当に」
閑静な住宅街で起きた、1頭の犬が相次いで人を襲うという事態――。
それは、児童クラブに通う子ども29人が、公園で遊んでいたときに起きました。
児童クラブの施設長 :
「犬は、子どもたちの周りをうろついていたんですけど、1名が逃げ出したとたんに、その子を追いかけていって、かみついた。
3回、かみつきました。
別のお子さんの足にもかみついて」
7日午後6時ごろ、現場となった公園の1つには、懐中電灯であたりを照らす、警察とみられる姿がありました。
通報があったのは、7日午後4時すぎでした。
学童の先生(110番通報) :
「犬に、かまれた」
現場となったのは、群馬県の伊勢崎市にある2つの公園です。
JR伊勢崎駅から南西に直線距離で2.5キロほどの所にある「西部中央公園」と、そこから約300メートルの所にある「田尻公園」。
いずれも住宅街にあり、半径1キロ圏内には小学校や中学校、幼稚園・保育園もあります。
伊勢崎市などによると、まず西部中央公園で、伊勢崎市内の小学校に通う4人の小学生がかまれ、その後、田尻公園で5人の小学生がかまれたということです。
いずれも、公園で遊んでいる際にかまれ、けがをしたということですが、9人は治療を受けて帰宅したということです。
また、警察によりますと、他にもかまれた大人が3人いて、被害にあった人数は合わせて12人になるということです。
そのときの様子を見ていた人は…
人を襲う犬を見た人 :
「(犬は)そこにいた女の子を追いかけて、走ってどこかに行ってました」
Q.女の子は、どうしていた?
人を襲う犬を見た人 :
「女の子は、叫んで逃げてました。
犬が女の子に追いついて、襲われていて。
別の子にも襲ってました」
「足を少しかまれていて、転んで顔をけがしてました」
Q.どんな色の、大きさの犬だった?
人を襲う犬を見た人 :
「灰色の…全長が結構でかめの犬でした」
さらに、別の目撃者によると、襲ったのは人だけでなく――。
かんだ犬を見た人 :
「小さい犬を散歩している60代くらいのおじいさんがいて、犬の鳴き声が聞こえて、後ろを振り向いたら、大きい犬が襲いかかってて。
大きい犬が、小さい犬の頭をかみついている感じで。
おじいさんが、蹴るようにして、大きい犬を追い払っていて」
「あと少し遅ければ、自分に襲いかかってきたのかと思うと、すごい怖かった」
犬は、あたりかまわず、襲いまわっていたとみられます。
警察によると、人を襲ったのは飼い犬で、犬種は「四国犬」。
地面から背中までの高さはおよそ60センチ、体長は約130センチある2歳のオスで、動物愛護センターの職員が路上で確保したということです。
犬が捕獲されるところを見た、という人は…。
犬の捕獲の様子を目撃した人 :
「警察が来ていて、犬の首を抱えていた。ケージに入れているところ(だった)」
「(周りの人が)『オオカミみたいだった』と言っていた。
子どもたちは動揺しちゃってて、『大丈夫だよ』と私が声をかけるくらい、本当にかわいそうな状況でした」
「四国犬」とはどんな犬なのか?
専門家は…
パンク町田氏 :
「四国犬は、日本犬の中でも特にかむ方です」
「簡単に言うと、猟犬ですから、大人が趣味で飼育するとか、狩猟に使う犬なので、家族でペットにするような感じの犬ではありません」
Q.もし、首輪のついていない犬がいたら――
パンク町田氏 :
「むやみに近寄らないこと。
背中を向けて走ると、犬は本能的に追いかける。
ですから、後ろを向いて走らないことが重要。
犬に対して正面を向いて、棒があれば、それを振り回して防衛する」
Q.飼い主は… ――普段、人をかむ?
犬の飼い主 :
「いや、なつっこい犬。人間に対しては、まず、そういったことはありえない」
(2月7日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ab1c8d2f17301a0ae96daf161a6f52436de0beb
2月9日16時30分に朝日新聞からは、飼い主は四国犬を7頭飼育していたが行政への登録は3頭だけで狂犬病の予防注射も怠っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもら12人をかんでけがをさせた犬が、狂犬病予防法で義務づけられている狂犬病の予防注射を受けていなかったことがわかった。
市が9日、明らかにした。
犬は近くの会社役員の男性(62)が飼育していたが、飼い犬としての行政への登録もされていなかったという。
県警は狂犬病予防法違反や、過失傷害の疑いがあるとみて捜査している。
市や県警によると、犬はオスの四国犬(2歳)で、体長130センチ、体高60センチほど。
飼い主の男性はこの犬を含めて7頭の四国犬を飼育していたという。
同法では、犬を飼う時には市町村への登録が義務づけられているが、登録されていたのはこのうち3頭のみだった。
狂犬病の予防注射は年に1度受けさせる義務があるが、この3頭が最後に接種したのは約10年前。
かんだ犬をふくむ4頭は登録されておらず、接種も受けていなかった。
市は8日に飼い主を訪問し、早期の登録と接種を求めた。
https://www.asahi.com/articles/ASS2956Z3S29UHNB002.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
2月9日22時6分にYAHOOニュース(集英社オンライン)からは、ペンキ塗り替えのための足場から外に出た可能性あり、飼い主は普段は気を付けていたという近所の人の証言ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・一体、なぜ犬は自宅から脱走したのか。
飼い主と30年近く付き合いのある友人に話を聞いた。
「本人いわく、ちょうど家のペンキの塗り替えをして外回りに足場を組んでいたんです。
おそらく、そこから外壁をよじ登り出て行ってしまったんじゃないかと話しています。
外壁は、見てもらえればわかりますが、かなり高いフェンスになっていて、カンガルーくらいジャンプ力がないと飛び越えられない。
普段はゲージに入れていて、夜は家で過ごしていたようですね。
でもね、犬たちが鳴いているのをよく聞きました。
それでたまに庭に出したりしてたようなんです」
・・・
近隣に住む30代女性は言う。
「散歩の際にはリードをして、歩行者にも近づけないよう気をつけていましたよ。」
近隣住民の60代女性も
「いつも散歩は早朝5時頃と20時頃にしてるんですけど、他の家のワンちゃんたちの散歩の時間になるべく被らないようにしてくれてたんです。
道ですれ違うことがあれば、ワンちゃんを立ち止まって抑えて『どうぞ』と道を譲ってくれたり。
塀にも『猛犬がいるから気をつけて』っていう張り紙をしてるし、柵も犬が顔を出せないようにしていたんですよ」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcaf22403e45a22b095b548840da5439b3ba2bfd
2月12日13時32分にYAHOOニュース(東洋経済オンライン)からは、環境省の統計によれば2022年度の犬の咬傷事故は約5000件だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
環境省の統計資料「動物愛護管理行政事務提要(令和5年度版)」によると、2022年度の犬による咬傷事故は年間4923件あり、そのうち公共の場での発生が3019件でした。
実際には、もっと多くの事故が起きていることが予想されます。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/5491c5b5266aef52a3637233f9d82c9321088a15
(2024年9月25日 修正1 ;追記)
2024年9月24日18時30分に毎日新聞からは、過失傷害などで飼い主が起訴されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
伊勢崎区検は、飼育していた男性会社役員(63)を過失傷害と狂犬病予防法違反の両罪で、妻(58)を過失傷害の罪で略式起訴した。
7月31日付。
伊勢崎簡裁は今月3日、2人に対してそれぞれ罰金50万円の略式命令を出した。
飼育している四国犬7頭の管理を怠ったなどとして、伊勢崎署が2人を書類送検していた。
https://mainichi.jp/articles/20240924/k00/00m/040/204000c
2024年1月16日13時17分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県警浜松中央署は16日までに、JR浜松駅に停車していた東海道新幹線内でクマ撃退スプレーを誤って噴射させ乗客にけがをさせたとして、過失傷害の疑いで、スプレーを持っていた首都圏在住の男性を書類送検した。
11日付。
書類送検容疑は昨年12月2日午後7時15分ごろ、新幹線内でスプレーを誤噴射させ、2人に軽傷を負わせた疑い。
署によると、男性は登山の帰りに浜松駅から新幹線に乗車。
リュックを荷棚に置く際、リュックのサイドポケットに入れていたスプレーのレバーに何らかの力が加わり、誤噴射された。
レバーを固定する安全装置も正しく装着していなかった。
誤噴射により、乗客5人が目や喉の痛みを訴えた。
JR東海によると、約3万9千人に影響した。
https://www.sankei.com/article/20240116-6AK623AFRFNUVPB6SJCLTDCHA4/
1月16日15時26分に読売新聞からは、スプレーを袋に入れるなどの飛散防止対策も取っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR浜松駅に停車中の東海道新幹線車内で昨年12月、クマ撃退用のスプレーを誤って噴射させ、乗客にけがを負わせたとして、静岡県警浜松中央署は首都圏在住の男性を過失傷害の疑いで静岡地検浜松支部に11日付で書類送検した。
同署によると、男性は昨年12月2日夜、東京行きの新幹線内でスプレーを誤って噴射させて乗客の女性2人に軽傷を負わせた疑い。
男性は登山帰りで同駅から乗車。
リュックに入れたスプレーの発射レバーを固定する安全装置を正しく取り付けておらず、荷棚に置いた際に誤噴射させた。
スプレーを袋に入れるなど飛散を防ぐ対策も行っていなかったという。
JR東海によると、当該列車が運転打ち切りになり、他の新幹線にも遅れが生じ、約3万9000人に影響した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240116-OYT1T50146/
1月16日12時37分にNHK静岡からは、クマ用スプレーは安全装置装着の上、袋に入れて持ち運ぶ必要ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、クマ撃退用のスプレーは安全装置を正しく装着した上で、スプレーが飛散しないように袋の中に入れて持ち運びすることが必要だということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20240116/3030022749.html
2023年12月10日12時51分に熊本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前、熊本市の住宅地で4歳の男の子が犬にかまれ、けがをしました。
警察などによりますと、10日午前9時半ごろ、熊本市東区戸島(としま)の空き地で、父親や妹と散歩していた4歳の男の子が、後ろからきた犬にかまれました。
男の子は左胸から脇腹にかけて複数箇所をかまれ、一部を縫うなどしましたが、命に別状はないということです。
「大人3人が犬を押さえて(男の子から)離そうと、必死に助けを求めていました」(目撃した人)
犬は体長1mほどの雑種で、近くにいた住民たちによって取り押さえられ、警察が確認した際には、死んでいました。
犬にはリードが付いていて、飼い主の60代の男性は警察の聞き取りに対し、「散歩をさせようとしたところ逃げ出した」と話しているということです。
警察は、飼い主の男性の過失傷害の疑いも視野に、犬が逃げ出した経緯などを調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cd4af8b4388934dec56920de5e3b093e5ad6e28
12月11日18時46分にYAHOOニュース(熊本放送)からは、犬に襲われた場合は逃げないほうがいいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう、熊本市の住宅街で4歳の男の子が犬にかまれ、けがをしました。
かみついた犬は『闘犬』として育てられていたということです。
【写真を見る】男児(4)をかんだのは『闘犬』左胸から脇腹にかけて6か所を縫うけが 目撃者「土佐犬かなと思った」飼い主「首輪を忘れ逃げ出した」かまれそうになった時の対策は『動かないこと』
12月10日(日)午前9時半ごろ、熊本市東区戸島の空き地で父親や妹と散歩をしていた4歳の男の子が体長1メートルほどの犬にかまれました。
記者:
「親子は、このあたりまで逃げました。そして犬に襲われたと見られています」
男の子は左胸から脇腹にかけて、6か所を縫うけがをしましたが、命に別状はないということです。
目撃した人:
「私が見る限り、土佐犬(のような見た目)」
目撃した人:
「茶色くて大型犬で、土佐犬かなと思った」
警察によりますと、飼い主の60代の男性は犬について、「闘犬用として育てている3歳の雑種のオスで、散歩させようとしたら逃げ出した」と話しているということです。
また、かみついた時、犬の首には綱のようなものが巻かれていましたが、これについて飼い主が「首輪を忘れたので、直接首に巻いていた」と話していることが新たに分かりました。
ではなぜ、犬は男の子にかみついたのか?
動物病院の医師は、犬が遊びだと思っていた可能性があるといいます。
【犬は遊びだと思っていた?事故を防ぐために気を付けること】
竜之介動物病院 德田竜之介 院長:
「普通、本気でかんでいるなら離さない。
何回もかんでいるなら、ぬいぐるみやおもちゃなどのように遊んでいる可能性が高い」
もし、このような状況に遭遇した時にとるべき行動については。
德田院長:
「(犬は)逃げる物に対して追いかける習性がある。
もし道端で見かけたら、逃げてはいけない。
その場で立ち尽くすか、動かない方がいい」
そして飼う側は、今回のようなケースをあらかじめ想定する必要があると指摘しています。
德田院長:
「何かあった時には歯止めが効かない。大きい犬になればなるほど。
リードや首輪などもしっかりとしたものを付けないといけない。
何かあった時のために二重にも三重にも」
【いまの時期の犬には注意? 】
(解説)
まず、もし犬を見た時、かまれないためには逃げない事が大事です。
そして、もしかまれても、かまれた部分を引っ張らない。
Q.なぜ引っ張ったらだめなのでしょうか?
A.引っ張ると皮膚が引き裂かれてしまうので、別のもので気をそらさせるか、犬の方に押し返した方がいい.
キズが裂けてしまい、大けがにつながるとのことです。
そして、犬はなぜ子どもにかみついたのか?
ひとつの可能性ですが、犬は11月~12月にかけて発情期を迎え、そのストレスが影響した可能性もあると徳田院長は指摘しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/74fc0f10938184c049e8d151ef95186a5580004a
12月15日8時1分にYAHOOニュース(石井獣医師の寄稿文?)からは、日本には闘犬飼育ダメという法律はないが佐賀県は条例で特定犬飼養条件を定めている、2021年度は4000人以上が犬に噛まれているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
KYODOは、神奈川県横須賀市の路上で7月、市内の無職男性(82)と散歩中の土佐犬が、犬の散歩中の女性(39)と小型犬のミニチュアダックスフントを襲ってかみつき、女性にはけがをさせ、ミニチュアダックスフントは死んだと伝えています。
このため、田浦署は11日、過失傷害の疑いで土佐犬の飼い主を書類送検しました。
また、今月10日、熊本市で父親などと散歩していた4歳の男の子が犬に胸の辺りを複数回かまれて病院に搬送されました。
その犬は、闘犬用として育てられていたそうです。
警察は過失傷害の疑いも視野に捜査しています。
日本では土佐犬、ピットブルテリアなどの闘犬を飼育してはいけないという法律がありません。
上述のような事件は、普通に歩いているだけで闘犬に襲われる可能性があるということを示しています。
環境省の調査では、驚くべきことに、2021年度は年間4000人以上が犬による咬傷事故の被害をうけています(犬舎の周辺より公共の場所の方が多い)。
そのことについて、考えていきましょう。
【土佐犬 ピットブルテリアなどの闘犬が悪いのか?】
闘犬が人にケガを負わせたり、犬をかみ殺したりするなどの事件が起こっています。
このような狂暴な性格の犬が悪いと思う人がいるかもしれません。
確かに、犬に襲われた人や犬は恐怖を感じ、実際、痛い目に遭っています。
その一方で、飼い主が適切に飼養すれば、このような事件は起こらないのです。
日本での土佐闘犬の歴史は古く、鎌倉時代あるいは室町時代から闘犬が行われており、藩士の士気を高めるため土佐藩(高知県)で四国犬を使った闘犬が幕末の頃から盛んになったそうです。
闘犬は、飼い主によって土俵の中で喧嘩をするように訓練をされている犬なのです。
どんな犬でも闘犬になれるわけではありませんが、喧嘩に向いた犬種(後で説明)を闘犬にします。
人は犬の改良をしているので、世界では200以上の種類があると言われています。
そのなかには、つまり人で言えばボクシングや相撲、レスリングのようなものが好きな犬もいるのです。
一般的には、闘犬は飼い主が愛情ある訓練と飼育をしていれば、飼い主に忠実な犬です。
喧嘩するように訓練されている犬を放つと、人や犬などを襲うことはあり得ることです。
このような問題を起こす犬は、飼い主の飼育が適正ではないのです。
【危険犬種法があるイギリス】
闘犬は、飼い主が逃がさないよう飼育すれば、他の犬をかみ殺す、あるいは人に危害を与えることなどはしないです。
しかし、それが出来ない飼い主がいるので、イギリスでは、危険犬種法(Dangerous Dogs Act)があります。
日本には、このような法律はありません。
このイギリスの法律は、人や他の動物に対する攻撃性が高いとされる犬種に対して厳しい制限を課しています。
具体的には、売買、譲渡、繁殖が禁止されている4つの犬種が含まれています。
以下が禁止されている犬種です
1、ピットブルテリア (Pit Bull Terrier)
日本でも飼い主から逃げてニュースになっているので、知っている人も多いのではないでしょうか。
下顎の発達した犬です。
アメリカで改良された闘犬用の犬種で、ブルドッグのがっちりとした体格とテリアの性格を受け継いでいます。
性格は忠実で愛情深い犬とされています。
筆者は、ピットブルテリアを診察したことがありますが、その子たちは、飼い主がちゃんと保定してくれれば、従順で速やかに治療ができました。
ピットブルテリアのなかには、喧嘩しないように他の犬が来ないときに来院しているケースもありました。
2、土佐犬 (Japanese Tosa)
闘犬用として作られた犬種で、従順な性格であり警戒心が強い犬です。
喧嘩をしているときも鳴き声をだしません。
日本に土佐犬はいますが、数は少ないです。
体重は90kgにまでなる子もいます。番犬には向いていますが、初心者や高齢の人には飼育が難しい犬です。
3、ドゴ・アルヘンティーノ (Dogo Argentino)
珍しい犬です。
ドゴ・アルヘンティーノは、アルゼンチンで、イノシシ、ピューマ、ジャガーなどの大型の獲物の狩猟用に改良された犬です。
疲れ知らずの体力があり、番犬としては、命がけで侵入者と戦うという性質を持っています。
4、フィラ・ブラジレイロ (Fila Braziliero)
珍しい犬です。
ブラジルで、イノシシ、ジャガーなどの大型の獲物の猟のために改良された犬です。
飼い主に対して忠実でやさしいとされていますが、見知らぬ人に対して警戒芯が非常に強くなるように改良されています。
これらの犬種は、どれも大きく、筋肉質で力強いため、見た目から怖いという印象を与えます。
イギリス以外でも多くの国で違法とされています。
【特定犬がある佐賀県】
普段はおとなしい犬でも、飼い主が予期しない状況で咬傷事故を引き起こすことがあります。
「佐賀県動物の愛護及び管理に関する条例」で特定犬を定めています。
特定犬とは、人に危害を加えるおそれがあるものとして定められており、以下の10犬種です。
1、土佐犬
2、秋田犬
3、紀州犬
4、ジャーマン・シェパード
5、グレート・デーン
6、ドーベルマン
7、セント・バーナード
8、アラスカン・マラミュート
9、マスチフ
10、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(アメリカン・ピット・ブルテリア)
それ以外にも、体高(背中の一番高い部分から地面まで)65cm以上の犬と、危険性(咬傷事故の再発など)のおそれがある犬を知事が指定しています。
これらの犬は、以下のように飼養することが佐賀県では決められています。
・咬傷事故や転倒事故を防止するために「おり」の中で飼養する
・鍵のかけ忘れや、扉の破損がないよう、日頃から注意する
・特定犬シールがあり、特定犬を飼養していることを明示する標識(シール)を訪問者等から見えやすい場所に掲示(貼付)する
【まとめ】
日本では、飼養してはいけない犬はいません。
犬には、犬の性質があり、喧嘩が好きで疲れを知らない子もいるのです。
そのようなことを理解せず、リードや首輪が外れて、犬に襲われる人や犬が年間に4000件以上あるのです。
佐賀県のような条例が他の都道府県でも必要ではないでしょうか。
飼い主は犬の性質をよく理解し、犬や人にとって咬傷事故のようなかなしい事件が起こらないように配慮してほしいです。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e98d8ae2d5fbf4f773c93b71125c97e26cc595b7
2023年11月23日19時2分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乾燥するこの時期、「加湿器が手放せない」という人も多いと思います。
加湿器の使い方次第で、肺炎になってしまう恐れがあるといいます。
“加湿器肺炎”とは、何なのでしょうか。
【画像】“加湿器肺炎”に要注意! 使い方を誤るとカビや菌の温床に…「つぎ足しNG」
■“加湿器肺炎” 医師「見極め困難」
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長に話を聞きました。
まず、“加湿器肺炎”の特徴です。
のどが腫れていないにもかかわらず、ゴホゴホと咳が出る、風邪薬を飲んでも症状が改善しないという特徴があるようです。
肺炎は、血液検査やレントゲン撮影をしないと特定ができず見極めが難しいそうで、これからの時期は増えていく傾向にあるといいます。
■正しく使わないと…過去には死亡事故も
では、原因は何でしょうか。
伊藤院長によると、「加湿器を正しく使えていないことにある」といいます。
間違った使い方をしていますと、加湿器の中でカビや菌などが発生してしまいます。
そうすると、加湿器を使う時にカビや菌が放出され、それを吸い込んでしまうことによって、気管支や肺がアレルギー反応を起こしたり細菌に感染したりして、肺炎になってしまうということです。
実際、2018年には大分の高齢者施設で90代の男性が加湿器による肺炎で死亡した事故もありました。
これを受けて、厚生労働省も注意を呼び掛けています。
■加湿器肺炎防ぐには?「水は毎日入れ替え」「つぎ足しNG」
どうすれば、“加湿器肺炎”を防げるのでしょうか。
重要なのは加湿器を清潔に保つことです。
厚労省によりますと、加湿器の中の水は毎日入れ替えることが重要です。
つぎ足して使っていると古い水が残ることになり、菌やカビの発生源になってしまいます。
また、定期的な洗浄も呼び掛けています。
今、様々な種類の加湿器がありますが、いずれもフィルターやトレイなどを定期的に洗浄したりするなど、手入れが必要です。
方法はタイプによって異なるので、取扱説明書を読んでメンテナンスをすることが大切だということです。
今の時期、まさに加湿器を出したという人も多いと思いますが、伊藤院長は「長い期間使っていなかった加湿器は、すでに雑菌などが発生している可能性が高い。使う前にしっかり洗浄してから使ってほしい」と話していました。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2023年11月23日放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdb75815c738583db749d1ebd9d34d590ef08194


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。