







2019年7月12日17時58分にNHK高知から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前10時半ごろ、宿毛市小筑紫町の砂防ダムの工事現場で、土佐清水市の建設作業員の男性(29)の頭に、資材を運ぶために使われていた鉄製の滑車が落下した。
男性は宿毛市内の病院に運ばれ、手当てを受けたが死亡した。
当時、現場では資材を運ぶケーブルや滑車を撤去する作業をしていたということで、滑車はおよそ100kgの重さがあったという。
警察が事故の詳しい状況を調べている。
『砂防ダム工事現場で男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190712/8010005611.html
2019年7月11日22時21分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
函館地方気象台は11日、風向風速計の不具合で正しい観測ができていなかったとして、今月3日まで約10カ月分の風向の観測記録が無くなったと発表した。
札幌管区気象台によると、計器の不具合で記録が無くなるのは極めて異例。
記録が無くなったのは、同気象台(函館市美原)が観測した2018年8月22日から19年7月3日までの風向データ。
札幌管区気象台職員が今月1日、函館地方気象台の風向風速計を点検するため、函館空港(同市高松町)の観測記録と照合したところ、風向きが数10°ずれているのを発見。
計器を詳しく調べたところ、風向を調べる装置を固定するネジが緩んでおり、正しく計測されていないことが分かった。
3日に新たな計器に交換し、現在は正常に計測しているという。
函館地方気象台によると、風向風速計は半年に1回点検しているが、今回の不具合には気付かなかったという。
同気象台は、「利用者にご迷惑をおかけし、申し訳ありません」としている。
出典
『風向計のネジ緩み10カ月分の観測記録抹消 函館地方気象台』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/324420/
7月11日21時17分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
函館地方気象台(北海道函館市)は11日、庁舎屋上に設置していた風向風速計に不具合があり、約1年1カ月にわたって風向きを正確に観測できていなかったと明らかにした。
この風向風速計を設置した昨年8月22日午後2時50分から今月3日午前10時までのデータを取り消し、「欠測」とする。
今月3日、気象台と函館空港の滑走路に設置されている風向風速計の長期データを比較する作業をしていたところ、不自然な差異が見つかり、判明した。
正確な値との差は、最大で45°程度だったとみられる。
気象台は、計器内部の風向センサーのねじが緩んでいたことが原因とみている。
風向風速計を交換し、3日午後2時から正常に戻った。
(共同)
出典
『函館の風向きデータ、1年以上間違い センサーねじ緩んでいた』
https://mainichi.jp/articles/20190711/k00/00m/040/227000c
(ブログ者コメント)
この計器を設置した、その日からのデータを取り消した点から考えると、計器設置時のネジ締め付け不足が原因かもしれない。
2019年7月11日10時34分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
物に触れた際の「しっとり」という感覚について、山形大工学部の野々村美宗(よしむね)教授(50)らが物理的な仕組みを解き明かし、研究成果をまとめた論文が10日、英国の科学雑誌に掲載された。
水分量が“肝”とされてきたが、ポイントは「摩擦力」。
野々村教授によると、「最初に一気に高まり、すぐに下がる力学的な刺激が、しっとり感の『ある、なし』につながる」という。
「しっとり感」について、辞書では、「適度に水分を含んでいる様」などとされている。
水分を含まない粉末や布に触れた時でも、「しっとり」を使う場合があり、一般的な表現として定着しているが、実際には「どんなメカニズムで喚起される感覚なのか分からなかった」(野々村教授)という。
野々村教授ら研究グループは、人が物質に触れた時の動きを模した独自の摩擦評価装置を開発し、指先に加わる力学的刺激を計測した。
その結果、物に触れた瞬間に感じる大きな摩擦力と、その刺激が一気に下がり、抵抗が小さくなる落差のある感覚の組み合わせが、「しっとり感」となって脳に伝わることを突き止めた。
物質の素材や組織の構成などによって、感覚の「ある、なし」は決まるという。
野々村教授は、「こうした感覚は日本人独特で、英語などには同様の言葉がない」と指摘し、「海外の化粧品業界では、日本に倣い、この概念を商品開発に取り入れる動きが広まっている」と話す。
論文は英語表記で、「しっとり」は「shittori」と表現した。
今回の研究で、「もっと、しっとりした」や「しっとりを抑えた」などの要素を反映した商品を開発する場合、明確な尺度で表現する道筋が開けたという。
感覚を数値化するなどし、化粧品や着心地がいい衣類、高級感がある自動車のインテリアなど、幅広い商品に応用が期待される。
野々村教授は、「今後は、『ぬくもり感』や『さらさら感』などのメカニズムを解明していきたい」と意気込んでいる。
出典
『「しっとり感」の仕組み解明 山形大・野々村教授ら、水分量よりも…「摩擦」急降下が鍵』
http://yamagata-np.jp/news/201907/11/kj_2019071100231.php
2019年7月12日に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時25分頃、JR長崎線浦上~現川(うつつがわ)間の長崎トンネル(全長約6km、長崎市)内で、長崎発博多行き特急「かもめ16号」(6両編成)が異音を感知したため、緊急停止した。
乗務員らが確認したところ、トンネルの真上で掘削工事を行っていた機材が天井部を突き抜け、先頭車両の左側面などにぶつかったことが判明した。
乗客約150人にけがはなかった。
JR九州などによると、ぶつかったのは棒状の金属製掘削機材で、10数m上の地上から伸びていた。
トンネルの天井には直径15cmの穴が開いており、先頭車両以外にも損傷した車両があるという。
掘削工事は鉄道・運輸機構が発注。
現場周辺では、九州新幹線長崎(西九州)ルート関連の建設工事に伴って一部の井戸で水が減っており、対策として、井戸の試掘を行っていた。
車両と接触した後、掘削機材を引き上げたという。
機構側も施工業者も、図面上、掘削場所はトンネルにかからないという認識だったといい、同機構は、「一歩間違えば大事故につながる可能性があり、深刻に受け止めている。原因究明を徹底的に行い、再発防止のための対策を検討して安全な施工に努める」とのコメントを出した。
JR九州は事故の約2時間後、車両を現川駅に移動させ、用意したバスで乗客を運んだ。
穴をふさぐなどの応急措置を行い、約5時間45分後に、順次、運転を再開した。
この事故の影響で、特急・普通列車の計39本が運休するなどし、約6000人に影響が出た。
出典
『「一歩間違えば大事故」トンネル上で掘削工事、機材突き抜け特急損傷』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190711-OYT1T50255/
7月12日18時3分にNHK長崎からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
掘削は、九州新幹線・長崎ルートの建設工事を行っている鉄道・運輸機構が、新幹線工事の影響による地元の渇水対策として、水源を探す目的で今月2日から続けていた。
11日は、地上からおよそ14m掘り進めたところで、地下13mのところにあるトンネルの天井を突き抜け、掘削機の直径14cmの金属製のパイプが特急列車に接触したとみられるという。
鉄道・運輸機構によると、予定地の下にトンネルが記載されていなかったことがわかった。
JR九州によると、鉄道の敷地に近い場所で工事を行う場合は、事前の連絡や協議を行うことになっているが、今回、鉄道・運輸機構から事前の連絡などはなかった。
一方、鉄道・運輸機構は、「図面上はトンネルが下にあるとは認識していなかったため、JR九州側には連絡はしていない」と話していて、詳しいいきさつを調べている。
出典
『掘削の図面にトンネル記載されず』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20190712/5030004456.html
7月13日1時34分にNHK長崎からは、間違った地図を使っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
掘削作業を発注した鉄道・運輸機構が作成した図面は、トンネルの位置が間違って記載されている国土地理院の地図と酷似しており、この地図が使われていた可能性があることが国交省への取材でわかった。
国土地理院の地図では、掘削現場はトンネルからおよそ80m離れていることになっているが、JR九州の資料では、作業現場はトンネルの真上に位置していたという。
鉄道・運輸機構がJRにトンネルの位置などの情報を確認していなかったとして、国交省は詳しい調査を指示した。
【国土地理院の地図 「掘削には適さず」】
国土地理院の地図は、民間の会社が作る地図の基になったり、自治体も公式の地図として採用したりしている。
国土地理院によると、今回トラブルが起きたトンネルは2万5000分の1の縮尺で記載され、昭和48年に現在の位置に記載されて以降、更新されていないという。
通常、2万5000分の1の地図は、誤差を17.5m以内に抑えるように作成しているということだが、トラブルのあったトンネルは、実際よりおよそ80m北側に記載されていた。
原因について国土地理院は、通常、トンネルの位置を記載する際は、施設管理者から資料などの提供を受けるということだが、このケースについては当時の記録は残っておらず、具体的な経緯はわからないとしている。
そのうえで、「大きな誤差が許されないボーリング調査を行う際に、地理院の地図を使うのは適切ではないと考えている。より詳細な図面を使用してほしい」としています。
国土地理院は今回のケースについて、地図の間違いが確認された場合には修正するとしている。
【地図で離れていると、鉄道会社に確認せず】
鉄道関係者によると、国土地理院の地図は、ボーリング調査を行う際、業界ではよく使われているという。
ボーリング調査を行う場合、国土地理院の地図で、近接する場所に鉄道のトンネルなどの構造物の有無を確認し、もし近くにあった場合は、JRなどの管理者に問い合わせることにしているという。
そして、必要があれば、鉄道会社などから詳細なトンネルの位置や図面などを取り寄せたりするという。
ただ、今回のように、ボーリング調査の地点と地図上の路線図が100m近く離れている場合は、管理者に問い合わせることはほとんどせず、そのまま工事を発注することが多いという。
【鉄道・運輸機構 「原因調査中」】
鉄道・運輸機構九州新幹線建設局は、作成した図面と実際のトンネルの位置がずれていたことについて、「図面を作成した経緯やずれた原因などはいずれも調査中で、コメントできない」としている。
出典
『間違った国土地理院の地図使用か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20190713/5030004460.html
(2019年7月26日 修正1 ;追記)
2019年7月25日10時49分に長崎新聞から、原因と再発防止策に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工事発注元の鉄道建設・運輸施設整備支援機構は24日、工事図面上のトンネル位置が実際と約80mずれて記載されていたことなどが原因だったと公表した。
図面作成の過程では、国土地理院が発行した誤記載の地形図が使用されたと判明した。
機構は同日、国交省やJR九州に原因を報告した。
機構は事故の再発防止策として、地下構造物の近接工事の際は、距離にかかわらず、施設管理者への確認を事前に行うなどとした。
出典
『特急かもめ損傷 図面のトンネル80メートルずれ 誤記載地形図使用 JRに確認せず』
https://this.kiji.is/526939273313977441?c=39546741839462401
2019年7月12日3時1分に大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分大(大分市旦野原)の大規模停電で、同大は11日、「ケーブルの不具合による漏電が原因」との見方を明らかにした。
午後11時半現在、復旧のめどは立っておらず、12日の授業を実施するかどうかは決まっていない。
11日に周辺の約5000世帯で起きた一時的な停電も、同大の停電が影響したとみられる。
県庁で会見した桑田理事は、「皆さまに迷惑を掛け、おわびする。原因究明を進め、早期復旧に努めたい」と話した。
同大によると、11日午前7時半ごろ、学生寮を除く旦野原キャンパスの全施設が一斉に停電した。
九州電力の送電線から電気を引き込む高圧ケーブル(長さ約600m)の一部が不具合で漏電し、安全装置が作動した可能性が高いという。
ケーブルは2008年3月に設置。
年1回、点検をしていた。
今年5月の点検で「漏電の疑いがある」と指摘され、今月21日に接続部分の交換作業を予定していた。
同キャンパスは照明やエアコンが使えず、2限目以降を休講にした。
理工学部は、研究に使う薬品や細胞片を保冷する設備があるため、仮設の電源装置を運び込んで対応。
「影響はなかった」という。
学生や教職員が熱中症になるなどの被害は確認されていない。
同キャンパスの停電から約1時間45分後には、近くの鴛野、旦野原、宮崎などの4936世帯が数分間停電。
信号も一部消えた。
同大施設企画課は、「ほぼ同時刻に(学内で)電気を再び入れるための設備を操作していた。関連性が高いとみて調べている」と説明した。
授業の再開は、復旧のめどが決まり次第、メールやツイッターなどで学生に知らせる。
医学部などがある挾間キャンパス(由布市挾間町医大ケ丘)に影響はなく、12日も通常通り授業を実施する。
出典
『「ケーブル漏電が原因」 周辺5千世帯にも影響か 大分大停電』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/07/12/JD0058266889
7月11日19時52分にFNN PRIME(テレビ大分)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前11時前、大分大学の旦野原キャンパスにある生協は灯りが消え、店内は暗くなっていた。
九州電力によると、11日午前9時過ぎに、大分市の旦野原や寒田地区などのおよそ5000世帯で停電が発生した。
九電によると、3分後に復旧したということだが、大分大学では午後6時現在も停電が続いている。
11日は授業が休講となったほか、生協やコンビニが営業を取りやめた。
大学によると、大学の停電は午前7時半ごろに発生し、敷地外から電力を引き込むためのケーブルが漏電したことが原因と見られるという。
また、大学が作業を行い、午前9時過ぎに電力を復旧させようとしたところ、周辺の地域の停電が発生したという。
大学の復旧の見込みは立っておらず、12日に授業を再開するかどうかについても未定だという。
出典
『大分大学で停電続く 復旧のめど立たず 大分・大分市』
https://www.fnn.jp/posts/1207TOS
7月12日15時30分に大分合同新聞からは、仮復旧したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分大の大規模停電は、発生から約18時間後の12日午前1時20分に解消した。
不具合のあったケーブルの一部を取り換える仮復旧作業が完了した。
旦野原キャンパスは平常通り授業を再開した。
同大によると、九州電力の送電線から電気を引き込む高圧ケーブル(約600m)のうち、300mを取り換えた。
年度内をめどに、全てのケーブルを交換する本格工事をする予定。
同大の担当者は、「現段階で、停電による人的、物的な被害は確認されていない。根本的な原因はまだ分かっていないが、無事に復旧して良かった」と話した。
周辺の約5000世帯で起きた一時的な停電については、九州電力などと連携し、原因究明を進めている。
周辺住民には、自治会を通じて状況を説明する方針。
出典
『大分大の停電、18時間後解消 授業を再開』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/07/12/123852235
2019年7月10日21時43分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後3時ごろ、除染廃棄物を保管する飯舘村の仮置き場の作業員から、「仮置き場で、土のうと建設機械の間に同僚の作業員が挟まれた」と消防に通報があった。
作業員は69歳の男性で、消防が駆けつけたところ、すでに意識がない状態で、搬送先の病院でおよそ1時間半後に死亡した。
業務を発注した環境省によると、この仮置き場では、除染廃棄物を双葉町と大熊町にまたがる中間貯蔵施設に運び出す作業が完了し、10日朝から3人の作業員が、仮置き場をもとの状態に戻す作業を行っていた。
死亡した男性は、別の作業員が操縦するショベルカーと放射線を遮るための土を入れた土のうとの間に挟まれたという。
警察が事故の詳しい原因を調べている。
仮置き場で死亡事故が発生するのは初めてで、環境省は、「ただちに工事を中止し、早急に原因を究明したうえで再発防止を徹底し、作業の安全確保を図ります」とコメントしている。
出典
『除染廃棄物の仮置き場で死亡事故』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190710/6050006131.html
7月11日8時35分に福島民友からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後3時15分ごろ、飯舘村の仮置き場で、除染で出た除去土壌を覆う遮蔽土壌入りのフレコンバッグの破砕作業をしていた田村市、建設業、男性(69)が、バックホーとフレコンバッグの間に挟まれた。
男性は胸などを強く打ち、間もなく死亡した。
警察によると、同僚の男性が運転するバックホーが旋回した際、バックホーの後部と積み重ねられたフレコンバッグの間に挟まれた。
現場には男性を含め、3人の作業員がいた。
警察は労災事故として原因を調べている。
環境省福島地方環境事務所によると、県内の仮置き場で死亡労災事故が起きたのは、富岡町で2016(平成28)年11月に発生した事故に続いて2件目。
出典
『飯舘・仮置き場で死亡労災事故 作業中の69歳男性が挟まれ死亡』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190711-395366.php
2019年7月10日21時43分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時19分ごろ、いわき市平南白土の県道で、トラックが荷台部分に搭載したクレーンを上げたまま走行し、路上の電線を引っかけ、つながっていた道路脇の信号機が倒れた。
信号機は反対車線を走っていた軽乗用車を直撃し、電線を引っかけたトラックには後ろから普通乗用車が追突して、3台がからむ事故になった。
このうち、軽乗用車には30代の女性とその子ども2人のあわせて3人が乗っていて、女性が背中を強く打ったほか、8歳の女の子は左腕から出血したが、命に別状はないという。
2歳の男の子にはけがはなかった。
警察は、トラックの運転手からクレーンを上げたまま走行した経緯などを聞き、事故の詳しい原因を調べている。
現場は片側2車線の交通量の多い県道で、近くにいた作業員によると、クレーンを搭載したトラックは、現場近くで行われている工事を知らせる電光掲示板を設置する作業を終えたところだったという。
この事故のあと、現場の県道は、信号機が倒れた車線が通行止めになった。
出典
『信号機倒れ車直撃 親子がけが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190710/6050006130.html
7月11日8時40分に福島民友からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時20分ごろ、いわき市の県道で、同市の30代の会社員男性が運転するクレーン付きトラックのアームが電線に絡んで信号機の柱が倒れ、車2台が巻き込まれる事故があった。
このうち、軽乗用車に乗っていた同市の30代女性と娘(8)が軽傷のもよう。
警察によると、女性の軽乗用車に倒れてきた信号機の柱が衝突。
また、トラックと同市の80代男性の乗用車が衝突した。
男性2人にけがはなかった。
警察によると、トラックが付近の工事現場からアームを収納せずに発進。
高さ約7mの位置で電線が絡まり、信号機が倒れたという。
事故の影響で、下り線が午後2時45分から約2時間45分にわたり、通行止めになった。
出典
『いわきの県道に「信号機」倒れる 車2台が巻き込まれ2人けが』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190711-395371.php
2019年7月11日に東京新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
那珂市の那珂核融合研究所は10日、施設内で雑草など約120m2が焼ける火災があったと発表した。
放射能の外部への漏えいや、職員の被ばくやケガはないとしている。
研究所によると、10日午後1時25分ごろ、JT-60制御棟と呼ばれる施設の駐車場近くで作業員がチェーンソーを使い、高さ2mの木を取り除こうとした際、下草に火が付き、燃え広がった。
チェーンソーの火花が飛んで燃え移ったとみられる。
近くにいた職員ら約8人が消火した。
消防が午後1時55分ごろ、鎮火を確認した。
現場は、最も近い放射線管理区域の建物から約100m。
研究所の担当者は、今回の火災で所内の実験に影響はないとしたが、「今後、原因を調査し、草刈り作業の対策を検討する」と話した。
出典
那珂核融合研究所で火災 施設内で雑草など燃える『』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201907/CK2019071102000172.html
(ブログ者コメント)
チェーンソーで木を切ろうとした際に火花が出た?
気になり、調べたところ、今回の事故原因とは関係ないかもしれないが、チェーンが外れたまま使っていて火花が出たという体験談をブログにアップしている人がいた。
2019年7月10日18時50分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日正午ごろ、兵庫県三田市南が丘1の商業ビル「Kテナントビル」の2階空き室から出火。
地上2階建て鉄骨約690m2が全焼した。
5時間後に消えたが、再び火があがり、同日午後6時40分ごろに消し止めた。
警察と消防によると、空き室では内装工事をしており、鉄を切る作業で出た火花が断熱材に燃え移ったという。
ビルは地下1階が駐車場で、1、2階の8室に入る整体院や飲食店などの従業員、客らは、避難して無事だった。
火事を目撃した会社員男性(42)は、「白い煙が屋根の隙間から見えて駆け付けた。荷物を取りに戻ろうとしたテナント関係者がいたので、大声で引き留めた」と話していた。
出典
『2階建て商業ビル全焼 内装工事の火花原因か』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201907/0012502961.shtml
2019年7月11日8時36分に高知新聞から下記趣旨の記事が、現場写真付きでネット配信されていた。
10日午前10時半ごろ、高知市長浜の高知市清掃工場で、男性臨時職員(57)が可燃ごみの処理中に、誤って投入口から約11m下に転落した。
消防がロープなどで約40分後に救出。
男性は顔や腰を打って市内の病院に運ばれたが、重傷ではないという。
工場によると、職員は幅約3mの投入口からスロープ(長さ約8m)を滑り落ち、可燃ごみを集める「ごみピット」に転落した。
投入口からピットの底まで18.5mあるが、ごみが高さ約7mまでたまっていた。
事故当時、職員は投入口の端に立ち、事業者がダンプカーで持ち込んできた雑草の投入を手伝っていた。
ダンプカーの荷台を傾けて草を落としていた際に、誤って転落したという。
高知市清掃工場では、ごみを持ち込んだ市民が投入中に転落する事故が2005年、2010年、2017年にも発生。
このため、投入口に取り付ける安全バーが導入されているが、今回事故が起きた投入口には設置していなかった。
職員の転落事故は初めて。
取材に対し戸梶工場長は、「再発防止へ、事故原因の検証や注意喚起を徹底し、細かい作業ごとにルールを決めたい」と話した。
出典
『高知市の職員が清掃工場で11メートル転落 ごみ投入口に』
https://www.kochinews.co.jp/article/292071/
2019年7月9日17時22分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日正午すぎ、宝塚市立美座小学校から、「けさ掘り出したジャガイモを食べたところ、子どもたちが体調不良を訴えた」と消防に通報があった。
消防が医師などとともに駆けつけたところ、小学5年生の男女あわせて13人に吐き気や腹痛など食中毒とみられる症状が確認され、市内の病院に救急搬送された。
市教委によると、いずれも快方に向かっていて、重症の子どもはいないという。
学校では9日、校内の畑で収穫した50個ほどのジャガイモを使った調理実習が行われ、午前10時ごろから児童30人が「粉吹きイモ」などを食べたという。
実習の指導は家庭科専任の50代の女性教諭が担当していたということで、市教委はジャガイモの調理についてどんな説明をしていたかなど、いきさつを詳しく調べている。
市教委の橘学校教育部長は、「ご心配をおかけして、たいへん申し訳ない。原因をしっかり究明し、再発防止に努めたい」と話している。
【「ソラニン」に注意】
兵庫県などによると、子どもたちが学校で栽培したジャガイモを食べて食中毒になるケースは全国で相次いでいるという。
ジャガイモの芽や緑色に変色した部分には、「ソラニン」という有毒成分が含まれていて、食べた場合、吐き気や腹痛、めまいなどを起こす場合があるという。
「ソラニン」は、加熱しただけでは除去できないということで、兵庫県生活衛生課は、「ジャガイモを食べる際は、必ず芽の部分を取り除き、少しでもえぐみやしぶみを感じたら食べるのをやめてほしい」と呼びかけている。
【食中毒に詳しい専門家は】
ジャガイモを食べた小学生が食中毒とみられる症状を訴えて集団で搬送されたことについて、食中毒に詳しい大阪市立大学大学院生活科学研究科の西川禎一教授は、「ジャガイモは芽の部分や光が当たって緑色になった皮の部分に、ソラニンという自然毒が含まれている。こうした部分を食べると下痢やおう吐、それにめまいなどの症状を起こすので注意が必要だ」と指摘している。
また、関西では今の時期にジャガイモを収穫することが多く、食中毒が発生しやすいということで、西川教授は、「ソラニンは熱に強いため、加熱調理をしても完全に無くすのは難しく、調理する際、芽や緑色の皮をしっかり取り除くことが重要だ」と指摘している。
また、小さい芋に比較的ソラニンが多く含まれているとして、家庭菜園や学校で食中毒を防ぐためには、栽培段階で芽を間引くことで小さな芋がたくさん実るのを防ぐことや、芋に光が当たらないよう、しっかり土をかぶせるなどの対策をとってほしいと呼びかけている。
出典
『ジャガイモで児童13人食中毒か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20190709/2020004288.html
7月9日18時13分にmBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
実習を行っていた30人のうち、10歳から11歳の児童13人が病院に搬送され、うち8人が入院が必要と判断された。
体調不良は食中毒が原因とみられている。
「入院している8人についても、未入院の5人についても、症状は安定して快方に向かっていると聞いている。」(市教委 橘部長)
市教委は、児童の精神的ケアのため、学校に臨床心理士を派遣するとしている。
出典
『育てたジャガイモ食べて食中毒か 小学校から児童13人搬送 兵庫・宝塚市』
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20190709/GE000000000000028578.shtml
7月12日19時14分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県宝塚健康福祉事務所(保健所)は12日、ジャガイモに含まれる毒素「ソラニン類」による食中毒と断定した。
同事務所によると、搬送されなかった3人を含む5年生16人は9日、校内で栽培したジャガイモを食べた後、症状を訴えた。
8人が入院したが、11日には全員が登校。
同じ畑のジャガイモからは通常の2.5倍の毒素が検出されたという。
出典
『ジャガイモ食べ児童13人搬送 食中毒と断定 宝塚』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201907/0012509123.shtml
(ブログ者コメント)
2016年11月、この手の事故は、今後、特段のものでない限り、掲載を割愛すると書いた。
ただ、今回、多数のメディアから、同じような事故が相次いでいると報じられ、またジャガイモの毒成分についても解説されていたが、なぜ同じ事故が繰り返し起きているのか?という切り口から報じているメディアは、ブログ者の知る範囲では、一つもなかった。
その点に違和感を覚えたので、本事例を紹介する。
市教委と同校が合同で記者会見を開いていたので、その席で、以下のような質問が飛んだと思うのだが、なぜか報道されてはいない。
・この学校では、他校で同種事例が相次いで起きていることを知っていたのか?
・知っていたなら、どのように注意していたのか?
・注意していたなら、何が悪くて事故が起きたのか?
2019年7月9日21時43分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
東京電力は9日、柏崎刈羽原発(新潟県)で、テロ対策施設「特定重大事故等対処施設」(特定施設)の準備工事のため、クレーンで地下に掘削用の重機(約15トン)をつり下ろす作業をしていたところ、重機が反転して宙づりになったと発表した。
けが人はいない。
燃料タンクから軽油約20ℓが漏れたが、放射性物質は含まれておらず、外部への漏洩はないとしている。
東電によると、9日午前11時40分ごろ、地上から地下に重機をワイヤ4本で固定し、つり下ろしていたところ、重機のバランスが崩れ、天地が逆さまとなった。
燃料タンクの空気穴から軽油が漏れ出したことから、消防へ通報した。
漏れた軽油は吸着マットで処理し、重機は地面にアームをつけた状態で安定させ、今後、復旧方法を検討する。
東電は、「特定施設のため、事故のあった場所の詳細についてはお話しできない」と説明。
ワイヤのつり方やクレーン操作に問題があったとみて、原因を調べている。
出典
『テロ対策施設の準備工事で重機が宙づりに けが人なし 柏崎刈羽原発』
https://mainichi.jp/articles/20190709/k00/00m/040/353000c
2019年7月8日12時23分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし1月、福岡市東区香椎浜ふ頭に停泊中の貨物船の船内で、荷物を運ぶトレーラーを誘導していた木塚さん(男性、当時20歳)が、バックしてきたトレーラーと、後ろにあった貨物の間に挟まれ、死亡した。
警察が事故の原因について調べたところ、木塚さんが、停止するよう笛で合図したにも関わらず、トレーラーがバックし続けたことがわかったという。
さらに、トレーラーを酒気帯びの状態で運転していたことも判明し、警察はトレーラーの運転手(45)を過失運転致死の疑いで書類送検した。
警察の調べに対し、運転手は、「誘導の笛の音は聞こえたが、バックしても大丈夫だと思った」などと供述しているという。
また、53歳の現場責任者についても、運転手が酒を飲んでいないかなどを確認していなかったとして、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
出典
『トレーラー誘導で死亡 書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20190708/5010004927.html
7月8日19時55分にYAHOOニュース(テレビ西日本)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡市東区香椎浜ふ頭に停泊していた貨物船の中で2019年1月、トレーラーを誘導していた木塚さん(当時20)がトレーラーと荷台の間に挟まれ、死亡した。
警察は、木塚さんが笛で停車を指示したにもかかわらず、トレーラー運転手の男(45)がバックを続けたとして、過失運転致死の疑いで運転手の男を書類送検した。
事故直後、運転手の男の呼気からアルコールが検出されたが、公道ではない貨物船内での事故のため、酒気帯び運転容疑での立件には至らなかった。
また警察は、現場の安全管理を怠った業務上過失致死の疑いで、現場監督の男(53)も書類送検している。
出典
『貨物船内で男性が挟まれ死亡 運転手ら2人を書類送検 公道でなく“飲酒”立件できず 福岡市』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190708-00000008-tncv-l40 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190708-00000008-tncv-l40
(ブログ者コメント)
以下は、テレビ西日本の映像の1コマ。
事故が起きたと思われる貨物船の甲板上を、トレーラーが結構なスピードで走り回っていた。(画面中央右寄り)
今回事故を起こしたトレーラーは、そういったトレーラーだった可能性がある。
(2020年12月19日 修正1;追記)
2020年12月18日6時0分にgooニュース(西日本新聞)からは、運輸安全委員会が調査結果を公表した、会社は朝の点呼時にはアルコール検査していたが、日付をまたいだ作業の前には検査していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
運輸安全委員会は17日、作業前に飲酒していたトレーラー運転手について「飲酒が運転技能に影響を及ぼした可能性がある」とする調査結果を公表した。
委員会の報告書によると、事故は昨年1月20日午前1時55分ごろ、船内のコンテナ積載作業中に発生。
トレーラー運転手は後方にいた木塚さんの笛の合図を聞いてトレーラーを停止させたが、木塚さんはトレーラーとコンテナに挟まれて死亡した。
トレーラーは完全に停止していなかったとみられるという。
運転手は前日夜、近くの店で夕食を取った際、同僚の忠告に従わず、ビールジョッキ3杯と焼酎水割り2杯を飲んだ。
その後、トレーラー内で仮眠した後に缶ビール2本を飲んでいた。
報告書は、飲酒による運転手への具体的な影響は不明としたものの、「状況判断、反応時間などに影響した可能性がある」と指摘。
運転手の所属会社は、前日朝の点呼時にアルコール検査を行っていたが、日付をまたいだ作業前には実施していなかった。
現場が船内のため、運転手は道交法違反(酒気帯び運転)罪に問われず、港湾運送事業法にも停泊中の船内作業時の飲酒を取り締まる項目はない。
報告書は再発防止策として、運転手が作業員の位置を常に確認できる状態で車両を動かすことや、事業者の作業前のアルコール検査の徹底を提言した。
報告書によると、事故2時間後に運転手の男の呼気から0・27ミリグラムのアルコール分を検出。
飲酒量などから、事故当時は呼気1リットル当たりのアルコール分が0・38〜0・46ミリグラムだった可能性があると分析した。
酒気帯び運転の基準値の約3倍だ。
現在、男は自動車運転処罰法違反罪に問われて公判中。
飲酒運転に関して直接裁かれるわけではないが、情状面で考慮されるとみられる。
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/nishinippon-1000674497.html
2019年7月9日12時23分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後10時55分ごろ、熊本市中央区桜町で建設中の大型複合施設「SAKURA MACHI Kumamoto(サクラマチ クマモト)」8階の機械置き場から出火。
工事用資材が燃えたが、建物には延焼せず、鎮火した。
現場確認のため駆け付けた20代の男性作業員が転んで左手に軽傷を負った。
警察などによると、現場は熊本市の集客施設「熊本城ホール」で、電気系統などが入る機械置き場内の工事用資材が燃えていたという。
出火当時、8階に作業員はおらず、警察が出火原因を調べている。
サクラマチは、九州産業交通ホールディングス(熊本市)の市街地再開発の中核施設で、先月26日にも作業員が負傷する火災があったばかりだった。
出典
『熊本市の再開発ビルでまた火災 2週間前に続き 作業員が軽傷 建物に延焼せず』
https://mainichi.jp/articles/20190709/k00/00m/040/018000c
7月12日8時0分に熊本日日新聞からは、先月起きた事故の原因などが、下記趣旨でネット配信されていた。
8日夜に発生した火災で中断していた熊本市中央区の桜町再開発ビルの建設工事が11日、再開された。
事業主の九州産業交通ホールディングス(HD)によると、施工業者の安全対策が確認されたため。
熊本市が整備する「熊本城ホール」が入る公益施設棟の8階屋上から出火し、約15m2を焼いたため、全工事をいったん中断して、施設を一斉点検していた。
再開発ビルでは6月下旬にも、商業棟の屋上テラスで火災が起きている。
施工業者の大成建設は、度重なる火災を受け、専門業者による電気器具の日常点検や、火気使用の届け出、作業手順の周知を徹底。
夜間警備の強化やモニターカメラの増設といった再発防止策に取り組むとした。
6月の火災は、アスファルトの防水作業中に、使っていた溶融釜の温度が上昇してアスファルトが発火したのが原因。
8日の火災は原因を調査中という。
熊本市の大西市長は、「多くの市民が楽しみにしている事業。2回も火災が起きたことを重く受け止め、安全を最優先に工事に当たってほしい」と強調した。
九州産交HDの矢田社長は、「大変ご迷惑をおかけした。安全第一で、予定通り開業できるよう最善を尽くす」と話した。
出典
『桜町再開発ビルが工事再開 火災相次ぎ「安全対策を確認」』
https://this.kiji.is/522022259657032801?c=39546741839462401
※6月の火災事故は下記記事参照(火災現場の写真付き)。
(2019年6月26日 FNN PRIME;テレビ熊本)
26日午前10時前、中央区桜町に今年9月に開業予定の商業施設、『SAKURAMACHI Kumamoto』の6階のバルコニーで火災が発生した。
現場の建築資材から出た火は、真っ赤な炎を上げて激しく燃え上がっている。
延焼を防ごうと、作業員らが資材を運び出すが、そのわきでは爆発も…。
別の場所から撮影された映像でも、火柱をあげて激しく燃える様子が確認できる。
作業員らが消火器で初期消火を行うが、なかなか火の手はおさまらない。
その後、現場に駆け付けた消防がはしご車から放水を行い、発生からおよそ40分後、ようやく火は消し止められた。
この火災で、男性作業員が顔や両手にやけどを負い、病院に搬送された。
また、6階バルコニーの建築資材や壁など、およそ20m2を焼損した。
この火事で、ビル内にいた作業員およそ2600人が一時、屋外に避難した。
【作業員2人】
「とりあえず外に出ろ(と言われた)」
「現場の方が道案内とかされて、逃げてくださいと案内していて、そこまで混乱はなかった」
また、隣接する熊本交通センターのバスターミナルも、一時、バスの運行が規制されるなど、現場周辺は騒然となった。
この火事を受け、桜町くまもとの開発を進める九州産交ホールディングスは会見を開き、9月14日の開業には影響がないとしている。
出典
『熊本市の桜町再開発ビルで火災』
https://www.fnn.jp/posts/1149TKU
2019年7月8日23時32分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前2時半ごろ、滋賀県彦根市高宮町のブリヂストン彦根工場から出火し、扇風機や製造中のタイヤ5本などが焼けた。
20代の男性従業員が左腕にやけどをした。
警察によると、従業員がガソリンなどをバケツに入れて接着剤を作っていたところ、バケツから炎が上がった。
別の従業員らが消火器で消し止めたという。
出典
『ブリヂストン彦根工場で火災、扇風機やタイヤ燃える 1人やけど』
https://this.kiji.is/520899173469586529?c=39546741839462401
キーワード;静電気?
2019年7月7日付で中日新聞石川版から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
「東山(金沢市)を歩いてたら、めっちゃ傾いた電柱があったんだよ」。
そんな話を聞いた。
現場は、5月の旧町名復活で「観音町3丁目」になったエリアだという。
出掛けてみたら、すぐに見つかった。
何で、こんなに傾いているの?
その電柱は、加賀藩主前田家ゆかりの長谷山観音院の参道で、浅野川大橋交番脇から続く「観音町通り」に立つ。
梅雨の晴れ間、近所の住民に尋ねた。
「傾いていますけど、気になりませんか」
「こんなもんかと思ってる」という人がいる一方、「危ないですよね」と話す二丁目に住む中村さん(男性、76歳)に出会った。
「つい最近の住民の集まりでも話題になった。災害があると怖いし、景観にもふさわしくない」。
いつから傾いているのかは分からないという。
電柱を設置した北陸電力石川支店(金沢市)に取材すると、広報担当者から「電柱の番号は分かりますか」と尋ねられた。
北電は石川、富山、福井の3県と岐阜県の一部に電柱を計約70万本設置している。
すぐに確認するのは難しいようで、電柱に記された数字を伝え、回答をお願いした。
待つこと3日。
結論から言うと、「(安全上)問題ありません」とのことだった。
北電は5年に1回、電柱を精密に点検。
表面のコンクリートや根元、電線の状況などから、総合的に安全性を判断している。
大雪が降ったり、台風が来たりした前後などにも点検をするという。
傾いた電柱は、1956(昭和31)年に建てられた。
「電柱は、基本的には真っすぐ建てる」(担当者)というから、最初から斜めだったわけではなさそうだ。
では、なぜ傾いたのか。
担当者は、一概には言えないと前置きした上で、原因の可能性を挙げた。
(1)つながっている電線に引っ張られた。
(2)電柱上部に設置された変圧器などの重みによって傾いた。
(3)雪の影響・・・など。
電柱は、法令で全長の6分の1が地下に埋まっている。
耐震の基準はないが、風速40mほどに耐えられるという。
ちなみに観音町通りは、市が本年度、無電柱化に取り掛かる計画路線に含まれている。
傾いた電柱は、いずれなくなる予定だ。
出典
『観音町に“ピサの斜塔”電柱 なぜ傾いた? 安全性は?』
https://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20190707/CK2019070702000049.html
2019年7月8日21時4分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後8時半頃、JR浅草橋駅の高架下で、工事現場の前の歩道を歩いていた男性がプラスチック製のフェンスにもたれかかったところ、フェンスが倒れ、内側にあった深さ1mほどの穴に転落した。
男性は東京・日野市に住むSさん(男性)で、病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
フェンスはコンクリートの土台に固定されていたが、警察は強度が不足していた可能性があるとみて、業務上過失致死の疑いで捜査している。
出典
『もたれたフェンス倒れ…穴に落下し男性死亡』
http://www.news24.jp/articles/2019/07/08/07463181.html
7月8日19時36分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後8時25分ごろ、東京都台東区浅草橋のJR浅草橋駅構内の高架下工事現場で、現場前の歩道上にいた通行人の男性が仮囲いの柵ごと転倒し、約1m下のコンクリート製の床に転落した。
男性は救急搬送されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察は、柵の強度が不足していた可能性があるとみて、業務上過失致死容疑も視野に詳しい状況を調べている。
警察によると、亡くなったのは日野市日野本町の職業不詳、Sさん(男性、52歳)。
現場では店舗を新築中で、当時、作業は行われておらず、Sさんは、1人で歩道上にいたという。
仮囲いの柵はプラスチック製の網で、金具で連結されていた。
出典
『駅工事現場で通行人の男性転落死 柵の強度不足か 東京・浅草橋』
https://www.sankei.com/affairs/news/190708/afr1907080017-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は、日テレ映像の3コマ。
(2021年2月24日 修正1 ;追記)
2021年2月23日17時50分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、過去にプラフェンスで事故が起きてなかったので大丈夫と思い設置したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁は、この工事を担当していた会社の現場責任者の男性(39)を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
警視庁によりますと、亡くなった男性はフェンスにもたれかかり、フェンスごと穴に転落しましたが、現場に設置されていた工事用のフェンスは強度の弱いプラスチック製のもので、警視庁は安全対策が不十分だったと判断したということです。
書類送検された現場責任者の男性(39)は容疑を認めたうえで、「過去にプラスチック製のフェンスで事故がなく大丈夫だと思った。深く反省しています」と話しているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6a8b5c61566b8b36dea600273937684416af257
2019年7月7日23時34分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時45分ごろ、北見市の上空約900mで、小型プロペラ機と、えい航されて飛行していたグライダーをつなぐナイロン製ロープ(直径約6mm、約50m)が切れ、約40m分が落下した。
両機は約30分後までに、同市豊田の北見地区農道離着陸場(農道空港)に着陸し、けが人はなかった。
警察によると、ロープが落下したとみられる現場は、同市東相内と美園にまたがる山林で、ロープは見つかっておらず、地上での被害も確認されていない。
国交省は、事故につながりかねない重大インシデントと認定。
運輸安全委員会は8日以降、航空事故調査官2人を派遣し、原因を調べる。
警察によると、グライダーには所有者である滋賀県の男性会社員(53)が搭乗。
小型機を別の1人が操縦し、午後1時40分ごろに農道空港を離陸。
上空でロープが切れ、グライダー側に約40m分が残り、飛行に危険が生じたとして、男性がロープを落下させる操作をしたという。
出典
『グライダーからロープ落下 北見上空 小型機でえい航中』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/322940/
7月8日18時36分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
グライダーは、先端側についていた長さ40mのロープを切り離して落下させた。
国の運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大インシデントとして、8日午後4時ごろ航空事故調査官2人を現地に派遣し、飛行場の管理者などから当時のフライトの様子や天候などを聞き取った。
同委員会事務局の逸見航空事故調査官は、「グライダーの教本には、けん引ロープが切れた場合はすぐに切り離さず、飛行場に戻ると書いてある。今後、機体を調べたり、操縦者から話を聴いたりして、原因の調査を進めていきたい」と話していた。
出典
『グライダー牽引ロープ落下で調査』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190708/7000011722.html
7月8日22時0分に北海道新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省は、落ちたロープが1kg以上あるとみられることなどから、今回の事案を事故につながりかねない重大インシデントと認定し、調査官を派遣した。
出典
『グライダーからロープ落下 調査官2人が北見入り』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/323273/
(ブログ者コメント)
以下は、NHK解説映像の1コマ。
(2019年7月27日 修正1 ;追記)
2019年7月26日20時22分にNHK北海道から、ロープが見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
25日、離陸した場所からおよそ3km離れた訓子府町のタマネギ畑にロープが落ちているのを農作業中の人が発見し、警察に通報した。
ロープは長さおよそ49m、重さおよそ1.5kgで、切れた断面の形や太さが一致したため、警察が落下したロープだと判断した。
出典
『グライダーから落下のロープ発見』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190726/7000012235.html
2019年7月6日7時7分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北森林管理局は5日、福島を除く東北5県のブナの結実予測を発表し、秋田県ではほとんどの木が結実しない「大凶作」になるとした。
同局職員が4~6月、国有林145カ所のブナの開花状況を目視で調査。
「豊作」「並作」「凶作」「大凶作」の4段階で実のつき具合を予測した。
本県55カ所のうち、ごくわずかに花がついているのが30カ所、全く開花していないのが24カ所。
木全体で開花したのは1カ所だけだった。
岩手、宮城、山形も本県と同じ「大凶作」で、青森は「凶作」の予想だった。
ブナの実は、ツキノワグマが好む食べ物の一つとされる。
本県は2013年の並作以降、凶作と大凶作が続いており、今年も秋に人里への出没が増える可能性がある。
県警地域課によると、今年のクマの目撃件数は4日時点で269件、294頭。
昨年同期に比べ232件、249頭少ない。
県自然保護課は、「現時点で目撃件数は大きく減っているが、ブナの凶作の年はクマの目撃件数が増える傾向にある。入山する際は十分気を付けてほしい」としている。
出典
『今年のブナ「大凶作」予測 東北森林管理局、クマ出没に注意』
https://www.sakigake.jp/news/article/20190706AK0003/
7月10日9時17分に山形新聞からは、クマ目撃件数とブナ豊凶年の相関棒グラフ付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県内で学校周辺などでのクマ出没が相次いでいる。
8日も白鷹町鮎貝小の敷地で目撃された。
人里に現れるケースが目立つ中、クマが森で好んで食べるブナの実が、東北森林管理局の今秋の結実予測では「大凶作」。
エサを求め行動範囲が広がり、人と遭遇する機会が増える可能性もあるという。
例年、目撃や出没件数が増えるのは夏から秋。
県は一層の注意を呼び掛けている。
・・・・・
出典
『県内、クマ出没に危険信号 ブナの実、「大凶作」予測』
http://yamagata-np.jp/news/201907/10/kj_2019071000197.php
7月10日14時57分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田県は、先月捕獲されたツキノワグマが例年より多かったことなどを受け、11日から「ツキノワグマ出没に関する注意報」を出すことを決め、山に入る際は1人で行動しないことなど、対策を徹底するよう呼びかけている。
県によると、先月、県内では50頭のツキノワグマが捕獲され、去年までの10年間の6月の平均捕獲数のおよそ2.5倍に増えたという。
・・・・・
出典
『「ツキノワグマ出没注意報」』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20190710/6010004250.html
7月11日付で河北新報からは、秋田県がクマ出没注意報を発令したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田県は10日、ツキノワグマの6月の捕獲数が例年より倍増したことや、東北森林管理局(秋田市)のブナの結実予測が「大凶作」となったことを踏まえ、ツキノワグマ出没に関する注意報を11日に発令すると発表した。
期間は8月31日まで。
県自然保護課によると、6月の捕獲数は50頭と、過去10年の平均19.9頭に比べ、倍以上になった。
さらに、餌となるブナの結実不足の予測が出たことから、クマの人里への出没が懸念されている。
同課は、「7、8月は山奥に餌が少なくなるため、クマは住宅地や農地に出没する傾向にある」と注意を呼び掛けている。
昨年は4月23日に注意報を発令し、6月26日に警報に切り替えた。
警報期間は10月末まで延長した。
出典
『秋田県がツキノワグマ出没注意報 クマ捕獲倍増、餌のブナ大凶作踏まえ発令』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190711_41003.html
(ブログ者コメント)
〇理由を詳しく述べることで、説得力ある安全注意喚起になっている。
〇以下は、NHK映像の1コマ。
クマが細い木に登り、揺れながら実を食べている。
クマに出会った場合、木に登って逃げようとしてもダメということがよくわかった。
2019年7月6日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力福島第1原発で「労災隠し」があったとして、富岡労基署は5日、労安法違反などの疑いで、3次下請けのいわき市の建設業T社と同社の男性社長(54)、2次下請け会社の当時の男性作業所長(32)を書類送検した。
送検容疑は昨年6月9日、T社の作業員が作業用架台のはしごから転落して左足の骨を折る大けがをする事故があったにもかかわらず、同社は作業所長と共謀して約10カ月間、労基署に事故を報告しなかった疑い。
東電によると、作業用架台は第1原発3号機の使用済み核燃料プールから核燃料を搬出するための高さ約6.8mの構造物で、T社は組み立てに関わっていた。
作業員は、はしごを上っている最中に約0.7mの高さから足を踏み外して転落した。
富岡労基署は5日、東電福島第1原発などに対し、労災事故があった場合は速やかに報告する仕組みを整えるよう文書で指導した。
出典
『福島第1原発で「労災隠し」疑い 下請け会社社長ら労基署が書類送検』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190706_63024.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。