2022年3月9日16時32分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時ごろ、北広島市新富町の住宅の敷地内で、この家に住む屋敷さん(男性、74歳)が屋根の雪下ろしをしていたところ、落雪に巻き込まれました。
警察によりますと、一緒に作業をしていた知人が消防に通報し、屋敷さんは病院に運ばれましたが、その後、死亡しました。
当時、屋敷さんは小型のショベルカーのかごの部分にのって雪下ろしをしていて、屋根から落ちてきた雪とともに2メートル余り下の地面に転落したということです。
警察が当時の詳しい状況をさらに調べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220309/7000044233.html
(ブログ者コメント)
今年、雪下ろし中の事故は多発しており、逐次の紹介は割愛してきたが、今回のケースは珍しいと思ったので紹介する。
2022年3月7日18時32分にYAHOOニュース(熊本県民テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
阿蘇地域では野焼きによる火災も相次ぎ、2人が巻き込まれ重傷。
阿蘇市の観光名所、大観峰。
風にあおられ駐車場に迫る炎。
車両の2倍を超える高さにも見える炎は、あっという間に車を飲み込む。
逃げ惑う人々やその場を離れようとする車も。
別の場所では、煙やすすが一体に広がり、炎が建物に迫っている。
6日、北外輪山付近で実施された大規模な野焼き。
風の影響もあり、各地で火が燃え広がり、消防には13件の通報が寄せられたという。
阿蘇市の別の場所では恐れていた事態が・・・。
野焼き中に男性2人が炎に巻き込まれ、全身をやけどするなどして、いずれも重傷となっている。
阿蘇市などによると、当日の朝、消防と市の担当者、牧野組合で話し合い、6日は「強風注意報が出ていないことや天気予報を考慮して実施を決めた」という。
気象台によると、阿蘇市の「最大風速」は、強風注意報の基準となる10メートルに及ばないものの、瞬間的に10メートルを超える、やや強い風が吹いていたとみられる。
今回の事故を受けて、牧野組合の組合長はKKTの取材に対し、「けがをした2人は野焼きのベテランだが、火の回りが予想より早くパニックになったのではないか。野焼きは危険と隣り合わせで、火に巻き込まれた時の対策など改めて組合員で共有したい」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d29931e419a869cd1362bcaef3f09c7bebd69cc7
3月7日12時31分にNHK熊本からは、やけどした2人は火をつけていく作業をしていた、逃げ道を確保していたが逃げ遅れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時半ごろ、阿蘇市一の宮町の草原で、この草原を管理する牧野組合のメンバー25人が野焼き作業をしていたところ、60代の男性が全身に、50代の男性が顔にやけどしました。
警察によりますと、2人は草原に火をつけていく作業に従事していましたが、火の勢いが想定よりも強く、防火帯などの逃げ道を確保していたものの逃げ遅れたということです。
当時、2人に意識はあり、病院に搬送されて手当てを受けているということです。
6日、阿蘇地域では北外輪山一帯で一斉に野焼きが行われていて、ほかにも車に火が燃え移るなどしたということです。
警察と消防では、野焼きの際は、風の強さや向きを考えて逃げ道を確認してから火をつけるなど、対策を徹底するよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20220307/5000014928.html
2022年3月6日7時11分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後9時40分ごろ、函南町の国道136号線にかかる蛇ヶ橋で「人が橋から落ちた」と、一緒にいた友人から消防に通報がありました。
警察によりますと、転落したのは函南町内に住む17歳の男子生徒で、友人たちと南から北へ橋を歩いて渡っていたところ、転落したということです。
男子生徒は10メートルほどの高さから転落し、その後救助され、病院に運ばれましたが、意識不明の重体です。
事故当時、現場は風が強く、男子生徒はフェンスがある歩道ではなく、柵の低い車道側を歩いていたということです。
警察は、男性が風にあおられ、橋から転落した可能性があるとして、事故が起きた状況などを調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae26f7eed0456ed92371389996f02e0c48541b67
3月6日11時36分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、歩道側の柵は胸の高さぐらいあったが車道側の柵は90㎝ぐらいだったなど、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
5日午後9時40分ごろ、函南町の国道136号にある蛇ヶ橋で、「男子学生が風で飛んだ帽子を取ろうとして転落した」と、一緒にいた友人から消防に通報がありました。
転落したのは町内に住む17歳の男子学生で、病院に搬送され、現在も意識不明の重体です。
警察によりますと、現場は歩道と車道に分かれ、男子学生は車道側にいて、歩道との間の1メートルほどのすき間から10メートル下のコンクリートの土手に転落したとみられています。
歩道には胸の高さくらいの柵がありますが、車道の柵はそれより低く、高さおよそ90センチでした。
警察がさらに詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ab363d0ac2ff96c7eadb3d08c5441b221accfb3
3月7日4時23分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、風で飛ばされた帽子を拾った直後に突風にあおられたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後9時ごろ、静岡県函南町の国道136号線にかかる蛇ヶ橋で「人が橋から落ちた」と消防に通報がありました。
警察によりますと、転落したのは函南町内に住む17歳の男子生徒で友人たちと橋を歩いて渡っていたところ、10メートルほどの高さから転落したということです。
男子生徒はその後、救助されましたが、現在も意識不明の重体です。
警察によりますと、男子生徒は橋の上で風で飛ばされた帽子を拾い、その直後、突風にあおられ、橋から転落した可能性があるとして、当時の状況などを調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d5bd03ebba2ddd6d0b6f41116c98c9557cc6f4b
3月7日19時13分に読売新聞からは、車道に飛ばされた友人の帽子を取りにいっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後8時40分頃、静岡県函南町の国道136号にある蛇ヶ橋で、同町大土肥、男子高校生(17)が転落したと、一緒にいた友人から119番があった。
静岡県警三島署の発表によると、この橋は、歩道側と車道側にそれぞれ柵があり、その間に幅約90センチの隙間があった。
高校生は、風で車道に飛ばされた友人の帽子を取りに行った際に、何らかの原因でこの隙間から約10メートル下のコンクリートに落下した。
意識不明の重体となっている。
当時、周囲は強い風が吹いていたといい、三島署が経緯を調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220307-OYT1T50082/
(ブログ者コメント)
以下はグーグルストリートビューで見た現場の橋。
車が通る橋の横に歩行者専用の橋がかかっており、2つの橋の隙間から転落した。
https://www.youtube.com/watch?v=viy8G0W-oRg
2022年3月4日6時30分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
通信販売で購入した自転車の事故が相次いでいることから、国民生活センターが注意を呼び掛けています。
通信販売で購入した自転車を巡り、危険な事例の相談は2016年からの6年間で206件ありました。
このうち、消費者が自分で自転車を組み立てたと推定されるケースは、少なくとも31件ありました。
走行中に突然、前輪がはずれて腕を骨折したり、顔を40針縫うけがをしたりする事故が起きています。
いずれも、組み立ての仕方が不完全だったとみられています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb4f0d907ff0733c4ec013d05e5a4896079c45a2
※以下は3月3日付の国民生活センター公表資料(写真と動画付き)。
・・・
通常、店舗で販売されている自転車は、出荷元の工場等から、一部の部品が装着されていない組み立てが必要な状態で箱詰めされるなどして販売店に引き渡され、販売店で有資格者などにより組み立てられ、検査及び整備などが行われています。
しかし、通信販売で購入できる自転車の中には、工場から販売店に出荷されるときのように、組み立てが必要な状態のまま消費者に届けられ、消費者が別途、組み立て、検査及び整備の手配をしなければならないものもあります。
組み立て等を依頼できるところを探す煩わしさや、見つからない等のため、専門知識を持たない消費者自らが組み立て、不完全な整備状態で使用され、事故につながるおそれもあります。
・・・
【消費者へのアンケート調査】
●価格や購入に係る手間が省けることが購入理由として優先される傾向がみられました
・・・
【商品を受け取ってから使用するまでの過程についての
テスト】
●自転車が入った箱の重さは30kgを超えるものもあり、1人で持ち運ぶことや、箱を壊さずに自転車を取り出すことは困難と考えられました
・・・
【消費者へのアドバイス】
●組み立てが必要な状態で届く通信販売の自転車の組み立てには、自転車についての正確な知識が必要です。
不適切に組み立てられた自転車に乗ると、事故の危険もあります。
購入する際には、どのような組み立てが必要かを確認しましょう。
また、購入後、組み立て方法について不明な点があれば販売事業者に確認しましょう
【事業者への要望】
・・・
【インターネットショッピングモール運営事業者への協力
依頼】
・・・
【協力依頼先】
・・・
※以下はPDF資料中に記されている具体的な事例
【事例1】
購入者による組み立てが不完全であったと考えられる事例
① ネット通販で新品の自転車を注文した。
自転車は前輪がついていない状態で届いたので、息子が自分で前輪を取り付けたようだ。
坂道を下る途中で段差に前輪が乗り上げた際に、前輪が外れて(注5)、ハンドルを握ったまま前に倒れて左腕の手首を骨折し、全治 1 カ月となった。
(2019 年 7 月受付、40 歳代、男性)
【事例2】
・・・・
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20220303_3.html
2022年2月23日17時12分にYAHOOニュース(文春オンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「春グマ駆除制度」に関する部分以外は長文につき紹介を割愛する。
街中で人間を襲い続けるクマにハンターは……。
「文藝春秋」3月号より、ライターの伊藤秀倫氏による「羆を撃つ 札幌4人襲撃事件」を全文公開します。
(全3回の1回目/ #2 、 #3 に続く)
【ヒトが襲われた! 】
2021年6月18日午前5時38分。
既に起床し、朝刊を読んでいた斎藤(男性、74歳)の携帯電話が鳴った。
斎藤は「一般社団法人 北海道猟友会」札幌支部で支部長を務めるハンターで、ヒグマ防除隊の隊長でもある。
電話の相手は、ヒグマ対策を担当する札幌市環境局の職員だった。
「隊長、北十八(条)の東六(丁目)に出た!」
・・・
人間の生活圏のど真ん中に突如現れたヒグマが、4人に重軽傷を負わせた「札幌市東区ヒグマ襲撃事件」は、こうして幕を開けた――。
【史上最悪の死傷者数】
2021年は、ヒグマと人間社会との歴史において、特筆されるべき年となった。
統計が残る1962年以来、ヒグマによる死傷者が史上最悪となる12人(死亡4人・重傷6人・軽傷2人)に達したのである。
ヒグマの保護管理に関わる調査・研究を行っている「北海道立総合研究機構(以下・道総研)」による現地調査に基づいて道が発表した資料や報道をもとに、死亡事故の状況をまとめると、以下のようになる。
(1)道東・厚岸町の事故
4月10日午前10時40分ごろ、厚岸町の山林で、夫婦で山菜採りをしていた60歳の男性がクマと遭遇し、頭部に損傷を受け死亡。
現場近くで冬眠穴と立ち木に挟まった子熊の死骸が発見されたことから、動けなくなった子熊を「守る」ために母熊が襲ったと考えられる。
男性は妻より100メートル以上先行していた。
(2)道南・福島町の事故
7月1日朝、福島町に住む77歳の女性が農作業のために畑に向かったまま行方不明となり、翌日、畑に隣接したスギ林の近くで遺体となって発見された。
遺体には激しい損傷があり、付近に繁茂するササなどがかけられていた。
(3)道北・滝上町の事故
7月12日午前11時30分ごろ(推定)、神奈川県から観光で訪れた69歳の女性が、浮島湿原に向かう林道上を1人で歩いていたところ、クマに襲われ死亡。
現場は左にカーブする屈曲点で見通しが悪く、人間とクマがお互いに気づかず、“出会い頭”で遭遇した可能性が高い。
(4)道央・夕張市の事故
11月24日、「山に行く」と猟に出かけた53歳の男性ハンターが戻らず、翌日、警察によって遺体で発見された。
遺体にはクマによると見られるひっかき傷や咬傷があり、遺体近くからは猟銃の他にクマの血痕も見つかった。
【クマと人間の軋轢が高まる理由】
なぜ今、クマと人間との軋轢がかつてないほど高まっているのか。
これらの事件の現地調査を行った道総研の釣賀一二三・研究主幹は、その背景をこう説明する。
「ひとつには、近年クマの生息数が増えて、密度、分布域、出没する場所も拡大していることが挙げられます」
生息数が増加した理由として必ず指摘されるのが、「春グマ駆除制度」の廃止である。
戦後、北海道においては人口が急激に増加し、大規模な森林開発などが進んだ結果、生息圏を追われたヒグマによる家畜や人身への被害が相次いだ。
そのため、「個体数減少策」として1966年に導入されたのが「春グマ駆除制度」だ。
足跡を追いやすい残雪期に冬眠明けのクマを中心に無差別に捕獲する同制度の“効果”は恐ろしいほどで、一部の地域では絶滅が危惧されるまで減少したと考えられた。
こうした状況を受けて、北海道は撲滅から共存へと180度方針を転換、1990年に春グマ駆除を廃止した。
「クマとの共生」を掲げて30年を経た今、その個体数は着実に回復し、道総研によると2020年末における個体数推定の中央値は、全道で約1万1700頭となった。
春グマ駆除廃止で変化したのは、生息数だけではない。
「クマにも捕獲しやすい個体とそうでない個体があります。
人間に警戒心を抱かず寄ってくる個体は捕獲しやすいし、春グマ駆除では、そういう個体が多く捕殺されていたと思われます。
ところが、人間が積極的に山の中に入ってクマを捕獲することがなくなると、そういう個体も生き残る。
だから、人間に対する警戒心が薄い個体が近年、人間の生活圏近くに出没するようになった可能性もあります」
(同前)
ときに“人慣れクマ”と称されることもある新世代の登場である。
だが、こうした現状を踏まえた上でも「まったくの想定外」と専門家が首をひねるのが、前述した「札幌市東区ヒグマ襲撃事件」なのである。
【背中に2本の爪痕ができた】
〈篠路町上篠路92付近に黒っぽい動物がいる〉
6月18日午前2時15分に市民から寄せられた110番通報が、この事件に関する第一報である。
・・・・・
【まん丸な顔して、興奮して、こっち睨んでるのさ】
この時点ではまだ斎藤1人だったが、とりあえずクマの姿を確認するため、クマがいると思しき場所に回り込むと、1人の若者がスマホをかざしているのに出くわした。
・・・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb82221f079c117dc30dc123dc0ce1b9a4812f76
2022年2月16日19時25分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月16日の北海道内は、道南を中心に大荒れの天気となっています。
一方、札幌市では屋根の上に危険な雪庇(せっぴ)が増えていて注意が必要です。
齋藤記者:
「函館市内です。きのうから続く吹雪の影響でしょうか、バス停のポールが根元から折れ曲がっています」
発達した低気圧の影響で大荒れとなった函館市では、市民が雪かきに追われました。
函館市民:
「すごいですね。車出せないです。きょうは出かけない」
函館市民:
「(両手で表現して)こんなもんだな。30センチくらいある。吹きだまりで玄関埋まってるから」
道南では、2月17日朝にかけてさらに30センチの雪が降る予想で、交通障害に警戒が必要です。
一方、先週、記録的な大雪となった札幌市。
特に心配なのが、屋根の雪です。
2月13日には、手稲区で銭湯の屋根が崩落。
2月16日には、札幌市近郊の余市町でも落雪事故が起きるなど、被害が相次いでいます。
札幌市北区の女性:
「落としてない。年を取ってくると(屋根に)上がれないから、近所の人におろしてもらっている」
札幌市北区の男性:
「(指で差して)息子は、ここと上を合わせたら5、6回になるかな。"雪庇落とし"っておっかないけど、落とさないと下のガラス壊れたりする」
除雪中の男性:
「(車を屋根から)1メートル以上、もっと開けないと、屋根から落ちた雪で、車のドアが傷ついたりしますよね」
いま住民を脅かしているのが、自宅にできた大きな雪庇…。
雪庇落としの依頼も除雪業者に相次いでいます。
エイト建設 豊島社長:
「2021年の3倍くらい増えています。1週間はびっしり(予約が)入っています」
この日は、札幌市南区の住宅の雪庇落とし。
雪庇は、暖房などで「解けて凍って」を繰り返し、固く重くなっていました。
落ちた雪庇は、屋根の上にある時よりもはるかに大きく見え、かなりの衝撃です。
除雪業者:
「(雪庇を計測して)30センチくらいはある。ドンと落ちたら家の壁が傷つく、穴が空いちゃうので、窓ガラスとかだと家の中に入ってしまう」
ただ、作業は常に危険と隣り合わせ。
プロでも危惧するのは、屋根の上のこの状況。
白い雪で雪庇と屋根の境界がわかりにくく、判別がつきません。
除雪業者:
「ここからこっちは"屋根の上"だから落ちる心配はないんだけど、普通の人だとわからないかもしれない。もっと長い雪庇だと2メートルくらいある所がある」
さらに、市民らに気をつけてほしいと呼び掛けるのが、カーポートや倉庫など、比較的、屋根が低い建物の雪落としです。
除雪業者:
「(高さが)2~3メートルだと油断して落ちる事故が多い。プロに任せた方がいいんじゃないかなと。1人で登る方いるが、絶対にやらない方がいい」
札幌市では週末、再び大雪となる可能性がありますが、屋根の雪には細心の注意が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d1f1000cb53495c65de6dbddc6221a5b2dd059
(ブログ者コメント)
雪国で生活したことがないブログ者は、この映像を見るまでは、雪庇といっても雪の塊に毛が生えた程度のものだろうと思っていた。
しかし、落とされた雪庇を見ると透明感があり、ほとんど氷だ。
本ブログではこれまで、雪庇落下による配管損傷とか人身事故を何件か紹介しているが、こんな氷のようなものが落ちてくるなら、さもありなんという感じだ。
2022年2月1日11時30分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、事故のイメージ図付きでネット配信されていた。
相次ぐ大雪で、雪かきや氷の撤去作業中に事故に巻き込まれる危険性が高まっている。
長野労働局によると、1月にはスキー場で長さ約4メートルのつららの撤去作業中に、従業員が崩れてきたつららの下敷きになって死亡する事故が発生した。
労働局は、「例年以上に労働災害発生のリスクが増大している。今回ほど大きくなくても、とがっているつららの下での作業は危険だ」として、事故防止の徹底を訴えている。
警察などによると、つららの下敷きになった事故は、長野県立科町の「Sスキー場」のレンタルショップなどが入る施設で起きた。
1月22日午後3時50分ごろ、施設の従業員、長田さん(男性、66歳)が同僚と2人で、つららをハンマーでたたいて壊す作業をしていたところ、長田さんがつららの下敷きになった。
長田さんは病院に搬送されたが死亡した。
つららは高さ3・5メートルの場所にある大きな雨どい付近から伸びていた。
太さは90センチで、かなりの重みだったとみられる。
施設の運営会社によると、今年は降雪量が多く、つららが例年よりも大きくなった。
スキー客が行き来する場所ではなかったが、建物に被害が出ないよう、除去作業をしていた。
今後、融雪設備を導入するとしている。
労働局は事故を受け、再発防止のポイントを公表した。
つららが小さいうちに取り除くことや、離れた場所から作業することを呼びかける。
また、大きくなったつららは無理に撤去せず、付近を立ち入り禁止にするよう求めている。
一方、自宅での雪下ろし作業中の事故も多発している。
飯山市では1月16日、自宅屋根の雪下ろし中に転落したとみられる67歳の男性が、雪に埋もれた状態で見つかり死亡した。
県によると、この死亡事故1件を含め、昨年12月から1月末まででの間に、死傷者の出た雪害事故の報告はすでに30件に上り、今後、さらに増える恐れがある。
前年は40件、降雪の少なかった前々年は6件だったといい、県は「雪が多いと事故も増える傾向がある」として、注意を呼びかけている。
https://mainichi.jp/articles/20220201/k00/00m/040/044000c
2022年4月7日19時13分に信州からは、必要な安全対策を指示していなかったとして社長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし1月、立科町のスキー場の施設でつららを除去していた男性作業員が割れた氷の下敷きになって死亡した事故があり、労働基準監督署はこの事故で必要な安全対策を担当者に指示していなかったとして、このスキー場の運営会社の社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
小諸労働基準監督署によりますと、ことし1月、立科町の「Iリゾーツ」のスキー場の施設で、66歳の男性作業員が建物の軒下に伸びたつららを撤去する作業をしていたところ、割れた氷の下敷きになって死亡しました。
事故を受けて労働基準監督署が調べたところ、スキー場の運営会社の38歳の社長が安全管理の担当者に必要な安全対策を指示していなかったことがわかったということです。
このため労働基準監督署は、社長と会社を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
運営会社の社長は、「危険な業務に対して適切な安全管理が行き届いていませんでした。従業員を守りきれなかった責任を痛感しています」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220407/1010022191.html
(2022年5月26日 修正2 ;追記)
2022年5月25日15時24分にNHK信州からは、社長は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日、長野地方検察庁佐久支部は社長を不起訴にしました。
不起訴の理由は明らかにしていません。
不起訴を受けて運営会社の社長は、「不起訴であっても、道義上の責任を痛感している。安全管理体制を拡充し、再発防止に努める」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220525/1010022694.html
2022年1月30日6時0分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、写真や件数推移グラフ付きでネット配信されていた。
都市部の子育て世代の移動に重宝する電動アシスト自転車。
ただ、車体が重く、親子で乗ると総重量は100キロ以上になります。
小回りも利きにくいなど、普通の自転車と大きく異なる特徴もあり、乗り方には注意が必要です。
事故も増えています。
ある調査によると、事故の8割が、意外な場面で起きていることがわかりました。
どんなことに気をつければいいのか、取材しました。
【自転車の重さに耐えきれず……】
東京都世田谷区に住む30代の女性は、電動アシスト自転車を使い始めて約2週間後、転倒した。
5歳の息子を後ろに乗せた状態だった。
幸い、子どもはヘルメットをかぶっており、けがはなかったが、「一つ間違えば大けがしていたかも。ひやっとした」と振り返る。
状況はこうだ。
保育園から帰宅して自宅の玄関前の道に自転車を止め、前カゴの荷物を先に下ろした。
すると、道路が少し傾いていたこともあり、倒れかけた。
とっさにハンドルに手をかけたが、自転車の重さに耐えられず、支えきれなかった。
女性は「走行中は事故に気をつけていたが、停止中は油断していた。電動アシストの扱いに慣れていなかった」と振り返る。
【増える電動自転車の事故】
警察庁によると、2020年に起きた自転車事故は6万7673件と、11年の14万4062件からほぼ半減。
だが、そのうち電動アシスト自転車関連の事故を見ると、11年の1238件から20年は2642件と、2倍以上になっている。
子乗せ自転車で多いのが、「停止中」の事故の割合だ。
消費者庁の消費者安全調査委員会が2020年に出した報告書によると、東京消防庁が11年からの7年間に幼児を乗せた自転車(電動アシスト含む)の単独事故で救急搬送した1221人のうち、停止中の事故が最も多く、79・6%を占めた。
保護者が自転車から目を離したり、子どもと荷物を乗せたり降ろしたりする際の転倒が多かった。
報告書では、前輪とスタンドの左右端2点で支える三角形から自転車の重心がはみ出すことで転倒リスクが高まると指摘し、バランスを崩す要因として、幼児の動きや停車場所の傾斜、荷物の乗せ降ろし、ハンドルへの荷物などのぶら下げなどをあげる。
全国で安全教室を開く自転車安全利用コンサルタントの北方真起さんは、「自転車の事故と言うと走行中をイメージするが、止まっている時の事故が案外多い。走行中より注意が散漫になりやすく、走行中と同じくらい注意が必要です」と話す。
経済産業省の生産動態統計によると、ママチャリなどの一般の自転車の出荷台数は12年の約163万台から21年は約49万台と減少傾向にある。
一方で電動アシストでは、12年の約39万台から21年は約73万台と増加傾向だ。
電動アシストは、こぎ始めに加速が得られて負担が少ない一方で、ペダルの踏み加減を誤ると重心も高くバランスを崩しやすい。
車体も重く、親子で乗ると総重量は100キロを超えることもあり、一度倒れかかると自力で持ち直すことが難しく、ぶつかると重大事故につながる可能性が高い。
【子どもを乗せるのは最後、目を離さない】
では、何に気をつければよいのか。
交通安全対策に詳しい東京都市大学の稲垣具志・准教授(交通工学)によると、停止中は「子どもを乗せるのは最後、降ろすのは子どもが最初で荷物は後」で、子どもが自転車に乗っている時間をできるだけ短くするのが原則だ。
特に子どもが乗っている時は、目を離さないことが大切。
発進時は思い切りペダルを踏み込まないなど、加速時に転倒しやすいので注意が必要だ。
一方で、走行中で特に注意がいるのは、段差や右左折だ。
車道と歩道の5センチ程度の段差でも、浅い角度で進入しないようにするほか、小回りが利かないので無理な方向転換はしない。
車道を走るのが原則だが、歩道の場合は車道寄りを徐行し、歩行者優先で人をよけながら走るなど、蛇行運転はやめるようにする。
雨の日は、マンホールなどでのスリップも増える。
子どもにヘルメットをかぶせることも不可欠だ。
稲垣さんは、「子育て中の保護者は時間的な余裕がない中で運転していることも多く、安全確認がおろそかになりがち。より落ち着いて意識することが大切」とした上で、「道路交通法などを守ることはもちろんだが、子育て中の自転車に適した所作を一度確認し、普通の自転車との違いを意識して使ってほしい」と話した。
https://digital.asahi.com/articles/ASQ1X6F5YQ1PULEI00F.html?pn=8&unlock=1#continuehere
2022年1月22日2時0分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川・横浜市の繁華街で21日、ビルから男性が転落し、窓から様子を見ようとした女性も誤って転落しました。
さらに、下の階の窓で見ていた男性や通行人を巻き込みました。
職務質問を受けていた男性がビルの中に入り、屋上から転落したとみられています。
21日、横浜市のビルから男女が相次いで転落し、下にいた人を巻き込む事故がありました。
午後5時ごろ、現場は規制線がはられ、騒然としていました。
警察官がビルの上を指さしている様子も。
現場は、人通りの多い横浜市の繁華街にあるビルです。
21日午後4時すぎ「建物から人が落ちてきて、下にいる人とぶつかった」と通報が入りました。
警察によると、40代の男性がビルの前で職務質問を受けていたところ、男性は「このビルに用がある」と言って5階建てビルの中に入っていき、屋上から転落したとみられています。
その後、「ドスン」という音を聞いた女性が、3階の外にあった足場からのぞき込んでいたところ、誤って転落。
その際、2階の窓からのぞき込んでいた男性にぶつかりました。
さらに、最初に落ちた男性を介抱していた男性にぶつかりました。
事故が起きたのは、隣のビルとの隙間でした。
最初に屋上から落ちたとみられる男性と、地上にいた男性は骨折しましたが、命に別条はなく、ほかの2人は軽傷だということです。
警察は、男性がなぜビルから転落したのかなど、詳しいいきさつを調べています。
(1月21日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/851fc763cf0a135ba4f432ddce0f5c9f31f5a442
2022年1月14日23時20分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後3時過ぎ、美唄市西4条南4丁目の住宅で「屋根で男性が倒れている」と近所の人から警察に通報がありました。
男性は、この家に住む内村さん63歳で、病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
警察によりますと、内村さんは、着ていたパーカーのフードに雪に刺して立った状態のスコップの柄が引っかかった状態で見つかりました。
警察は、内村さんが雪下ろしをするため2階の窓から1階の屋根に出た際、スコップの柄の部分がパーカーのフードに引っかかって首が絞められ窒息したと見て、当時の状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2f588101f7247b9c5d4376722d06e4130848a9e
2021年12月10日18時0分にYAHOOニュース(ねとらぼ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ねとらぼ読者から生き物で起こった事故、トラブルのお話を伺う募集企画。
今回は「いつもの場所に置いていたはずの自転車に……」という体験談。
想像すると痛そうだし、ゾワッとする……。
「ハンドルを握った瞬間、手に激痛」
小学校低学年のころ、自転車に乗れるのがうれしく、毎日のように走っていた時期がありました。
ある夏の夕方、友達の家に行こうと定位置(自宅の駐車場の端)に停めていた自転車にまたがりハンドルを握った瞬間、手に激痛が走りました。
よく見ると、ハンドルのところに大量の毛虫がいて。
私はそれに気付かずにハンドルを握りしめてしまい、その毛虫たちを手でつぶしていたんです。
「定位置に停めていた」「毎日のように乗っている自転車」がどうして毛虫だらけに?
自転車を停めていた場所は自宅の駐車場の端だったのですが、その上まで隣家が植えた桜の木の枝が伸びてきていたんです。
両手に毛虫の毛が刺さって大泣きしていると、自宅から親が飛んできて、すぐに病院に連れていかれました。
初めは手に激痛が走っていたのですが、治るにつれてかゆみに変わり、確か1~2週間くらいで治ったかと。
これ以降、自転車に乗るときは、ハンドルに毛虫がついていないか必ず確かめるようになりましたね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f38d09c8f7e0430512605dc053eba64099020e2
2021年12月14日17時50分にYAHOOニュース(アフロ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中国黒竜江省の鶏西市で12月10日、8階建ての建物から氷の塊が路上に落下。
通行人にぶつかり、大けがをする事故が発生した。
映像によると、宅配便の配達員が建物の前を歩いていると、突然、上空から氷の塊が落下してきて、配達員に直撃。
事故直後、周辺にいた住民が配達員を安全な位置に移動させている様子がわかる。
配達員は、命に別条はなかったものの、首の骨を折る大けがを負った。
不動産管理会社によると、2度にわたり屋根の除雪を行ったが、最近降った雨のため、屋根に新たな塊ができてしまったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/098febdbf0196a8585649c9abb8d22a046e1da5e
2021年11月26日16時32分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城県日立市の職員が草刈り機で除草作業中、跳ねた小石が走行中などの自動車に当たって損傷させる事故が立て続けに3件起きていたことが、市への取材でわかった。
人的被害はなかったが、市の損害賠償額は3件で84万8382円に達している。
3件の事故は、9月7日から10月18日までの約1か月の間に起きた。
いずれも、市道わきや公共施設敷地で除草作業をしていたところ、草刈り機が地面の小石を跳ね上げ、駐車や走行していた車にぶつかり、ガラスや車体を損傷した。
9月7日の事故では、中学校敷地で用務員が草刈り中、飛び散った小石が30~40メートル離れた中里交流センターに駐車していたタクシーのガラスを破り、市はレンタカー代を含め約62万円を支払うことになった。
走行中の車のフロントガラスを突き破った事故もあった。
草刈り作業の際に縦横約1メートルの防護柵を設置していたケースもあったが、小石は柵を超えて飛び散ったとみられる。
市によると、数年前までは年1回程度、同様の事故が起きていたが、短期間で3件が続発したのは想定外だという。
市は、防護柵を拡張するなど再発防止に取り組むことにしている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211126-OYT1T50082/
(ブログ者コメント)
〇関連情報調査結果、同じ茨城県つくば市での石はね事例も見つ
かった。
(2021年5月18日 NEWSつくば)
つくば市は17日、市有地の同市小田、国指定史跡小田城跡で、市の委託業者が草刈り機3台で草刈り作業中、小石が跳ね、近くの民家の窓ガラスを破損する事故が発生したと発表した。
同市では12日にも、同市平沢、平沢官衙(かんが)遺跡歴史ひろばで、業者が芝刈り機で作業中、小石が跳ね、散策していた女性が頭部にけがを負う事故が発生したばかり。
五十嵐立青市長が安全対策を徹底すると表明した矢先だった。
市文化財課によると、小田城跡で、15日午前8時から午後5時まで、委託業者の作業員5人がハンドガイド式草刈り機1台と肩掛け式草刈り機2台を使用して草刈りをした際、小石が跳ね、民家1階の窓ガラスに当たった。
ガラスは表面が破損し、直径2センチくらいくぼんだ状態になった。
5人の作業員のうち3人が機械で草刈りをし、1人が周囲を監視、1人が刈った草を集める作業をしたが、石跳ね事故を防止する衝立(ついたて)やフェンスなどは使用していなかった。
小田城跡で作業をした業者は、平沢官衙遺跡とは別の業者だという。
17日、民家の住民から連絡があり分かった。
同日、業者が現地確認し、住民に謝罪、破損した窓ガラスを補償することを伝えた。
五十嵐市長は、「先日の事故を受け、全委託事業者に注意喚起及び飛び石防止等の安全対策を徹底していたところ、再びこのような事故が発生したことを深くお詫びします。再度このような事故を起こすことのないよう指導を徹底し再発防止に努めます」とするコメントを発表した。
石跳ね事故が相次いで発生したことを受けて、市は、草刈り作業の仕様書を全庁的に見直したいとしている。
https://newstsukuba.jp/31880/18/05/
〇本ブログでは草刈り機による事故事例を多数紹介してきたが、そのほとんどは人身事故。
石はねによる器物破損事例は以下の1件のみで、飛距離は5~15mだった。
『[昔の事例の顛末] 2013年10月17日 岩手県奥州市で市の職員がマラソン大会臨時駐車場除草中、草刈機がはね飛ばした小石が隣接駐車場の車に当たり、市は約220万円を賠償』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3448/
それが、今回の事例では30~40m飛んだということで、そんなにも飛ぶのかと、少し驚いた。
2021年11月20日12時0分にYAHOOニュース(朝日新聞)から、下記趣旨の記事がイラスト付きでネット配信されていた。
昨年7月、当時2歳8カ月の男児が縦型の自動洗濯機の底から手を差し入れて洗濯槽の回転部で指を切断する大けがを負っていたことが分かった。
日本小児科学会が発表した。
この洗濯機は、四隅だけが高くなった「防水パン」と呼ばれる洗濯機の受け皿の上に設置されており、防水パンの底との間に空間が生じていたという。
小児科の医師から寄せられた情報に基づく同会の「傷害速報」によると、事故が起きたのは2013年に製造された洗濯機で、四隅の高さが約6センチの防水パンの上に設置されていた。
洗濯機の脚が長さ約1センチあり、防水パンの底と洗濯機には約7センチの空間があったという。
男児はこの空間から手を入れたとみられ、左手薬指に大けがをした。
国内の大手家電メーカーなどでつくる日本電機工業会によると、一般的な縦型の洗濯機は、底部に洗濯槽を回転させるための装置や冷却ファンが集まっており、覆いがない状態になっている。
洗濯槽が斜めに設置されているドラム型は、回転部には触れられない構造だという。
防水パンは近年、配管を通したり点検をしやすくしたりするため、かさ上げタイプの流通が増えているという。
電気用品安全法で、洗濯機については底に手が入らないよう、規格が定められているが、洗濯機の設置場所に関する規定はない。
担当者は、「取り扱い説明書には以前から、運転中に底の部分に手足を入れないよう記載してきたが、今年度からは本体にイラストなどで注意を呼びかける表示をする対応をとっている」と話す。
一方で、子どもの事故に詳しいNPO法人「Safe Kids Japan」の理事長で小児科の医師、山中龍宏さんは、「底部分にカバーをつけるなどして、子どもが内部に触れないような構造に変えることが望ましい」と指摘する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/108f72266266f5ea7bd0a2f63527422433575c0a
2021年11月17日11時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
炊飯器や電気ポット、スチーム式の加湿器といった、蒸気を出す家電で乳幼児がやけどをする事故が相次いでいるとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。
中には、皮膚移植が必要なほど重度のやけどを負う事故も起きている。
同センターによると、家電から出る蒸気で0~3歳児がやけどをした事例は、今年6月までの約5年間で少なくとも57件寄せられている。
「1歳2カ月の男児が電気炊飯器の蒸気口に両手を置き、手指にやけどを負って24日間入院した」、「1歳の男児がスチーム式加湿器に触れて手にやけどをし、皮膚移植の手術をした」など。
うち39件で、医療機関での治療が必要だった。
センターの調査では、炊飯器や電気ポットの蒸気口の温度は約100度で、10センチほど上の箇所でも約80度だった。
ヒーターで水を加熱し蒸気を出すスチーム式加湿器では、蒸気口の温度は72度だった。
【事故のリスク、減らすためには】
事故を防ぐため、蒸気の温度や量を低減する機能がある家電もある。
こうした機種では、蒸気口の温度は約30~40度だった。
センターの担当者は、「やけどの事故は対策機能がない機種で起こる場合が多い」とみる。
センターが0~5歳の子どもがいる保護者5千人を対象に実施したアンケートでは、約1割の保護者が「乳幼児がやけどをした/しそうになった」と回答。
約4割が、家電から出る蒸気による乳幼児のやけどを想定していなかった。
事故を防ぐためには、家電を高い位置に置いたり、子どもが家電のある場所に近づかないよう柵を設置したりすることが大切だ。
アンケートで家電の設置場所を聞いたところ、床から90センチ以上高い場所に設置した家庭で乳幼児のやけどが起こりにくい傾向があった。
ただ、乳幼児が電源コードを引っ張って家電を落下させてやけどを負う事故も起きているため、注意が必要だという。
センターによると、乳幼児は、高温の蒸気に触れた際の反射動作が大人に比べて遅いため、やけどが重症化しやすいという。
「子どもが蒸気口に手を置いたまま泣いていた」という事例もあった。
担当者は、「高温の蒸気によって重篤なやけどを負うことがあるということを認識してもらい、家電を購入する際には『蒸気レス』や『蒸気カット』など、対策機能を示したものを検討してほしい」と呼びかける。
https://www.asahi.com/articles/ASPCJ4QNXP9ZUTFL004.html
2021年11月17日14時52分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県姫路市安富町三森の山中で16日午前11時ごろ、市内の男性(68)がわなにかかっていたイノシシに襲われた。
県警によると、尻から腰のあたりをかまれたとみられ、襲われた直後は受け答えができたが、その後、意識不明になった。
男性は猟友会のベテラン会員で、駆除にあたっていたという。
姫路署によると、男性は同日午前6時ごろ、くくりわなにかかったイノシシの駆除を猟友会に頼まれて現場に向かった。
その後、男性から「イノシシにかまれた」と、別の猟友会員に電話があった。
男性は自分で車を運転し、病院を受診したが、症状が悪化したという。
イノシシは体重50~60キロくらい。
わなには姿はなく、逃げたとみられる。
https://www.asahi.com/articles/ASPCK4VDSPCKPIHB00Q.html
11月17日16時53分にNHK兵庫からは、駆けこんだ病院から別の医療機関に運ばれ手術を受けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日、姫路市の山の中で68歳の男性がイノシシに尻や腰などをかまれて意識不明の重体になっています。
警察によりますと、意識不明の重体になっているのは姫路市に住む68歳の男性です。
男性は地元の猟友会のメンバーで、16日朝、わなにかかったイノシシを見るため、姫路市安富町三森の山を1人で訪れたところ、襲われたということです。
自力で山を下り、車を運転して治療してほしいと病院に駆け込みましたが、腰や尻をかまれて大けがをしていたため、別の医療機関に運ばれ、手術を受けました。
男性は話ができたということですが、17日朝になって意識がなくなり、手当を受けているということです。
警察は、秋から冬にかけての狩猟期間は山でハンターが銃を使ったり、わなをしかけたりしているのでむやみに立ち入らず、山に入るときも十分に注意してほしいと呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211117/2020016062.html
2021年11月12日17時3分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前、北海道東部の厚岸(あっけし)町片無去(かたむさり)の牧草地で作業中の男性が、シカよけネットに引っかかって身動きがとれなくなっていたエゾシカに角で腕を突き刺され、大けがをした。
厚岸消防署や町役場の担当者は、「シカの角が人にささったのは聞いたことがない」と驚いている。
道警厚岸署によると、「事件」が起きたのは午前10時ごろ。
牧草地に堆肥(たいひ)をまく作業をしていた吉村さん(67)が、風で飛ばされた帽子を拾おうとして、シカよけネットに近づいた。
そこに角がネットに絡まったエゾシカがおり、何らかの原因で吉村さんは腕を角で突き刺された。
吉村さんは左前腕を角が貫通し、右脇にもけがをした。
ドクターヘリで病院に運ばれたが、会話はできていたという。
厚岸町環境林務課によると、エゾシカは4歳くらいのオスで、80キロほどの大きさだった。
https://www.asahi.com/articles/ASPCD5J28PCDIIPE00Y.html
11月12日19時18分にNHK北海道からは、この時期、鹿は繁殖期で攻撃的になっているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前10時ごろ、厚岸町片無去の牧草地で、侵入防止用のネットに絡まり身動きがとれなくなっていたオスのシカに、農作業中の60代の男性が近づいたところ、突然、角で突かれました。
男性は角が左腕を貫通する大けがをしたほか、脇腹も痛めてドクターヘリで釧路市内の病院に運ばれましたが、警察によりますと、命に別状はないということです。
シカはその後、町からの要請で駆除されました。
動物の生態に詳しい関係者によりますと、この時期、シカは繁殖期のため、ふだんよりも攻撃的になっているということです。
野生のシカを見つけても、決して近づかないようにしてください。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20211112/7000040168.html
2021年11月5日14時20分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもがマンションのベランダなどから転落して死亡する事故が相次いでいることから、専門家のグループが、効果的な対策を検討するための実証実験を行いました。
実験は4日、京都府長岡京市の保育園で、研究者や医師などで作る専門家のグループが行いました。
ベランダの柵を模した装置に器具を取り付けて、120センチから140センチまで高さを変え、3歳から6歳までの50人余りの園児が柵を乗り越えられるかを、年齢別に調べました。
その結果、なかには、自分の身長より高い140センチの高さでも、素足を柵に貼り付けるようにして5秒ほどで登ってしまう子どももいました。
マンションなどのベランダの柵の高さは、転落防止のために110センチ以上にする基準がありますが、子どもが乗り越えるケースがあとを絶たず、先月には、大阪・北区の高層マンションで、4歳の女の子がベランダから転落して亡くなったと見られる事故も起きています。
グループでは、今後も実験を続け、転落防止につながる柵の形状や効果的な器具による対策を検討して公表することにしています。
グループのメンバーで子どもの事故防止に取り組むNPO法人の北村光司理事は、「子どもが登ろうとしても、柵を乗り越えられない環境づくりが重要です。どういう条件なら安全かを具体的に検討して、メーカーなどとも共有したい」と話しています。
【子どもの建物からの転落事故】
国の人口動態調査によりますと、14歳以下の子どもがマンションのベランダなど建物から転落して死亡した事故は、去年は7件で、前の年から5件減りましたが、毎年、発生していて、過去10年間で124件に上っています。
このうち、2018年までの5年間の死亡事故37件について、消費者庁が詳しく分析したところ、年齢別では3歳が最も多く、1歳から4歳で全体の6割余りを占めていたということです。
また、事故の発生場所では、
▼ベランダからの転落が全体のおよそ4割にあたる15件
▼窓からの転落が7件
▼屋上からの転落が2件
だったということです。
医療機関から収集した事故事例では、5歳の子どもが家族を見送るためにベランダの手すりにつかまっていたところ前のめりになって転落したケースや、高さ90センチの柵がある2階のベランダから4歳の子どもが転落したとみられるケースがあったということです。
子どもの転落事故は、ことしに入ってからも相次いでいて、9月に札幌市のマンションで、子ども部屋の窓から誤って転落したとみられる4歳の男の子が亡くなった事故や、先月、大阪・北区の高層マンションで、ベランダから転落したとみられる4歳の女の子が亡くなった事故が起きています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20211105/2010012589.html
2021年11月6日11時24分にYAHOOニュース(FLASH)から下記趣旨の記事が、転落直前の自撮り写真?付きでネット配信されていた。
映え写真が並ぶインスタグラムの最後の投稿は、死を告げるものだった。
元モデルだった美しきインスタグラマーは、絶景を背景に崖の上から自撮りした直後、足を滑らせ転落死してしまった。
ベルギーに暮らすゾーイ・スノークスさん(33)は旅行が大好きで、澄んだ海や広大な大地を背景に自らが写りこんだ写真をインスタグラムにたびたび投稿していた。
11月2日、この日も夫と2匹の愛犬とともに、絶景スポットを求めてベルギー南部を訪れていた。
朝早くから身支度をすませると、お目当ての崖に向かったという。
到着すると、スノークスさんはスマホを持ちながら崖の淵まで歩みを進めた。
このとき夫に対して、犬をしっかり見張るよう促した。
言われるがまま、夫が犬に目を配り、再び視線を崖に戻すと、そこにスノークスさんの姿はなかった。
夫は、メディアの取材に対し、「水飛沫が舞いあがり、写真を撮るにはうってつけの場所だった。でも、ほんの5秒たらずで消えてしまった。なんの音も叫び声も聞こえなかった」と振り返っている。
必死にスノークスさんの名前を叫びつづけるも、返答はない。
崖の下には、大きな川が流れているだけだった。
夫はすぐさま救急隊に通報したが、その場所はフランス語が主流の地域。
フランス語が不得手な夫は、うまく意思疎通できない。
やむなく近くのホテルに助けを求めると、救急隊や警察、スキューバダイバーが現場にやってきた。
その後、スノークスさんの遺体が発見されたという。
回収されたスマホを見ると、そこには事故直前に撮影された自撮り写真がしっかりと残っていた。
「妻は崖から真っ直ぐ前を見ていたよ。遺体が見つかった川も写っている」とその悲しみを語っている。
事故翌日、スノークスさんのインスタグラムには、その死を知らせる画像が投稿され、多くの反応が集まった。
ニュースサイトのコメント欄にも、
《ソーシャルメディアは、時として人を死にいたらしめる》
《本人にも、残された家族にとってもつらい最期だっただろう。安らかに》
《恐ろしい話だよ。いいねの代償は大きいものだ》
などのコメントが並んだ。
絶景を求めすぎたインスタグラマーに襲いかかった、あまりにも突然の悲劇だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a187ce03d2f824a430cbbc8edcdf6c73e86323f
(ブログ者コメント)
1週間ほど前、自撮り中に転落するなどして死亡した人は報道などされただけで世界中で379人、という情報を紹介したばかり。
これまで、こういった情報はさほど目に留まらなかったのに・・・。
これも「意味ある偶然の一致」か?
2021年10月29日7時30分にYAHOOニュース(COURRiER JAPON)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高所からの転落、交通事故、溺死……。
2008年以降、セルフィー(自撮り)撮影中に死亡した人は少なくとも379人にのぼると、スペインの研究チームが明らかにした。
絶景とともに自らを写真に収めようと、スマホを片手に腕を伸ばし、無理な体勢を取り、バランスを崩し……。
国際医学誌『ジャーナル・オブ・トラベル・メディシン』に掲載予定の論文によると、明らかになっているだけで379人が、2008年1月から2021年7月までに自撮りが原因で死亡しているという。
この調査は、旅行医学に関するプロジェクトを率いるスペインの「iO財団」によって行われた。
その調査結果によると、自撮りによって引き起こされたもっとも多い死因は「転落死」で、379件中216件を占める。
その他の主要な死因は、電車や車による「交通事故」、「溺死」、「銃器関連」、「感電死」。
さらには、「野生動物に襲われた」という事故も17件発生している。
加えて、死亡した人の3人に1人は旅行中の観光客であったことも明らかになった。
国別の事故発生件数の1位はインドで、2008年以降、100人が死亡している。
2位はアメリカ(39人)、そして3位ロシア(33人)と続く。
インドでの発生件数の多さについて、「多くの人が電車の窓やドアから体を出して自撮りをしている」ことが原因としてあげられると、仏紙「フィガロ」は論文の共著者の一人であるクリスティーナ・フエサスの言葉を引用して伝える。
フエサスは、また、若い人ほどリスクにさらされていることも指摘する。
死亡者の平均年齢は24.4歳であり、全体のうち41%が19歳以下、37%が20代の若者だったという。
iO財団のウェブサイトには、「世界のもっとも危険な自撮りスポット」も10ヵ所が掲載されている。
そのなかには、カナダとアメリカの国境に位置するナイアガラの滝や、ロシアのウラル山脈、インドのタージマハルなどが含まれる。
今回の調査は、2008年以降に報道や公式発表があった事故を集計しており、メディアが取り上げなかった死亡事例は除外されている。
そのため、実際にはさらに多くの人が自撮りにより亡くなっている可能性もある。
調査に参加した研究者らは、「自撮りによる死亡事故の多くは、旅行中の観光客が不慣れな土地で危険を冒した結果だ。旅行医学に関わる者は、旅行者に対し、責任ある自撮りについて日常的に注意を促すべきである」と訴える。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a5c86a63e28871113cb7aa611b97998c07068ca
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。