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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(ブログ者コメント)

ブログ者も10年ほど前、撮りためたVHSからDVDに自宅デッキ2台を使ってダビングし始めた。

ただ、半分ほど終えた時点でVHSカセットが取り出せなくなり、無理に取り出そうとするとテープが絡まるというトラブル発生。

デッキを修理してダビング続行すべか考えたが、一度撮ってしまえば、それで安心して、以後、見直したことはほとんどないというこれまでの実績に鑑み、ダビングするのは止めにした。

以降、案の定、もう一度見てみたいと思ったことは一度もない。

そういうこともあり、断捨離の一環として残るVHSカセットは全て廃棄した。

売り出された初期の頃は1本45千円もしていたのに、なんと先を見る目がなかったことよ・・・。(笑泣)

 

以下は今回の報道。

 

202567655分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校行事を撮影したビデオや郷土の語り部の肉声を録音したカセットなど、記録手段として広く活用されてきた磁気テープが、再生できなくなる危機に直面している。

経年劣化に加えて、再生機器の生産・修理の終了も要因で、青森県内でもDVDにダビングする業者が対応に追われている。

専門家は家庭内の映像にとどまらず、県の歴史を記録した貴重な資料の喪失につながりかねないと懸念する。

「(依頼は)昨年暮れ頃から3~4倍に増えている。(一度に)50本持ってくる人もいる」。

磁気テープの映像をDVDにダビングするサービスを提供する「カメラのキタムラ青森・青葉店」(青森市)の中岡店長のもとには、多くのテープが持ち込まれる。

結婚式やテレビ中継された高校野球の地方大会といった映像が多いという。

全国で約600店舗を展開する同社では、客から預かったテープを高松市の工場で一括してダビングする。

通常1か月弱の納期は、現在2~3か月だ。

磁気テープの耐用年数は20~30年で、依頼急増の背景には、2025年頃を境に再生できなくなるとされる「25年問題」がある。

再生機器の生産や保守を担うメーカーも撤退しており、国内でビデオデッキを唯一販売していた船井電機(大阪府)が16年に生産を終了。

19年には、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)が「25年までにデジタル化しなければ、テープは永遠に失われかねない」と警鐘を鳴らした。

25年問題は、地域の歴史や文化に関係する資料の消失といった危機もはらむ。

県立図書館(青森市)は、県にまつわるドキュメンタリー映像などのビデオテープ1389点(23年度末時点)を保管し、視聴用のビデオデッキ2台を設置している。

ただ担当者は、「壊れた時に新しいものを買えるか」と不安をのぞかせる。

25年問題の啓発イベントを開催している国立映画アーカイブ(東京都)の冨田・主任研究員は、「地域の文化や生きた記憶が残らず、(歴史に)空白期間ができてしまう」と危惧する。

その上で、映像や音声のデータを複数の記録媒体で保存する「デジタルファイル化」を訴える。

DVDへダビングしても、将来的にビデオ同様に再生できなくなる可能性があるからで、分散保存が不可欠だという。

冨田主任研究員は保存に向け、「図書館や博物館など地域の機関で話し合うことが大事だ」と、関連施設が連携して対応するべきだと強調する。

 

磁気テープ 

カセットやビデオに代表される記録媒体。

特にビデオテープを巡っては、1976年に日本ビクター(現・JVCケンウッド)が発売したVHSと、前年にソニーが出した「ベータマックス」が激しいシェア(占有率)争いを展開した。

VHSが広く普及したが、高画質なDVDの登場で下火となった。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20250602-OYT1T50238/

 

 

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202566205分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

兵庫県伊丹市内の小学校で5月、運動会のフラッグ演目の練習中に、木製の持ち手が6年の男子児童の股間に刺さり、睾丸などを損傷していたことが同市教育委員会などへの取材で分かった。

男児はトイレに駆け込んだ後、痛みとショックで20分以上気絶し、緊急手術を受けた。

同校は救急搬送せず、男児の保護者が市教委に相談するまで約3週間、市教委にけがを報告していなかった。

 【写真】運動会で使われたフラッグ  

事故が起きたのは5月上旬の体育の授業中。

投げ技の練習で、男児が落ちたフラッグを急いで拾った際、持ち手が下着を破って睾丸に刺さった。

体育教諭にはけがをした部位を言えず、「気分が悪い」とだけ伝え見学。

痛みに耐えきれず1人でトイレに行き、けがを確認すると陰嚢がめくれ、精巣が見えている状態だった。

男児はショックで気絶、意識が戻った時には体育の授業が終わっていたという。  

トイレから出た男児の様子に気付いた養護教諭が声をかけて状況を把握し、両親に「病院に連れて行く」と連絡。

同校は緊急性はないと判断し、タクシーで市立病院へ向かった。

同病院は全身麻酔での緊急手術を行い、陰嚢を数十針縫った。

その後、精巣機能には問題ないと診断されたという。

事故から3週間以上が経過しても、職員への周知や安全管理の見直しなどの説明がないことに不信感を抱いた男児の保護者が市教委に問い合わせると、学校側が事故を報告していなかったことが判明した。  

市教委は同校の校長から聞き取りを行い、事故後の対応について指導を実施。

市教委によると、校長は救急搬送をしなかった理由について、「首から上のけがではなく、本人の意識もしっかりしていたため」と説明したという。  

市教委は神戸新聞社の取材に「学校で起きた重大事案は市教委に報告する仕組みになっている。救急搬送しなかったことや保護者への対応も含め、同校の認識が甘かったと言わざるを得ない」とコメント。

「学校への再発防止指導や、各校での緊急時対応について意識共有を徹底する」とした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/299ad6cb29c841308ad34685ca29a26fcfec2363

 

681325分に読売新聞からは、別の児童と投げ合った旗を取り損ねたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市教委によると、事故は6年生の約190人が校庭で練習中に発生。

男児は別の児童と投げ合った旗を取り損ね、木製の柄(約1メートル)の端で股間を打ちつけたという。

養護教諭が応急処置をし、救急要請はしなかった。

男児は市内の病院で手術を受け翌日、退院した。

市教委は、学校内での事故で児童生徒が手術を要するけがなどをした場合、報告を求めているが、学校は「経過は良好」として報告の必要はないと判断していた。

約3週間後に男児の保護者から連絡を受け、初めて事態を把握したという。

市教委は、「学校の認識は甘かったと言わざるを得ない。今後、緊急時の対応などについて、各校に意識の共有を図る」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20250608-OYT1T50027/  

 

  

 

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202566189分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

先月22日、JR山手線の新橋駅近くの外回りで、車両に電気を供給するトロリ線を支える架線が切れて垂れ下がり、接触した21本の列車のパンタグラフが折れ曲がりました。

切れたのは金具で別の電線と接続していた部分で、JR東日本が調べたところ、接続作業の際に間違った種類の工具を使ったことが原因で架線が発熱して切れたことがわかったということです。

接続作業では2つの線を束ねた金具を工具で圧縮して固定しますが、より太い線に使う工具で作業したため、圧縮が不十分で発熱しました。

また、作業後は別の担当が金具の状態を測定して問題がないか確認する決まりになっていましたが、今回の部分は測定せず別の部分の測定結果を報告していたということです。

当時架線が切れてから気づくまでに少なくとも1時間ほどかかっていて、JR東日本は、「施工会社の再発防止に向けた取り組みを確認するとともに、検測車で架線の温度を把握する仕組みなどを検討し、異常の早期発見に努めたい」とコメントしています。

このトラブルでは復旧作業のため、翌日も運転見合わせが続き、前日からあわせておよそ24万9000人に影響が出ました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250606/1000118291.html

 

661817分に朝日新聞からは、工具の設定を誤ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR山手線で5月、走行中の電車のパンタグラフが次々と破損し、長時間運休したトラブルで、JR東日本は6日、昨年11月に実施した架線工事の施工ミスが原因だったと発表した。

その後の点検も怠っていたという。

JR東によると、新橋駅構内の架線で、変電所から届く電力をトロリ線に送り込む「き電分岐装置」と、トロリ線を支える「補助吊架(ちょうか)線」の接続部が破断。

吊架線が垂れ下がり、通過した電車計21編成のパンタグラフを壊した。

接続金具を圧縮してつなぐ際、工具の設定を誤って圧縮が不十分となり、吊架線が発熱して破断したという。

施工後は接続金具の状態から仕上がりを確認する決まりだったが、それも不十分だったという。

https://www.asahi.com/articles/AST662QQCT66UTIL02TM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

661859分に産経新聞からは、直近1年間の同種麹箇所を点検したが異常はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR東日本は6日、調査結果を公表した。

昨年11月に架線の取り換え工事をした際、施工業者が使用する工具のサイズを誤ったまま作業し、金具との接続不良が起きて断線したとしている。

JR東によると、作業員は施工後、決められた手順での仕上がり確認をしないまま、正しく完了したと管理者に報告していた。

JR東がトラブル後、直近1年間で同種の工事をした他の箇所を点検したところ、異常はなかったという。

今後、施工状況のチェックなど業者の管理を強化する。

山手線は522日夜、外回り電車でパンタグラフの損傷が相次いで見つかったため運転を取りやめ、翌23日は内回りを含む全線で始発から一時運転を見合わせた。

https://www.sankei.com/article/20250606-WVSXNXN5K5ICFBSTLFANBWZFNQ/

 

 

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2025661728分にYAHOOニュース信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6日午後1時半すぎ、安曇野市豊科南穂高の長野道下り線の法面から火が出て、下草およそ540平方メートルが焼けました。

ネクスコ東日本によりますと、現場では当時、事故処理のため、発煙筒をたいて道路上に置き、作業をしていたということです。

警察では、道路上に置かれた発煙筒が風にあおられて転がり、火が下草に燃え移ったとみて調べています。

安曇野署管内では、発煙筒による下草火災は今年に入り3件目だということで、取り扱いに注意するよう呼びかけています。

【写真を見る】発煙筒の火が燃え移ったか 長野道で法面の下草が焼ける 現場では当時事故処理の作業中 長野・安曇野市

https://news.yahoo.co.jp/articles/23188b19b0bea02e5316d27b96f12dd0eae735ae

 

66201分に信濃毎日新聞からは車線規制のための発煙筒が転がった、520日にもほぼ同じ場所で同じような火災があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6日午後1時30分ごろ、安曇野市豊科南穂高の長野道下り線ののり面から出火、下草約540平方メートルを焼いた。
けが人はいない。

安曇野署は、下り線で車線規制のために使っていた発煙筒が風で転がり、火が下草に燃え移ったとみて調べている。5月20日にも豊科南穂高の長野道下り線で発煙筒が火元とみられる下草火災があり、ほぼ同じ場所という。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2025060601121

 

※以下は520日の火災を伝える報道。
4
17日にも同様な火災があったと記されている。

20255201950分 信濃毎日新聞

20日午前8時35分ごろ、安曇野市豊科南穂高の長野道下り線ののり面から出火、下草約150平方メートルを焼いた。
けが人はいない。

下り線では工事に伴う交通規制が行われており、安曇野署は、現場の作業員が使っていた発煙筒が風で転がって火が下草に燃え移ったとみて調べている。

長野道では、4月17日にも東筑摩郡筑北村坂井の下り線ののり面で、交通規制のための発煙筒が火元とみられる下草火災があった。

東日本高速道路長野管理事務所(長野市)は「効果的な防止対策を検討していく」とした。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2025052001104

 

 

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2025651132分にYAHOOニュース(JBpress)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「失敗は成功の母」とは言われるものの、実際には、失敗の危険性の高いことに挑むのは勇気がいる。

特に減点主義が蔓延している日本企業では、あえてリスクを冒さない“無難”志向が強く、それがイノベーションを阻害する要因とも指摘される。

そうした中、グローバルで成功している優良企業の事例を交えながら、失敗を類型化し、失敗を通じて生産性を向上させるためのフレームワークを提供しているのが、『失敗できる組織』(エイミー・C・エドモンドソン著、土方奈美訳/早川書房)だ。

同書の内容の一部を抜粋・再編集し、そのポイントを紹介する。  

 

「ひょっとしたら大丈夫かもしれないが、悪い予感がする」。

誤警報への叱責を恐れることなく、現場の人間が安心して発言できる環境は、どうすれば構築できるか。

トヨタ自動車の事例から考える。

 

■誤警報を歓迎する  

どうすれば、複雑な失敗が起こる前に察知できるだろうか。  

多数の要因が過去に例のない特異なかたちで絡み合って生じるという複雑な失敗の性質を考えると、そんな試み自体が無駄に思える。

だが実際にはシンプルで洗練されたやり方がある。

それは誤警報に対する考え方を改めるところから始まる。  

トヨタ自動車の工場では、ミスが本格的な失敗に発展する前に作業員がアンドンを引いてチームリーダーに知らせる仕組みがあるというエピソードを思い出してほしい。

チームリーダーとメンバーは、潜在的問題を大小にかかわらず調査し、問題を解決するか、脅威はなかったものと判断する。

アンドンが引かれて生産ラインが停止したケースが12回あったとしよう。

そのうち実際に問題があったのが1回だけだったとしたら、会社は残りの11回の誤警報についてスーパーバイザーの時間を無駄にしたといって怒るだろうか?   

まさに、その逆である。

本当のミスではなくアンドンが引かれた場合、それは有益な訓練とみなされる。

誤警報は貴重な学習の機会、どんなミスが起こりうるか、それを減らすために何ができるかを学ぶ場とみなされる。

これは企業文化の話ではない。

実用的アプローチだ。

アンドンが引かれるたびに、長い目でみれば時間を節約し、品質を高める機会が生まれる。  

同じようなアプローチが医療現場でも使われている。

緊急対応チーム(RRT)と呼ばれるイノベーションだ。

病室の看護師が患者のちょっとした変化(顔色が悪い、具合が悪そうだ)に気づいたとする。

それは心臓発作のような差し迫った危険の表れかもしれないし、そうではないかもしれない。

そんなとき、数分以内に専門医や看護師を病室に招集し、状況を評価し、必要とあれば治療する仕組みがRRTだ。

RRT導入以前は、看護師は実際に心臓発作が起きたときなど本当の緊急事態しか医師の協力を求めず、それは重篤な状態にある患者を蘇生するためのコードブルー(緊急事態)に直結した。

20年前にオーストラリアで初めて導入されたRRTによって、心臓発作の発生頻度は低下した73

それから10年後、私はマイク・ロベルト、デビッド・エイジャーとともにハーバード大学の学部生ジェイソン・パクの卒業論文を指導した。

優秀賞を受賞したこの論文74は、アメリカでいち早くRRTを導入した4つの病院を調査した。

私たちはRRTを曖昧な脅威を増幅させるツールとみなすようになった。  

群衆に語りかけるときにはメガホンを使って拡声するように、RRTやアンドンは複雑な失敗の曖昧なシグナルを増幅させる。

増幅は誇張とは違う。

小さな音を聞こえるようにするだけだ。

患者の様子が何かおかしいかもしれないという曖昧な脅威を増幅することが、最終的に心臓発作の減少につながった。

まず看護師(病院のヒエラルキーのなかでは比較的権力の低い最前線の労働者)がたとえば患者の心拍や意識状態の変化など初期の警告サインを報告した場合に無視されるリスクが減った75

RRTがそのような報告を正当なものと位置づけたからだ。  

こうして新米看護師でも患者の様子がおかしい、あるいはちょっと具合が悪そうだと思ったら安心して声をあげられるようになった。  

みなさんも『オオカミ少年』のイソップ童話をご存じだろう。

羊飼いの少年が「オオカミが来たぞ!」と何度もウソの警告を発する。

ついに本物のオオカミが現れたときには誰も耳を傾けず、結局すべての羊が(バージョンによっては少年も)食べられてしまうという話だ。

世界中の子たちへの教訓は?  

もとは「ウソをついてはいけません」だったのかもしれないが、多くの人は「確信が持てるまでは発言するな」という意味だと解釈しているようだ。

悪い予感がしたから声をあげたものの、結局なんでもなかった。

そんな状況に陥って周囲から白い目で見られるのは誰だって嫌だ。

誤警報になったら困るからと、懸念があっても口にしなかった経験はみなさんにもあるだろう。

周囲に笑われるかもしれない、見識不足だと思われそうだと考えたのだろう。

他の人が指摘するのを待っているほうが楽だ。

(引用文献)

こうした一般的な傾向を克服するため、RRTのベストプラクティスには看護師が声をあげるのが妥当か判断するために参照する、初期警告サインのリストの作成が含まれている。

このリストがあることで、看護師は曖昧な直感をもとに声をあげやすくなった。

それが業務手順に従った行動になるからだ。

RRTが患者のベッドに到着したら、本当に患者の容態が悪化しているのか熟練した目で評価できる。

これは単に警戒心を持つというだけではない。

従業員に微弱なシグナルを増幅したり評価したりする権限(アンドンやRRT)を付与するというのは、彼らに全力で業務に取り組むよう促すことに他ならない。

自らの仕事が本質的に不確実なものであることを受け入れ、自らの目と耳と頭脳を信じるよう促すのだ。

優れたRRTシステムは、死亡事故を防ぐことにつながるなら診断に費やす時間は価値ある投資だという姿勢を強く示すために、インクルージョン(包摂性、全員をチームの一員として受け入れること)を重視する。

これから起ころうとしている問題を事前に察知すれば、解決や実害の回避につながりやすい。

スタンフォード大学の調査では、RRTが導入されて以降、コードブルー(心停止に陥った患者を救うための困難な医療行為で、失敗に終わることが多い)は71%減少していた76

また、リスク調整後の死亡率も16%低下していた*

興味深いことに他の研究では、RRTの導入によるパフォーマンス改善は見られなかった。

なぜ、このような差が生じたのだろうか。  

*医療業界では研究に参加するグループの品質パフォーマンスを比較する際に、患者の容態の深刻さを考慮してリスク調整を行う。  

RRTプログラムを導入すると発表するだけでは不十分だ。

それをどのようなものとして提示するかが重要なのだ。

RRTが招集されるたびに死の脅威に直面する患者が発見されるものと病院スタッフが期待すれば、誤警報が発せられるたびにみんなうんざりして、プログラムはしりすぼみになっていくだろう。  

一方、誤警報がチームの技能を向上させるための有効な訓練と位置づけられれば、トヨタと同じように誰もが誤警報はムダではなく価値あるものと感じるだろう77

マイク・ロベルトは名著『なぜ危機に気づけなかったのか:組織を救うリーダーの問題発見力』(英治出版)のなかで、RRTのもたらすマインドセットの変化を「消火活動から煙探知へ」と表現する78

これを、どうすればあなたのチーム、あるいは家族に応用できるだろうか。

誰かが懸念を表明したら、それが最終的に妥当であったか否かにかかわらず、感謝を表明する姿勢を身につけるだけでいい。

確信がなくても声をあげるというささやかなリスクをとった人に感謝をすれば、そういう行動が助長され、それはときに重大な事故を回避するのに役立つだろう。

(引用文献)

https://news.yahoo.co.jp/articles/b97ce7f116097a996abf27f03838c16c00fb23dd

 

 

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転落先にあった鉄筋に刺さって・・・という事例は過去にも本ブログで複数紹介している。

以下は今回の情報。

 

2025641252分にYAHOOニュース(TBS NEWS )から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

きのう午後3時すぎ、台東区東上野にある新築ビルの工事現場で作業員の佐々木さん(男性、22歳)が地上からおよそ3メートル下へ落下する事故がありました。

警視庁によりますと、佐々木さんは基礎工事のため掘られた穴に転落したということです。

佐々木さんは現場監督で、片づけをしている際にバランスを崩し転落したとみられています。

佐々木さんは顔から肺にかけて、長さ60センチほどの鉄筋が刺さっていて、意識不明の重体で病院に運ばれていましたが、その後、死亡しました。

警視庁は業務上過失致死の疑いも視野に、当時の現場の状況を調べています。

 【写真見る】20代の男性作業員が転落 現場の様子 

https://news.yahoo.co.jp/articles/6ffb47652797f7358a1e4965fae3cf672e6990a5

 

 

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本ブログでは過去に多数の同種事例を紹介しているが、先生が実験して生徒たちに嗅がせるパターンと生徒たち自身が実験して嗅ぐという、2つのパターンがみられた。
今回事例がどちらだったかは不明。

以下は今回の情報。

 

2025631844分にYAHOOニュース(仙台放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

6月3日午前11時50分ごろ、青葉区の尚絅学院中学校で「理科の実験中、生徒が体調不良を訴えた」と教諭から通報がありました。

当時、2年生のクラスで、硫化鉄に塩酸を加えて硫化水素を発生させる実験が行われていたということです。

約30人の生徒のうち、最初に3人が吐き気などを訴え、その後、授業が中断されてから別の部屋に移った生徒7人も体調不良を訴えました。

尚絅学院中学校・高校 吉谷事務長 :
「他の生徒の状況を見て、具合いが悪いと言った生徒もいる。よく教科書であるような実験だった」

生徒10人は病院に搬送されましたが、いずれも症状は軽く、保護者に引き渡されたということです。

消防が校舎を検査し安全を確認しましたが、尚絅学院は高校も含めて午後の授業を取りやめ、生徒全員を帰宅させました。

硫化水素を発生させる理科の実験は、学習指導要領の関係で5月ごろから行われることが多く、生徒が気体を直接吸い込むなどの事故が全国で起きています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/88a1ec8271c53e51e8bda7998f430de8622f81a6

 

631711分にYAHOOニュース(東日本放送)からは、めまいや頭痛などの症状を訴えた、混ぜる濃度を間違えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察などによりますと3日正午ごろ、青葉区八幡の尚絅学院中学校で理科の実験中に複数の生徒が体調不良を訴えました。

このうち男女10人が、めまいや頭痛などの症状を訴え病院に搬送されましたが、いずれも症状は軽いということです。

実験では、2年生のクラス約30人が硫化鉄に塩酸を加えて硫化水素を発生させる実験を行っていましたが、学校側は警察の聞き取りに対し「混ぜる濃度を間違えた」と話しているということです。

トラブルを受けて、学校では全校生徒を一時別の教室などに避難させるなどの対応を取りました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d84c09ede5ac9ed2512e47f0e7c63643b32041a0

 

 

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2025612052分にYAHOOニュース(TBS NEWS :毎日放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1日午後320分ごろ、東大阪市中石切町にあるコンビニエンストアの駐車場で、通行人の男性から「人が燃えている」と警察に通報がありました。

警察などによりますと、コンビニエンスストアに40代夫婦が車で訪れていましたが、その車に積まれていた発電機が落下したということです。

付近にいた妻が座って作業をしようとした瞬間、突然発火し、火は妻の全身に燃え移ったということです。

その様子に気づいた夫はコンビニの店内に助けを求めに行き、店員らと協力し妻に水をかけるなどして消火を行いました。

妻は病院へ搬送されましたが、全身をやけどする重傷で、夫も腕にやけどをするケガをしました。

発電機が落下する直前には車の付近で物を投げつけるなどして口論となる様子があったということです。

警察は、車に積んでいた発電機が落下した後に燃料が漏れだし引火したとみて、発電機が落ちた経緯を調べるとともに、事件と事故の両面で当時の状況を調べています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1950220?display=1 

 

6890分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、ポットの水をかけても火は消えず、妻は炎に包まれた状態でバックヤードに駆け込み、そこで店員が水をかけて消火したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

日曜日の昼下がりのコンビニエンスストアの駐車場で、女性が全身を炎に包まれ、夫が店内に助けを求めて駆け込むという衝撃的な出来事が起きた。

女性は全身にやけどを負い、意識不明の重体だが、出火の原因とみられるのは車に積んでいた“自家発電機”だった―。

 

■店員に助けを求め…ポットの水をかけても消えず 炎に包まれたままバックヤードに

現場は、大阪府東大阪市のコンビニエンスストアの駐車場。

61日午後3時すぎ、「人が燃えている」と通行人から通報があった。  

警察によると、市内に住む40代の夫婦がワンボックスカーで来店し、駐車場で車に積まれていた自家発電機が落下。

その直後に火が噴き出し、近くにいた妻の衣服に燃え移った。

夫が店員に助けを求め、店の入り口にあったポットの水をかけても火は消えず、妻は全身を炎に包まれた状態で走って店のバックヤードに駆け込み、店員が水をかけて消火。

妻は全身にやけどを負い、病院に搬送されたが、現在も意識不明の重体で、夫も腕などにやけどを負った。

防犯カメラの映像では、出火の約30分前から夫婦が車を乗ったり降りたりし、けんかをしている様子が確認されたというが、仕事のため荷台に積まれていた発電機が何かのはずみで地面に落ち、ガソリンが漏れ出して引火したとみられている。  

捜査幹部の一人は、「生きているのがびっくりするくらい」だと明かす。

 

■工事現場で作業員3人倒れ搬送 発電機を使用し一酸化炭素中毒か

この5日前にも、大阪府堺市の工事現場で“自家発電機”が関係するとみられる事故が発生した。

3人はアスベストの除去作業中で、屋内で自家発電機が使用されていた。

・・・

 

■災害時も活用される自家発電機 密室・損傷・熱…危険な“落とし穴”は

自家発電機は災害時やアウトドア、電気が通っていない工事現場など、さまざまシーンで利便性が高い反面、使い方を誤れば命に関わる“凶器”にもなりうる。

密室や風通しの悪い場所での使用は厳禁で、損傷した製品を使用したり、可燃物に接触していたりすることで、発火する可能性もある。

また、燃料の燃焼によって発生する一酸化炭素は無色・無臭のため、気づかないうちに中毒症状を引き起こす危険性がある。

製品評価技術基盤機構(NITE)は、発電機を安全に使用するために次の点を注意喚起している。

①屋内や車庫などの換気の悪い場所では絶対に使わない。

②使用中は必ず定期的に換気を行う 。

③運転中や熱いうちの給油は絶対に避ける。

④可燃物の近くでは使わない。

⑤定期的に製品の点検・整備を行う。

いま一度、手元にある発電機の取り扱いを見直し、安全確認を怠らないことが重要だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/44308369e6cdc75f11a8a830153d7315f8c38563 

 

 

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2025年5月31日20時37分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

気象庁は各都道府県の庁舎所在地以外に設置されている4つの地方気象台について、県庁所在地への移転を視野に立地を検討し直している。

対象となるのは千葉・銚子、埼玉・熊谷、滋賀・彦根、山口・下関-の4地方気象台。

それぞれの立地には設置当時の社会情勢や地理特性などの歴史的背景があるが、災害時に職員が県庁へ直接駆け付けられるよう、自治体連携を最優先する構えだ。

各地方気象台は、明治20年の勅令で各地に設立された地方測候所を前身とする。

民営測候所もあったが、昭和14年までに全て国営化され、地方気象台が設置された。

現在、4カ所以外は全て都道府県庁所在地にある。

埼玉県は明治20年の勅令で測候所を浦和(現さいたま市)に置くよう定められたが、24年に熊谷へ変更された。

理由は不明だが、産業振興に生かす観点から当時の基幹産業だった蚕(さん)業の中心地、熊谷になったとされる。

海運の要衝に置かれたのが銚子と下関のケースだ。

銚子港には明治19年、海運会社中心に民営の銚子測候所が開設され、昭和32年に地方気象台に。

瀬戸内海への航路に当たる下関は、明治16年に国営の測候所として設立された経緯がある。

彦根は滋賀県中央部に位置し、気象に影響を与える琵琶湖の特性を把握するには適しているという地理的要因が背景にありそうだ。

4カ所は各県庁まで、いずれも車や交通機関で12時間かかる距離にある。

通信技術が発達し観測に適した立地の必要性は薄まっている上、近年は防災対応を重視する傾向がある。

ただ、移設にも場所の確保や予算措置が必要になるため、気象庁は中長期的課題として慎重に検討する。

同庁の野村長官は1月の記者会見で、「県庁に災害対策本部が開かれ、市町村や政府の人が集まる時、たどり着けないようなら全く意味のない気象台だ」と立地見直しに意欲を示した。

https://www.sankei.com/article/20250531-IV53BGRXHVJDNCXYZK2QS63UMM/

 

 

 

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2025611245分にYAHOOニュース(北海道歩押送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5月31日夕方、北海道上川町でロープウエーの運行会社の男性従業員がゴンドラから転落する事故がありました。

男性は足の骨を折る重傷です。

事故があったのは上川町層雲峡の「黒岳ロープウェイ」です。

警察や運行会社によりますと、ロープウエーの営業が終わった31日午後540分ごろ、ゴンドラが空中で緊急停止した事態を想定し、客を地面に降下させる訓練を行っていたところ、救助器具に不具合があり、客役を担っていた50代の男性従業員がゴンドラから落下しました。

男性は旭川市内の病院に搬送され、足の骨を折る重傷ということです。  

運行会社は黒岳ロープウェイを当面の間、運休にするとしていて、警察が当時の詳しい状況などについて調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6bb05f49fc23632b30b7ec851dae0d13aa965ef1

 

6101分にSTVからは、訓練で使っていたスローダウンという救助装置に不具合があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北海道上川町層雲峡で2025年5月31日午後5時半ごろ、空中に停止していたゴンドラから50代の男性が転落する事故がありました。

男性は当時、停止したゴンドラから乗客を安全に地上に降ろすための訓練中で、ヘリに救助され、意識がある状態で病院に搬送されました。

事故があったのは上川町の大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイです。

5月31日午後5時半ごろ、空中に停止していたゴンドラから50代の男性従業員が転落しました。

警察などによりますと、営業終了後に運営会社が、ゴンドラが停止した場合に対処するための訓練を行っていたということです。

男性は、スローダンという救助装置を使って高所から地上に客を下ろす訓練をしていましたが、装置になんらかの不具合があって、空中に停止していたゴンドラから山の斜面に転落しました。

周辺にいた別の従業員が通報し、警察のヘリが男性を救助しました。

男性は意識がある状態で旭川市内の病院に搬送されました。

運営会社は「ロープウェイ、リフト共に当面の間運休する」としていて、警察が当時の詳しい状況を調べています。

https://www.stv.jp/news/stvnews/kiji/st1e452aa2758b41a7934360b8049d4ea4.html

 

 

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20255291956分にNHK宮城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日午後4時ごろ、仙台市青葉区の東北大学青葉山キャンパスの理学研究科の建物の7階の研究室で、「実験中に爆発が起きた。ガラスが刺さってけが人がいる」と教員から消防に通報がありました。

消防車両など12台が現場に駆けつけましたが、火や煙は確認できなかったということです。

警察によりますと、この爆発で実験器具が割れ、20代の男性が割れたガラスで顔にけがをし、別の20代の男性も耳鳴りを訴えて病院に運ばれましたが、いずれも搬送時は会話ができる状態だったということです。

警察によりますと、当時、部屋には3人いて薬品を扱う実験中だったということで、警察と消防が詳しい状況を調べています。

当時、爆発が起きた部屋の近くにいたという学生はNHKの取材に対し、「天井が落ちたかと思うくらいの激しい音がした。部屋には割れた状態のフラスコがあり、ガラス片が飛び散っていた。怖かったです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/sendai/20250529/6000031487.html 

 

5291832分にYAHOOニュース(仙台放送)からは、ハロゲン化物を作る過程で爆発が起きたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日午後4時過ぎ、仙台市青葉区荒巻の青葉山北キャンパスにある理学研究科合同C棟で、大学の教員から「実験中に爆発が起きて男性がけがをした」と、119番通報がありました。

消防が確認したところ、現場で火災は起きていませんでしたが、20代の男性2人が飛んできたガラスで顔を切るなどしてけがをしました。

2人は会話ができる状態で、命に別条はないということです。

どちらも学生とみられ、実験中に事故に巻き込まれたものとみられます。

近くで別の実験をしていた学生 :
「がーんという音。みんな冷静で避難していた」

消防によりますと、「ハロゲン化物を作る過程で爆発が起きた」という情報もあるということです。

警察と消防で、関係者に話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc81ee1a7f814ba78b761bf0e31988440d629492

 

 

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20255291656分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日午後1時半ごろ、徳島市の徳島大学大学院医歯薬学研究部で、20代の女子大学生3人が、これまで使っていた「酢酸」と「臭化ヨウ素試液」を混ぜ合わせた液、あわせて1リットルを廃棄するため、実験室の流しで、3リットルの液体が入る瓶にこの液体を入れて、中和のための水酸化ナトリウムを加えたところ、瓶が何らかの原因で爆発しました。

これにより、3人の学生のうち1人が手首や額に軽いやけどをしました。

けがをした学生は病院で治療を受けましたが、すでに退院しているということです。

警察は今後、爆発の原因などについて調べる方針です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/96d1e1b6705fd9a6763b68d80ef28a4e8915e891

 

5291750分にYAHOOニュース(ABCニュース9からは、爆発時、残り2人は部屋を出ていた、粒状の水酸化ナトリウムをビンに入れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察によりますと、爆発は小規模でしたが、女子大学生は薬品を浴び、額や両手首に軽いやけどをしたということです。

廃棄作業は女子大学生3人で行っていましたが、残り2人は当時、部屋の外に出ていて、けがはありませんでした。

爆発したビンの中には、実験に使った酢酸と臭化ヨウ素試液の混合液が入っていて、粒状の水酸化ナトリウムをビンに入れたところ、爆発が起きたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/48f016a2d61ef64961dd43c7435e6d94a62ecb80

 

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今回の事故機がそうだったかは不明だが、ネットで調べてみると、脱毛機の多くはレーザー照射方式らしい。

そのレーザーには媒質素材によって固体、気体、液体、半導体の4種類があり、そのうち気体レーザーでは媒質にCO2が、液体レーザーでは媒質にアルコールなどが用いられているとのこと。

そういった媒質が爆発に関与していたのかもしれない。

以下は今回の事故情報。

 

20255291848分にYAHOOニュース(南海放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

「店舗内で機械が爆発した」

きょう午前、愛媛県松山市の銀天街にある店舗で爆発が起きました。

けが人はいませんでしたが、現場は松山市の中心部、一時騒然としました。

藤田記者:
「こちら爆発があったとみられる銀天街の店舗前です。現場には規制線が張られ消防隊が検証を行っています」

きょう午前10時過ぎ、松山市湊町の銀天街商店街の脱毛サロンの従業員から「店舗内の機械が爆発した」と消防に通報がありました。

当時の様子を見ると、画面右上、店内での異変に気づき店の外へと出てくる人たち。

そのおよそ10分後に消防隊が到着し、ホースを伸ばし、消火作業などにあたる姿が映っています。

白石アナ:
「午前1050分を過ぎました。まだ店舗内では火災警報器が鳴りスプリンクラーから水が出ています」

脱毛サロンの従業員によると、爆発は、店の2階で脱毛器具の準備中に起きたということです。

当時店内にいたという客は南海放送の取材に…
「パーンという音が鳴って何が鳴ったのかわからないまま急いで外に出てきた。びっくりした」

また近くの店舗の女性のスタッフも…
「聞いたことがないような音がした」

現場周辺には焦げ臭いにおいが立ち込め、商店街の人がアーケードの屋根を開けて換気するなど、対応にあたっていました。

店舗からは、爆発した機械でしょうか、消防が外に運び出していました。

現場近くのうなぎ店 店主:
「ホースが入って消防隊員の人が行きよったんで何事かなって。騒然としてましたね、街中は。もし延焼したらこの辺一帯くっついてるのですぐ燃えちゃうので延焼したら怖いなとドキドキした」

発生当時、店内には従業員とお客さんがいたということですが、消防によると、全員避難しケガもないということです。

火や煙は正午ごろにほぼ消し止められ、近隣への延焼はありませんでした。

警察と消防は事故の原因を調ベています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc524c65d4f67ef220e3da8cd11bcc2c78f0ad45

 

529日付で愛媛新聞からは、脱毛器具が爆発したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日午前10時ごろ、松山市湊町4丁目の銀天街商店街の脱毛サロン「L」から出火、2階の脱毛用機械など約5平方メートルを焼いた。

松山東署などによると、出火時は客2人と従業員4人がいたが、けがはなかった。

従業員から「(脱毛用)機械が爆発した」と119番があった。

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202505290186 

 

 

 

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20255301948分にCBCテレビから、下記趣旨の記事が湯煎方法のイメージ図付きでネット配信されていた。

名古屋市の市立小学校で理科の実験中、児童がやけどをする大けがをしていたことがわかりました。

名古屋市教育委員会の発表によりますと、おととい、市内の市立小学校で行われた6年生の理科の授業中、植物の葉にデンプンがあるかを調べる実験で、正しくは「エタノールを入れた試験管を湯せんする」ところ、担当講師(28)が誤って「エタノール入り試験管を入れたビーカーを直接ガスコンロで加熱する」よう指導したということです。

この際にエタノールに引火し、実験をしていた児童が右腕にやけどを負いました。

やけどの程度は重く、児童は手術に向け入院しているということです。

学校は当時、患部を冷やす処置をしたものの救急車は呼ばず、迎えに来た保護者が病院に連れて行ったということです。

名古屋市教育委員会は保護者に謝罪し、市内すべての市立小学校に対し実験を正しい手順で行うよう注意喚起したとしています。

この担当講師は教壇に立って2年目の教員で、「エタノールが危険だという認識が不足していた」と話しているということです。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/1947420?display=1

 

5302021分にNHK NEWS WEBからは、教頭は救急時マニュアルなどを参照せず、やけどの状態を見て救急搬送する必要なしと判断したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

学校は救急車を呼ばず、迎えに来た保護者が児童を病院に連れて行きましたが、やけどの程度が重く、児童は現在、手術を受けるために入院しているということです。

救急車を呼ばなかった理由については、救急時のマニュアルなどを参照せずに、教頭がやけどの状態を見て、救急搬送する必要はないと判断していたということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250530/k10014821571000.html 

 

5301925分に朝日新聞からは、患部を流水で冷やした、重度のやけどと判断できなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校側は流水で患部を冷やす処置をしたが、救急車の要請はせず、保護者に迎えに来るよう依頼。

保護者が近くの病院に連れて行き、専門的な治療が可能な病院を紹介されたという。

同課の担当者は「学校側が重度のやけどと判断できなかったが、救急搬送すべき事案だった。保護者、市民の皆様に申し訳なかった」と話した。

学校名や児童の学年については「保護者の理解が得られていない」として公表していない。

https://www.asahi.com/articles/AST5Z3582T5ZOIPE00VM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

 

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2025527950分にYAHOOニュース(Motor-an.jp)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

街中を緊急走行する消防車の鮮やかな赤色は、多くの国々で見られる光景だ。

サイレンの音と合わせて、赤い消防車を見れば誰もが火災の発生を直感的に理解する。

しかし、なぜ消防車は「赤」なのだろうか。

これには単なる伝統や習慣ではなく、その背後には色彩心理学と視認性の科学、そして消防活動の歴史的発展が深く関わっている。

火と対峙してきた人類の歴史とともに進化してきた消防車の赤には、科学的根拠と興味深い逸話が隠されているのだ。

 

■赤色が持つ警告と緊急性のイメージと、日本の消防車の「朱色」の起源

色彩には、人間の心理に強く働きかける力がある。

特に「赤」は血や火を連想させ、古くから警告や危険を表すシンボルとして世界中で扱われてきた。

この普遍的な認識が、消防車の色に大きく影響している。

赤色を見た人間は脳内で瞬時に注意や危険を意識し、警戒心が高まるという。

この反応は本能的なもので、信号機の赤や警告標識に赤が使用される理由と同じだ。

また、赤色には遠くからでも識別しやすいという特徴がある。

これは特に19世紀から20世紀初頭、街灯が限られていた時代において重要だった。

現代における日本の消防車も、法律で「朱色」と定められている。

「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」の第231条(緊急自動車)の第三号において「緊急自動車の車体の塗色は、消防自動車にあっては朱色とし、その他の緊急自動車については白色とする」と明確に規定されているのだ。

 https://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokukokuji/saikoku_231_00.pdf 

日本の消防車が赤になった正確な起源は諸説あり、国内最初の消防車が国外から輸入された赤色だったこと、注意を引く色であること、炎を連想させ警火心を呼び起こすことなどが挙げられている。

歴史的に見ると、日本では1884年に消防本署(現・東京消防庁本庁)が、それまで採用していた手押しポンプ「龍吐水」に代わって、蒸気ポンプと人員輸送車を配置したのが近代の消防車の始まりだった。

この時期の消防車の色が、その後の標準となったと考えられている。

 

■実は黄緑色の方が見えやすい?視認性から見る消防車の色

色彩の視認性に関する科学的研究が進むにつれ、興味深い事実が明らかになった。

アメリカ心理学会によると、人間の目の色を感知する錐体細胞は暗闇ではうまく機能せず、夜間では緑がかった黄色が最も視認しやすいとされている。

つまり、純粋な視認性だけを考えると、実は赤よりも「ライム黄色(黄緑色)」のほうが効果的なようだ。

特に、人間の周辺視野感度が低下する夜間においては、黄緑色が赤よりも視認されやすいという報告もあり、一部の研究では赤より高い視認性を示す数値が示されている。

ただし、色の視認性には環境や条件によって差があるため、状況に応じた判断が重要である。

この科学的知見を元に、1970年代のアメリカでは、それまで赤かった消防車を黄色に変える試みが行われた。

さらに具体的な研究として、ダラス消防局のデータを分析した結果、赤または赤/白の消防車と比較して、ライム黄色/白の消防車は視認性に関わる事故リスクが3分の1程度であることが判明した。

しかし、興味深いことに消防車を赤から黄色に変えたところ、むしろ事故が増えたという結果も報告されている。

これは、多くの一般ドライバーの間で「消防車は赤い」という、長年の慣れから来る刷り込みがあったためだとされている。

この出来事からもわかる通り、消防車の色においては視認性だけでなく、緊急車両と一目で識別できる認知が要求されるのだ。

 

■消防車の色の伝統と革新

世界各国の消防車の色を見ると、伝統と科学的根拠のバランスについて、様々なアプローチがあることがわかる。

例えば日本では「朱色」と法令で定められているが、関西国際空港には黄色い化学消防車が存在する。

これは「緊急自動車の指定を受けておらず、空港内のみでの使用」という特殊な条件と、「24時間稼働する空港で夜間の視認性を重視」した結果だ。

特定の環境に合わせた例外が認められた例と言えるだろう。

一方、スウェーデンなどの北欧諸国や一部のオーストラリアの消防署では、科学的根拠に基づいて蛍光イエローグリーンの消防車を標準採用している。

これは夜間や霧の中での視認性が高いとされる科学的根拠を優先した選択と言える。

アメリカでは消防局ごとに色の選択が異なり、赤を維持している地域もあれば、黄色や白を採用している地域もある。

中には一度黄色に変更した後に、伝統的な赤色に戻す消防局も見られるようだ。

 

■知ってた?白バイの赤い過去

時は1917年。

東京の街を走る自動車はわずか1,300台だったが、交通事故の犠牲者は年間51人、負傷者に至っては3,600人もの数に上っていた。

この事態に対応するため、機動性抜群のオートバイによる取締りが求められ、アメリカから真っ赤なバイクが日本にやってきたのだ。

鮮やかな赤色の車体から「赤バイ」と親しまれた、これらのマシンには、赤色灯やサイレンはもちろん、消火器が備え付けられていた。

これこそが、日本における警察用オートバイの先駆けとなったのである。

時代は流れ、19368月。

それまで警視庁で活躍していた「赤バイ」が一変、白色に装いを新たにした。

こうして私たちがよく知る「白バイ」が誕生したのだ。

しかし、物語はここで終わらない。

19951月、阪神・淡路大震災が発生。

瓦礫に埋もれた道路を教訓に、「赤バイ」が約60年の時を経て復活を遂げる。

ただし、かつての赤バイとは使命が異なり、大震災時の情報収集を主な任務として、同年、都内各消防署に配備されたのである。

日本の安全を守り続けてきたバイクは人知れず色を変え、役割を変えながら受け継がれている。

 

■科学的根拠と伝統のバランスが求められる現代の消防車

現代の消防車デザインでは、伝統的な色を維持しながらも科学的知見を取り入れる融合的アプローチが主流となっている。

多くの国では伝統的な赤色を維持しつつ、反射材や発光素材の併用によって視認性を高めているようだ。

2010年以降は、日本でも伝統的な赤色に加えて、反射材を大幅に増やした新しいデザインの消防車が導入されている。

また、赤と黄色を組み合わせたシェブロンパターン(V字型の縞模様)が、最も視認性の高い組み合わせとして推奨されている。

このように、科学的根拠と伝統的価値観のバランスは、各国の文化や環境に応じて異なるアプローチが取られているが、消防車を見かけたら即座に認識できるという普遍性は、今後も大切にされていくだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/82bfbf2c980237b64b5e5164c654913860b02593 

 

 

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以下の過去記事2件に、新情報を追記しました。
詳細は、元記事(添付URL)を参照願います。

2025315日掲載
2025
37日 男鹿市で下水道管取り換え工事後の遠隔通水テスト時、バルブの隙間から水が噴出し、県に連絡せずマンホール内にいた業者が倒れ、救助者を含め3人が死亡(修1)
(新情報)
・死因は急性循環不全だった。
・調査委員会は酸素濃度の低い空気が圧送管から漏れて酸欠になった可能性ありと結論づけたなど。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/14440/

2024126日掲載
2024118日 北海道北見市サロマ湖の湖口と海をつなぐ水路で3人が小型船に乗って水深測定中、船が転覆して2人死亡、全員救命胴衣を着用、海は穏やかだった、一発大波?(修1)
(新情報)
運輸安全委員会が報告書を公表した。
・船は後ろから高波を受けて沈没した。
・うねっていたのに船長は波の大きさや周期を確認せず航行を続けたなど。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13670/

 

 

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20255271741分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日午前11時すぎ、大阪・堺市南区で「建物を取り壊している時に3人が倒れた」と消防を通じて警察に通報がありました。

作業員3人が病院に搬送されたということで、警察によりますと50代とみられる男性が意識不明の状態だということです。

また、20代とみられる男性2人が一時、意識不明の状態だったということですが、いずれもその後、意識は回復したということです。

警察によりますと、現場では一戸建て住宅を取り壊す工事中にアスベストを除去するための作業が行われていて、発電機を使ったところ3人が倒れたということです。

警察と消防が当時の詳しい状況を調べています。

現場は南海電鉄泉北線の光明池駅から北に1キロ余り離れた住宅街です。

現場近くに住む39歳の男性は「帰宅したら周辺に多くの消防車が止まっていて驚きました。現場は3週間ほど前から解体工事が始まり、アスベストを取り除く作業のため家の周りをシートで囲んで工事していたと聞きました。何が起きたのか原因を知りたいです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20250527/2000094229.html

 

 

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当時の高圧ガスボンベの耐圧検査は3年毎につき、1967年の再検査刻印が打たれていなければ、おおよその不法投棄時期が推定できるかもしれない。

耐圧検査の時期については、以下の㈱サイサンHPの解説図付き説明文が分かりやすかった。

高圧ガス容器は定期的な耐圧検査(=容器再検査)をすることが義務づけられております。
耐圧検査はその容器が所定の圧力に耐えられるものかどうかを確認するためのものです。
耐圧検査期限が切れている容器への高圧ガスの充填は禁止されています。
(使用は禁止されていません)

・・・

耐圧検査期限がいつまで有効かはその容器が製造された年によって異なります。
もしその容器が19893月以前に製造された容器の場合、耐圧検査期限は3年間ということになります。
一方、19894月以降に製造された容器は5年間になります。

・・・

https://daitoh-mg.jp/2011/06/post-30.html

以下は今回の情報。


2025
52850分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

27日午前9時30分頃、東京都江戸川区東葛西の住宅建設工事現場で、掘削作業中に爆発が起き、作業員や近隣の住民ら20~70歳代の男女計10人が軽傷を負った。

爆風で半径約100メートルの住宅やコンビニ店など、周囲の約40棟に窓ガラスが割れるなどの被害が出た。

警視庁葛西署は、掘削作業で地中に埋まっていたガスボンベが損傷し、漏れたガスに火花が引火したとみて詳しい状況を調べている。

同署によると、現場では当時、ドリル付きの重機で基礎のくい打ちに備えて穴を掘る作業が行われていた。

操縦士が50~60センチほど掘削したところで白煙が上がり、作業員らが退避した後、爆発が起きた。

重機は全焼した。

操縦士ら作業員4人と近隣住民ら6人は、煙や爆風の影響で、のどや耳の痛みを訴えているという。

現場は東京メトロ東西線葛西駅から北東に約300メートルの住宅街。

捜査関係者によると、ボンベ付近からは金属の溶接に使われる可燃性の高い「アセチレンガス」が検出された。

現場に隣接するアパートに住む会社員の須藤さん(69)によると、「ガスだ。最悪だ」という作業員の叫び声が聞こえた後、爆発音とともに割れた窓ガラスの破片が室内に飛び散ったという。
「最初は何が起きたかわからなかった。しばらくはホテルで生活するしかない」と話した。

自宅兼店舗の窓ガラスが割れた洗剤販売店経営の木内さん(68)は、「空気が揺れるほどの爆発だった。保育園児の散歩道も近く、死者が出なかったのは奇跡だ」と振り返った。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20250528-OYT1T50029/

 

528122分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、アセチレンボンベが原因だった、2024年度に回収された放置ボンベの中ではアセチレンボンベが最多(246本)だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

爆発の原因とみられるのは地中にあったガスボンベ。

ここから漏れ出たガスに引火した可能性があります。

関係者によると、充填されていたのはアセチレンガスだということです。

アセチレンガスは、建設現場や工場でよく使われる可燃性の高いガスです。
酸素と合わされば3300度という高温の炎になり、金属の切断や溶接などに用いられます。
そのぶん危険性も高く、ボンベに強い圧力が加わったりするだけで爆発することもあるといいます。

 

■『アセチレンガス』の威力は

事故につながったことも少なくありません。

中国・天津の倉庫では2015年、化学薬品が水と反応を起こしてアセチレンガスが発生し、大爆発が起きました。
爆風は半径3キロに及び、165人の死者と800人近い負傷者を出す大惨事となりました。

爆発事故は日本でもたびたび起きています。

山口県の工業用ガスの製造工場では2015年、機械に空気が混入したことで、アセチレンが爆発。
工場はほぼ全焼しました。

・・・

2024年度、全国で放置され回収されたガスボンベをみると、アセチレンが246本で最も多くなっています。

そのうちの29本は解体・建設現場で見つかっていて、所有者も分かっていないということです。

警視庁は28日以降、ガスボンベを回収し、地中にあった理由などを調べる方針だということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a43f8ca9a7835b9bfa32c15e1cf95b139e3303a1

 

5月28日19時57分に毎日新聞からは、現場は約40年前から駐車場だった、51本の杭を打つ10本目で事故が起きた、ボンベには直径約6cmの穴が開いていた、半径120mの少なくとも38棟に被害が出たなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現場は約40年前から舗装された駐車場だったことが捜査関係者への取材で判明した。

現場の地中で見つかったガスボンベは全体的にさびており、警視庁は長年埋まっていたとみて経緯を調べる。

警視庁は28日、業務上過失致傷容疑などで現場検証を実施し、深さ約60センチの地中からボンベ(全長約103センチ、直径約26センチ)1本を回収した。

警視庁によると、ボンベの規格や成分の簡易鑑定の結果から、漏れたのは可燃性の「アセチレンガス」と特定した。

事故は、基礎工事で深さ9メートルまで51本のくいを打つ作業の10本目で発生。

ボンベの中央付近に直径約6センチの穴があり、くい打ち作業で使うドリルで開けられたとみられる。

爆風の影響で半径約120メートルの、少なくとも38棟の窓ガラスが割れたり、壁面や室外機などが破損したりする被害が出た。

https://mainichi.jp/articles/20250528/k00/00m/040/280000c 

 

5282054分にYAHOOニュース(日テレNEWS)からは、現場は駐車場になる前は建築会社の寮で、その前は資材置き場だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

長年住んでいる人によると、ここにはかつて、建築会社の寮や資材置き場があったそうです。

60年以上在住 :
「バラックみたいなのが建っていた。荷物置き場」
「ガスボンベは知らないけどタイヤとか捨ててあった」
「(この辺りは)建築の小さい会社が山ほどあったから」

60年在住 :
「(建築会社の)寮があって、その前は資材置き場」「

Q.ボンベもあった?)

「いろんなのが置いてあった。置き場が汚い時は、俺が小学校のころ。」

Q.今おいくつ?)

64。」

Q50年くらい前?)

「だからすごく前」

地図で振り返ってみます。

45年ほど前の1980年前後、爆発現場は空き地でした。

それから数年後(1984年~1986年)、周囲に建物がたちならびますが、爆発現場は空き地のまま。

資材置き場となっていたのは、この頃でしょうか。

さらに数年後(1987年~1990年)。
白い屋根の建物が、爆発現場に建っているようにも見えます。

それからおよそ20年後(2009年)。
建物のようなものがなくなり、今度は駐車場に。

近所の人によると、これ以降、建物は建っていないといいます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bc23b99b7e4456c93240b36bff934a1d36cfe2a5  


5
291210分にNHK NEWS WEBからは、ボンベには1964年に出荷前検査した刻印が打たれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

28日の現場検証で回収したボンベを詳しく調べたところ、61年前の196411月に出荷前の検査に合格したことを示す刻印がされていたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。

現場は少なくとも40年前から駐車場として使われていた場所で、警視庁は駐車場ができる以前、土地が舗装されるよりも前にボンベが埋められたとみています。

28日の現場検証では地中からジュースのビンなども見つかったということで、警視庁は爆発の原因の特定を進めるとともに、ボンベが埋められた経緯について引き続き調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250529/k10014819681000.html

 

 

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202552462分にYAHOOニュース(東北放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

宮城県多賀城市下馬の国道45号に設置されている「距離標」です。

距離標とは、目標地との距離が記されたもので、こちらの距離標には「仙台との距離は15キロ」と表記されています。

 【写真はこちら】「〇〇まで〇キロ」どこまでの距離?「距離標」と「案内標識」の違い

ところで、この距離標に記された「15キロ」とは、一体、仙台市のどこまでの距離なのでしょうか。

街の人に聞いてみました。

近隣住民:
「(Q.仙台のどこを指してる)仙台駅とか?仙台の中心という感じがする」
「(仙台市との市境の)中野栄あたりですか?違うんですかね」

設置された場所から仙台市に入るまでの距離、つまり市の境目なんでしょうか。

それとも仙台駅との距離でしょうか。

一体、どこまでの距離なのか実際に走行して確かめてみました。

 

■「仙台まで15キロ」その先にあったのは…

仙台まで15キロと記された距離標から、国道45号を仙台方面に走り続けること約10分…。

この先は仙台市ですが、国道45号はまだまだ続いています。

市の境目ではないようです。

9キロ地点はJR陸前高砂駅の近くで、距離標が設置された場所から走り始めて約40分で仙台市の中心部まで来ました。

記者:
「県庁や市役所の手前に来たところに、国道45号起点がありました」

国道45号の距離標が指す「仙台」は勾当台公園近くの交差点でした。

国道45号の起点となる交差点の県庁側の歩道には、「道路元標」という道路の起点を示す石標が建てられています。

国道45号はここを起点に岩手県を通り、青森県まで続いています。

距離標には、この起点との距離が表示されているんです。

 

■案内標識と距離標に記された「仙台」はそれぞれ別の場所だった!

ところで、距離標のほかにも、このような標識は見たことありますか。

こちらも国道45号の仙台との距離が案内されている標識で、運転しているときによく見かけます。

先ほどの距離標に書かれた距離は「仙台市中心部にある国道の起点までの距離」でしたが、一方で、こちらの案内標識に書かれている距離は、仙台のどこまでの距離でしょうか。

そもそも、案内標識と距離標では違う場所を指しているのか、国道45号を管理する仙台河川国道事務所に聞いてみました。

仙台河川国道事務所 荒課長:
「案内標識で『仙台まで〇キロ』という表示があるが、そこでいう仙台は、仙台市役所の正面を起点としている。
案内標識で『〇キロ』というのは、一般的に市役所などの正面地点までの距離が書かれている」

そもそも、案内標識と距離標は設置の目的が違います。

案内標識は、ドライバーに対しある地点までの経路や距離の案内をすることが主な目的である一方、距離標は、国道で事故や災害があり、現場に駆け付ける際の目印にするなど道路の維持・管理を主な目的として設置しているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/af456e560d948a70c1516514223ff00947760af1

 

 

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2025525856分にYAHOOニュース(福島民友)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日午前115分ごろ、福島県南相馬市鹿島区横手のJR常磐線横手踏切付近で原ノ町発仙台行きの普通列車と馬1頭が衝突した。

馬は相馬野馬追に出場しており、乗っていた騎馬武者や列車の乗員乗客102人にけがはなかった。

馬は死んだ。  

南相馬署によると、馬には北郷騎馬会の男性騎馬武者が乗っており、踏切の遮断機が下りたため、後進しようとしたところ、馬が道路脇の側溝に転落し、騎馬武者が落馬したという。

馬は走り出し、線路付近に進入、
走行してきた列車の右前部と衝突したという。  

JR東日本によると、運転士は馬に気付き、ブレーキをかけたが間に合わなかったという。

事故の影響で上下線3本に最大1時間10分の遅れが発生し、約500人に影響が出た。

相馬野馬追執行委員会によると、馬が線路に立ち入る事故は過去約30年間にはなかったという。

執行委員長を務める南相馬市の門馬和夫市長は「多大なご迷惑とご心配をおかけし、心から深くおわび申し上げる。二度とこのような事故を引き起こさないように安全管理の徹底に努める」とのコメントを出した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2d20dfa1e5cf6e9a95babd4f60222ebaa4765489 

 

5241545分に朝日新聞からは、踏切から15m離れた場所で待っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

南相馬署によると、馬に乗った男性が列車の通過待ちのため、踏切から約15メートル離れた場所で待っていたところ、馬の足が側溝に落ちてバランスを崩し、男性が落馬した。

その後、馬は走り去り、列車と衝突したという。

https://www.asahi.com/articles/AST5S1TDVT5SUZHB006M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n 

 

5241545分にNHK福島からは、踏切の音に驚いた馬が後ずさりして落ちたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を目撃した近くに住む70代の女性は、「馬は踏切の音に驚いて後ずさりして脇に落ちたようだった。線路の非常停止ボタンが押されたようですが間に合わなかったみたいです。これまでも野馬追を楽しみに見てきたがこんなことは初めてでびっくりしています」と話していました。

「相馬野馬追」はきょうが初日で、警察が当時の状況などを詳しく調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20250524/6050029728.html

 

 

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魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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