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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20201226531分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が該当自転車のイラスト付きでネット配信されていた。

 

消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は25日、前のハンドルや後ろの荷台に幼児を乗せる座席を付けた自転車が転倒するなどした事故について原因を調べ、報告書をまとめた。

 

報告書では、事故の分析や走行実験の結果から、安全な使用法を提言。

 

幼児1人を乗せる場合は、後部の座席に乗せた方がハンドル操作への影響が少なく、安全性は高いとしたほか、幼児2人を乗せる場合は、通常の自転車よりも安定性が高い電動アシスト自転車の方が望ましいとした。

 

消費者事故調は、幼児が同乗した自転車(電動を含む)事故のうち、都内で1221人が救急搬送された事故(201117年)と消費者庁が医療機関から情報提供を受けた1029人の事故(1018年)の状況を分析した。

 

事故調によると、幼児を同乗させる自転車は、ハンドル中央部に幼児座席が元々装備されている「前乗せタイプ」と、後部にあらかじめ幼児座席が設置されている「後ろ乗せタイプ」の2種類に大別される。

 

幼児2人を同乗させる場合は、後付けで前後に座席を付ける場合が多いという。

 

事故の分析から、これらの使用方法を検討した。

 

幼児1人を乗せる場合に、「前乗せ」では、幼児の重さなどでハンドル操作がふらつく恐れがあるとして「後ろ乗せ」を推奨。

 

幼児2人を乗せる場合は、ハンドル上に最初から設置されている「前乗せ」を選び、後部座席を後付けで設置することや、電動アシスト自転車を選ぶことを勧める。

 

都内で救急搬送された1221人の事故は停止中の転倒事故が大半で、幼児896人が負傷。

そのうち63%の幼児は前座席に乗っていた。

また、座席に幼児を乗せたり下ろしたりする際などにバランスを崩して転倒する恐れが高いことも分かった。

 

0918年の10年間で自転車に同乗していてけがをした幼児は計1235人おり、うち7人が死亡。

 

18年には横浜市で、前部の幼児用座席に長男を乗せ、次男(当時14カ月)をひもで抱っこして電動自転車を運転していた母親が転倒し、次男が死亡する事故が起きている。

 

幼児用座席付き自転車は保育園や幼稚園への送迎で利用される機会が多く、特に自家用車での送迎が認められない都市部では重要な移動手段となっている。

 

道交法や自治体の規則の改正で、09年に幼児2人を乗せた3人乗りが認められ、それに対応して電動アシスト自転車の出力も引き上げられて約10年となることから、消費者事故調が事故の原因や再発防止策を調査していた。

 

 

幼児用座席付き自転車を選ぶポイント(消費者庁の消費者安全調査委員会の報告書から)

 

自転車の車体の安全性を示す「BAA」「SG」マークや、3人乗りなら「幼児2人同乗基準適合車」マークが付いたものを選ぶ。

【幼児1人を乗せる場合】

・「後ろ乗せ」を選び、後部の座席に乗せる

【幼児2人を乗せる場合】

・「前乗せ」を選び、後付けで後ろ座席を設置する

・「後ろ乗せ」を選び、ハンドル上に座席を後付けする場合は、スペースに余裕のある製品を選ぶ

・安定性の面から電動自転車を選んだ方がよい

 

https://mainichi.jp/articles/20201225/k00/00m/040/412000c 

 

 

 

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2020122778分にYAHOOニュース(東北放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後4時半頃、宮城県山元町高瀬の町道高瀬笠野線道路改良工事の工事現場で、仙台市宮城野区福田町1丁目の土木作業員、松村さん(男性、59歳)が、倒れてきたおよそ4トンのコンクリート製擁壁の下敷きになりました。

 

松村さんは下半身を強くうち、病院に運ばれましたが、約2時間後に死亡が確認されました。

 

警察によりますと、松村さんはクレーンで擁壁をトラックから降ろす作業中で、クレーンが誤って擁壁を倒してしまい、下敷きになったとみられています。

 

警察が事故の原因と安全管理に問題がなかったか、詳しく調べています。

 





 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/af2fc1591a9ff46527d6911d941fd82c981af3a4

 

 

1227959分にNHK東北からは、擁壁を降ろした後、ワイヤーを完全に外さないままクレーンを動かしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日午後4時半前、山元町高瀬の道路の拡張工事現場でトラックから重さおよそ4トンのL字型の擁壁を降ろしていたところ、作業にあたっていた仙台市宮城野区の松村さん(59)が擁壁の下敷きになりました。


松村さんは下半身を挟まれ、その後病院に搬送されましたが、およそ2時間半後に死亡が確認されました。


警察によりますと、クレーンで擁壁を降ろし再びクレーンを動かしたところ、突然擁壁が倒れたということで、3つあるクレーンのワイヤーのうち1つが完全に外れていなかったということです。


警察では、擁壁からワイヤーを完全に外さないままクレーンを動かしたため擁壁が倒れたとみて、詳しい事故の原因を調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20201227/6000012930.html

 

 

1228199分にYAHOOニュース(テレビくまもと)からは、クレーンでワイヤを巻き上げ始めたところだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

その後の取材で、事故当時は擁壁の移動を終え、擁壁から取り外した移動用のワイヤー3本をクレーンで巻き上げる作業を始めたところだったことが分かりました。

 

しかし、何らかの事情で3本のうちの1本が取り外されていなかったため、巻き上げと同時に擁壁が倒れたとみられています。

 

関係者によりますと、クレーン車は、巻き上げの合図を受けてから作業を始めたということで、警察などは、このクレーン車への指示が適切でなかった可能性があるとみて調べています。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/e9981911c250699fb59ea13eb1a0841af4895014

 

 

 

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今年もまた、あっという間に過ぎてしまいました。

 

振り返ってみれば、新型コロナウイルスに大いに振り回された1年でしたが、産業安全に係る特段の事故はなかったように思います。

 

そのコロナウイルスですが、本当の感染源は不明のままで、モヤモヤを抱えた状態。

 

来年中には終息方向に向かいますように・・・。

 

その点を含め、皆様、よいお年を。

 

 

来年は1月4日(月)に再開予定です。

 

         ブログ者

 

 

 

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202012251745分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県内は南部を中心に大雪となっていますが、屋根から落ちてきた雪などで軒下に置いているガスボンベのパイプなどが壊れ、ガスが漏れる事故が起きるおそれがあることから、県LPガス協会などでは、雪下ろしの作業はガスの設備に十分注意して行うよう呼びかけています。

県LPガス協会によりますと、県内では、およそ7割の家庭でLPガスを使用していて、その多くが、自宅の軒下などにガスボンベを置いたり、ガスメーターなどを設置したりしています。


県内では県南部を中心に大雪となっていますが、屋根からの落雪や雪下ろしで落とした雪がLPガスの設備に覆いかかった場合、雪の衝撃や重さでパイプが外れるなどしてガスが漏れる事故につながる可能性があるとして、協会で注意を呼びかけています。


具体的には、屋根の雪下ろしをする際は、ガスの設備のまわりに雪を落とさないようにするとともに、屋根からの落雪があった場合は、ガスの設備を確認するとともに、雪を取り除くよう呼びかけています。


また、緊急時にガスのバルブを閉めることが出来るよう、ガスの設備のまわりを除雪するとともに、万が一、ガスが漏れた際は、火花が出るものには手を触れずに、戸や窓を大きく開け、LPガスの販売店に連絡するよう呼びかけています。


県LPガス協会によりますと、平成23年1月には、湯沢市で、ガスボンベ周辺の雪でガスの設備が壊れて、ガスが漏れて小規模な爆発があり、窓ガラスが割れる被害もあったということです。


県LPガス協会の船木専務理事は、「ガスの容器自体は丈夫ですが、容器付近のガスメーターの取り付けの部分や、パイプのつなぎ目などに雪が覆いかぶさると、設備が壊れ、ガスが漏れる可能性があります。パイプの部分に雪がかぶさっていないか、定期的に見回りをしてほしい」と話しています。

 





 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20201225/6010009091.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

落雪による死亡事故や設備損傷事故は、本ブログでも気になった事例を何件か紹介してきたが、爆発を伴う事故があったという情報は初めてだ。

 

 

 

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202012151311分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午前10時すぎ、那覇空港から久米島空港に向かっていた、琉球エアーコミューターのボンバルディアDHC8ダッシュ400型機で、コックピットに積んである副操縦士用の酸素マスクの有効期限が切れていると、那覇空港事務所に連絡がありました。

航空機はおよそ15分後に那覇空港に引き返して着陸し、乗客乗員27人にけが人はいませんでした。

琉球エアーコミューターによりますと、整備部門が地上の事務所で装備品の書類を点検していたところ、コックピットに3つある酸素マスクのうち1つの有効期限が切れていることがわかり、パイロットに連絡したということです。

酸素マスクは有効期限内のものを搭載するよう、国の事業認可基準で定められているということで、琉球エアーコミューターは他の機体の装備品についても点検を進めるとともに、原因について調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20201225/5090012707.html アカスミ

 

 

20201225 1315分に琉球新報からは、有効期限を6ケ月過ぎていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午前106分ごろ、那覇発久米島行きの琉球エアコミューター(RAC873便が、那覇空港西約56キロ付近上空で、コックピット内に備えられた緊急時に使用する副機長の酸素マスクが使用期限切れであることが判明し、那覇空港へ引き返した。

 

1019分、那覇空港に通常着陸した。

乗客乗員合わせて27人にけがはなかった。

 

RAC機を巡っては、11月と今月22日に、操縦室の窓に亀裂が入り那覇空港に引き返す事案が発生している。

RAC
によると、那覇空港のRAC整備部門で同日、書類の整理中に同機の副機長用酸素マスクの使用期限が約6カ月過ぎていることが判明した。

 

同機は久米島に向け、高度約2400メートル上空を飛行中だったという。

 

この影響で同機は欠航、その他の便にも遅れが出た。

 

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1247447.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

厳格に安全管理している事例として紹介する。

 

それにしても、整備内容に問題がなかったことの書類確認なら、出発前に済ませていると思うのだが・・・。

 

どういういきさつで点検?整理?していたのだろうか?

 

 

 

 

 

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202012242128分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海水浴場にいる聴覚障害者などに津波警報が発表されたことを知らせる旗=「津波フラッグ」について、多くの人々に知ってもらうなど、水難事故や災害を防ぐための普及啓発活動を一緒に行おうと、気象庁と日本ライフセービング協会が協定を結びました。  

 

気象庁は今年、津波警報が発表されたことを、海水浴場にいる聴覚障害者や泳いでいる人などに知らせる全国共通の旗として、赤と白の格子模様のデザインを「津波フラッグ」に選び、日本ライフセービング協会の協力を得て、ライフセーバーによる「津波フラッグ」のデモンストレーションなどを行ってきました。  

 

両者はこのほど、連携をさらに深め、水難事故や災害を防ぐための普及啓発活動を一緒に進める目的で協定を結びました。  

 

気象庁は、「津波フラッグが多くの海水浴場で活用され、多くの方々に覚えていただけるよう、全国での周知・普及に取り組みたい」としています。

 

 
 

https://news.yahoo.co.jp/articles/0601a9d84443c9b4f7371837bd8d2eafc59c65a7

 

 

 

 

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202012251235分にYAHOOニュース(テレビ岩手)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

岩手県宮古市で24日、工場の屋根の補強作業をしていた男性が屋根を踏み抜いて転落し、亡くなった。

亡くなったのは、宮古市の会社員、佐々木さん64歳。

 

佐々木さんは24日朝、同僚数人と、宮古市小山田にある化学肥料工場の屋根の上で補強作業をしていたが、午前9時半すぎ足元の屋根を踏み抜いて15メートル下の工場内のコンクリートの床に転落した。

 

佐々木さんは病院に搬送されたが、午後1時半ごろ亡くなった。

死因は、頭を強く打ったことによる外傷性くも膜下出血。

 

警察によると、当時、命綱と転落防止用のネットを使って作業をしていたが、佐々木さんは命綱を外した瞬間に誤ってネットが無い部分に足をつき、転落した可能性があるという。

 



 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/ca60d07a71ab4335a4b1105c04264188790f050e

 

 

1225100分にNHK岩手からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

24日午前9時半すぎ、宮古市の化学肥料製造会社「Kコープアグリ」の工場で、屋根の補強作業をしていた市内の会社員、佐々木さん(64)が転落したと、近くにいた作業員から消防に通報がありました。


佐々木さんは頭などを強く打ち意識不明の状態で病院に搬送されましたが、午後1時半ごろ死亡が確認されました。
死因は、外傷性くも膜下出血だということです。


警察や消防によりますと、佐々木さんは他の作業員らとともに劣化した屋根の補強作業を行っていたところ、屋根が壊れて穴が開き、およそ15メートル下に落ちたということです。


警察によりますと、補強作業を行う際には、屋根に穴が開いた場合に備え、屋根をネットで覆っていましたが、佐々木さんはネットが張られていない場所で転落したとみられるということです。


警察は、転落を防止する措置に問題がなかったか、事故の原因を詳しく調べることにしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20201225/6040009515.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

映像を見ると、スレート屋根のようだ。

 

 

 

 

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2020122360分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

アスベスト(石綿)が含まれたバスマットなどが11月から、大阪府貝塚市のふるさと納税の返礼品、大手ホームセンター「カインズ」や「ニトリ」の販売商品で相次いで見つかり、大規模な商品の回収が進められている。

 

いずれの製品にも「珪藻土(けいそうど)」という吸水性の高い素材が使われているため、ネットなどでは珪藻土を危険視する意見が散見される。

 

だが専門家らは「今回のケースは珪藻土の問題ではない」と指摘する。

 

一連の問題の本質に迫った。

 

鉱物繊維である石綿は、安価で耐火性などに優れる。

197090年代を中心に、これまで日本に約1000万トンが輸入され、建材などで広く利用された。

 

石綿を吸い込むと、数十年の潜伏期間を経て、中皮腫や肺がんなど深刻な健康被害を引き起こす。

 

国は2006年に労働安全衛生法施行令を改正し、石綿が重量の01%を超えて含まれる製品の輸入、製造や販売を禁止している。

 

一方、珪藻土は、藻類の一種である珪藻の殻が化石になり堆積(たいせき)して生成された土の塊を砕いて作ったものだ。

吸水性、吸湿性に優れていることから、建材や雑貨などに広く使われている。

地中から産出されるが、天然の状態では石綿をほとんど含まないとされる。

 

今回、回収対象になった一連の製品の流通の背景には、規制の「盲点」がいくつか潜んでいる。

 

まずは、貝塚市のふるさと納税返礼品のケースを見ていきたい。

 

 

【珪藻土使用のバスマットとコースターを回収】

 

貝塚市は11月、ふるさと納税の返礼品として168月から202月まで取り扱っていた、市内のメーカー「H木工所」が製造したバスマット約15000枚とコースター約2500枚に石綿が含まれている恐れがあると発表した。

 

調査した厚生労働省や市によると、石綿の濃度はバスマットの大きいサイズが038%、小さいサイズが061%、コースターが0103%で、いずれも国の規制値の01%を超えていた。

 

これらの製品は珪藻土を含む材料を使った成形板から作られ、日常的な手入れとして、吸水性を保つため表面を紙やすりなどで削る方法が推奨されている。

 

厚労省によると、そのまま使用している限りは問題ないが、削ったり割ったりすると、石綿を含む破片が飛散する恐れがある。

 

市によると、製造したH木工所は返礼品を受け取った人に連絡し、石綿を含まない代替品を送るなどの対応をとった。

 

では、なぜ規制しているはずの石綿が含まれていたのだろうか。

 

 

【規制強化前に製造の材料が今も流通か】

 

厚労省によると、バスマットとコースターは、同社が01年に北九州市の会社から仕入れた成形板を加工して作っていた。

 

石綿が重量の「01%」以下と定めた06年の施行令改正前で、当時の規制では重量の「1%」以下は一般に「石綿は含まれていない」としていた。

 

つまり、仕入れ当時は合法だった石綿製品が十数年間保管され、流通してしまったのだ。

 

実は、このようなケースは、20年中だけでも頻発している。

 

三菱重工は9月、0615年に出荷した建設機械用のガスケット(配管などの接続部分の密閉に使用される部品)などに、重量の01%を超える石綿が含まれていたと発表。

 

11月には小松製作所も同様の内容を公表した。

 

厚労省によると、いずれも規制強化前に作った製品が流通してしまったケースだという。

 

相次ぐトラブルを問題視した厚労省は11月、約500の関係団体に対して、06年以前に購入・製造した工業製品や原料について改めて点検を行うことなどを文書で要請した。

 

 

【規制緩い国から輸入されたケースも】

 

規制の「盲点」はほかにもある。

それは、石綿の規制の緩い国から、製品が日本国内に輸入されているケースだ。

 

貝塚市の返礼品の問題を知った「カインズ」は、返礼品と同じように珪藻土を使った約50品目を自主的に検査した。

すると、バスマットなど5種類の製品に石綿が0213%含まれていることが判明。

同じ製法や工場で作った製品も合わせ、17品目の約29万点を回収すると発表した。

 

カインズによると、これらの製品は契約した中国の工場で作られており、担当者は「どこで石綿が混入したのかは分かっておらず、調査を進めている」と話す。

 

同様の問題は、ニトリでも見つかっている。

厚労省は22日、ニトリで162012月に販売されたバスマットとコースターの9品目計約240万点に石綿が含まれる可能性があると発表した。

これらの製品も、委託された中国の工場が製造して日本に輸入されていたといい、ニトリは回収作業を進めている。

 

中国は日本に比べて石綿の規制が格段に緩く、石綿を含む建材などが広く製造されている。

 

日本は税関で石綿が輸入されないように対策をしているが、石綿問題に詳しい「石綿対策全国連絡会議」(東京都)の古谷事務局長によると、中国産の製品の仕様書に石綿含有と記されていないケースが想定され、そのまま日本に輸入されている恐れがあるという。

古谷さんは「日本では石綿の輸入禁止が担保されていない」と問題視する。

 

また、今回相次いで石綿の含有が発覚したバスマットなどは、いずれも珪藻土が原料に含まれていたが、厚労省の担当者は「もともと珪藻土に石綿が入っていたとは想定していない。成形板を作る過程で、石綿が入ってしまったと推測している」と説明する。

 

古谷さんも、「この問題は珪藻土だから起きたわけではなく、ほかの製品でも起こる可能性がある。石綿が含まれた製品が流通しないように、規制を徹底する仕組みを作っていかなければならない」と指摘している。

 

https://mainichi.jp/articles/20201222/k00/00m/040/108000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

1224日午前に放映されたTBSのワイドショーでは、中国の工場で製造したものは、珪藻土を固めるための接着剤に石綿が含まれていた可能性がある、などと報じられていた。

 

〇ブログ者の家にも当該製品があった。

お叱りを覚悟で、試しに紙やすりで削ってみると簡単に削れた。

削りカスは粉状で、微量ではあるものの、とてもアスベストが入っているようには見えない。

 

その後、透明袋に入れてカインズに持っていったが、お詫びの言葉と共に、ラップ1巻をいただいた。

1年ほど使ったものなのに、かえって申し訳ない気がした。
 
   

 

 

 

 

 

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202012222122分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

環境省の有識者会議は22日、瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)の改正案について、大筋で合意した。

 

瀬戸内海に面する沿岸府県を中心に、下水処理場などの排水基準を緩和し、海洋生物の栄養となる窒素やリンなどの「栄養塩」について、海中での濃度を上げる計画区域を独自に指定できるようにすることなどが柱。

 

規制強化で水質改善が進んだことを踏まえ、規制一辺倒だった水質管理政策から転換を図る。

 

環境省は、2021年の通常国会に改正案を提出する方針。

 

現行法の対象は内陸部も含む13府県だが、改正案ではノリ養殖などが盛んな沿岸部などを念頭に、府県が計画区域を指定することを認める。

 

各府県で海中での濃度を上げる栄養塩の種類ごとに濃度目標値を定め、適切な水産資源の管理を目指す。

 

府県には、汚染状況を把握するための継続的な水質モニタリングの実施を義務付ける。

 

著しい水質汚染が判明した場合は、濃度上昇を防ぐ措置をとるよう求める。

 

高度成長期に工場排水が原因で瀬戸内海では富栄養化が進み、赤潮が頻繁に発生して「死の海」とも呼ばれた。

 

しかし、近年では工場の排水規制などが進み、反対に栄養塩の濃度が下がる「貧栄養化」も目立つようになり、その影響でノリが色落ちしたり、漁獲量が減少したりした。

 

スキューバダイビングに適した透明度となるまで水質は回復したが、漁業関係者は「海がきれいになりすぎた」と指摘してきた。

 

ノリ養殖の盛んな兵庫県の県議会は昨年、下水処理場から排水される窒素濃度の規制を撤廃する条例改正案を可決するなど、自治体レベルで排水規制を緩和する動きが出ていた。

 

https://mainichi.jp/articles/20201222/k00/00m/040/177000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

兵庫県が環境基準内で水質規制を緩和したという情報は、本ブログでも昨年5月に掲載スミ。

 

 

 

 

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202012221830分にYAHOOニュース(朝日新聞)から下記趣旨の記事が、システム画面の写真付きでネット配信されていた。

 

ゼネコン大手の大成建設は、作業員や建設機械の位置をデジタル技術で把握して事故を防ぐ安全管理システムを開発した。

 

作業員が建機に近づいた頻度や建機のスピード超過なども表示でき、これらは業界で初めての取り組みという。  

 

作業員にスマートウォッチを付けてもらい、位置を全地球測位システム(GPS)でとらえる。

 

立ち入り禁止エリアに入ったり重機に近づいたりしたら、専用の画面に表示。

その回数も測る。

回数が多い作業員は直接指導し、安全意識の向上を図る。  

 

このほか、クレーン同士が近づき過ぎたり、クレーンがつり上げた荷物の下に作業員が近づいたりすると警報などで知らせるシステムもつくった。  

 

担当者は「(事故の)リスクを軽減できれば、生産性の向上につながる。蓄積したデータはほかの現場にも応用していく」と話す。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f0189f359b63061fb6dc9be6842f18c620826bc6

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査結果、2年前の日付で同社HPに、当該システムを開発したという記事が掲載されていた。

なぜ、2年後に朝日新聞が報道したかは不明。

 

IoTを活用した従業員作業状況の見える化ツールを開発

2018726日 大成建設株式会社)

 

大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、株式会社インフォキューブLAFLA(社長:田中健吾)の協力を得て、IoTを活用した従業員作業状況の見える化ツールを開発しました。

 

本ツールは、生産施設を対象として、大成建設の技術的なノウハウと、インフォキューブLAFLAのリアルタイム位置情報取得・表示技術を組み合わせて、統合情報を把握し、作業状況を考慮した動線、レイアウト設定や無駄のない作業計画立案による作業の効率化と、作業見守りによる不安全行動の抑止、熱中症等の事故防止など安全性向上を実現します。

 

生産労働人口の減少や従業員の高齢化が社会的な問題となる中、作業の効率化や安全性向上は生産施設においても大きな課題となっています。

 

近年、これらの課題に対し、施設や装置の改善だけでなく、従業員の作業状況を把握するための新しいソリューションが求められており、心拍、体温、姿勢などの身体の状態、所在、作業環境をモニタリングする様々なツールが開発されています。

 

しかし、従来のツールでは、生体や位置などの情報をモニタリングし、従業員の身体の状態や所在を個別に記録・分析することは可能でしたが、各取得データから作業状況などに係る複数種データを抽出し、その関連性の分析には相当の時間がかかっていました。

 

そこで、当社は、複数種データの統合的な分析をスピーディに実施するため、従業員の身体の状態(生体データ)、所在や作業内容(位置データ)および作業空間の環境(作業環境データ)など様々な情報を一元的に取得し、分析するツールを構築しました。

 

本ツールは、一つのアプリケーション上で取得した各種情報の関連性を総合的に分析することが可能となります。(図1参照)

 

本ツールの主な機能は以下のとおりです。

 

1.屋内外を行き来する従業員の位置データは、電波ビーコン(屋内)とGPS(屋外)を組み合わせて連続的に取得し、パソコンやスマート端末でリアルタイムに表示・確認することが可能です。

画面は2D3Dで表示可能で、スムーズな拡大・縮小、視点移動に加え、施設内での各階状況を一画面にまとめた立体表示にも対応しています。(図2、図3参照)

 

2.現場で取り組んでいる作業内容を細分化して、従業員が所持するスマートフォンに登録し、従業員ごとの動線解析だけでなく、滞在頻度の高いエリアや行き来が頻繁な経路と作業工程との相関を表示でき、無駄のない作業指示が可能です。(図4、図5参照)

 

3.生体データは、使用条件や用途によって、ウォッチタイプやシャツタイプなどの様々なバイタルセンサーを選択して取得し、常時従業員の身体の状態を把握し、管理します。

 

4.作業環境データは、温湿度、風向・風速、特殊ガス・酸素濃度などをセンシングで取得し、異常発生時にはアラーム発報などにより、従業員への周知を図ります。

 

5.従業員の生体データや位置データに異常が生じた場合には、本人および管理者へメールで通知するとともに、作業エリアに設置したカメラ等の画像で現地の様子を目視にて確認することが可能です。

 

本ツールによる取得データを組み合わせ、以下に示すような効果を得ることが可能です。

 

(図表の転載は割愛)

 

なお、作業環境データの取得・記録・分析に対するネットワークおよびクラウドの活用については、株式会社NTTドコモと共に検証を行い、様々な環境センサーのオンライン化、ネットワーク・クラウドのセキュリティなどについて確認済みです。

 

今後、当社は、生産施設において、リアルタイムに従業員の作業状況を把握するためのツールとして、作業の効率化や安全性向上の実現に向け、本ツールをお客様に提供するとともに、当社のコンサルティング業務への活用を行います。

 

また、位置データを取得するため、スマートフォン以外の低コストな着脱型小型・軽量の汎用通信端末の開発や、各データの高精度化を図るため、小型カメラや各種センサーによるセンシングデータのラインナップの拡充等に取り組み、更なるシステムの高付加価値化を追求します。

 

https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2018/180726_4395.html 

 

 

 

 

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20201222916分にYAHOOニュース(PRESIDENT Online)から、ルポライターの体験取材記事が下記趣旨でネット配信されていた。

 

日本最大のドヤ街、大阪市西成区あいりん地区にある飯場の日雇い労働者は、どのような環境で働いているのか。

 

そこで働き、『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)を出版した國友公司氏は、「15センチ角のガラス片が上から降ってきても、周りの労働者は意に介さなかった」という――。

 

 

■「訳アリ」人間が全国から集まる地下の世界  

 

筑波大学を7年かけて卒業するも、就職できずに無職となった私が流れ着いたのは、日本最大のドヤ街、大阪市西成区あいりん地区だった。

 

新宿都庁前のホームレスについて書いた卒業論文を出版社の編集長に見せたことをきっかけに、「西成に潜入してルポを書かないか」と言われたのだ。  

 

生きていくには、とにかく仕事をしなければならない。

私は、S建設という建設会社の飯場で働くことにした。

この会社だけ募集の「健康保険」の欄に丸がついており、何となく安心だったからだ。  

 

テレビカメラが入ることはない飯場は、想像以上に壮絶であった。  

 

飯場――。

インターネット上では「タコ部屋」とも呼ばれる。

建設現場や解体現場で働く肉体労働者たちが共同生活を送る寮のことである。  

 

英国人女性殺人・死体遺棄事件で無期懲役となった市橋T也は、27カ月もの間、逃亡生活を送っていたが、彼が選んだ潜伏先もまた、西成区あいりん地区の飯場であった。

 

逮捕されてからすでに10年以上が経過しているが、同地区の飯場には今でもさまざまな「訳アリ」人間が全国から集まってきていた。

 

 

■いままで関わることのなかった人間たちがここに集まっている  

 

なぜだか分からないが、自分が本当にどうしようもない――西成で一生ドカタをするしか選択肢のない――人間であるように思えてきた。  

 

朝の四時半に起床し、五時に一階の入り口に集合する。

 

食堂では、岩のような手をした大柄な男や、歯が抜け腰の曲がった老人が生卵を白飯にぶっかけ、初めて持ったみたいな箸の持ち方でかき込んでいる。

 

ズボンに手を入れ股間をかきむしり指先の匂いを嗅ぐ男。

ポケットに両手を突っ込み、肩を揺らして歩きながら何事かわめいている男。  

いままで関わることのなかった人間たちが、ここに集まっている。

 

世間の目が届くことのない、日の当たらない地下の世界へやってきたのだ。  

 

新しく現場に入るということで、書類を何枚か書かされた。

これはS建設ではなく、これから行く現場のクライアントに提出する物のようだ。

 

安全対策に関する講習はしっかり受けたか、といったいくつかのチェック項目がある。  

「よく分からないだろうけど全部チェック入れておいて」と、私の現場の班長である菊池さんに書類を渡された。

 

 

■「安全帯」の使い方すら知らないまま現場へ…  

 

この菊池さんはS建設に入って、すでに15年以上。

その想像を絶する勤務年数ゆえに班長に抜てきされているが、日給は私と同じ一万円(内寮費が三千円)

 

むしろまったく度が合っておらず、遠くの物はもちろん、近くの物もそれはそれでぼやけるという眼鏡(菊池さんは乱視なのにケチって乱視用レンズを入れなかったらしい)のせいで、周りからはボンクラ扱いされている。  

 

「北海道出身だが、住民票がどこにあるかもう分からない」ということから分かるように、一生飯場暮らしのチケットが発行済みの菊池さん。

いつも下を向いては行き詰まった顔をしている。  

 

講習などもちろん受けていない上に、私は高所での作業の際に自分の腰と手すりなどをつないで落下を防ぐ「安全帯」の使い方すら知らない。

 

こんな状態で安全に作業ができるとは到底思わなかったが、あと10分で現場に向かうというので、内容も読まず、すべてにチェックを入れた。  

 

私は「土工」という職種になるらしい。

簡単に言うと、一番下っ端の底辺労働者ということだ。

飯場に入っている人間のほとんどが、この土工というポジションになる。

何年飯場にいるとか、そういったことは関係ない。

全員ひっくるめて底辺土工だ。

 

 

■頭上で跳ねた無数のガラス片  

 

バンに乗り込んで約1時間、今日の現場に到着した。

老朽化で閉館したデパートらしい。

これから10日間、どんな仕事をするかさっぱり分からないが、取りあえずこの建物をぶっ壊して更地にするというのが現場の最終目標である。  

 

ユンボで地面を掘り返すと、おびただしい数の鉄筋がぐちゃぐちゃになって飛び出してくる。

結局、こんなにぐちゃぐちゃにするのなら、こんな粗大ゴミ初めから作らなければいいのではないか。

スクラップ&ビルドばかり繰り返して、無駄なことばかりしてバカなんじゃないか。  

 

そんなことを考えながら粉じんに水をまいていると、3階から「ガガガガガ」と耳をふさぎたくなるほどのごう音が聞こえてきた。

 

そんなむやみやたらに壊して大丈夫なのだろうか。

まだ壊しちゃいけない場所まで壊して一気に倒壊しないだろうか。  

解体現場の作業員が下敷きになって死亡する事故をよく目にする。

今までは他人事だったが、もうそういう訳にはいかない。

 

ついに振動で3階部分の窓が割れたのか、「バリバリ」と音がした。

思わず上を向くと、無数のガラス片が降ってきている。

とっさに下を向くと、ヘルメットの上で無数のガラス片が跳ねた。  

中には15センチ角ほどの鋭利なものもあり、ヘルメットがなければ今頃、私は脳みそを垂れ流しているだろう。

肩や腕に当たっていても切り傷では済まない。  

 

S建設とは別のドカタ軍団、T組の一員である高見さんは、バーナーで鉄筋を切るのに夢中で、気付いていない。

その体勢だと、背中にガラス片が思い切り刺さってしまう。

「高見さん! ガラス! ガラスが上から降ってきています!」と私は叫んだ。  

 

「気い付けえや」  

高見さんはそういうと、再び鉄筋を切り始めた。

背中に刺さったらどうするの?  

ヘルメットをしているとはいえ、首筋の頸(けい)動脈を切られたら、本当に死んでしまう。

 

私はホースを投げ出し、安全な場所へ逃げ出した。

ガラスの雨が収まると、私は高見さんの元に駆け付けた。

 


■安全帯をつけずに穴に落ちて死んだ作業員  

 

「ガラスが落ちてくるなんて日常だぞ。そのためにヘルメット被っとるんやろ。解体の現場は、この業界でも一番ケガが多いんや。ある程度は覚悟持ってやらんと仕事にならんで? 」  

 

運が悪ければ死んでもおかしくないということか。

 

たしかにガラス片を気にしていたのは現場で私だけ。

3階で重機を動かしている人間も、窓が割れたことにすら気付いていないだろう。  

 

「違う現場で安全帯つけんと作業していたやつがいてな、そいつは目の前で穴に落ちて死によってん。とんだ迷惑や。兄ちゃんも気を付けや。重機に背中向けるのは殺してくれって言っているようなもんやで」  

 

夕方を過ぎると一気に空が暗くなってきた。

ポツポツと雨が降っている上に、ジェット噴射の水が身体に跳ね返る。

ユンボが掘り返した穴の粉じんが舞わないように水をまいているのだ。

そのせいで、体中が泥だらけになってしまう。

17時になると、道具の片付けも途中のまま、定時ちょうどに帰らされた。

バンに乗り込み、タイヤの上で揺られながら、飯場の1日目が終了していった。

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

■頭の中にいる誰かと話す、2人殺した殺人鬼  

 

飯場生活も1週間を過ぎると、訳アリとはいえ、ほかの労働者たちともだいぶ打ち解けてきた。


中でも坂本さんは、飯場の人間模様をいつも面白おかしく私に教えてくれた。 

この坂本さんも、覚せい剤の密売所を襲撃し、現場に残った覚せい剤と現金400万円を奪って逃走したという過去を持つ「訳アリ」である。  

 

「おい、アイツ見てみろ。そこでブツブツ言いながら洗濯機回しているおっさんや。アイツが人2人殺して刑務所から出てきたっていうのは有名な話や。包丁で腹からズブッと刺し殺したんやて」  


現場から飯場へ戻り、一階のランドリーで作業着を洗っている私に坂本さんがそう耳打ちしてきた。


私の目の前にいるその元殺人鬼は、焦点の合わない目で頭の中にいる誰かと話しながら洗濯機に洗剤を投げ込んでいる。  

 

元ヤクザ、薬物中毒者は飯場では基本的なステータスとなっているが、殺人はさすがにまれである。


当然ながら私も、人殺しに直接会ったのは初めての経験だ。
 

犯罪者の話は漏れなく面白く興味深いものであり、いつか殺人者の話も聞いてみたいものだと思っていた。  

 

しかし、いざ目の前にすると、相手に対する興味というのがまったくもって湧いてこない。

人間というより、何か違う生き物を見ているような気がしてくる。

関わりたくない。

声を聞いただけで、こっちの寿命が縮んでしまいそうである。  

 

この死神みたいなやつは珍しいとしても、やはり飯場には、他にも個性的な人間がギュッと集まっている。


特に、この西成のど真ん中にあるS建設は、このかいわいでも有名で、ビックリ人間の巣窟のような場所なのであった。

 

■十分に一回洗面台に向かっては手を洗うオヤジ  

 

私と同じフロアに通称“手洗いハゲ”という、10分に1回洗面台に向かっては10分間手を洗い続けるというオヤジがいる。

10分間手を洗い、10分間部屋で休憩してまた手を洗うという繰り返し。

うそみたいな話だが、現場が終わって飯場に着く18時から21時くらいまで、ずっと手を洗っているのだ。

そのため、私のいるフロアは常に石けんの香りが漂い、場末の飯場とは思えない、

ソープランドのような雰囲気がある。  

 

風呂場に入ると、まず風呂用のイスを石けんで泡だらけにする。

その後は20分ほど入念に身体を洗い(というよりも磨き上げ)、湯船に浸かり、湯から上がるとまた新しいイスを泡だらけにして、もう一度身体を磨き上げる。

 

トイレの個室には自分の服を持ち込みたくないようで、用を足す時は常に全裸。

仕事道具の手入れも怠らず、ヘルメットはいつも信じられないくらいにピカピカだ。  

 

そんな手洗いハゲは、「なんでそんなに手洗うんですか?」という私の問いに、「気になるんや。疲れが取れなくて大変なんやで」と笑いながら答えてくれた。

 

話してみると、意外や意外にいい人で、仕事中は目をギラギラさせながら馬車馬のように動き続けるため、S建設には重宝されているという話もある。


こんな潔癖症もいるもんだなあと感心していたのもつかの間、坂本さんはこう教えてくれるのであった。

「アホ。アイツただのポン中やで。覚せい剤の幻覚で体中に虫が這()っているだけや」

 

 

■ユンボの先がつまんだ土工の生首  

 

40手前の山田君は、風呂に入るたびに鏡の前でニヤニヤしていた。

エグザイルを意識しているらしく、昔は見た目がアツシそのものだったそうだ。


だが、どこでも構わずはだしで歩くなどの奇行が目立ち、訳も分からず他のドカタに顔面をボコボコに張り倒される日々。


ある日突然、「自分頭おかしいんで辞めます」と自ら宣言し、京都の精神科病院に週一で通い始めたという。  

 

つい最近辞めた(というよりパクられた)小山君は、ちょっとしたことで相手の顔面をグーで殴るという、かなり危ないやつだ。

たとえ相手が老人でもお構いなし。

「くしゃみがうるさかった」「目が合った」くらいの理由で、いままでに4人のドカタをボコボコにした。

ついには社長に呼び出され、殴った理由を話したところ、「それやったらしゃあない」で騒動は完結。

小山君もおかしければ、それを雇う人間も頭がイっている。  

 

S建設も大粒ぞろいやけど、京都にあるF興業って会社もエゲつないらしい。その会社は従業員の9割が中国人。会社の前のクレーンには犬がぶら下がっとるらしいぞ。とにかく労働環境がメチャクチャで、バンバン死人が出とるらしいわ。ユンボの運転手がよそ見して手元(手伝い)やってる土工の首つまんでな、生首になってしもたんやって」  

と坂本さんは言う。

 

まるでサークルみたいなノリで解体作業をするF興業。

また、あるときは、ユンボを運転する人間が、運転席で注射器を引っ張り出し、その場で覚せい剤を打ちながら作業に励んでいたこともあったという。

 

S建設もF興業も、とにかく平凡な人間という者が見当たらないのである。

壮絶な10日間は、私が目を丸くして驚いているうちに、あっという間に過ぎていってしまった。

 

 

國友 公司(くにとも・こうじ)

ライター 1992年生まれ。

筑波大学芸術専門学群在学中より、ライター活動を始める。

キナ臭いアルバイトと東南アジアでの沈没に時間を費やし、7年間かけて大学を卒業。

編集者を志すも就職活動をわずか3社で放り投げ、そのままフリーライターに。

元ヤクザ、覚せい剤中毒者、殺人犯、生活保護受給者など、訳アリな人々との現地での交流を綴った著書『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)が、2018年の単行本刊行以来、文庫版も合わせて4万部6000部のロングセラーとなっている。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/075bfd41383520f5d23738e430a69964e52a5886 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

レアケースだとは思うが、中にはこういった凄まじい現場もあるということに絶句した。

 

 

 

 

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20201222450分にYAHOOニュース(東洋経済オンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2020121日から2021110日にかけて、鉄道28社局は、国土交通省の後援と関東鉄道協会の協賛を受け、「プラットホーム事故0運動」を実施している。

 

プラットホーム(以下ホーム)で起こるさまざまなトラブルと、トラブル時のリスクについて、JR東日本鉄道事業本部安全企画部安全システムグループの松村課長に話を聞いた。

 

 

ATC区間なら列車はすぐに止まる  

 

Q.プラットホーム事故0運動が目指すものは何ですか。

 

A.ホームからの転落の防止に主眼を置いています。

転落がないことが望ましいですが、万が一転落しても、列車と接触しなければ重大事故は避けられますので、そのために、ホーム上に設置された非常停止ボタンを活用していただきたいという思いがあります。  

 

Q.ホームから転落した人を見て、ほかの乗客が非常停止ボタンを押した場合、どのようなプロセス・時間で列車が止まるのですか。  

 

A.山手線、京浜東北線などのATC(自動列車制御装置)で制御されている区間では、非常停止ボタンを押せば、その直後に自動的にブレーキがかかります。

列車がホームから距離があれば、ホームに着くまでに停止します。

ATCで制御されている区間以外の線区については、運転士が直接ブレーキを操作します。

この場合は、非常停止ボタンを押した瞬間に、ホームに設置された赤いランプが点灯します。

それを運転士が目視して、非常ブレーキをかけます。

駅から離れた位置でもランプは見えるので、「あっ」と思って即ブレーキです。

タイムラグは、ほぼありません。  

 

Q.列車がもうホームに入っているくらいでなければ、間に合うのですね。  

 

A.間に合います。

危険だと思ったら、すぐに非常ボタンを押してください。

 

Q.非常停止ボタンを押すと、ものすごく大きな音が鳴ったりするのですか。

何が起こるのかわからないと、怖くて押せない場合もあると思うのです。  

 

A.押すと、ブザーのようなビープ音が「ブー」と鳴ります。

大きな音ですが、ものすごい大音量ではないと思います。  

 

Q.非常停止ボタンを押した後は、どのような対応が取られる
  のですか。  

 

A.ボタンが押された場合、駅事務室でどのボタンが押されたか、即時に把握されます。

社員か警備員がトランシーバーや無線機で連絡し、すぐに現場に駆けつけます。

誰も駆けつけないことはありませんので、安心してください。

 

Q.非常停止ボタンを押した人は、長時間拘束されるのです
  か。  

 

A.ケースバイケースですが、常識的に許容される範囲で、目撃した状況をお聞きすることになります。

駅の事務室で何時間も話を聞くことはありません。  

 

Q.ホームからの転落以外で、非常停止ボタンが押されるケースはありますか。  

 

A.電車やホームでの中でお客さまが倒れたり、おかしな様子のお客さまがいたりすると、押されることがあります。

転落以外でも、人の生命に関わることや危険を感じたときであれば、非常停止ボタンを押しても問題ありません。

リスクをおそれて押すことを躊躇すると、ボタンを設置した意味がありません。

故意やイタズラでなければ、押してください。

 

 

■転落検知マットとは何か  

 

Q.非常停止ボタンは、ホーム上のみ設置されているのです
  か。  

A.ホーム上だけの設置です。

 

Q.「プラットホーム事故0運動」のホームページに「転落検知マット」という記載がありますが、これはどういったものですか。  

 

A.ホームにはカーブがきつい場所があり、停車時にホームと車体の間隔が開いてしまうことがあります。

こうした場所にセンサーマットを設置することで、乗降時に起こった転落を検知します。

非常停止ボタンを押された場合と同じく、転落を検知したら列車が停止するプロセスが発生します。

 

Q.ホームからの転落は、どのようなケースで起こりやすい
  のですか。  

 

A.当社だけでなく、私鉄も含めたデータでは、ホームにおける人身障害事故の約60%がお酒に酔ったお客さまです。

転落の場合についても、お酒を召されていることが多いようです。  

 

Q.例えば、「歩きスマホによる事故が特別に多い」といった傾向はありますか。  

 

A.酔われている方が多いので、転落原因が確認できないケースもあります。

私も、歩きスマホによる事故が多いのではないかと推測しておりますが、事実把握まではできていません。

 

Q.事故が起きやすい曜日や時間帯はありますか。  

 

A.転落自体は朝から晩まで発生はしていますが、夜はお酒を召された方が多いので、事故が多くなるようです。

曜日別には金曜日と土曜日、次いで日曜日の件数が多くなっています。  

 

Q.年間を通してみると、何月が多いのですか?   

 

A.忘年会シーズンだからか、12月が圧倒的に多いですね。  

 

Q.朝ラッシュ時は混雑していても起こりにくいのですか?   

 

A.お酒が入る時間帯が多いですね。それもあってか、月曜日は事故が少ないです。

 

Q.次に、ホームからの落とし物についてお聞きします。

落とし物を拾おうとしての転落や、拾うために線路に降りるというケースもあると思います。

注意すべき点はありますか。  

 

A.物を落とさないようご注意いただきたいですし、落とし物をした場合は駅係員が対応しますので、絶対に線路に降りないようにお願いします。  

 

Q.ホームから降りて探しに行く人はいるのですか?   

 

A.線路に降りて落し物を取ろうとしたお客さまを見た周囲のお客さまが非常停止ボタンを押すこともあります。

自分で落とし物を取りに行く行動は非常に危険ですから、絶対にやめてください。

 

Q.ほかに、お客さまの問題行動はありますか。  

 

A.酔ったお客さまがホーム上で騒いだりホームから線路に吐いたり、ホーム先端でうずくまったりすることがあります。

吐いてしまうこと自体は生理現象ですからやむをえないのですが、線路に近づくと列車にぶつかる危険があるので、避けてください。  

また、酔った後にホーム上で寝てしまうお客さまがいます。

安全な場所に移動していただくお願いをすることがあります。  

 

Q.冬に屋外で寝ると命に関わるかもしれませんから問題です
  ね。

ホーム上でのトラブル発生時は、駅係員だけが対応するのですか。

清掃スタッフや売店の店員さんに声をかけてもいいのですか。

 

A.駅で働く方がお客さまの報告を受けて非常停止ボタンを押して、駅係員を呼びに行くよりも、お客さまに直接非常停止ボタンを押していただくほうが、緊急事態に間に合う可能性が高くなりますので、お客さまの判断でボタンを押していただければと思います。

 

 

■駅でのスマホ使用は注意が必要  

 

Q.そのほかに利用者に伝えたいことは。  

 

A.視覚障害のお客さまがホーム上から転落して亡くなられる事故を防ぎたいです。  

 

Q.私は視覚障害者ガイドヘルパーなので、白いつえを持っている人は視覚障害者だと認識していますが、一般の人は、歩行をサポートするためにつえを使っている人と区別しない可能性も感じますね。

 

A.そうですね。

特に、ホーム上の黄色いブロックの上でお客さまが立ち止まると、視覚障害者のお客さまはその人を避けようとして、線路側に回避して、その結果転落してしまうことがあります。

歩きスマホは問題という話がありましたが、このケースは、立ち止まってスマホを触っていても発生しますので、注意してください。  

 

Q.最後に新型コロナウィルスの影響についてですが、事故やお客様の動向は変化していますか。

 

A.45月は緊急事態宣言のためか、事故が非常に減りまし
  た。

しかし、10月くらいから元に戻っている傾向を見せていますので、注意が必要だと思います。

 

 

安藤 昌季 :乗り物ライター

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/178a8a4e52ff277533c4b7fb61d78da30f678bf0

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

非常ボタンは固いという情報も過去に紹介している。

 

2017515日報道 踏切に設置されている非常ボタンは固くて押すのに苦労するという神奈川新聞女性記者の体験談など

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7140/

 

 

 

 

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20201222030分にYAHOOニュース(北日本新聞)から下記趣旨の記事が、スペースライト点灯の写真付きでネット配信されていた。

 

北陸新幹線の新高岡駅で利用客が乗降する際に足を踏み外す事故が相次いでいることを受け、JR西日本金沢支社は21日、同駅のホームと車両の隙間に注意を促す光を点滅させる「スペースライト」を設置すると発表した。

24日から使用する。  

 

同駅では、開業した2015年から今月15日までに26件の踏み外し事故が起きている。


東京方面行きの上り線の線路が緩やかにカーブしているため、ホームと車両に最大で18センチの隙間ができることが原因だ。  

 

スペースライトは停車時にホームの下から隙間を照らし、利用客の注意を引いて気をつけてもらう。

 

これまで、山陽新幹線の新神戸駅や在来線の新大阪駅などに導入された。

 

新高岡駅では、上り線の乗降車口23カ所全てに設置される。  

 

同支社は、線路への転落者を感知すると列車を緊急停車させる「転落検知マット」を今年3月に同駅に整備している。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/4248798058347fc1a388b71753004e664bbeb38c

 

 

 

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202012222053分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。

 

22日午前10時ごろ、名古屋市中区錦3丁目のホテルNガーデンパレスの地下駐車場付近で、「煙が上がっている」と119番通報があった。

 

愛知県警によると11人が病院に搬送され、男性作業員(51)が死亡、30代男性が重症。

 

二酸化炭素(炭酸ガス)を出す消火装置が誤作動した可能性があり、県警は業務上過失致死傷の疑いも視野に慎重に捜査する。

 

県警や市消防局によると、亡くなったのは岐阜市日野西2丁目の玉田さん。

11人はいずれも作業員やホテル従業員らで、宿泊客は無事だった。

 

現場は地下階で出入庫する立体駐車場で、前日から2基のうち1基の修理工事をしていたという。

 

消火装置は火災時に自動で作動するが、手動で起動もできる。

現場では火の手は確認されなかったといい、何らかの原因で誤作動したとみられる。

 

現場は名古屋市中心部の「錦三(きんさん)」と呼ばれる繁華街。

消防車など39台が出動し、騒然となった。

 

ホテルNガーデンパレスは178室、立体駐車場の収容台数は64台という。

 

 

【白っぽいガス「やばい」「逃げろ」 次々と倒れる人】

 

地下空間にいた作業員らは、瞬く間に充満した白い煙のような炭酸ガスに巻かれた。

 

「火災です、火災です」。

現場の駐車場の管理会社の70代男性従業員は、突然の警報を聞いて周囲を見渡した。

火の気はない。

誤報かと思った次の瞬間、「今から炭酸ガスを注入します」というアナウンス。

白っぽいガスが流れ込み、迫ってきた。

「やばい」「逃げろ」。

ガスに巻き込まれた作業員が床に倒れ、警報を受けて駆けつけた人も倒れた。

男性も、息苦しくなりながらも、階段で1階へ避難したという。

「警報から56分のことだった」と振り返った。

 

ホテルの車寄せ付近には大量の布が敷かれ、ぐったりと座り込む作業服姿の人や、横になったまま動かない人もいた。

ホテルの飲食店で働く女性(56)は「宿泊客と従業員はロビーに避難したが、怖かった」と話した。

 

 

【専門家「全く装置に触れずに作動するのは考えにくい」】

 

名古屋市消防局などによると、今回作動した消火設備は、炭酸ガスを放出し燃焼に必要な酸素の濃度を下げて消火する仕組み。

構造的に放水が届かない場合や、ボイラー室や変電室など、水を使えない施設などで使われるという。

 

人が窒息する危険があるため、設備は原則的には手動式。

出入り口などに設けられた操作盤のふたを開けると「ガスが出ます」といった警告音が流れる。

起動ボタンを押し、一定の時間が経って放出される。

緊急停止ボタンもある。

 

元東京消防庁の坂口さんは、「全く装置に触れずに作動するのは考えにくい。原因の検証が必要」と指摘する。

 

身近な場所にこの設備がある場合、ガス放出の警告音を聞いたら避難することが大切という。

 

炭酸ガスによる消火設備の事故は過去にも発生。

2013年には岐阜県美濃市の工場で作業員3人が死亡。

10年には東京・新宿のビルの地下駐車場で設備点検中の作業員が重症になった。

 

https://www.asahi.com/articles/ASNDQ3QNRNDQOIPE007.html

 

 

12221246分放映のNHK東海では、駐車場管理人の話しが字幕で表示されていた。

 







 

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20201222/3000014394.html

 

 

12221934分に日本経済新聞からは、劣化して切れたチェーンを朝から4人で修理していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ホテルの担当者によると、駐車場はエレベーターで車を運ぶ立体式で、地下に入庫口がある。

 

エレベーターのチェーンが劣化して切れたため、修理していた。

 

愛知県警によると、玉田さんを含む4人が22日朝から作業していたという。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD223JH0S0A221C2000000

 

 

1222165分に中日新聞からは、死亡重症以外の9人は中等症や軽症とみられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

死亡した男性以外、他に30代の男性が重症で、残り9人は中等症、軽症とみられる。

搬送者にはホテル従業員も含まれているという。

 

https://www.chunichi.co.jp/article/174374

 

 

12231710分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、ガスの噴出口は7カ所に設置されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

現場の立体駐車場には、ガスの噴出口が天井や壁など7カ所に設置されていて、救急隊が到着した際、玉田さんは最上部から意識を失い落下したのか、立体駐車場の下から2段目の辺りで、他の作業員は地下1階などで倒れていました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/65acd06da9c8929534c4b216b6cf0b13c7b7b3d8 

 

 

12231858分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、火を使う作業があったので誤作動防止のため消火設備を止めようとして、誤って作動ボタンを押したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

玉田さんら3人は、火を使う作業があったため上層階にいましたが、誤作動を防ごうと、地下にいた作業員1人が消火設備を一時的に止めようとしたところ、誤って”作動ボタン”を押したとみられることが新たにわかりました。  

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/8b3f51971e895b189b769bfeb50d776238323bab 

 

 

1224171分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、市は特別査察を開始した、作業時は元栓を閉めることなどを説明しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受け、名古屋市が特別査察を始めました。

 

24日は、名古屋市消防局の職員が、同様の消火設備をもつ市内のホテルで、オーナーに誤った操作を防ぐための安全管理対策や、消火ガス放出時の避難対応について説明しました。  

 

「建物の関係者の方と作業員の方は、ここにこういう設備があるんだよ。
作業のときに万が一間違いにより放出されることがないよう、(ガスの)閉止弁を閉めることをお願いしたい」  

(名古屋市中消防署・櫻井予防課長)  

 

特別査察は市内782の施設を対象に、来年122日まで行われます。



  

https://news.yahoo.co.jp/articles/a81d42088f553b158590052b74befaa762c4c8d6

 

 

12241746分にYAHOOニュース(メーテレ)からは、二酸化炭素消火設備が作動した場合の対処方法などに関する下記趣旨の記事が、査察を受けた施設にある操作盤の写真付きでネット配信されていた。

 

特別査察の対象は、二酸化炭素ガスを放出する消火設備を設置した名古屋市内の宿泊施設や商業施設など782カ所です。  

 

誤って消火ガスが出ることを防ぐ措置や、出た際の避難方法を指導します。

 

万が一、施設内にいて消火設備が作動した場合はどうすればいいのでしょうか?

 

「万が一、中にいて放出ボタンが押されてしまった場合は、脱出口がありますので、速やかに避難していただく。

警報が鳴ってから放出されるまでは一定の時間がありますので、その間に脱出していただく。

間違えて押した場合は、押した方は、緊急停止ボタンを押して止めていただきたいと思います」

(名古屋市消防局 予防課 渡辺さん)

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/ddab82cceb303b70fa8e8fa767ebb20734f9c57e 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇操作盤のボタン配列がどうなっていたのか、メーカー関係の情報なども含め調べてみたが、これといった情報は見つからなかった。

 

〇美濃市の事例は下記記事参照。

2013312日 美濃市の木材加工会社の集じん機内で木くずがくすぶり、CO2消火器で火が消えたことを確認しようと中に入った人と助けに行った人、計3人が酸欠で死亡 (修正2)』

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2738/

 

 ※新宿の事例は本ブログを開設した2010年に発生しているので、
  情報なし。

 

 

 

 

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20201220日に掲載した第2報がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正2として掲載します。

第2報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11259/

 

 

(2020年12月27日 修正2 ;追記)

 

2020121950分に読売新聞からは、K化工ではこの4年で5件の自主回収があった、過去事例の再発防止策さえキッチリとっていれば今回の事故は防げたのではないか、といった下記趣旨の社説がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

そもそも、薬の成分を途中で補充する行為は、厚生労働省が認めた手順に反している。

一体どうなっているのか。

組織として緩んでいるとしか言いようがない。

 

K化工による薬の自主回収は、この4年間で5件目だ。

 

昨年10月には、胃潰瘍などの治療薬に発がん性物質が含まれていたことが判明した。

今回と同様、厚労省の定めた3段階の危険度で、最も重大なケースに該当している。

 

この時に、事実関係をしっかりと調査し、原因を究明して、再発防止に取り組んだのか。

教訓を生かしたとは到底思えない。

 

すでに県はK化工への立ち入り調査を行い、県警も関係者から事情を聞いている。

現場で何があり、その責任は誰にあるのか。

過去の事例も含めて、真相を明らかにしてもらいたい。

 

今回の薬は、新薬と同じ成分で作られ、安価で販売されるジェネリック医薬品(後発薬)だ。

日本ジェネリック製薬協会は「極めて重大な問題」と捉え、加盟各社に法令順守の徹底を求めた。

 

医薬品の自主回収は近年、増加傾向にある。

薬への信頼が損なわれることがないよう、新薬を扱う製薬会社も含めて、製造工程や検査体制を改めて点検し、安全の確保に努めることが大切だ。

 

https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20201218-OYT1T50287/ 

 

 

12211853分に産経新聞westからは、事業の急拡大で管理体制が追い付かなかった可能性あり、会社が人的エラーの問題だと認識しているなら、そのこと自体が由々しき事態だとの見解もあるなど、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。

 

爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入した問題をめぐり、厚生労働省などが21日に立ち入り検査に入った製薬会社「K化工」(福井県あわら市)。

 

自主回収を進める同薬とは別に、同省の承認を受けていない作業手順で製造した薬があることも明らかになり、管理態勢の実態が検査の大きな焦点だ。

 

同社は近年、事業拡大を進めており、業界関係者は「急激な拡大に現場が追い付かず、管理が行き届いていなかったとみられても仕方がない」と指摘した。

 

同社はジェネリック(後発薬)製造の中堅メーカーで、先発薬よりも飲みやすくするなど,改良を加えた「付加価値製剤」の開発に注力してきた。

 

後発薬は、医療費軽減の観点から政府も利用を促進しており、需要は増加。

 

同社は製造態勢を強化し、23年の新工場完成に続き、28年に工場を増設したほか、25年には総合物流センターも整備した。

 

26年3月期の売上高(単体)は約277億円だったが、令和2年3月期は1・3倍超の370億円に伸びた。

 

ただ、製薬会社にとって、特許が切れた薬を新たに製造ラインに加えながら、安定的な供給を続けていくかが課題。

 

同社でも従業員数は、約6年前の約400人から796人(令和2年10月現在)と約2倍に増えたが、後発薬業界の関係者は「新たな人材の教育や業務管理も進めねばならず、生産現場の負荷は大きくなる」と説明する。

 

今回の睡眠導入剤が混入した経緯において、製造過程でのミスや手順違反が次々と明らかになった。

 

厚労省幹部は、「この件は、コンプライアンス(法令順守)やガバナンスの問題。もし会社側が従業員のヒューマンエラーと認識しているならば、そのこと自体がゆゆしき事態だ」と批判した。

 

https://www.sankei.com/west/news/201221/wst2012210017-n1.html

 

 

1224120分に朝日新聞からは、出荷前にサンプル検査した作業員はデータの異変に気付いて上司に報告していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

出荷前の品質検査を担当した作業員が、異物混入が疑われる検査データの反応に気づいて上司に報告していたことが、関係者への取材でわかった。

 

同社は報告を受けながら、詳細な検査をせずに混入薬を出荷していた。

 

同社はこれまで、会見などで、検査データの異変は検査当時には気づかず、健康被害の報告を受けて記録を調べ直してからだとしていた。

 

同社によれば、出荷前の7月、厚生労働省令に基づき、ロットごとのサンプル検査を実施した。

 

主成分の含有量や成分がうまく溶け出すかなどを調べた際、主成分の含有量などを示す波形に、成分としては出ないはずのわずかな反応を示す波形が生じていたという。

 

関係者によれば、サンプル検査を担当した現場の作業員はこの検査データの異変に気づき、薬の主成分の含有量が違う可能性があると上司に報告した。

 

だが、その後、社内で詳細な調査は行われず、睡眠導入剤を混入させたまま912月に出荷した。

 

また、混入問題の発覚後、同社側から経過説明を受けた医療関係者の一人も、小林社長から直接、同様の説明を受けたと朝日新聞の取材に語った。

 

https://www.asahi.com/articles/ASNDS3HB5NDSPTIL001.html

 

 

12251142分に読売新聞からは、他の薬でも品質検査時に異常が出たものがあったが、再検査で問題なかったので異常の内容を検証せず出荷していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同社は24日夜、製造・販売する高血圧の治療薬など14品目を新たに自主回収すると発表した。


同社は「(国などから)検査に不十分な点があったと指摘を受けた」としている。

 

同社が製造し、別の会社が販売した数品目についても、販売会社が自主回収する。

 

そのうちの一つで局所麻酔に使う「アネトカインゼリー2%」については、同社の品質検査で異常が検出されたが、再検査で問題がなかったため、異常を検証せずに出荷していた。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201225-OYT1T50130/

 

 

12251140分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同社によると、問題となっている薬と同様、出荷前の品質検査のデータにわずかな乱れがあったほか、出荷前に再検査をしたのにその理由を示す資料が残されておらず、安全性を再確認する必要が生じたという。

 

同社は「社内で保管していた製品を改めて調べた結果、安全性に問題は確認されていないが、万全を期すため、自主回収することを決めた」と説明している。

 

https://mainichi.jp/articles/20201225/k00/00m/040/055000c 

 

 

 

(2020年12月30日 修正3 ;追記)

 

202012291545分に朝日新聞からは、間違えたのは入社数年目の若手従業員だった、被害を訴えた人は217人になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、1報2報ともどもタイトルの被害者人数を修正した)

 

当時作業にあたったのは入社数年目の若手の男性従業員とみられることが、同社関係者らへの取材でわかった。

 

従業員は社内調査に「当時の記憶がほとんどなく、なぜ間違えたのかわからない」と説明していることも判明。

 

第三者委員会が原因究明に向けた調査を進めている。

 

同社関係者らによれば、今年7月ごろ、製造工程で本来の薬の主成分が減った代わりに睡眠導入剤成分を足したことを示す製造記録が残っており、その記録を付けたのも、この従業員だという。

 

従業員は今月1日に最初の健康被害の報告があった後の社内調査に対し、「何カ月も前のことで、一つひとつの工程を覚えていない」、「なぜ混入したのかわからない」などと説明したという。

 

同社関係者は、「ぼーっとしていたのか、無意識のうちに誤った作業をしたとしか思えない」と話す。

 

入社数年目だが、薬の製造工程に慣れていないわけではないとしている。

 

問題の薬は、31都道府県の医療機関などで364人に処方された。

 

同社によると27日時点で、処方された患者の6割近い217人が意識消失などの健康被害を訴え、うち37人が入院または救急搬送された。

 

服用の影響とみられる交通事故は23件にのぼる。

 

https://www.asahi.com/articles/ASNDY530NNDYPTIL003.html

 

 

 

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202012211150分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

南海トラフの巨大地震など大規模な災害が発生した際にガソリンスタンドが使えなくなることを想定して、和歌山県は全国の都道府県としては初めて移動式の給油機を導入し、21日、納入式が行われました。

和歌山県が全国の都道府県として初めて導入した移動式の給油機は、タンクローリーと直接、ホースで連結させることで、中にあるガソリンを車に給油することができるもので、自由に移動させてどこにでも臨時の給油所を設置することができます。


21日は納入式が串本町で行われ、仁坂知事や町の関係者などが出席しテープカットを行いました。


そして、地元の消防本部の車両に給油しました。


県は、南海トラフの巨大地震による津波で沿岸地域のガソリンスタンドが使えなくなることを想定し、今年度、国の補助事業を活用して串本町や那智勝浦町など5か所に導入しました。


県によりますと、導入した給油機は、災害の発生時には救急車や消防車など緊急車両を対象に給油を行う計画だということです。


和歌山県災害対策課 河野課長は、「災害に備えて、今回、新しく導入された設備を活用した訓練を行うなど、日頃から防災への意識を持ち、取り組みを続けていきたい」と話していました。

 







 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20201221/2040007082.html

 

 

12211136分にYAHOOニュース(共同通信)からも、東京や徳島でも本年度中に配備する動きがあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

地震や津波などの大規模災害に備え、和歌山県は21日、移動式の給油機を導入した。

タンクローリーに直接つなげる、ガソリンスタンドの給油機のような装置。

 

現場周辺で広範囲に停電したり、スタンドが損壊したりしていても、救助や復旧作業に当たる緊急車両に給油できるようになる。  

 

南海トラフ巨大地震などの災害が想定され、スタンドが沿岸部に点在し都市部から遠い県南部を中心とした5カ所に1台ずつ配備。

 

担当者は「燃料切れを防ぐことで、少しでも多くの人命救助につながれば」と期待する。

 

先進的な取り組みで、東京都や徳島県でも本年度中に配備する動きがあるという。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/2238288c607db1de76985f3b76b576d9b7b2c072

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本ブログでは昨年4月、浜松市の山間部で移動式給油機の実験が始まったという情報を紹介した。

その実験が今回の正式配備につながった、ということかもしれない。

 

 

 

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20201221018分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

人里からヒグマを遠ざけることを目的に、北海道羅臼町で住民らが、ヒグマが身を潜めることの多い草やぶをなくす取り組みを行ったところ、目撃される回数が実際に減ったことがわかった。

 

駆除とは異なる住民主体のヒグマ対策の効果が得られた格好で、人とヒグマの新たな共生に道を開くものと注目を集めそうだ。

 

同町が、今月14日に釧路市で開かれた知床世界自然遺産地域科学委員会で発表した。

 

同町は今春、ヒグマの調査研究に取り組む公益財団法人「知床財団」(斜里町)と協力し、共生を目的に、人とヒグマのディスタンス(距離)を保つための独自の地域づくり計画を策定した。

 

その具体策として、人里近くの草やぶをなくすこととし、今年5月から7月にかけて、延べ176人の町民が参加して草刈りを行った。

 

この結果、同町内でのヒグマの目撃数は、昨年度1年間が340件だったのに対し、今年度は11月25日現在で182件となった。

 

同日現在で今年度は4か月以上残っているが、この間はヒグマが冬眠に入り活動が減ることから、同町は、今年度1年間の目撃数が昨年度を大きく下回るのは確実だとしている。

 

羅臼町産業創生課の田澤主任は、「今後も草刈りを継続的に実施し、効果の検証などを行いたい」と話している。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201218-OYT1T50280/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査結果、半年前に、エサになるフキや身を隠せるササなどを刈り取ったなど、下記旨の記事が刈り取り状況の写真付きでネット配信されていた。

 

2020615日20時38分 NHK北海道)

 

知床半島の羅臼町で、住宅地にヒグマが近寄らないよう、餌となるフキや身を隠すときに使う背の高いササを、各町内会ごとに住民の手で刈り取る作業が始まりました。

 

羅臼町では去年、ヒグマの目撃の件数が、統計がある2007年(平成19年)以降で2番目に多い340件にのぼり、飼い犬が襲われるなどの被害も相次ぎました。


このため、ヒグマ対策に取り組む羅臼町と知床財団は、各町内会に対し、ヒグマが住宅地に近寄る原因となる草やぶを刈って取り除くよう呼び掛けていて、14日、3つの町内会で刈り取り作業をしました。

 

このうち礼文町南町内会では、住民や高校の教員など20人あまりが参加し、草刈機やカマなどを手に、ヒグマの餌となるフキや身を隠すときに使うササなどを丁寧に刈っていました。

 

礼文町南町内会会長;
「草刈りで自分たちの身を守っていきたい」

 

羅臼町では、17の町内会のうち、山が住宅地に近い海岸沿いを中心に10の町内会で、ヒグマ対策の草刈りを行うことにしています。

 

人の生活と、となりあわせに生きているヒグマたち。

両者が残念な形でぶつからないように、北海道各地で地域の人たちが始めた「できること」を取材中。

放送とweb、同時展開でお伝えしていきます。

 

https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n1ebd9bcec56e 

 

 

 

 

 

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202012232040分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

21日午後2時半ごろ、西海市のO造船所の建造中の船内で、長崎市畝刈町の溶接工、山口さん(男性、68歳)の作業服に火がついているのを同僚が見つけ、火を消し止めました。

山口さんは全身の半分にやけどを負い、大村市内の病院に運ばれましたが、23日、亡くなったということです。

警察によりますと、山口さんは当時、ガス溶接機を使って頭上の鉄骨の溶接などをしている際、火の粉が散って作業服に火がついたと見られ、警察が詳しいいきさつを調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20201223/5030010121.html

 

 

 

 

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202012201612分にNHK秋田から。下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午前5時半ごろ、大仙市大曲の市道で、大型の除雪車の前方に取り付けられた雪を押しのけるための板が、近くにいた歩行者の男性にぶつかりました。


近所の人から通報を受け、警察や消防が駆けつけましたが、男性は頭を強く打っていて、脳挫傷のため、まもなく死亡が確認されました。


現場は片側1車線の市道で、当時、30センチほどの雪が積もっていたということです。


また、除雪車の板は、縦1.4メートル、幅3.4メートルほどで、事故当時、除雪車の運転手は、道路の除雪をするため、いったん板を上にあげてバックしたあと、板を下げる操作をしたということです。


警察は、死亡したのは近くに住む高齢の男性とみて、身元の確認を進めるとともに、事故の詳しい状況を調べています。

 

 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20201220/6010009033.html

 

 

12201738分に読売新聞からは、当時は雪が降っていて視界が悪かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午前5時25分頃、秋田県大仙市大曲の市道で、歩いていた男性に、除雪作業をしていた重機のホイールローダーが衝突。

男性は頭を強く打って死亡した。

 

大仙署の発表によると、重機の運転手が雪を押し出すブレードを操作中、男性に気づかず衝突させたとみられる。

 

同署は、亡くなったのは近所の男性とみて身元の確認を進めるとともに、事故原因を調べている。

 

事故当時、雪が降っていて視界が悪かったという。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201220-OYT1T50168/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

どれくらい街灯があるか不明だが、朝の5時25分といえば、雪が降っていなくても真っ暗で視界は悪い。
 

一方、視界が悪かったこと以外、バックした後にブレードを下げたということで、後ろを向いたままの操作だった可能性も考えられる。

 

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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