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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2/3から続く)

 

 

(ブログ者コメント)

 

このところ、普段とは違う大雨あるいは台風だと事前に警戒が呼び掛けられたにもかかわらず、甘く見て、大きな被害が出た事例が相次いでいる。

 

7月の西日本豪雨しかり、同じ7月の逆走台風しかりだ。(両方とも本ブログ掲載スミ)

 

このタンカー、3日に関空で陸揚げし、4日に高石市で船積みするとの計画だったらしいが、何日も前から、その日ぐらいに強力な台風が関西地方を直撃しそうだという情報が、多くのメディアから報じられていた。

 

それなのに、計画どおりの配船。

 

計画をずらすと多方面に影響が出ることは分かるが、過去最強クラスの台風に遭遇する可能性ありということで危険予知し、日程をずらすことはできなったのだろうか?

 

また、海保推奨距離を保っていなかったことは別問題として、イカリをおろしておけば台風が来ても流されることはないと考えていたらしい船長は、「洞爺丸」事例を知らなかったのだろうか?

 

その昔、青函連絡船「洞爺丸」は、強力な台風下、イカリが流されて座礁沈没し、多数の犠牲者を出した。

船舶運航関係者が、この有名な事例を知らないとは思えないのだが・・・。

 

関空沖で台風をやり過ごすとタンカーから連絡を受けた会社の運航担当者は、投錨場所の確認など、どのように対応したのだろうか?

 

 

 

(2018年9月15日 修正1 ;追記)

 

20189111318分に毎日新聞から、周辺海域にいた50隻のうち9隻が走錨状態だった可能性あり、船長は海保推奨海域より投錨海域のほうが安全だと判断したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

衝突した当時、周辺海域に約50隻が停泊し、宝運丸を含む9隻がいかりを下ろしたまま漂流していた可能性の高いことが、海保への取材で明らかになった。

 

宝運丸など複数の船舶が、荒天時に推奨される避難海域に出ていなかったことも分かった。

 

海保は、台風への対処方法に問題がなかったか調べている。

 

当時、周辺で停泊する約50隻のうち、9隻がいかりを下ろしたまま流される「走錨(そうびょう)」状態だったとされ、海保は船舶電話で、それぞれに注意喚起していた。

宝運丸以外の8隻は事故につながらなかった。

 

運航会社「Tサンマリン」は停泊地について、「関空島の近くは風を防ぎやすい海域で、海底も粘土質でいかりがかかりやすいと考えた。水深も浅い方がいかりが安定するため、5.5km以上離れた場所は、逆に危険だと船長が判断した」と説明している

 

出典

『台風21号 関空沖でタンカー9隻漂流 連絡橋衝突時』

https://mainichi.jp/articles/20180911/k00/00e/040/218000c 

 

 

91356分にNHK NEWS WEBからは、先月の台風時は空港周辺海域に33隻いたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

先月23日に台風20号が通過した際には、関空から5.5km以内の海域に、少なくとも33隻の船が停泊していたこともわかった。

 

この中には海保の巡視船も含まれていたが、海保は「停泊していた船が多く、事故に備え、警戒していた。気象状況を見て判断していて、運用に問題はなかった」と説明している。


出典

関西空港周辺の海域 衝突タンカー以外にも10隻が停泊

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180913/k10011627341000.html

 

 

9141728分に産経新聞westからは、海保は関空から3カイリ以上離れて停泊するよう周辺船舶に注意喚起していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海保は当時、周辺にいる船舶に、関空島から3カイリ(約5.6km)以上離れて停泊するよう、注意喚起していた。

 

実際には3カイリ以内にタンカーを含め13隻がおり、うち6隻が流された。

 

海保の岩並長官は、記者会見で「衝突を十分回避できる海域に停泊するよう、強力に指導する」と述べた。

 

出典

『関空付近、6隻流されていた 台風21号で「走錨」 

http://www.sankei.com/west/news/180914/wst1809140074-n1.html 

 

 

9132118分に毎日新聞からは、船長の見解が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

船長が13日、タンカーを所有する「H海運」(福岡市)を通じて、自らの見解を公表した。

 

船長は、「陸地や空港、橋に三方を囲まれ、停泊に適した場所だ」と主張。

過去の台風の際、この場所には他の船舶も避難しており、今回も、避難場所を変えるよう海保からの指示はなかったとしている。

 

タンカーの風速計は上限の秒速60mを振り切り、80m程度に達していた可能性があるとも指摘。

「多大な迷惑をかけて申し訳ないが、最大限の努力をした」と強調した。

 

出典

『関空連絡橋衝突 タンカー船長 停泊場所「適切」主張』

https://mainichi.jp/articles/20180914/k00/00m/040/091000c 

 

 

9132048分に朝日新聞からは、いかりは1つ下ろしただけだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

また、2つのいかりのうち1つだけを下ろしていたといい、「台風の足が速い時は風向きが急激に変わるので、(2つ下ろすと)絡む」などと説明した。

 

出典

関空連絡橋のタンカー船長 「予見できない異常気象」

https://www.asahi.com/articles/ASL9F63FKL9FPTIL024.html 

 

 

9141956分に読売新聞からは、荒天時には3カイリ以上離れて停泊するよう海保が海事団体に要請したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

海上保安庁は14日、日本船主協会など海事関係9団体に対し、荒天時に大阪湾内で船がいかりを下ろして泊まる場合、関空から3カイリ(約5.5km)以上離れることを要請した。

 

同庁は日頃から、3カイリ以上離れるよう、各船に注意喚起していた。

 

岩並長官は14日の定例記者会見で、「事故の調査結果や関係者の意見を踏まえ、今後、さらなる再発防止策を検討したい」と述べた。

 

出典

『荒天時「船は関空から3カイリ離れて」海保要請』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180914-OYT1T50092.html

 

 

 

 

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2018942322分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号の高潮で大規模に冠水した関西空港は大阪湾に浮かぶ人工島で、1994年の開港以来、地盤沈下に悩まされてきた。

 

津波や高潮の高さを下回らないよう、護岸のかさ上げ工事を繰り返してきたが、「想定を上回る潮位」に襲われた上、タンカーが連絡橋に衝突し、孤立状態に陥った。

 

関空は、2本ある滑走路のうち、第1ターミナルビル南側にある第1滑走路(全長約3500m)が全面的に浸水した。

国交省などによると、滑走路は海面から高さ5m地点にあるが、最大50cm冠水した。

 

地盤沈下の影響で護岸が高潮や津波を下回らないよう、これまで護岸のかさ上げ工事を順次進めてきた。

 

大阪湾で過去最高の293cmの潮位を記録した1961年の第2室戸台風と同じレベルの潮位の際に、50年に1度の高波が来ても護岸を超える波を抑えられるような高さに継ぎ足した。

 

だが、気象庁によると、大阪の潮位は4日午後2時18分に329cmとなり、過去最高を更新した。

同社は、「想定を上回る潮位になったということではないか」と話す。

 

出典

冠水に孤立…復旧に懸念 高潮対策、再三したはずの関空

https://www.asahi.com/articles/ASL945G12L94PTIL02R.html

 

 

961144分にNHK関西からは、地下の電源設備も浸水したため第1ターミナルは停電したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

関西空港の運営会社の「関西エアポート」の山谷社長は、第1ターミナルの停電の復旧に向けた状況について、「第1ターミナルの地下にある電源設備6台のうち、3台が浸水により停止し停電が続いている。3台のうち1台は比較的被害が軽く、修理が可能ではないかと報告を受けている。6台分の機能を回復するにはどのような対策が必要か、検討を進めている」と述べた。

 

出典

関空“電源設備浸水し停電続く”

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180906/0006935.html 

 

 

96日付で毎日新聞東京版からは、関空の歴史は地盤沈下との闘いだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号による高潮と暴風は、訪日客の「西の玄関口」である関西国際空港の浸水被害と「孤島化」を引き起こし、海上空港特有のもろさを改めて浮き彫りにした。

 

記録的な潮位と強風がもたらした災害だったとはいえ、備えは十分だったのか。

完全復旧までに時間を要すれば、観光や物流への打撃は避けられない。

 

「護岸を越えて、ここまで浸水するとは想定していなかった」。

関空は、台風から一夜明けた5日も広い範囲で浸水したままで、運営会社・関西エアポートの職員は「想定外」を繰り返した。

 

関空は対岸から沖合5kmの人工島で、94年9月に、当時としては画期的な海上空港として誕生した。

 

その歴史は、設計上想定される地盤沈下との闘いだ。

 

第1ターミナルやA滑走路がある1期島は、94年の開港から2017年12月までに、約3m沈下。

07年8月完成のB滑走路と第2ターミナルがある2期島も、約4m沈んだ。

 

対策として力を入れてきたのが、防潮壁のかさ上げだ。

 

関西エアポートによると、1、2期島を囲う防潮壁の高さは、通常水位から約5mの高さに設定。

空港は沈下し続け、04年には、台風による高潮と高波が1期島内の道路をえぐる被害があった。

 

このため、かさ上げ工事も順次実施し「50年に1度」に相当する高潮や高波でも浸水を防ぎ、南海トラフ地震で大阪府が想定する津波の水位2.6mにも耐えられるとしていた。

 

しかし今回の台風で、第1ターミナルとA滑走路は浸水した。

2期島は被害を免れており、国交省の担当者は「1期島の方が、より地盤沈下が進んでいる影響」とみている。

 

国内の空港は、海岸沿いや埋め立て地に建設されるケースが多く、津波や高潮によるリスクがつきまとう。

 

防潮壁は航空機の離着陸への支障になりかねないため、かさ上げには限界があり、国交省の担当者は、「浸水は避けられないが、早期に復旧できるよう計画をつくり、電気設備の防水対策などに取り組むよう推奨している」と説明する。

 

出典

『クローズアップ2018 台風21号 関空浸水 高潮、暴風「想定外」 海上空港、沈下影響か』

https://mainichi.jp/articles/20180906/ddm/003/040/146000c 

 

 

 

 

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201896057分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪府泉南市新家では、5日、電柱9本が根元から折れて道路をふさぎ、周辺が停電していた。

 

近くの奥田さん(男性、74歳)によると、4日午後1時半ごろ、「バーン、ダーン、ドーン」とたたきつけるような音とともに突風が吹いた後、電柱がゆっくり倒れたという。

「1961年の第2室戸台風の時より、風が強かった」

 

関西電力によると、今回の台風では、近畿6府県と福井、三重両県の一部で、延べ218万戸余りが停電。

6日午前0時時点で31万戸超の停電が続いた。

 

▽強烈な風で電柱が折れたり、電線が切れたりした

▽電柱の変圧器に飛来物があたって壊れた

などが主な原因で、少なくとも581本の電柱に被害が出たという。

 

大阪管区気象台によると、4日の最大瞬間風速は、関西空港で58.1m、大阪府熊取町が51.2m、堺市で43.6mで、いずれも観測史上最大を記録。

大阪市では47.4m、和歌山市でも57.4mを観測した。

 

関電は、風速20~40mの風に耐えられるよう、電柱の強度を設計しているが、関電の担当者は「想定外の強い風が吹き続け、停電が広範囲になった可能性がある」とみる。

 

変電所から各戸に電気を送るルートは設計上それぞれ一つで、迂回ルートはない。

 

関電は7日中の復旧を目指すとしているが、飛来物が道路をふさぎ、復旧作業が遅れている地域もあるという。

病院や早期復旧が難しい地域は、計約50台の電源車で対応するという。

 

防衛大学校の小林文明教授(気象学)は、広域停電対策について、「電柱はどこにでもあり、風速60m以上の台風対策を設計するのは困難。飛散物を少なくするなど、大都市の設計をどうするか考えないといけない」と話した。

 

出典

電柱折れる風害「大都市が初めて経験」 対策に難しさも

https://www.asahi.com/articles/ASL955GVJL95PTIL03G.html 

 

 

951142分に朝日新聞からは、停電による影響などが下記趣旨でネット配信されていた。

 

「停電で長時間ご不便をおかけし、申し訳ありません」。

関西電力の岩根社長は5日午前、大阪市の本店で会見を開き、深々と頭を下げた。

 

強風で電柱が倒れ、送電設備が壊れるなどして、延べ約218万戸が一時停電。

自然災害での停電では、阪神・淡路大震災の260万戸に次ぐ規模で、岩根社長は「平成では圧倒的な災害」と述べた。

 

8000人体制で復旧に当たり、中国、四国、九州各電力にも計240人の応援を要請したという。

 

 

【病院でクーラー停止、トイレの水使えず】

 

大阪府貝塚市の市立貝塚病院では、4日午後1時半ごろから、約12時間にわたって停電した。

入院患者は約140人。

非常用の自家発電はあるものの、クーラーが停止し、職員が病室の窓を開け、こまめに水分を補給して回った。

 

・・・・・

 

【役所も停電した】

 

岸和田市役所本庁舎は、4日午後2時過ぎから同日夜まで停電。

電話が1階の守衛室しか使えなくなり、「関電に電話がつながらない」などの停電の苦情電話が鳴りっぱなしだった。

 

・・・・・

 

【信号停止も各地で相次いだ】

 

大阪府内では、約2000カ所の信号機で障害が発生。

大阪・ミナミの高島屋大阪店前の交差点は、5日正午になっても信号が復旧せず、通行人は警察官の誘導で横断した。

 

・・・・・

 

出典

停電の規模、阪神大震災に次ぐ「平成では圧倒的な災害」

https://www.asahi.com/articles/ASL9533HXL95PTIL00R.html 

 

 

99539分に朝日新聞からは、電柱の被害状況など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

関西電力によると、和歌山県や京都府の山間部など約3万戸は、現場に向かう道路に倒木や倒壊した電柱があって、作業員が立ち入れない。

 

1995年の阪神・淡路大震災では1週間で停電が解消されたが、担当者は「震災は神戸市中心部などに被害が集中した。今回は被害が広範囲に及んだことも、長期化に影響した」と説明する。

 

・・・・・

 

台風の被害を受けた電柱は、近畿6府県で800本を超えた。


電柱は最大で風速40mの猛烈な風にも耐えられる設計だったが、今回は飛来物が当たって、想定を超える力が加わったという。

 

関電の担当者は、「強風で飛ばされたトタン屋根や倒れた木が電柱や電線にひっかかり、想定の風速よりも、さらに大きな力が加わった」とみる。

 

対策としては、電柱の直径を太くしたり、電線を地中化したりする方法が考えられるが、いずれも工事のコストや地震のリスクなどの課題があるという。

担当者は、「飛来物への対応は、自社だけでは限界がある」と話した。 

 

・・・・・

 

出典

近畿の停電、なぜ大規模化? 電柱・電線が思わぬ大被害

https://www.asahi.com/articles/ASL98554TL98PTIL00C.html 

 

 

 

 

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2018951628分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風の影響で、神戸市の沿岸部では高潮でコンテナが流されるなどの被害が相次ぎ、市が確認を進めている。

このうち、神戸市東灘区の人工島、六甲アイランドでは、海沿いに置かれていたコンテナの多くが高潮で流され、中には街路灯を押し倒すように横たわっているコンテナも見られた。

また、電気設備工事の会社が倉庫として使っていたコンテナは200mほど流され、片側2車線の道路の一部をふさぐような形になっていた。


コンテナの多くは縦が12m余り、横が2.4m余り、高さがおよそ2.6mある。


神戸市によると、高潮の影響で、市内では少なくとも43個のコンテナが海に流されたという。
また、流されたコンテナが道路にあるという情報も相次いで寄せられているということで、市が確認を進めている。

 

出典

神戸 高潮でコンテナ多数流出

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180905/0006866.html 

 

 

952054分に朝日新聞からは、コンテナ内のマグネシウムが海水と反応して出火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号による高潮で海水につかった車両やコンテナから出火する火災が、神戸市や兵庫県西宮市の沿岸地域で相次いだ。

 

神戸市東灘区の人工島・六甲アイランドでは、台風通過から丸1日が過ぎた5日午後5時すぎ、コンテナ5個が爆発音とともに炎上。

警察によると、積み荷はマグネシウムなどで、海水と反応した可能性がある。

 

5日未明にも、近くで別のコンテナが燃えた。

 

出典

高潮で浸水したコンテナや車、火災相次ぐ 兵庫の沿岸部

https://www.asahi.com/articles/ASL9563YYL95PIHB030.html

 

 

 

(2018年9月21日 修正1 ;追記)

 

2018918184分にNHK兵庫から、2週間経ってもマグネは燃え続けているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今月5日、神戸市東灘区の人工島六甲アイランドで、岸壁近くに置かれたコンテナから出た火が、あわせて13個のコンテナに燃え広がった。


消防によると、コンテナの中には、水と反応して爆発する危険があるマグネシウムが入っていて、今月4日の台風21号による高潮の影響でコンテナが水につかったことが出火につながったとみられる。


マグネシウムの性質上、水を使っての消火活動が難しいことから、これまでは延焼を防ぐためにコンテナのまわりに砂を敷き詰めて空気を遮断するという方法で消火活動を続けていた。


しかし、2週間たっても火を消し止めることはできず、19日以降は、専門家らの助言も受けて、マグネシウムの一部をコンテナから取り出し、燃え尽きさせる方法への変更を検討しているという。


消防によると、中に入っていたマグネシウムの量は、3つのコンテナであわせておよそ60トンにのぼり、完全に火を消し止めるには、なお時間がかかる見通しだ。

 

出典

コンテナ火災2週間 依然消えず

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180918/2020001794.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ナレーションでは、「マグネシウムの一部を少しずつ取り出して・・・」と説明していた。

 

 

 

(2018年10月9日 修正2 ;追記)

 

2018105134分に朝日新聞からは、マグネは粒状だった、その後の雨でいまだ消火にてこずっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消防によると、火災は台風が過ぎた後の5日午前3時45分ごろ、六甲アイランドの国際コンテナターミナルで発生した。

 

出火原因は不明だが、これまでにコンテナ16個が焼けた。

うち3個には、袋に小分けされた粒状のマグネシウム計66トンが保管されていた。

 

消防は当初、コンテナの中身を把握できていなかった。

泡状の薬剤をまいて消火にあたったが、薬剤に含まれていた水分とマグネシウムが反応し、出火の約3時間後には、「ボン」という大きな音とともに爆発が起きた。

 

その後、乾燥した砂をかぶせて水分を吸い取る方法も試みたが、作業中に雨が降り、逆に砂が雨を吸ってしまった。

 

家具などが入ったその他のコンテナは9月11日に鎮火。

だが、同月末の台風24号でも強い雨が降り、マグネシウムが入った3個は、その後もくすぶり続けている。

 

現在、重機でマグネシウムを少しずつかき出す作業を進めているが、時折、強い炎が噴き出る状態が続き、鎮火が見通せないという。

 

総務省消防庁の危険物保安室の担当者は、「禁水性物質の入ったコンテナを高い所に移したり、密閉性の高いもので保管したりするなど、風水害対策を徹底することが、今回の火災の教訓ではないか」と話した。

 

出典

コンテナ火災、台風後1カ月鎮火せず 放水で爆発の恐れ

https://digital.asahi.com/articles/ASLB303GWLB2PIHB028.html?rm=408 

 

 

 

(2018年10月28日 修正3 ;追記)

 

20181027740分に読売新聞から、燃えていたのはマグネと石灰の混合物で51日ぶりに鎮火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神戸市は26日、台風21号で高潮被害を受けた六甲アイランド(東灘区)で発生したコンテナ火災が51日ぶりに鎮火したと発表した。


水をかけると爆発の恐れがあるマグネシウムと石灰の混合物が入っており、消火作業が長引いていた。

 

消防によると、火災は9月5日に発生。

混合物を積んだコンテナ3個が高潮で海水につかって出火し、住宅建材などが入った周りのコンテナ14個に延焼した。

 

6日後に、延焼したコンテナの火は消えたが、混合物については、砂をかけて温度を下げ、完全に安定化させてから回収する作業を続けていた。

 

出典

『神戸のコンテナ火災、砂かけ続け51日ぶり鎮火』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181026-OYT1T50146.html 

 

 

1026日付で神戸市から記者発表された資料には、以下の記載があった。

 

マグネシウム混合物:マグネシウムの粉末と石灰(酸化カルシウム)

 

六甲アイランドコンテナ火災の鎮火について

http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2018/10/20181026913002.html 

 

 

 

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942211分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午後3時前、兵庫県西宮市の人工島・甲子園浜2丁目で、中古車の展示場に止めてあった車から火が出て、100台ほどに燃え広がった。


消防車7台が出て消火にあたり、およそ6時間半後の午後9時半ごろ、ようやく火は消し止められた。
けが人はいないという。


警察と消防によると、車が高潮で海水につかったあと火の手があがったということで、警察などは、バッテリーがショートするなどして火が出た疑いがあるとみて、詳しく調べている。

 

出典

西宮の車100台炎上 鎮火

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180904/2020001667.html 

 

 

951812分にNHK兵庫からは、別の場所でも同様な火災があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号で高潮の被害を受けた西宮市の甲子園浜では、中古車の展示場に止めてあった車から火が出て、およそ100台が焼けた。


また、神戸市の中央区や東灘区の六甲アイランドでも車両火災が相次ぎ、あわせて21台が焼けた。


いずれも、車が海水につかったり、海水がかかったりしたということで、消防は、バッテリーなどがショートして火災が起きたおそれがあるとして調べている。


JAFは、過去の災害での事例から、海水につかった車は時間がたってからでも煙や火が出る可能性もあるとして、注意を呼びかけている。

出典

高潮で車両火災 注意呼びかけ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180905/2020001690.html 

 

 

96854分にNHK兵庫からは、海水をかぶった車を運転していたところ出火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6日午前0時、神戸市須磨区の第二神明道路の料金所付近で、台風の高潮で海水をかぶった車から火が出る火災が起きた。


火はすぐに消し止められ、車を運転していた56歳の男性は外に出ていたため、けがはなかった。


警察の調べによると、車は、神戸空港の駐車場で台風21号の高潮のため、海水をかぶっていたという。


海水をかぶった車はバッテリーなどがショートして火災が起きるおそれがある。


JAF=日本自動車連盟兵庫支部の魚崎さんは、「海水は電気を通しやすく、車内に残っていると、電気系統部品のショートをより引き起こしやすいとされている。水が引いたからといって、エンジンをかければ、火災が発生したり感電したりするおそれもあるので、水につかった車は動かさずに、JAFや専門業者などに相談してほしい」と話している。

 

出典

高潮で海水かぶった車で火災

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180906/2020001693.html 

 

 

 

(2018年9月21日 修正1 ;追記)

 

20189181625分にNHK兵庫からは、海水をかぶった輸出用の車が2週間後に出火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午前11時半ごろ、神戸市中央区のポートアイランドにある物流会社の敷地内で、近くにいた作業員の男性から「車が燃えている」と消防に通報があった。


火は、まわりにあった乗用車に燃え移ったが、消防車5台が出動して消火活動を行った結果、およそ30分後に消し止められた。
この火事で、あわせて7台の車が燃えたが、けが人はいなかった。


車はいずれも、輸出にそなえて置かれていたという。


警察によると、火が出た乗用車は、少なくとも先月28日からこの場所に止めてあり、今月4日には、神戸市付近に上陸した台風21号による高潮の影響で大量の海水がかかっていたという。


警察は、高潮の影響で車に海水がつかったことでバッテリーなどがショートし、火災が起きたおそれがあるとみて、詳しい状況を調べている。

 

出典

高潮の影響か 車両7台燃える

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180918/2020001793.html 

 

 

 

 

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20189678分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日に県内を通過した台風21号による浸水被害が大きかった神戸市東灘区の人工島・六甲アイランドでは、台風通過から一夜明けた5日午前から、工場や店舗の作業員らが高潮や風雨による被害状況の確認や復旧作業に追われた。

 

製品のほとんどが海水に浸るなど深刻な被害を受けた工場が多く、作業員らは「どこから手をつければいいか分からず、復旧の見通しが立たない」、「見当もつかない被害額だ」などと、不安の声をもらした。

 

運送会社「富士テクノトランス」では、輸出前の中古車数百台を保管していた海岸沿いの駐車場が高潮で浸水。

破損した中古車が何台も重なり合ったほか、一部の中古車が事務所に突っ込んで大破するなど、台風の生々しい爪痕が残された。

 

損傷した車を見てまわっていた同社従業員の菊池さん(35)は、「この光景を見た時、頭が真っ白になった。明日から復旧作業に取りかかるが、何から手をつけていいか分からない。このままでは商売にならない」と肩を落とした。

 

同社の近くにあるイタリアの高級車メーカー「フェラーリ」の販売店でも、一台数千万円の超高級車のほとんどが海水に浸かり、従業員らは疲れた表情でたまった海水をかき出した。

 

また、島内のコンビニなどの小売店でも、従業員が海水に浸って販売できなくなった商品の仕分けや汚れた店内の清掃作業に追われた。

 

被害状況を確認しようと各企業に立ち寄っていた神戸商工会議所の男性職員は、「ここまで大きな被害を受けているとは。災害復旧の支援金援助も検討したい」と話していた。

 

出典

『「見当もつかない被害額」 浸水被害の六甲アイランド 従業員らが復旧作業に追われる』

http://www.sankei.com/west/news/180906/wst1809060005-n1.html 

 

 

961820分にNHK兵庫からは、フェラーリ販売店の被害に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神戸市の沿岸部では、4日、神戸市付近に上陸した台風21号の影響で、各地で高潮による被害が相次いだ。


このうち、神戸市東灘区の人工島、六甲アイランドにある自動車販売店では、商品の「フェラーリ」51台が水につかった。

店では当時、入り口に土のうを置き、ブルーシートを張るなどの対策を取ったというが、店内に押し寄せた水は、およそ1mの高さに達したという。


この店は全国的にも珍しい「フェラーリ」の正規販売店で、1台が3000万円以上のものも多く、被害額は最大で10数億円にのぼる可能性もあるという。


「フェラーリ・ジャパン」によると、エンジン部分が水につかった車もあるということで、今後、1台ずつ被害の状況を確認したうえで、対応を検討するという。

 

出典

高潮でフェラーリ51台浸水被害

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180906/2020001701.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇過去の高潮では問題なくても、今回の高潮では大きな被害が出た。

過去の安全は明日の安全を保証するものではないという、これも一つの事例だ。

 

〇危険予知レベルの話になるが、要警戒クラスの高潮情報が出された場合、可能ならば、海のそばにある車などは、高い場所に移動させておいたほうがよいのかもしれない。

 

 

 

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201894205分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午後2時ごろ、大阪市天王寺区のマンション建設現場で、マンションの上階部分に設置されていた高さ数10mのクレーンが台風21号の強風で折れ曲がった。

 

警察や建設を発注した不動産会社によると、折れたクレーンのアーム部分は道を挟んで北隣の賃貸マンションの上部にぶつかり、先端がさらに折れ曲がった。

このマンションの窓やベランダが壊れたが、けが人はいなかった。

 

付近でクレーンが折れるのを目撃したという男性(43)は、「ものすごい音がして見上げたら、クレーンが折れていた。クレーン車ごと地面に落ちてくるのではないかと怖かった。けが人がいなくてよかった」と話していた。

 

出典

『建設現場のクレーン折れ曲がる 隣りマンションも破損 大阪・天王寺』

http://www.sankei.com/west/news/180904/wst1809040092-n1.html 

 

 

 

 

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201895457分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号の影響とみられる死者は、大阪府、滋賀県、三重県で計7人に上った。

 

大阪市城東区の路上では倒れていた50代男性が死亡。

飛ばされた門扉が男性に当たった可能性がある。

 

同市西区の路上では40代男性が倒れており、間もなく死亡した。

風で飛ばされたクーラーボックスが頭部に当たったとみられるという。

 

同市港区のマンションでも住人の女性(77)が顔面を深く切って倒れているのが見つかり、死亡が確認された。

飛んできたトタンが部屋の窓を割って当たったとみている。

 

堺市堺区では、自宅2階のベランダで屋根を修理していた70代男性が、柵ごと地面に転落し死亡した。

強風にあおられたとみられる。

 

大阪府豊中市の6階建て集合住宅では、2階のベランダで高齢男性が全身を強く打って死亡。

5階の部屋のベランダの柵が外れており、住人の90代男性が誤って転落した可能性がある。

 

滋賀県東近江市南花沢町では金属加工会社の倉庫が倒壊し、社長の男性(71)が下敷きになり死亡。

警察によると、男性は社員3人と倉庫の周りで車を移動しようとしていたという。

 

三重県四日市市西坂部町では、70代男性が自宅玄関先で倒れているのを妻が発見し、119番した。

男性は市内の病院で死亡した。死因は出血性ショック。

警察などによると、台風で破損した屋根の修理のため脚立に上って作業をしていたといい、強風にあおられ転落した可能性がある

 

出典

『台風21号 クーラーボックスや門扉が凶器に?7人死亡』

https://mainichi.jp/articles/20180905/k00/00m/040/138000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今回、テレビでは、室内から屋外の様子を視聴者が撮影した映像が多数紹介されていた。
その中には、カメラに向かって黒いものが飛んできて数mほど離れた壁?に当たっている映像もあった。

 

怖いもの見たさという点はわかるが、風速40mとか50mの時は、雨戸を閉めておいたほうがよさそうだ。

 

 

 

 

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201895114分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風21号の影響で、兵庫県西宮市の人工島・西宮浜では、潮の流入を防ぐために設けられた鉄製の防潮門扉が3カ所で押し破られたり、開いたりする被害があり、設備を管理する兵庫県の担当者が5日朝から対応に追われた。

 

西宮市西宮浜2丁目の防潮門扉は4日午後に波に押し破られ、クルーザーなど数隻の小型船が陸側に流された。

乗り上げた船の一部からは油が漏れ出し、消防隊が引火を防ぐための対処にあたった。

 

西宮浜では、この他2カ所で、防潮門扉がレールから外れるなどして開いてしまったという。

 

兵庫県尼崎港管理事務所によると、防潮門扉は台風接近に備えて、3日夕方に閉鎖していた。

通常の高潮で破損することは考えにくいといい、「台風シーズンはまだ続くので、早急に対策を取りたい」と話している。

 

出典

防潮門扉、波が押し破り小型船流される 兵庫・西宮浜

https://www.asahi.com/articles/ASL9534QCL95PIHB005.html 

 

 

 

 

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201882570分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風20号の暴風雨により、神戸市や明石市など兵庫県内の5市で、火災発生を知らせる「自動火災報知設備」(自火報)の誤作動が計206件あったことが、消防への取材で分かった。

 

台風などの災害時には、救助にも多くの人員が必要となるため、消防関係者は「誤作動が多いと、災害対応に影響が出かねない」と危惧する。

 

自火報は熱や煙を検知し、建物内にベルなどで周知。

消防法は、一定面積以上の共同住宅や店舗、重要文化財などに設置を義務付けている。

 

台風が兵庫県に接近した23日午後8時以降の12時間で、神戸124件、明石52件、西宮16件、尼崎10件、姫路4件の誤作動があった。

自火報が作動し、実際に火災が起きていたのは1件だけだった。

 

感知器はマンション通路の天井などにあり、外気に触れる場所も多い。

各市の消防は、

▽暴風雨で内部に水が入り、ショートした

▽装置に染み込んだ水が内部で霧状になり、煙と誤認した

などが原因とみている。

 

明石市消防局の担当者は、「自火報が作動すれば、出動して安全を確認する。誤作動が相次ぐと、救助や火災対応に影響が出かねない」と話す。

 

西宮市消防局は、外気に触れる場所に設置する場合は、防水機能のある装置を薦めているという。

 

消防庁は、「これほど多い誤作動は初めて聞いた。各自治体が、建物の管理者と適切な対策を考えてもらいたい」とした。

 

出典

『火災報知器 兵庫県内で誤作動206件、雨水侵入か』

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201808/0011575186.shtml

 



(ブログ者コメント)

 

本ブログでは、過去にも火災報知器誤作動事例を紹介しているが、これほど多い誤作動は初めてだ。

 

 

 

 

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2018824185分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、損傷前後の写真付きでネット配信されていた。

 

神戸海保は24日、神戸市兵庫区の和田岬で灯台の頂上部がなくなったと発表した。

台風20号による高波でさらわれたとみて、調査している。

 

海保によると、コンクリート製の神戸和田岬防波堤灯台(高さ11.5m)。

台風通過後の24日午前、職員が巡回中に気づいた。

 

頂上部に取り付けていたLED灯器(高さ1.5m)や太陽光パネルが土台ごと消え、見つかっていない。

 

出典

台風の波でさらわれた? 灯台の頂上部消える 神戸

https://www.asahi.com/articles/ASL8S52PXL8SPIHB02M.html

 

 

828739分に産経新聞westからは、LED灯器が仮復旧されたという下記趣旨の記事が、復旧前後の写真付きでネット配信されていた。

 

神戸海保は27日、台風20号の影響で頂上部のLED(発光ダイオード)灯器などが土台ごとなくなっていた神戸市兵庫区の神戸和田岬防波堤灯台を仮復旧したと発表した。


予備のLED灯器を設置し、同日夜から稼働させた。

 

灯台はコンクリート製で、高さ約11.5m。

神戸港付近を航行する船舶に位置を知らせるもので、24日に県内を縦断した台風20号によって、LED灯器や太陽光パネルなどが土台ごと消失していた。

 

同保安部によると、灯台のすぐ下にLED灯器などが落下しており、高波によって破損した可能性があるという。

 

出典

『台風20号で土台ごと消失した神戸・和田岬の灯台、仮復旧』

http://www.sankei.com/west/news/180828/wst1808280011-n1.html 

 

 

8271726分にNHK兵庫からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

新たな照明は予備品だが、以前と、明るさや光が届く距離は変わらないという。


電源となる太陽光パネルは、今後、取り付ける予定

 

出典

台風で損壊した灯台が仮復旧

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180827/2020001464.html 

 

 

 

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20188241632分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

24日午前8時前、淡路市の「北淡震災記念公園」で、園内に設置された風車が支柱の根元から倒れているのを住民の通報で駆けつけた市の職員が見つけた。


公園を所有する淡路市によると、風車は風力発電用のもので、公園に必要な電力を供給するため、平成14年に市が設置した。


支柱は高さが40m近くあり、長さ20mの羽根が3枚取りつけられていた。
総重量は100トン余りに上るということだが、設計上は風速60メートルまで耐えられる構造になっているという。


23日、職員が帰宅した際には風車に異常は見られなかったということで、市では台風20号による強風で倒れたとみて調べている。


神戸地方気象台によると、淡路市では23日夜10時すぎに28.6メートルの最大瞬間風速を記録していた。


この風車は、去年5月に落雷のため送電の設備が故障し、それ以降、発電はしていなかったということで、市は風車を撤去することにしている。

 

出典

淡路市で風力発電用の風車倒壊

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180824/2020001443.html

 

 

824117分に産経新聞westからは、倒れた風車を含め、台風20号の被害写真がネット配信されていた。

 

出典

『台風20号 風力発電支柱倒壊、熊野川氾濫、マンション屋根剥がれ落下…爪痕各地で』

http://www.sankei.com/west/news/180824/wst1808240047-n1.html

 

 

8281122分に産経新聞westからは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。

 

台風20号の影響で北淡震災記念公園(兵庫県淡路市小倉)横の風力発電用の風車が倒壊した事故。

 

現在、設置者である淡路市などで原因を調べているが、島内では再生可能エネルギーの活用が積極的に進められ、風力発電は20基以上が設置されている。

 

各市の担当者は、再発防止を視野に、推移を見守っている。

 

淡路市商工観光課によると、倒壊した風車は平成14年4月に同公園に隣接する敷地で稼働開始。

当初は公園に必要な電力を供給していたが、昨年5月に電気系統が故障し、それ以降は稼働していなかった。

 

風車は風速60メートルまで耐えられる構造で、強風時には羽根の角度を変えて風を逃がすことができる。

 

担当者は、「(角度を変える)安全装置は使える状態にあった」としているが、倒壊時に角度が変わっていたかは「不明」という。

 

発電施設を管轄する経済産業省は、原因究明のため24日、職員を派遣し現地調査。

追加調査も検討している。

 

台風が接近した23日、淡路市の最大瞬間風速は28.6メートルだった。

土木・建築関係者のなかには、「強度や風速の誤差を加味しても、その状況で倒れるというのは、構造設計上の常識からも疑念を持たざるをえない」との声もある。

 

淡路県民局によると、今回倒壊した分を含め、島内には6カ所で計25基の風車がある。

いずれも平成14年以降に稼働したもので、「農と食」「暮らし」「エネルギー」の3つの持続を目標とする「あわじ環境未来島構想」に合致する再生可能エネルギーとして、主に島の西部から南部にかけて建設されている。

 

洲本市では、同市五色町都志で1基が稼働。

14年に運用が開始された装置で、一般家庭約600世帯分の年間消費電力に相当する約200万KWHを発電している。

 

台風20号の際には、メンテナンス業者から「羽根の角度を変えて回転を停止する」との連絡があり、通過後も、特に異常はなかったという。

 

南あわじ市では、計17基が設置。

同市環境課によると、市と民間での第三セクターで運用されている同市阿万西町の風車では、台風が接近する前日に遠隔操作で回転停止の状態に移行し、トラブルはなかったという。

 

同市の担当者は、「今回の事故を受け、改めて調査を行う予定はないが、事故原因が新たに判明した際には対応を協議して、今後の維持管理に生かしたい」と話している。

 

出典

『台風20号で倒壊、淡路島の風車、風速60mに耐えられるはずが…構造設計に疑念、原因調査』

http://www.sankei.com/west/news/180828/wst1808280043-n1.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

産経新聞west掲載写真などを見ると、基礎が支柱にくっついたまま倒れている。

そして、その基礎はといえば、支柱より1周りか2周り太い程度。

また、その破断面は大きな凹凸もなく、平らに見える。

 

風車の基礎にしては小さすぎるのでは?

そう思い、風車の基礎はどの程度のものかネットで確認すると、どのメーカーでもかなり大きな基礎を施工し、その上に支柱を接合している模様。

以下は鹿島建設の例。(ページの下から3分の1程度に掲載

https://www.kajima.co.jp/tech/g_warming/wind_power/ground/index.html

 

これらの情報から考えると、接合部から倒壊したのかもしれない。

 

ただ、風車の損壊トラブルは本ブログでも多数紹介しているが、支柱が根元からスッポリと倒れた事例は初めてだ。

 

設計風速の半分程度の風で倒れたということで、運用上の問題以外、設計or施工不良ということも考えられる。

 

 

 

 

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20188241238分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風20号による強風で、兵庫県西宮市西宮浜4のマンション(14階建て)では、屋上に敷設していた防水用のウレタン素材が約10m四方にわたり剥がれ、駐車場に落下。

乗用車3台の窓ガラスが割れるなどした。 

警察によると、けが人はなかった。


居住者の男性は、「雷のようなドカーンという音がして、驚いた」と話した。

 

出典

『台風20号 マンション屋根剥がれ落下 兵庫・西宮』

https://mainichi.jp/articles/20180824/k00/00e/040/249000c 

 

 

824920分に朝日新聞からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

強い台風20号の影響で、兵庫県西宮市西宮浜4丁目では、14階建てマンションの屋上部分が幅数10mにわたってはがれ、真下の駐車場に落ちた。

 

消防によると、24日午前0時15分ごろ、住人から119番通報があった。

車数台が壊れたが、けが人はいないという。

 

1階に住むMさん(63)は、「雷のようなドーンという音がした。風が強く外に出られなかったので、朝見て驚いた。20年以上ここに暮らしているが、こんなことは初めて。経験したことのない風の強さだった」と話した。

 

出典

台風でマンションの屋上はがれ落下 兵庫、車数台壊れる

https://www.asahi.com/articles/ASL8S2QVTL8SPIHB002.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

台風で屋根が飛んだという事例はしばしば耳にするが、マンション屋上の防水シートが剥がれた事例は珍しいので、紹介する。

 

 

 

 

 

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20187291719分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日午後7時半ごろ、神奈川県小田原市江之浦の海沿いを走る国道135号線で、冠水のため立往生していた複数の乗用車と、現場に駆けつけたパトカー、それに救急車が高波にのまれた。


パトカーには警察官2人が乗っていて、このうち1人の警察官は、立往生していた車にいた1人をパトカーの後部座席に乗せて交通整理をしていたが、高波が次々と押し寄せて道路が水につかって逃げ場がなかったため、後部座席に乗せていた人と2人で、山の斜面を登って高台に避難したという。


また、もう1人の警察官は、近くで立往生していた車両に乗っていた3人とともに、山の斜面を登って避難したという。


現場の国道では、水が引いたあと、救急車やパトカーを含む15台の車両が横転した状態などで見つかったが、いずれも避難して無事だったという。

 

湯河原町消防本部によると、当時、国道では、町の救急車が病人の高齢者と2人の付き添い人を乗せて走行中だったが、高波にのまれて走行不能になったという。

 

湯河原町消防本部の高吉署長は、「台風の接近に構えていましたが、高波がこれほど上がってくるのは初めてのことで、想定していませんでした。今回の事態を踏まえて、今後、認識をかえて対応していきたい」と話していた。

出典

「高波想定上回った」地元消防

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180729/1050003382.html

 

 

7282326分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

小田原市内では、相模湾沿いを走る国道135号が冠水。

搬送中の救急車や救助に向かった県警小田原署のパトカーなど、複数の車両が巻き込まれた。

 

県警によると、午後7時5分ごろ、小田原市江之浦付近の国道135号で、トンネル内が冠水したなどと110番があった。

高波の影響とみられ、乗用車数台を含む複数の車両が動けなくなったという。

 

県警や消防が救助に当たったが、助けられた男性が乗っていたパトカーが流されたとみて、確認していた。

出典

【台風12号】小田原で冠水 救助のパトカーも立ち往生

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-107931538

 

 

7301816分にNHK神奈川からは、救急車が高波に襲われた時の状況などが、下記趣旨でネット配信されていた。

 

28日、神奈川県小田原市の海沿いの国道で高波に襲われた救急車に避難の指示を出した消防の責任者がNHKのインタビューに応じ、当時の厳しい状況を振り返った。

28日午後7時ごろ、小田原市の海沿いを走る国道135号線を通過していた救急車は、急病患者の70代の男性と付き添いの2人の女性を乗せたまま高波に襲われ、車は走行不能になった。


救急車が所属する湯河原町消防署の高吉署長によると、当時、救急車にいた隊員から電話があり、「高波で海に引き込まれそうだ」と、切迫した様子で連絡があったという。


その後、救急隊員は、「救急車が波の力で道路脇の斜面やガードレールに何度もぶつかり、ドアが変形して開けることができない」などと伝えてきたという。


連絡を受けて高吉署長自身も車で現場に向かったが、高波が断続的に道路に押し寄せていたため、現場にたどりつけなかったという。


このため、現場の救急隊員には、搬送中の男性ら3人を高台に避難させるよう電話で指示し、隊員たちは、後部座席の窓などから3人を1人ずつ外に出したという。


この際、割れたガラスでけがをさせないよう、窓枠に毛布をかける対応をとったという。


そして、一人一人、高波で流されないようにするため、近くにあるフェンスや木などと体をロープで結び、およそ400m離れた安全な場所に誘導したという。


高吉署長は、「死者が出なかったことが何よりの救いだ。これまでの台風の経験が通用しなかった部分もあり、今後、対応できるようにしたい」と話していた。

 

出典

高波に襲われた救急車の状況は

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180730/1050003394.html 

 

 

7291637分にNHK神奈川からは、30年に1度の高波を想定して工事した道路でも被害が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国道135号線を管理する神奈川県の小田原土木センターによると、5年前にも高波の被害があったことから、被害が起きやすい区間を対象に、堤防の建設と道路のかさ上げの工事が進められていた。


30年に1度の高波を想定して、堤防の高さが海抜10.5m以上になるように整備し、道路も最大で3mかさ上げする計画だ。


一部は完成していたが、今回は、工事が終わったところでも想定を超えて被害が出ていたという。

出典

高波「30年に1度」想定超える

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180729/1050003381.html

 

 

730日付で毎日新聞東京版からは、熱海市のホテルで夕食会場のガラスが高波で割れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

静岡県などによると、熱海市の「ホテルNA」2階のレストランで、午後7時40分ごろ、海側の高さ5.4m、幅2.2mの窓ガラス5枚が、高波を受けて割れた。

 

レストランは海面から約6.4mの高さにあり、当時、夏休みの子ども連れなど約200人が夕食のバイキング料理を楽しんでいたという。

 

割れた直後、ホテルの従業員らが誘導し、宿泊客を上の階などに避難させたが、女児(6)や男児(7)ら宿泊客や従業員計5人が足を切るなどの軽傷を負った。

 

また、同市の「熱海」でも駐車場の車約20台が高波で流され、破損した。

けが人はいなかった。

 

出典

『台風12号 高波、ホテル窓破る 夕食の200人、騒然 5人軽傷 静岡・熱海』

https://mainichi.jp/articles/20180730/ddm/041/040/120000c 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

 

7291951分にNHK神奈川からは、今回の高波の特徴に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風12号の影響で、神奈川県小田原市や静岡県熱海市で高波による被害が相次いだことについて、気象庁は、満潮の時間帯と台風の接近が重なったことに加え、今回の台風が東から西に向かう異例のコースだったため、東風が吹き続けて高波が起きたとみている。

気象庁によると、今は1年でもっとも潮位が高い時期だったうえ、小田原市や熱海市周辺では、28日午後6時ごろに満潮の時間帯を迎えていたとみられ、台風の接近する時間帯と重なっていた。


さらに、今回の台風は東から西に向かう異例のコースを進んだため、午後7時前後の3時間ほどにわたり、小田原市の相模湾や熱海市がある伊豆半島の東海岸線に向かって東風が吹き続けていたという。


こうしたことから、気象庁は、潮位が高まった状態に東風が吹き続けて高波が起きたとみていて、小田原市にある気象庁の観測点では、28日午後7時ごろから潮位が上がり始め、午後8時すぎには、通常よりも潮位が1m50cmほど高くなっていた。

 

出典

異例コースで東風吹き高波か

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180729/1050003385.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

台風襲来前、テレビのニュースや報道番組では、

「今回の台風は過去に例がないルートで東から西に向けて進むため、過去の経験は通用しない。満潮、それも1年で最も潮位が高い時とも重なるので、特に高波には注意」

といった注意情報が繰り返し流されていた。

 

それでも、高波打ち寄せる海岸沿いの135号線を走る車がいた。

 

ホテルでは、映像によれば、海面から6mほど高い位置にあるダイニングルームの窓ガラスに波が直接、打ち付けている状態でも、夕食をとっていた。

 

西日本豪雨時にも、「まさか濁流が押し寄せるとは・・・」といった感想を述べていた被災者の方がおられたが、今回もまた、「まさかの事故」が起きてしまった感がある。

 

両事例ともに、担当者あるいは責任者が感度よく危険予知していれば、避けられた事故ではなかっただろうか?

 

 

 

 

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918054分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午後6時50分ごろ、鶴岡市藤島の県立庄内農業高校のグラウンドにある高さ8m、幅10m余りの鉄製のフェンスが強風で倒れた。
JR東日本によると、倒れたフェンスが羽越線の架線に引っかかったため、列車の運行ができなくなった。


フェンスにはツタのような植物がびっしりとからまっていて、およそ5時間後の午後11時半過ぎに撤去されたが、JR羽越線の特急「いなほ」下り1本が区間運休したほか、普通列車5本が運休や区間運休となった。


当時、グラウンドには人はおらず、けが人はいなかった。

 

出典

高さ8メートルのフェンス倒れる

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6024029281.html 

 

 

918314分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午後8時頃、明石市大久保町大窪のT字路の交差点で、信号機の電柱1本が根本付近から折れ、交差点内に倒れた。
警察によると、ケガをした人はおらず、車への被害もなかったという。


警察は、台風による強風で倒れたとみて、復旧作業を進めることにしている。

 

出典

明石 信号機が強風で折れる

http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170918/392888A.html 

 

 

91800分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午後9時ごろ、和歌山県みなべ町堺の国道42号線で、車のドライバーから、「道路脇の電柱が倒れている」と警察に通報があった。


現場では、道路脇に立っていた高さ10mを超える電柱が根元から倒れ、垂れ下がった電線とともに国道の片側車線をふさいだほか、電線でつながった隣りの電柱も、柱の真ん中付近で真っ二つに折れていた。
また、近くにあった信号機も柱が折れ曲がっていた。
警察によると、けが人はいないという。


気象台によると、現場からおよそ9km離れた白浜町にある南紀白浜空港では、午後9時ごろに23.7mの最大瞬間風速を観測したという。
警察は、風で倒れたとみて調べるとともに、関西電力では風が弱まりしだい復旧作業を進めることにしている。


関西電力によると、みなべ町では、17日午後11時すぎの時点で、およそ3000戸が停電しているという。

 

出典

和歌山 国道脇の電柱倒れる

http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170918/392892A.html

 

 

918411分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9181854分に朝日新聞からは写真付きで、また9182110分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午前2時前、相模原市中央区並木の銭湯、「N湯」で「煙突が傾いている」と、近くに住む人から消防に通報があった。


消防が確認したところ、直径40cm、高さ20mの煙突(鉄製)が根元から折れ、隣接するアパートの屋根にもたれかかった状態になっているという。


このため相模原市は、アパートや近くの住民あわせて6世帯11人に避難するよう呼びかけ、市によると、これまでに全員が公民館などに避難したという。
けが人はいないという。

 

銭湯は開業37年。

経営者の妻(75)は午後11時ごろ店を閉め、就寝。

午前2時半ごろ、近所の住民からの連絡で初めて気づいたという。

妻は「驚いたが、大事にならずにすんでよかった」と語った。

 

近くに住む30代女性は、「風が強いので心配で窓を見たら、煙突が倒れていたので驚いた」と話していた。

当時、神奈川県では全域に竜巻注意情報が出されていて、相模原市に隣接する東京・八王子市では、午前1時半すぎに24.5mの最大瞬間風速を観測していた。

 

煙突は同日午前11時半ごろ、撤去された。

 

横浜地方気象台は18日午後、調査班を派遣して現地調査を行い、近くの住民に当時の様子を聞き取ったり現場を確認したりして、状況を詳しく調べた。


それによると、竜巻やダウンバーストなどに特徴的に見られるような状況は確認できなかったということで、気象台では、台風18号の通過に伴って広い範囲で南よりの強い風が吹いたことで、一時的に風が強まったことが原因とみられるという調査結果をまとめた。

 

出典

銭湯の煙突折れる 避難呼びかけ

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170918/0000642.html 

銭湯の煙突、突風で倒れる 相模原

http://www.asahi.com/articles/ASK9L3R11K9LULOB004.html

「煙突折れたのは強風が原因」

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170918/0000702.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

写真を見ると、送電線鉄塔のような支持構造物の中に金属製の煙突が通っていて、煙突は支持構造物ごと倒れている。

 

過去に強風・突風による被害は数多くあるが、煙突が倒れた事例は珍しいのではないか?と思い、紹介することにした。

また、今回の台風では、煙突のようなヒョロッと立っているものが他にも数点、倒れているので、それらも併せて紹介する。

 

ちなみに今回の台風では、東京で7階建てビル工事現場の足場が倒れたり、奈良で6階建てビル屋上の看板が落下したり、宮古島で走行中?の軽乗用車がひっくり返ったり、新潟で金属製の屋根が飛ばされたりする被害も出ている。

 

 

 

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2017823212分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年、北海道を相次いで襲った台風の被害から、まもなく1年。
台風が去ったあと、堤防の近くでは砂と水が噴き出す「噴砂」と呼ばれる現象が確認されたが、この噴砂には堤防の決壊につながりかねない危険が潜んでいることが明らかになってきた。


去年8月、北海道を襲った台風で北見市などを流れる常呂川は各地で氾濫し、大きな被害をもたらした。
その台風が去ったあと、北見工業大学の川尻峻三助教らが現地を調査したところ、堤防が決壊しなかった場所でも、「噴砂」と呼ばれる現象が起きていたことが確認された。


噴砂が起きると地表には砂と水が吹き出し、そのあとには円盤状に盛り上がった砂が残る。
調査の結果、常呂川沿いの4kmの範囲では、大小合わせて50か所以上もの噴砂が見つかった。

この噴砂は、堤防の安全性に関わりかねない危険な現象だと言う。


川尻助教が噴砂のできるメカニズムを再現した実験では、川側の水を増やしていくと、水の圧力で堤防の下の砂の中に水の通り道ができた。


実際の堤防でも、川の水位が上がって圧力が増すと、堤防の下の柔らかい地層を浸食して水の通り道が作られ、畑や家などがある側に水と砂が噴き出す噴砂が起きるという。


さらに、浸食で空洞ができた箇所では、支えを失った地面が崩れて堤防が崩壊し、水が流れ込むおそれもある。


川尻助教は、「堤防が川の水位より高かったとしても、噴砂をきっかけに堤防がダメージを受けると、越水する現象が起こってしまう」と指摘している。
実際に、5年前の九州北部豪雨では福岡県内を流れる矢部川の堤防が決壊し、市街地に水が流れ込んだ。

国は、噴砂が起きた常呂川で、堤防の脇に鉄の板を打ち込んで水の通り道をなくす応急工事を進めている。
しかし、工事には1kmの区間で4億円の費用がかかり、流域すべてに打ち込むのは財政的に厳しいため、工事は限られている。


川尻助教は、堤防のすぐ脇にできる噴砂はダメージを与えるおそれが大きいため、こうした箇所から対応することが重要だと指摘している。
また、効率的な対策を行うには、危険度が高い噴砂の周辺で優先的に土を盛ったり、川底を削って川の水位を低くしたりすることが有効ではないかと話している。

 

出典

“噴砂”現象に潜む危険性は

http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170823/5905871.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、同様な現象が起きていたらしい過去事例。

 

2016106日掲載

2016928日報道 宮崎県で台風16号通過時に「パイピング現象」が発生、延岡市では川の水が堤防下を通って地表に噴き出し、都城市では高台の畑に降った水が下の道路に噴き出した

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6349/

 

 

 

 

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20178221846分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年、北海道を相次いで襲った台風では、道内の川にかかる橋のうち少なくとも50の橋が落ちるなどの被害が出た。
専門家の調査で、橋の被害を拡大させた新たな原因が明らかになった。


十勝の清水町を流れるペケレベツ川は、台風被害からまもなく1年がたつが、土地はえぐられてむきだしのままだ。
今も被害のあとが生々しく残っている。


去年の台風では、川にかかる橋でワゴン車が流され、乗っていた70代の男性の行方が分からないままになっている。
川岸では、住宅が流されて壊れた。


何が大きな被害を引き起こしたのか。
河川の防災に詳しい北海道大学の清水康行教授は、被害が大きかった地域で原因を調べている。

これまでの調査で、大雨で川の水が増えて川岸を削る「洗掘」と呼ばれる現象が起きていたことが判明した。
大量の雨が原因で「洗掘」が多発して、被害の拡大につながったことが分かっている。
清水教授は、「狭い橋の下を流れた小さい川でも、水が橋の裏側を回って橋が落ちたりしている」と話している。

なぜ「洗掘」による被害が拡大したのか。
清水教授は何度も現地を訪れて被害状況を調べ、その原因に迫ることにした。


調査を行っている河川の1つ芽室川は、ペケレベツ川と同じように大きな被害が出た。
ドローンで撮影された映像を見ると、川底がV字形に深くえぐられている。
清水教授の解析では、長さおよそ9kmにわたり、10mから15mほどの深さで川底が削られたことがわかった。


清水教授は、「驚きました。30年くらいの流量のデータを調べたら、ほとんどそういうことなかった。何もなかったのが一瞬にして、こういうことが起きてしまった」と話していた。


清水教授は、水とともに下流に流れ出た大量の土砂が被害を拡大させたと推測。
どのようにして被害を拡大させたのか、ペケレベツ川の衛星画像と測量データを組み合わせ検証した。


氾濫前の、もともとの被災前の川で計算。
まずは水だけの場合。
川の氾濫が発生し、水があふれるものの、川岸をえぐり形を変えてしまうほどの勢いがないことが分かった。

ところが、これに土砂が加わると、川の流れが下流で左右に激しく蛇行し、川をえぐる力を生んだ。
実際にペケレベツ川で起きたのと同じように、川の流れが大きく変わってしまった。


清水教授は、上流の川底から削られた土砂が下流に堆積し、本来の川の流れが狭まり、強くなった水の勢いによって川岸が削られて「洗掘」の被害を大きくしたと指摘する。


清水教授は、「川全体を調査した結果、大規模な土砂移動があり、上流からの浸食をした土砂が下流に来て堆積して、それによって蛇行が引き起こされていろいろな被害が生じています」と話している。


清水教授は、こうした土砂流出による被害拡大のリスクは全国の河川に潜んでいると指摘。
川底の土砂流出をどのようにして防ぐのかなど、新たな治水対策を考える時期に来ていると言う。


清水教授は、「こうした被害は北海道だけとは言えません。日本は特に山が急で、急に平地になりますから、大量に土砂が出てきて平地にたまる、それがまた被害を助長します。日本各地で、どこでも起こりうることだと思います。特に人命に関わるような被害が予想される場所は、優先的に整備していくべきです」と話していた。


専門家によると、道内では本州などに比べ夏に降る雨が少なかったため、川底に土砂が堆積した状態になっているという。
このぶん、大雨が降った時のリスクが高いという指摘もある。


対策としては、出来るだけ土砂が流れ出ないようにすることが必要だ。
例えば、砂防ダムの整備、川の底を固める「護床」の工事、そして川底を階段状にして傾斜を緩やかにするなど、ハード面での対策が考えられる。


こうした対策を行うには、課題も多くある。
砂防ダムの建設には、数億円の経費がかかる。
また、工事によって環境を変えすぎると、魚が遡上できなくなるなど、環境保全との両立も必要だ。


ハード面だけでなく、川沿いの集落にいち早く避難を呼びかけるなど、地域が一体となって身を守る行動を取ることが必要だ。

 

出典

川底の土砂流出で橋の被害拡大

http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170822/3088531.html 

 

 

 

 

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201693019分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が当時の写真付きでネット配信されていた。

 

8月末の豪雨災害で19人が死亡した岩手県岩泉町。

台風が上陸した日、防災の司令塔となるはずの町役場は、鳴り続ける電話対応に忙殺されて機能不全に陥っていた。

1カ月前のあの日、役場で何が起きていたのか。

町の検証作業で判明した事実から再現する。

 

8月30日、人口約1万人の岩泉町は、未明から雨が降っていた。

 

町役場の職員は189人。

午前9時、全域の約4600世帯に避難準備情報を発令し、6カ所に避難所を開いた。

 

防災業務を担うのは総務課。

職員13人のうち、総務課長以下5人が実務を担っていた。

 

早朝から全世帯に、防災情報を文字で発信する電話型端末で、氾濫の危険性を伝えた。

「浸水の危険のある地域にお住まいの方は、早めの避難行動を取ってください」

 

午後2時前、北部の安家(あっか)川が氾濫しそうだとの情報が、支所職員から寄せられた。

町は、安家地区133世帯に避難勧告を発令した。

 

午後3時すぎ、雨の勢いが、一時、弱まった。

午後4時半ごろ、高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」にも、職員が様子を見に訪れていた。

近くを流れる小本(おもと)川の水位は1mほど。堤防の高さは4.87mあった。

 

状況は、この後、急変する。

雨が急激に強く降り出したのだ。

 

総務課には支部職員から、「水が住宅の前まで来ている」などの情報が寄せられた。

町民からも、「土囊がほしい」などの要望が次々と電話で寄せられた。

 

電話は、午後5時以降、ひっきりなしにかかってくるようになった。

会社から帰宅する町民が、道路が通れるかどうかを問い合わせてきたためだ。

職員は、電話の内容を書き留め、道路担当課に問い合わせた上で回答したり、浸水地区に土囊を持っていくよう、消防署に要請したりした。

 

町役場は、代表電話番号にかけると総務課につながるようになっていた。

総務課は午後3時以降、対応する職員を5人から10人に増員したが、課内の11台の電話は鳴りやまず、職員の大声で課内は騒然となった。

職員は電話メモをホワイトボードに貼ったが、スペースがなくなり、課内の書棚や窓ガラスにも貼った。

 

午後5時20分、グループホームのそばを流れる小本川を管理する岩手県の岩泉土木センターから、「氾濫注意水位の2m50cmを超えた」との情報が、電話とメールで届いた。

気象庁の情報では、今後の雨量が1時間に80ミリを超えると予想されることも確認された。

町が避難勧告を出す基準だ。

 

だが、電話を受けた職員は、再び、町民からの問い合わせ対応に追われ、情報は共有されなかった。

避難勧告を発令する立場の伊達町長にも伝わらなかった。

 

午後6時7分、日没。

「裏山が崩れそう」、「水が自宅に入ってきている。何とかして」。

支所職員や町民の情報で、総務課から一歩も出られない職員にも、事態が急激に悪化していることが理解できた。

だが、目の前の電話対応に追われ、職員同士で話をすることも、同じ階の町長室に事態を伝えにいくこともできなかった。

 

電話が鳴りっぱなしの状態は、午後8時25分の停電で終わった。

真っ暗の庁舎内で職員は懐中電灯を持ち寄り、町長室に集まった。

「町だけで対応できるものでない、ものすごい災害が起きている」。伊達町長はそう言い、自衛隊への救助要請を決めた。

午後9時、衛星携帯電話で岩手県に電話し、派遣を要請した。

 

町全域がかつてない被害に襲われたことを職員が知ったのは、翌31日の早朝。

発電機でつけたテレビなどの報道だった。

 

グループホームが立つ地区には避難勧告を出せず、入所者9人の死亡が確認された。

岩泉町の28日現在のまとめでは、被災した住宅は計855戸。内訳は全壊399戸、大規模半壊226戸など。

倉庫や工場などの非住家も含めると、被災建物は1641戸にのぼる。

 

 

同様の混乱は、過去にも起きている。

 

昨年9月に茨城県常総市の鬼怒川の堤防が決壊した関東・東北豪雨でも、住民らの問い合わせが殺到して災害対応に混乱が生じたとして、内閣府は、今年6月、市町村向けの水害対応の手引をまとめた。

住民からの問い合わせについては、「窓口を一元化して本来業務に集中できる環境を作り、窓口の連絡先などの情報を広く迅速に公表することが重要」と記した。

 

岩泉町の植村総務課長は、「あまりの多忙さに思考回路が鈍り、判断力が落ちていたかもしれない」と振り返る。

役場が機能不全に陥ったことをふまえ、岩泉町は、災害時の町民からの電話対応は別の課の職員に当たらせ、総務課は全体状況を把握できるよう、態勢の見直し作業を進めている。

岩泉町の伊達町長は28日の記者会見で、「避難勧告・指示を出せなかったのは組織的な欠陥。首長に情報が入り即座に発令できる態勢をつくる必要がある」と述べた。

 

出典

鳴りやまぬ電話の嵐、役場大混乱 台風当日の岩手・岩泉

http://digital.asahi.com/articles/ASJ9X5JR5J9XUJUB00T.html?rm=606 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本当の緊急案件以外、要望や問い合わせは受け付けない・・・。

そういったことを住民に日ごろから周知し、また訓練しておくことも、小規模自治体にとっては必要なのかもしれない。

 

総指揮官である町長は町長室にいたようだが、大部屋にいたほうがよかったのではないだろうか?

大部屋にいれば、避難基準に達したという情報も、町長に伝わっていたかもしれない。

 

 

 

 

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2016928日付で毎日新聞宮崎版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

928196分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県内を直撃した台風16号により各地で被害が発生してから、27日で1週間がたった。

 

冠水した延岡市北川町の川坂地区では、川の水が堤防の地下を通り地表に噴き出す「パイピング」とみられる現象が発生。

放置すると堤防が決壊するおそれもあることから、県は対策を検討している。

 

県によると「パイピング」とは、堤防下に川の水が染みこんでパイプ状の水の通り道ができ、地表に砂と水が噴き出す現象。

水田などに穴が開いているのを、地域住民らが発見した。

 

県が調査したところ、川沿い約700mの範囲に24カ所の穴が開いていることを確認した。

穴は直径約10cm〜2mで、周りに水や砂が噴き出した跡があったという

 

このまま水の通り道が広がれば地盤が沈下し、再び大雨が降った場合には堤防が決壊する恐れもあるため、県は地盤を調べるボーリング調査を実施し、対策を検討する。

 

対策としては、堤防の根元に鉄板を打ち込み、水の通り道になる可能性がある砂の層を遮断するなどが考えられるという。

 

福岡県の矢部川の堤防が決壊し、周辺の1800戸が床上・床下浸水した九州北部豪雨(2012年)でも、パイピング現象による地盤陥没が堤防の決壊につながったとみられている。

 

出典

台風16号 1週間 農業被害8億円 川水が地表へ噴出「パイピング現象」も 延岡・北川町 /宮崎

http://mainichi.jp/articles/20160928/ddl/k45/040/517000c

堤防、空洞化の恐れ宮崎で「パイピング現象」

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160928-OYT1T50027.html 

 

 

9262136分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

堤防の下の地盤は水を通しやすい砂や砂利の層でできているということで、県は、川の水位が上昇して圧力が上昇した結果、堤防の下に水の通り道ができて外側に噴き出す「パイピング」という現象が起きたと見ている。

 

出典

台風16号で浸水 パイピング現象か 宮崎 延岡

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160926/k10010707651000.html

 

 

1011938分にNHK宮崎からは、台風18号の接近に備え対策実施という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

延岡市北川町の川坂地区では、地区を流れる北川の堤防近くの水田などで水や砂が噴き出した穴が31か所あることが、宮崎県の調査で確認されている。


これらの穴は、先月下旬の台風16号の大雨で川の水位が上昇して水圧が高まった結果、堤防の下に水の通り道ができて、堤防の外側で水が噴き出す「パイピング」という現象が起きて出来たものとみられている。


繰り返し水や砂が噴き出すと地盤が弱まり、堤防が壊れる危険があるということで、台風18号の接近に備えて、宮崎県は、直径1mを超える6か所の穴について、1日から2日にかけて緊急の工事を行うことにした。


このうち、直径2m、深さ1mの穴があいた畑では、穴を囲むように土のうを積む作業が行われた。


県によると、土のうを積むことによって台風の雨水がたまりやすいようにして、その水圧によって穴から水や砂が噴き出るのを抑える狙いがあるという。

 

出典

台風前に噴出対策の緊急工事

http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063139441.html?t=1475352192660

 

 

1041813分にNHK宮崎からは、都城市でも高台の畑から下の道路に向けてパイピング現象が起きていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

先月の台風16号の影響で、都城市の畑で縦30mの巨大な穴が開いているのが見つかり、市などでは、地下に水の通り道ができる「パイピング」という現象が起きたとみて、今後、詳しい調査を行うことにしている。


巨大な穴が見つかったのは、高台になっている都城市五十町の畑。
市によると、台風16号が通過したあとの9月20日、縦30m、横10m、深さ7mにわたって巨大な穴が開いているのが見つかった。


一方、高台になっている穴のおよそ200m下では、宮崎県が管理する自動車専用道路ののり面から大量の土砂が噴き出し、1500m3の土砂が道路をふさいだ。


これについて都城市や宮崎県では、畑に大量の雨がしみこんだ結果、地下に水の通り道ができて、のり面から土砂が噴き出す「パイピング」という現象が起きたものとみて、今後、詳しい調査を行うことにしている。

 

巨大な穴が開いた畑は、市が立ち入り禁止としているほか、台風18号の接近に伴って、県は、土砂が噴き出したのり面をシートで覆ったり土のうを積んだりして、備えている。

 

出典

畑に巨大な穴 パイピング現象か

http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063225341.html?t=1475611038038

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

NHKの映像によると、台風18号に備えた対策工事として、穴の周囲に土嚢を2~3段、積み上げていた。

 

パイピング現象は、昨年の鬼怒川堤防決壊時にも起きていた可能性がある。状況は下記記事参照。

 

2016925日掲載

201591011日 数10年か数100年に1度といわれる東日本豪雨により常総市と大崎市で川の堤防が決壊して甚大な被害、避難指示遅れなど教訓多数あり (第2報 ;修正3) 

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5238/

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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