







2017年5月2日7時51分に静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
下田市の市敷根公園屋内温水プールで小学2年生の男児が脱水機に右腕を巻き込まれ、3カ所を骨折する重傷を負ったことが、1日、市などへの取材で分かった。
市から委託を受け、施設を管理運営する下田市振興公社によると、脱水機の自動停止装置が故障していたとみられる。
警察が、業務上過失傷害の疑いで調べている。
市や市振興公社によると、4月28日午後5時ごろ、男児が更衣室で着替え中に、作動していた脱水機の中から物を取り出そうとし、腕を巻き込まれたという。
男児は上腕部を複雑骨折するなど重傷を負い、ドクターヘリで沼津市内の病院に運ばれた。
脱水機は直径約30cm、高さ約60cmのポータブル式。
作動中でも、ふたを開けると10秒以内に自動停止する装置が付いていたが、故障で回転が止まらなかったとみられる。
2016年4月から、水着などの脱水用に、男女の更衣室に1機ずつ設置していた。
市振興公社は、「脱水機を撤去し、再発防止に努める」としている。男児と家族には謝罪したという。
出典
『脱水機に腕巻き込まれ男児重傷 下田の屋内プール』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/355180.html
5月2日19時5分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市などによると、男児は4月28日午後5時ごろ、ふたが開いた状態で回っている脱水機に手を入れてしまったらしい。
脱水機は正常なら、スイッチを切るか、ふたを開けると10秒以内に停止するはずだった。
約1週間前に点検した際、止まるまでに10秒以上かかったのに、対策を取っていなかったという。
脱水機は、指定管理者の市振興公社が昨春に購入。
8月ごろにブレーキに不具合が見つかり、メーカーに本体を保証交換させていた。
事故のあった脱水機は、既に撤去したといい、
出典
『下田・屋内温水プール 水着用脱水機に手を入れ小2重傷』
http://mainichi.jp/articles/20170503/k00/00m/040/028000c
(2017年5月19日 修正1;追記)
2017年5月3日付の静岡新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
「回転中に開けないように」と記したラベルを貼り、注意喚起していたという。
(ブログ者コメント)
脱水機の写真が掲載されていたが、全景写真につき、どの部分にラベルが貼られていたのかは確認できなかった。
蓋の部分に複数の表示があるようにも見えたので、蓋に貼られていたのかもしれない。
2017年4月27日12時10分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月28日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後5時45分ごろ、群馬県太田市由良町のプレス工場で、作業中の近くに住むインドネシア国籍の研修生Sさん(20)が金属プレス機に頭を挟まれ、死亡した。
警察によると、当時Sさんは、外国人の派遣社員の男性(54)と2人で自動車部品をプレスしていた。
何らかの原因でプレス機が停止し、調べようとプレス機にSさんが頭を入れたところ、機械を挟んでSさんの裏側で働いていた派遣社員が、気づかずにプレス機を再作動させたという。
出典
『プレス機に頭はさまれインドネシア人研修生死亡』
http://www.sankei.com/affairs/news/170427/afr1704270012-n1.html
2017年4月25日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
春日部労基署は、25日、労安法違反の疑いで、東京都大田区の段ボール製造業「A段ボール」と同社岩槻工場の安全担当責任者の男(60)を書類送検した。
容疑は、昨年6月9日、さいたま市岩槻区の同工場で、作業員男性(60)が段ボールのシートを製造する機械の不具合を直そうとした際、ロール部を停止する措置を取らなかった疑い。
男性は機械に両腕を巻き込まれ、両肘関節付近から切断する重傷を負った。
同署によると、同工場では、段ボールが流れていく機械を止めないまま作業員が手を差し込んで段ボールのずれを直すなどの危険な行為が常態化していた。
これまでも、同じような災害で作業員が手を骨折することがあった。
同社と責任者の男は、容疑を認めているという。
出典
『男性両手切断…製造会社を書類送検 以前も同様の災害/春日部労基署』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/04/26/03_.html
2017年4月4日10時56分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月4日11時59分にテレビ朝日から、4月4日14時12分にYAHOOニュース(テレビ神奈川)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後8時半ごろ、横浜市中区本牧ふ頭1のコンテナターミナルで、会社員のTさん(男性、26歳)がアメリカに輸出される予定のコンテナ内で死亡しているのを、Tさんを捜していた上司の男性(54)が発見した。
Tさんは、朝から横浜市鶴見区の大黒ふ頭で、コンテナの中で荷物が正常に積まれているか写真を撮っていたが、作業の途中で姿が見えなくなっていた。
死亡しているのが発見されるおよそ4時間前、コンテナが本牧埠頭に送り出され、Tさんの姿が見えないのに他の作業員が気付いたという
上司らが捜していたところ、約2.5km離れた本牧ふ頭でコンテナ(縦2.58m、横2.4m、奥行き12.2m)内で荷物に挟まれ、口から血を流したTさんが見つかったという。
コンテナでは、同僚の男性作業員が満杯の状態までフォークリフトを使って荷物を積み込んでいたという。
警察は、搬入作業の撮影中に誤って積み込まれた荷物に押され、荷物と荷物の間に挟まれて死亡し、気付かれずにコンテナごと運搬されたとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『コンテナ事故 26歳会社員、荷物に挟まれ死亡 横浜』
https://mainichi.jp/articles/20170404/k00/00e/040/170000c
『コンテナ内で荷物に挟まれ男性死亡 横浜港』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000097880.html
『積荷に挟まれたか 本牧埠頭コンテナ内で男性死亡』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170404-00010002-tvkv-soci
4月5日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
コンテナ内には、写真用フィルムの原料入り木箱が積み込まれていた。
Tさんは、荷主に報告するため、コンテナ内で積み込み状況を撮影。
その後、姿が見えなくなっていたという。
2017年3月28日12時19分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後5時半ごろ、春日井市明知町のパン製造会社、Fベーカリーコーポレーション名古屋工場」で、従業員の男性(20)が機械にはさまれているのを同僚が見つけ、消防に通報した。
男性は病院に運ばれたが、約2時間後に死亡が確認された。
警察によると、男性は、ほかの従業員と一緒にパンの製造工程で作業をしていたが、隣の部屋から機械の異常を知らせる警報が出たため、1人で様子を見に行ったという。
その後、別の従業員が男性を探しに行ったところ、ロボットアームと、パン生地が積まれたパレットとの間に頭がはさまれた状態で見つかったという。
警察が会社側に事情を聞いたところ、ここ数か月、ロボットアームが正常に作動しないトラブルが相次いでいたということで、警察は事故の詳しいいきさつを調べている。
出典
『パン工場で事故 20歳男性死亡』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170328/5068751.html
2017年3月24日22時40分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市南区の繊維加工場で1月に男性社員(51)が死亡した事故で、京都下労基署は24日、労安法違反の疑いで繊維加工会社「N合繊工業」=南区久世上久世町=と男性社長(69)、男性工場長(45)を書類送検した。
容疑は、1月24日午後9時すぎ、同社の加工場で機械のローラー部に溶剤を塗る際、機械を停止させないまま作業させた疑い。
同署によると、男性社員は右腕からローラーに巻き込まれ、胸部圧迫で翌日死亡した。
同社は2007年と10年にも同様の労災事故を起こし、是正勧告を受けていたという。
出典
『労災死亡事故、社長ら書類送検 京都下労基署、過去に同様2件』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170324000179
ちなみに事故当時の状況については、2017年1月25日22時40分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都府警南署は25日、京都市南区久世上久世町、繊維加工会社「N合繊工業」で、向日市寺戸町梅ノ木、同社員の男性(51)が機械に右腕をはさまれて死亡したと発表した。
南署によると、男性は24日午後9時10分ごろ、同社敷地内の作業場で、繊維を樹脂加工する機械のローラー部分に溶液を塗っていた際、巻き込まれたという。
出典
『ローラーに腕はさまれ死亡 京都の繊維会社』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170125000162
1月25日19時51分にサンスポからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
作業中だった社員(51)が繊維の乾燥巻き取り機に腕を挟まれる事故があり、25日午前4時前に、搬送先の病院で死亡が確認された。
南署によると、機械のローラーを自動で動かしながらメンテナンスしていたところ、右腕が巻き込まれたという。
出典
『繊維工場でローラーに挟まれ男性死亡 京都』
http://www.sanspo.com/geino/news/20170125/acc17012519510003-n1.html
2017年3月1日19時55分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時すぎ、西条市の「M鉄工所」の金属部品を加工する工場で、大型の金属部品を組み立てる作業をしていた西条市の作業員、Tさん(男性、42歳)が部品と地面のあいだに体をはさまれて倒れているのを、同僚の作業員が見つけた。
Tさんは胸を強く打ち、新居浜市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、Tさんが組み立てに従事していたのは、全長5m、直径80cm、重さ1トンの筒状のステンレス製の部品で、Tさんは1人で筒の中に入って、部品の取り付けなどの作業をしていたという。
警察は、作業中に誤って筒が回転し、体をはさまれたとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『西条市の鉄工所で労災死亡事故』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170301/4357291.html
(2017年3月11日 修正1 ;追記)
2017年3月2日付の愛媛新聞紙面に、より詳しい事故時の状況が、下記趣旨で掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
1日午前11時10分ごろ、西条市喜多川のM鉄工所の工場で、会社員の男性(42)が、作業していた筒状の熱交換器(長さ約5m、直径約0.8m、重さ約1トン)と地面の間に胸を挟まれて死亡した。
警察によると、熱交換器の中で溶接作業をしていた男性が、出入り口に使っていた排気口(直径約0.8m)から身を乗り出した際に熱交換器が回転し、挟まれたとみられる。
(ブログ者コメント)
「倒れて」とは報じられていないので、熱交換器を横に寝かせた状態で作業していたのかもしれない。
となると、熱交換器の内部で作業していたのなら、たとえ熱交換器が回転しても、地面との間には挟まれない筈。
作業が終わり、熱交換器から外に出て横を移動中に回転した、ということだろうか?
状況、原因ともに不詳だが、熱交換器の固定が不十分だったらしき教訓は、報道から読み取れる。
2017年2月27日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月27日6時27分にNHKさいたまからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後3時5分ごろ、熊谷市末広4丁目の自動車金属部品加工会社「リケン熊谷事業所」の工場内で、エンジン部分の金属加工をしていた会社員の男性(38)=加須市=がプレス機に頭部を挟まれ、死亡した。
警察によると、大人の腹の高さほどの位置にあるスペースに金属部品を入れプレス作業をしていた男性が、何らかの原因で挟まれたとみられる。
同日は午前8時ごろから会社の同僚15人と一緒に休日出勤し、ふだんは6人から7人で行う金属部品のプレス作業を1人で行っていたという。
男性の姿が見えないことを不審に思った同僚男性が様子を見に行ったところ、機械のそばで倒れているのを見つけたという。
同僚男性から話を聞いた男性警備員が、「工場内で男性が頭部から出血して倒れている」と119番した。
警察は、男性が死亡した原因や会社側の安全対策が十分だったかどうかなどについて調べている。
出典
『プレス機に頭部挟まれ、金属加工中の男性死亡 別の社員が発見/熊谷』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/02/28/01_.html
『部品工場で作業中の男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106053401.html?t=1488227721303
一方、2月27日付で会社のHPに、下記趣旨の記事が新着情報として掲載されていた。
1.発生日時:2017年2月26日(日)午前10時頃
2.発生場所:熊谷事業所焼結部品粉末成形工程
出典
『弊社熊谷事業所社員の労働災害事故(死亡事故)について』
http://www.riken.co.jp/upload/261VFHG-newsja_content-002.pdf
2017年2月21日5時57分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後7時50分ごろ、札幌市東区中沼町にある鉄骨を製作する会社の資材置き場で、この会社の従業員の男性(51歳)が「鉄骨に挟まれた」と、同僚から消防に通報があった。
男性は意識不明の状態で病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、男性は、この資材置き場で鉄骨をトラックからクレーンでおろす作業を1人で行っていたということで、およそ2.5トンの鉄骨2本の間に腰が挟まれた状態になっていたという。
警察は、立てられていた1本の鉄骨に向かってなんらかの理由でもう1本の鉄骨が倒れ、その間に男性が挟まれたとみて、状況を詳しく調べている。
出典
『札幌 鉄骨の間に挟まれ男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170221/4095651.html
2017年2月13日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日正午ごろ、毛呂山町市場の金属加工業「F社」工場内で、可傾炉の交換作業をしていた経営者の男性(72)が炉に挟まれ、死亡した。
警察によると、当時は男性従業員(44)と2人で作業中。
油圧ポンプの調子が悪く、調べていたところ、何らかの原因で可傾炉が下がってきて、炉と床に挟まってしまったという。
警察で原因を調べている。
出典
『工場で炉に挟まれ死亡、経営者の男性 作業中、炉が下がる』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/02/14/04_.html
2月14日付で朝日新聞埼玉西部版(聞蔵)からは、少し内容が異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金属を溶かす可動式るつぼの下敷きになり、約1時間後に救出されたが、その場で死亡が確認された。
警察によると、男性はるつぼの下に潜り込んで可動装置を調べていて、急に下がってきたるつぼと床の間に挟まれたという。
(ブログ者コメント)
可傾炉とはどのようなものか調べたところ、㈱豊栄商会のHPに写真付きで以下の解説があった。
可傾炉
炉全体を傾ける事で鉄を炉内に残し、アルミ溶湯のみを出しやすくしてあります。
http://www.hoei-shokai.co.jp/works01.html
今回の事例が可傾炉で起きたのか、それとも可動式るつぼで起きたのかは不明だが、いずれにせよ、炉の中で溶かした金属を、炉を傾けることで取り出す、そういった設備で挟まれたということかもしれない。
2017年1月20日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月19日21時15分にNHK東北NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後2時5分ごろ、仙台市宮城野区の産業廃棄物処理場「Sセンター」で作業していた多賀城市のアルバイト男性(59)が、がれき破砕用の大型機械に上半身を巻き込まれた。
男性は約2時間半後、搬送先の仙台市内の病院で死亡した。
死因は出血性ショックだった。
警察によると、がれきに含まれる異物を取り除く作業中、肩や脇腹を刃が付いたローラーに巻き込まれたという。
一緒にいた作業員は、「自分を呼ぶ声が聞こえたので見ると、男性があおむけで機械に挟まれていた」と話しているということで、警察が事故の原因を調べている。
出典
『産廃処理の破砕機に巻き込まれ男性死亡』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170120_13031.html
『廃棄物処理施設で作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20170119/3176141.html
2017年1月12日19時57分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取県伯耆町のリサイクル施設で働いた元従業員の男性が指を切断するけがを負ったのは、運営する地元業者などの協同組合や同町などの周辺自治体でつくる鳥取県西部広域行政管理組合が安全配慮義務を怠ったのが原因として、約4600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、鳥取地裁米子支部は、双方に計4千万円余りの支払いを命じた。11日付。
三島裁判長は、男性が指を切断した古紙の梱包装置には修理を要する不具合があったと指摘。
協同組合は、不具合が生じて手で結束作業をする場合、装置を停止するよう指導、監督すべき安全配慮義務を怠ったとした。
また、装置所有者の広域行政管理組合は、協同組合から不具合の報告や修理の要請を受けており、事故の危険が予測できたと判断した。
判決などによると、男性は平成20年1月、装置の不具合に伴い手で結束作業をしていた際、ワイヤに右手を巻き込まれ、人さし指を切断した。
出典
『梱包作業で指切断、運営組合に4千万円賠償命令 鳥取地裁支部、安全配慮義務違反を認定』
http://www.sankei.com/west/news/170112/wst1701120103-n1.html
2017年1月6日9時18分にYAHOOニュース(愛媛新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後8時40分ごろ、愛媛県松山市馬木町の井関松山製造所の工場で、同市、同社の男性社員(20)が機械に頭を挟まれ、死亡した。
警察によると、男性は1人で、鋳造した部品に付いた砂などを取り除く機械で作業をしていた。
出典
『機械に挟まれ男性社員死亡』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170106-06158701-ehime-l38
2016年12月12日1時50分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月12日2時5分に毎日新聞から、12月12日6時3分に産経新聞から、12月12日12時46分に読売新聞から、12月13日付で朝日新聞北海道総合版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後5時20分ごろ、北海道函館市元町の「函館山ロープウェイ」の山麓駅で、従業員が機械に体を挟まれたと119番があった。
従業員は重傷を負い、搬送先の病院で12日未明に死亡した。
救助や点検のため、ロープウェイは運行を停止。
ゴンドラに閉じ込められた客はいなかったが、運行会社は11日の運行を取りやめ、函館山(334m)の山頂付近で観光客約1000人が、一時、足止めされた。
函館山は国内有数の夜景の名所で、ナポリ、香港と並んで「世界三大夜景」の一つに数えられる。
山麓と山頂を結ぶ車道は冬季閉鎖中で、観光客は、運行会社が手配し臨時に通行を許可されたタクシー約30台に分乗するなどし、11日午後10時ごろまでに全員が下山した。
警察や消防などによると、従業員の男性(26)が、ワイヤにたまった油を清掃中、駅に到着したゴンドラの滑車とゴンドラを止めるダンパーの間に両太ももを挟まれ、11日午後7時ごろ、救助された。
腰の骨を折る重傷で、病院に運ばれたが、12日午前0時10分ごろ、死亡した。
同社によると、同日午後4時過ぎ、乗客から「滑車から油が落ちて衣服についた」と指摘があったため、男性が、運行の合間に点検や清掃作業をしていたという。
通常は、暗くなってからの作業は行わないが、「客に迷惑がかかるかもしれない」と、急きょ、男性が1人で作業をしていたという。
事故当時、ロープウェイは5分間隔で運行。
乗降時に停止している時にしか、作業はできないという。
同社幹部は、「乗客が多く運行間隔の短い夜間に無理してやる作業ではなく、翌朝などにすべきだった」としている。
事故が発生した時間帯は夜景観光で利用者が多く、川崎市から来た女性(49)は、「詳しい説明もなく長時間待たされた。お年寄りや小さい子どももいて大変そうだった」と話した。
山頂駅で懐中電灯を借り、一家6人で登山道を約40分歩いて下山したという函館市の会社員(41)は、「山頂では、展望台の施設からあふれるくらい多くの客がいて、いつタクシーに乗れるか分からなかった。こんなことは初めて」とため息をついた。
下山した観光客の多くは山麓駅で運賃の払い戻しを求め、スタッフが対応に追われた。
運行会社は、「ご迷惑をかけ、おわび申し上げる。事故の状況を調べ、再発防止に努める」としている。
12日以降の運行は未定という。
札幌管区気象台によると、函館市内の午後6時の気温はマイナス5℃で、山頂付近はさらに寒かったとみられる。
出典
『函館山のロープウエーで事故、従業員死亡 観光客一時足止め』
http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040012_R11C16A2000000/
『函館山 山頂展望台駅足止めは1000人 下山に4時間半』
http://mainichi.jp/articles/20161212/k00/00m/040/083000c
『従業員死亡、道警が安全管理を捜査』
http://www.sankei.com/affairs/news/161212/afr1612120002-n1.html
『函館山ロープウェイ、再開めど立たず…死亡事故』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161211-OYT1T50096.html
12月12日19時43分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ゴンドラ運転中の作業を運行会社が内規などで明確に規制していないことが、12日、分かった。
同僚も、男性の作業状況を詳しく把握しておらず、警察は、運行会社の安全管理について調べている。
警察などによると、駅構内のワイヤに固定された車輪止めから潤滑油が漏れ出すため、従業員が定期的に清掃作業をしている。
通常、ゴンドラが駅で停止中に行うことになっているが、11日は乗客から「油が服に付いた」と苦情があり、急きょ、男性が清掃を始めた。
出典
『運転中の作業に規制なし、函館 ロープウェイ事故』
http://this.kiji.is/180993621200617480?c=39546741839462401
(2017年6月22日 修正1 ;追記)
2017年6月21日14時54分にNHK北海道から、油を取り除く際は起動装置を停止し鍵をかけるなどの規則を守っていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
函館労基署は、必要な安全対策を怠ったとして、運行会社と会社の50代の安全管理者を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、ワイヤーの点検や清掃を行う際は、ゴンドラが動かないよう起動装置を停止させ鍵をかけるほか、作業中の表示板を取り付ける規則になっているが、ゴンドラは稼働したままで、対策はとられていなかった。
この事故では、警察も業務上過失致死の疑いで捜査を続けている。
出典
『ロープウエー死亡事故で書類送検』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170621/4463641.html
(2017年9月24日 修正2 ;追記)
2017年9月22日20時8分に毎日新聞から、警察からも書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道警は22日、運営会社のT社長ら役員2人と、当時、安全管理責任者だった索道部長の計3人を、業務上過失致死容疑で書類送検した。
容疑は昨年12月11日夕、同駅で、従業員のNさん(当時26歳)にゴンドラをつるすワイヤ付近の清掃作業をさせる際、事前に具体的な安全管理の方法を定めていなかったほか、作業時もゴンドラを停止させないなど、事故を防ぐ措置を講じなかったとされる。
出典
『函館山・死亡事故 運営会社社長ら3人書類送検 北海道警』
https://mainichi.jp/articles/20170923/k00/00m/040/061000c
(2019年9月30日 修正3 ;追記)
2019年9月27日5時0分に北海道新聞から、社長などが不起訴になったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死容疑で書類送検された同社の竹村社長のほか当時の取締役と担当部長について、函館地検は26日、嫌疑不十分で不起訴処分とした。
地検は不起訴理由について「起訴するための証拠が足りなかった」と説明した。
また、函館労基署が労安法(機械の運転停止義務)違反容疑で、法人としての同社と担当部長を書類送検していたが、地検は同容疑についても同日付で嫌疑不十分で不起訴処分とした。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/348847/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。