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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20135231731分に読売新聞から、同日716分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

22日午前8時40分頃、福井市のえちぜん鉄道三国芦原線の町屋踏切(遮断機、警報機あり)で、同市の50歳代女性運転の軽乗用車と三国港発福井行き電車(1両)が衝突。女性と乗客ら40人は無事だった。
女性は「遮断機が上がったので踏切に入った」と話しており、同鉄道は近くの駅で作業中の社員が、遮断機を上げる機能があるのを知らずに作業用スイッチを押したのが原因とみている。


警察などによると、事故の3分前、西約500mの西別院駅をこの電車が出発。その後、社員が停車中の別の車両を同駅内で方向転換させるスイッチ「入れ換えテコ」を押した。

これにより、同駅の上り、下り双方にある場内信号機はともに赤が点灯。駅内に別の電車が入らない仕組みだった。

このスイッチは松本、荒町、町屋の3踏切と連動し、遮断機が既に下りていても動作を止め、上がるようになっていた。


しかし同社は、この連動を把握しておらず、この日はスイッチの操作と電車が町屋踏切を通過するタイミングが、たまたま重なったらしい。

同社のマニュアルでは、西別院駅から最も近い松本踏切を越えた段階でスイッチを入れても、安全に運行できるとされていた。


同社は記者会見を開き、同社幹部は「会社としてスイッチの機能を把握していなかった」と説明。社長は「鉄道事業者としてあってはならないこと。マニュアルの見直しなどを進める」と謝罪した。   

 

国交省中部運輸局によると、電車の通過前に遮断機が上がった事故は極めて珍しいという。

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130523-OYT1T00067.htm   

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/accidentandincident/42683.html


また201352476分に福井新聞から、524日付で毎日新聞福井版から、他にも38踏切で同様な現象が起きる設計だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同社は23日、勝山永平寺線を含む全線で、同様の事故が起こる可能性を調査した。
警報機・遮断機がある計99カ所の踏切のうち、3分の1以上に当たる38踏切が、近くの駅で行われる操作に伴い、遮断機が上がってしまうなど意図しない動作をする設計であることが分かった。

 

同社が原因を調べたところ、同踏切近くの西別院駅で、列車の進行方向を変える「入れ換え」のためにスイッチ操作を行った際、町屋踏切を含む付近の3カ所の踏切が連動。意図せずに遮断機バーが上がってしまうことが分かった。

また、同駅構内にある一つの踏切は下がったままになる仕組みだった。


2路線で列車が方向転換ができる駅は23駅あり、同社は23日、その全駅の配線図を点検。

その結果、三国芦原線で西別院を含め6駅、勝山永平寺線では越前開発など9駅が、西別院駅と同様のシステムだった。

スイッチ操作で付近の計38踏切が連動、意図せず遮断機が上がったり、下がったままになる設計だった。理由は不明。


同社によると、この15駅では臨時列車や除雪車両の運行などのため、年間約20件の方向転換が行われていた。

通常は遮断棒が上がった状態で作業するため、問題に気付かなかったという。今回の事故は、臨時電車の方向転換の際に起きた。

 

システムは京福電鉄から経営を引き継いだ2003年に既にあり、10年にわたって使われてきた。

運転士らから異常を知らせる報告はなく、意図しない動作はいずれの駅でも把握していなかったという。

 

同社は22日から、15駅での方向転換を中止。安全に作業できる専用設備のある駅で行うことにしている。今後、国交省中部運輸局と恒久的な対応を協議する。
同社は「10年間にわたり危険を把握してこなかったことを申し訳なく思う。安全対策をきちんと取り、乗客や沿線住民の信頼を取り戻すよう努力したい」と話している。

出典URL

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/42747.html    

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20130524ddlk18040594000c.html



(ブログ者コメント)

 

○通常と違う使い方をして初めてシステムの不具合がわかる、そんな事例のようだ。

 

○車を運転していた女性も、遮断機が上がっても左右確認してから踏切に進入するという、運転の基本を守るべきだった。

もし、確認はしたが電車は来ないものと思い込んでいたがゆえの「見れども見えず」状態だったとしたら致し方ないことだが・・・。

 

 





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2013521日付で奈良新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日午前10時25分ごろ、JR西日本大阪総合指令所の指令員が、五條市のJR五条駅すべての信号が赤のまま変わらなくなっているのを確認。
和歌山線は吉野口~橋本駅の間で運転を見合わせ、午前10時40分からバスによる代行輸送を実施、約1時間後の午前11時23分に運転を再開した。

JR西日本近畿統括本部は原因について、同駅構内の線路脇で草刈りをしていた作業員が、誤って駅構内の信号を制御するケーブルを切断したためと発表した。

出典URL

http://www.nara-np.co.jp/20130521091920.html



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2013515155分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

JR城端線の枕木が燃える事案が相次いでいる問題で、国交省北陸信越運輸局はJR西日本金沢支社に対し、原因究明と再発防止を要請した。

6~13日の短期間に計9件と多発したことを重くみて、13日、口頭で伝えたもので、同社は14日、枕木が燃えにくくなる薬剤を塗るなどの対策を取り始めたことを同運輸局へ書面で報告。引き続き原因を調べている。


線路敷地内で枕木が燃える事案は高岡、砺波、南砺の3市で晴れた日に発生しており、ダイヤに影響が出た時もある。氷見線でも6日に燃えた跡が見つかった。


同運輸局によると、短期間に同じ路線で何度も枕木が燃えることは異例。火災には至っていないが、沿線住民や乗客に不安を与えているため、調査と再発防止策の報告を求めた。

古い枕木や車両は城端線だけでなく、ローカル線を中心に国内各地で使われているため、老朽化だけが原因とは考えにくいという。


列車がブレーキをかける際に車両の部品から高熱の鉄粉が落ちたり火花が発生したりした可能性があるため、同社は14日から、列車がブレーキをかける区間で枕木に薬剤を塗り始めた。15日からは同区間で枯れ草を刈る。また、乾燥注意報が発令された日には巡回を強化しているという。   

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130515-OYT1T00422.htm

 

 

 

(2013年5月24日 修正1 ;追記)    

 

20135231656分に読売新聞から、また燃えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

22日午後1時20分頃、富山県氷見市島尾のJR氷見線の敷地内で、枕木から煙が上がっているのを、上り列車の運転士が見つけた。

今月に入り、城端、氷見両線で枕木や枯れ草が燃える事案は15件目で、このうち3件は島尾駅周辺。

JR西日本金沢支社によると、現場は島尾雨晴間。運転士が列車を止めて、車内にあった消火器で消し止めた。

同列車は10分遅れ、乗客約40人に影響が出た。    

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130523-OYT1T00071.htm

 

 

 

(2013年6月4日 修正2 ;追記)   

 

201364日付で読売新聞富山版から、6月3日にまた燃えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

JR城端線と氷見線で5月から枕木や枯れ草が相次いで燃えている問題で、JR西日本金沢支社は3日、枕木に燃えにくい塗料を塗る作業を始めた。7月末までに2万本以上に塗る予定。合わせて枯れ草の除去を進める。

 

この日は13人の作業員が、氷見線の島尾駅周辺の枕木にローラーを使って白い塗料を塗った。

表面を覆うことで、火の粉などが飛んできても枕木に燃え移りにくくなるという。


5月14日には別の薬剤を城端線林駅周辺の枕木にはけで塗っているが粘りがあり、時間と人員がかかるため、同社は、ローラーで塗ることができるものを新たに1000kg購入した。


同社は枕木が燃えるなどする原因を特定していないが、森原安全推進室長は「ここまで頻発するのは、ほかに例がない特別な状況。ブレーキをかけたときに高熱の鉄粉が車両から飛び散り、燃え移った可能性がある。調査にはまだ時間がかかるが、しっかりと対策を施したい」と話した。
同社は近く、鉄道総合技術研究所へ調査を依頼する。

一方、城端線の砺波東野尻間で3日午後4時頃、枕木から煙が上がっているのを、下り列車の運転士が発見。列車を止めて、消火したため、上下2本に8分の遅れが出た。

一連のトラブルは計19件となった。   

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20130604-OYT8T00040.htm

 

 

また、671057分に読売新聞から、6月6日にも燃えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

6日午後2時頃、富山県のJR城端線の高岡二塚間で、枕木から煙が上がっているのを、下り列車の運転士が見つけた。
城端線と氷見線では5月以降、枕木や枯れ草が燃えるトラブルが相次いでおり、今回で21件目。

JR西日本金沢支社の発表によると、現場は高岡駅から約530m離れており、上り列車がブレーキをかけ始める区間。
乗車していた同社員が消し止めたが、上下2本が最大11分遅れ、約120人に影響が出た。

 

相次ぐトラブルを受け、同社は今月3日から、枕木に燃えにくい塗料を塗る作業を進めているが、高岡二塚は終わっていなかった。   

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130607-OYT1T00332.htm

 

 

 

(2014年4月19日 修正3 ;追記)

 

2014418日付で中日新聞から、車輪が巻き込んだ枯れ草がブレーキの摩擦熱で発火したなどの可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2013年5~6月にJRの城端線と氷見線で線路からの発煙が23件相次いだ問題で、JR西日本金沢支社は17日、車輪が巻き込んだ枯れ草などがブレーキ時の摩擦で燃えた可能性があると発表した。

同支社の森原・安全推進室長が富山市内で会見し、鉄道総合技術研究所の分析結果として報告した。

同支社によると、原因は枯れ草のほか、ブレーキ時の摩擦で高熱になった部品の金属粉が枕木に落ちたことも考えられる。
ただ、他の路線でも同様のブレーキ部品を使っていたが、発煙がここまで頻発したのは極めて異例という。
昨年5月の県内は日照時間が長く、湿度が低かったため、発煙しやすい気象条件だったことも一因とみられる。

同社は問題を受け、線路周辺の枯れ草を除去し、枕木の表面に発火を防ぐ塗料を塗るなどの対策を実施。
ブレーキ時に車輪を止める部品が高熱にならないように改良した。
さらに今月中をめどに、住宅密集地の線路で枕木をコンクリート製のものに変更し、今後は湿度の低い日に社員が線路を見回りする。

今年に入ってからは、氷見線で2月と今月に各1回、線路から発煙が確認された。
発煙場所は枯れ草の除去が終わっていなかったが、枕木に塗料が塗られていたため延焼しなかったという。


出典URL
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2014041802000211.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

2014417日付でJR西日本HPにも、同趣旨のプレスリリースが掲載されている。

https://www.westjr.co.jp/press/article/2014/04/page_5545.html

 

 

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2013513955分に読売新聞から、下記趣旨の記事が件数推移図付きでネット配信されていた。

JR北海道の車両や設備の故障などのトラブルが2012年度は194件に上り、過去10年で最多だったことが分かった。
他のJR旅客5社と11年度の件数を比較するとトラブル発生率は2~3倍高く、今月に入っても大型連休中に特急列車の出火トラブルが起きており、歯止めがかからない状態だ。

国交省は各鉄道会社に対し、運休か30分以上の遅れが出たトラブルについて、省令で報告を義務づけている。
エンジン故障など鉄道会社に責任があるトラブルと、自然災害や動物との接触など会社側の責任が軽いものに分けて報告しており、JR北海道に責任がある12年度のトラブルは194件で、過去10年の平均の1.6倍となった。194件のうち104件は車両に関するトラブルだった。

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130513-OYT1T00184.htm


また、2013513日付で毎日新聞からは、トラブル多発原因に関する下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。

JR北海道の事故が後をたたない。
JR側に責任がある列車運休や遅れなどの「輸送トラブル」(自然災害や踏切事故を除く)は、2012年度は194件と過去15年間で最多を記録。4、5月も函館線で特急列車の床下から出火する事故が2件発生した。

79人が負傷した石勝線の特急脱線炎上事故(11年5月)を教訓に「企業風土を改革する」(小池社長)と決意したはずだが、成果は見えていない。
トラブル多発の原因を探った。

◇過酷な気候的条件

「鉄道事業に与える北海道の気候条件は、温暖地に比べて非常に厳しい」
 北見工業大社会環境工学科の白川龍生准教授(氷雪学、鉄道工学)は、事故多発の背景をこう指摘する。
白川准教授によると、寒冷地では、線路が凍り排水が悪い場所で霜が線路を押し上げる「凍上(とうじょう)」と呼ばれる現象が起きる。これが線路上の枕木を持ち上げ、レールに凹凸を生じさせる。この高低差が列車の動揺を大きくして脱線事故や、車両への振動から部品消耗の原因につながるという。


特に道内の線路は湿地や泥炭地帯に敷かれた歴史的な経緯があり、厳冬期に凍上する区間が多数存在。一方で、線路の修繕や交換など保守管理は雪のない半年間で完了させなければならない。道外の雪による凍結が少ない地域では、枕木や砂利などの交換を容易に行うことができるのとは、大きな差がある。

◇技術者の育成急務

年齢構成のいびつさも問題だ。
社員約7050人のうち最も多いのは50代で37.7%を占める。次いで20代は27.4%、30代は23.1%。現場の中心となるべき40代は9.5%と極端に少ない。国鉄から移行した87年ごろに新規採用を抑制。団塊世代が大量退職したため、社員の急速な世代交代が生じた結果だ。

特に鉄道の安全・安定輸送に欠かせない車両検査などの専門技術者については、長期的な視点での育成・確保が重要だが、JR北海道広報部は、「次世代を担う社員への指導に影響が出ている可能性がある」と深刻に受け止めている。

このため、08年ごろからは30代後半〜40代の技術系社員を毎年10〜30人ほど中途採用。定年退職した社員を再雇用して、運行技術や業務管理技術の継承を目指しているが、年齢構成の偏りを直ちに解消するのは困難だ。

◇企業風土の改善を

JR北海道は石勝線の事故を教訓に12年11月、12年度からの10年間で、車両部品交換などの対策に1300億円(過去10年比4割増)を投入する「安全基本計画」を発表した。
しかし、同年10月には会計検査院から、検査の不備や社内の安全規則が守られていないことを指摘され、鉄道業者として最も大切な安全軽視ともとれるような体質も明らかになった。

同社は「指摘を重く受け止めて業務改善に取り組む」としているが、現在も検査記録用のフォーマットを統一するなどの検討をしている段階だという。
会計検査院の担当者は「改善要求した内容が処置されているか、現在も検査している。改善されていない場合は継続して問題を指摘していく」と話した。

13年3月期連結決算は6期ぶりの増収増益となり、今年度は安全対策投資として、前年比74億円増の192億円を計上。小池社長は「安全基本計画を軌道に乗せるため、社員一丸となって取り組む」との談話を出した。だが言葉だけの決意表明だけでは、利用者の信頼を回復することはできない。

JR北海道によると、同社の「輸送トラブル」は2010年度までは100件前後で推移していたが、11年度は133件、12年度は61件増の194件と急増した。
12年度の原因としては、走行中に特急のドアが開いたり、エンジンが故障したりするなど車両関係が104件と最も多かった。車両関係は、10年度は55件、11年度は83件だった。

◇JR北海道の主な特急出火・発煙トラブル

(2011年)
5月 石勝線トンネル(占冠村)で特急列車が脱線し、炎上。乗客79人が負傷
6月 室蘭線長和駅付近で特急列車のエンジンが破損し発煙
(2012年)
9月 石勝線トマム駅に停車中の特急列車で電気配線がショートして発煙
(2013年)
2月 函館線トンネル(旭川市)で特急列車の床下ゴムベルトが溶け発煙
4月 函館線八雲駅に停車中の特急列車のエンジンが破損し、潤滑油が消音器に漏れて発煙
5月 函館線茶志内駅付近で特急列車のベアリングが破損、発熱しゴムカバーを溶かし発煙

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20130513mog00m040013000c.html



(ブログ者コメント)

 

○ブログ者も、他のJR各社に比べJR北海道でトラブルが多いと感じていたが、毎日新聞の記事を読んで、その理由の一端がわかったような気がした。

 

○毎日新聞に紹介されている事例のうち、石勝線トンネルでの脱線事例と函館線の3事例は、本ブログに掲載済。

 

 





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2013552249分に毎日新聞から、56日付で読売新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前7時半ごろ、JR函館線を走行中の旭川発札幌行き特急「スーパーカムイ6号」(5両編成)の乗客から、「車内がこげくさい」と車掌に通報があった。

 

列車を茶志内駅に臨時停車させて確認したところ、最後尾の1号車床下の車軸から白煙と約10cmくらいの火が出ており、運転士が消火器で消し止めた。乗客62人にけがはなかった。

JR北海道では、3月24日と4月8日にも特急の床下から火が出るトラブルが起きている。


JR北海道によると、今回は車軸を支える「車軸軸受け」の上部にあるゴム製の「防雪カバー」(直径23cm、高さ25cm、厚さ1.5mm)が燃えて垂れ下がっていた。
車軸の回転をよくするために軸の周囲に複数取り付けた「コロ」の潤滑油が漏れ出しており、軸受けが発熱しカバーに熱が伝わり、溶けて燃えたとみられる。カバーは120~150℃で溶けるという。


軸受け部品の走行可能距離は300万kmだが、今回の部品は2012年3月に交換されて走行はまだ38万kmだった。軸受けの過熱によるトラブルは,北海道では例がないという。


このトラブルで特急など62本が運休し、連休のUターンラッシュと重なって約1万3000人に影響した。
難波車両部長は「1カ月もたたないうちに発火を起こして申し訳ない。利用者の信頼を損なう事象で、反省している」と陳謝した。

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20130506k0000m040075000c.html

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20130506-OYT8T00011.htm


また、20135101055分に北海道新聞から、原因に関する更に詳細な下記趣旨の記事が、イメージ図付きでネット配信されていた。

JR北海道は9日、ベアリングが大きく破損していたことを明らかにした。ただ、破損に至った原因は不明とした。


JRによると、ベアリングは車軸を支える軸受けの内部に組み込まれており、ベアリングなどが発熱し、上部にある防振ゴムやゴム製防雪カバーの出火につながったとみて、分解調査を進めていた。

その結果、ベアリングのほぼ半分が大破。回転する「コロ」と呼ばれる円柱形の鉄製部品などが原形をとどめないほど変形したり、ばらばらになったりしていた。
このためベアリングがスムーズに回転できなくなり、摩擦で少なくとも200℃以上に発熱したと考えられるという。


ベアリングは300万kmの走行に耐えられるが、出火した車両は昨年3月の定期点検時に交換後、38万kmしか走行しておらず、JRは「部品に異常があったか、交換の方法に問題があったかなども含めて破損原因は不明」と説明。

近く鉄道総合技術研究所(東京)にベアリングを送り、詳しく分析してもらう。

出典URL

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/464557.html



(ブログ者コメント)

 

4月8日に起きたトラブルは、本ブログに掲載済。

 





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201342633分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR西日本の全社員約2万8000人の5%に当たる約1400人が、自分しか知らない業務上のミスについて上司らへの報告を「できない」と考えていることが、同社が実施したアンケートで分かった。
評価が下がることへの懸念や、報告が役に立たないという認識が主な理由だ。
ただ、過去の調査よりその割合は減っており、同社は意識改革のあり方をなお模索する。

JR福知山線脱線事故を受け、同社は現場からのミスの報告などを基に、事故の危険性を低減させる「リスクアセスメント」を導入した。
軽微な事案は社員の責任を問わないとし、積極的な報告を促している。

アンケートは社員の意識や考えを把握するため、鉄道事業以外の部署を含め、休職者などを除く全社員を対象に実施している。
昨年9〜10月の調査では、「自分にしか分からないミスなどを報告できるか」と尋ねたところ、77%が「できる」としたが、5%は「できない」と答えた。15%は「どちらでもない」、残りは無回答だった。

「できない」とした理由には、
「マイナス評価をされる」(319人)
「報告しても生かされない」(199人)
「上司から叱られそう」(159人)
「面倒」(142人)
「同僚や先輩の目が気になる」(111人)
などが挙がった。

同様のアンケートは過去にも05年度を皮切りに、07年8月、10年2月の計3回実施している。
結果は公表していないが、10年の調査では「できない」とした社員が12%おり、今回は半分以下の割合になった。
逆に「できる」と答えた社員は58%から約20ポイント増えた。「できる」とした社員は事故後の最初の調査では39%だった。

同社は、安全に対する社員の意識は変化しているが、課題や工夫の余地は残っている」としている。

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20130426k0000m040149000c.html




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20134142046分に読売新聞から、同日1221分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京と茨城を結ぶ通勤電車「つくばエクスプレス(TX)」で今年3月、運行前点検の作業ミスで車両のヒューズを破損させたことに気付かないまま運行し、2万ボルトの高電圧区間で正常に走行できなくなるトラブルを起こしていたことがわかった。
走行中、車体上部から火花が出るのを乗客が目撃、運転士に通報して判明した。
乗客ら約250人にケガなどはなかったが、運行会社側はトラブルを公表していなかった。


TXを運行する首都圏新都市鉄道によると、トラブルが起きたのは3月22日午後6時頃、茨城県内のみらい平みどりの駅間を走行中の下り区間快速電車。
6両編成の2両目で、車体上部から火花が飛び散っていることに乗客が気付き、車内の非常通報装置を押して運転士に知らせた。
運転士はただちに車両への送電を止めて惰行運転で次の駅に到着。車体を調べたところ、パンタグラフ付近から焦げた臭いがしていたため、その場で運転を取りやめ、乗客を後続電車に案内した。


トラブルがあった車両は直流と交流の二つの電化方式での運行が可能。
同社の調べでは、車両基地で行った運行前点検の際、作業員が手順を間違って交流用の回路に直流電流を流した結果、2両目と4両目の車体上部にあるヒューズが破損した。
作業員はこのミスに気付かず、車両を運行させていた。

 

首都圏新都市鉄道は、「職員に作業の手順を再確認させるとともに、ヒューズが破損したままでは電車が動かないようにするなどハード面も改善し、再発防止を徹底します」と話している。

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130414-OYT1T00399.htm

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130414/8891084de42653ccb0d643ea71c78159.html

 





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2013491551分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

8日午後8時50分ごろ、JR函館線の八雲駅で、停車中の札幌から函館に向かう特急「北斗20号」の車両の床下から火が出て、煙が車内に入り込んだ。
すぐに消火され、乗客111人には、けがはなかった。

JRの調べで、火は7両編成のうち、4号車の床下にある「消音器」という装置の一部から出て、周辺には油のようなものが付着していた。
その後、近くのエンジンの上部に10cm程度の穴が開いていたことがJR北海道などへの取材でわかった。

 

JRは、この穴からエンジン内部に使われる潤滑油が漏れ、高温になっている「消音器」に付着して引火したとみている。

このエンジンは、24年間使われてきた特急列車として最も古いタイプ。

この列車を含め、同じ型のエンジンを使っている29両についてはことしの秋以降、新たなエンジンへの交換を控えていたという。


出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130409/e447eef5497c5d3afbb8114c70d8eb03.html   

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130410/58c680daeb81ee3c3b3bdd9e58b9ee1a.html


また、2013410620分に北海道新聞から、事故原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR北海道は9日、記者会見し、ディーゼルエンジン内部の部品の破損が原因との見方を明らかにした。
 
会見したJR車両部長は「重大なトラブルと受け止めている。他列車の安全に影響する事案で、なぜ破損したのか原因究明する」と述べた。
JRは同日、函館運輸所で問題の車両を調査した。さらに、近く苗穂工場に輸送し、エンジンを分解点検する。


JRによると、同日の調査で、エンジン上部の鉄板に縦25cm、横15cmの穴が開いているのが確認された。
穴からエンジン内部を目視すると、往復運動するピストンの先に伸びているはずの「連接棒」が見当たらなかった。

出典URL

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/456458.html



(2013年4月17日 修正1 ;追記)

20134162352分に読売新聞から、41728分に毎日新聞から、燃料噴射ポンプの部品が破損していたことが原因だったという下記趣旨の記事が、ともに図解付きでネット配信されていた。また4月16日1754分にNHK札幌からも同主旨の記事がネット配信されていた。

JR北海道は16日、エンジンへの軽油供給量を調節する部品が破損し、エンジンの回転数が通常の高速走行時の1.25倍以上に高まっていたとみられると発表した。
部品の破損で適切な量よりも過剰に軽油が供給され続け、エンジンが異常な高回転状態に陥って出火に至ったとJRは推定している。


破損したのは「燃料噴射ポンプ」の「スライジングブロック」と呼ばれる部品。
通常の高速走行時、エンジンの回転数は1分間当たり2000回転程度だが、トラブル発生時には2500~2700回転にまで高まっていたとみられる。
その結果、車輪に動力を伝える回転軸とピストンをつないでいる
連接棒が破損し、傾いたピストンの隙間から潤滑油が排気管に漏れ出し、消音器に流れて出火したという。


運転席にはエンジンの回転数を確認できる計器がなく、運転士は異常な回転に気づかなかった。    


JRは、部品が壊れた原因を詳しく調べるとともに、16日から同じ型式のエンジンが使われている車両36両について部品の交換作業を進めている。


出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130416-OYT1T00989.htm

http://mainichi.jp/select/news/20130417k0000m040137000c.html

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130416/c3de8cebb735ca53e4f40f5069bcc0a3.html


一方、4171445分にNHK札幌からは、去年の同様なトラブルの対応が甘かったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JRは、去年あった同じようなトラブルを受けて、この部品を交換する基準を見直していたが、この基準が実際のトラブルの状況とあっていないことがわかり、JRは対策が甘かったとして、さらに見直した。

 

JRによると、去年9月にも同じ型のエンジンを積んだ特急列車で、同じ部品が折れてエンジンが破損したのを受けて、この部品の交換時期を、それまでの走行距離が50万kmになった時点から25万kmへと短縮した。
しかし、このときのトラブルは21万kmで起きていたうえ、今回も21万kmで生じていたという。


JRは、見直した基準が実際のトラブルの状況とあっていなかったとして、この部品の交換時期を「6か月に1回」とし、実質的に15万km未満で交換できるように見直したという。
JR北海道は、「去年のトラブルの原因を調査中だったので、暫定的な基準にしていたが、対策が甘かった」と話している。 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130417/8fef6859c646d005ac2570120fa09707.html

 

 





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20133261046分に北海道新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。また3261814分にNHK札幌からも同主旨の記事がネット配信されていた。 

25日、札幌市のJR函館線で変圧器が不具合を起こして送電ができず、あわせて200本近くの列車が運休したトラブル、原因は小さな変圧器の冷却装置(ラジエーター)の破損だった。JR北海道で初めてという。

変圧器内部の圧力が異常に上昇した可能性があるが、基本構造が同じ道内103カ所の装置の再発防止に不可欠な原因究明はできていない。
JRは緊急点検を始めるとともに変圧器を鉄道総合技術研究所(東京)に送り、調べる。


JRによると、壊れた変圧器は「吸上(すいあげ)変圧器」と呼ばれる。
列車に供給される電気は、電柱で線路上に張られた「架線」から列車に供給される。
使用後の電気は架線と同様に張られた「帰線」を通じて変電所に送り戻されるが、その際の電気の流れを安定させるのが、吸上変圧器だ。


この変圧器は、電化区間のおおむね3~4kmおきの上下線各1カ所に設置されている。
破損したのは札幌から岩見沢方面への下り線の変圧器だが、今回は上り線でも安全機能が働き、上下線とも送電できなくなった。

JR北海道は同じタイプの変圧器100か所余りを双眼鏡を使って目視で緊急点検し、異常は見つからなかったという。

出典URL

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/452323.html

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130326/36254bc0d442e9d6f23325d937f058ee.html



(2013年4月6日 修正1 ;追記)

201345210分にNHK札幌から、変圧器内部で配線が切れ漏電したことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR北海道は、不具合のあった変圧器の内部で配線が切れて漏電したことが原因だったと発表した。


JR北海道が5日発表した原因調査の中間報告によると、不具合があった変圧器の内部でコイル状に巻かれている銅線が切れ、容器の内側に接触し、焦げたとみられる跡が見つかったという。


JRでは、漏電により送電が止まったのが原因だとして、調査を依頼している鉄道総合技術研究所に銅線が切れた原因について、さらに調べてもらうことにしている。


また、JRでは再発を防止するため、指令センターから変圧器の異常を監視する装置や、遠隔操作で送電を制御する装置の導入を進めることにしている。

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130405/eadd11aada911be328de87a0ac9cdd24.html

 





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2013316日付で読売新聞九州版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

15日午後6時13分頃、福岡市営地下鉄の橋本車両基地に設置されている地震計から「震度5弱以上の地震が発生した」との誤信号が発信され、運行中の列車全26本が緊急停止した。乗客にけがはなかった。
午後7時50分頃に正常運行に戻ったが、4本が運休し、15本が14分~5分遅れ、約1万800人に影響が出た。


市交通局によると、13日に局内の地震や雨量などを表示するモニターが更新されないトラブルが発生。業者が15日、車両基地にある地震情報を伝える装置に電圧計を当てて点検していたところ、誤作動を起こした。


市営地下鉄では地震計が4か所に設置されており、震度4以上を感知すれば列車は緊急停止する。
2009年12月には、気象庁が訓練用に配信した緊急地震速報により、全線が停止するトラブルがあった。


出典URL

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20130316-OYS1T00260.htm

 

 




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2013225212分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR西日本金沢支社は25日、北陸線親不知-市振間の「第1外波トンネル」(新潟県糸魚川市)の天井が剥がれ、コンクリート片12個(計約1.7kg)が落ちたと発表した。
垂れ下がったつららを通じて架線の電流が天井に伝わったのが原因とみられるという。
列車の運行に影響はなかった。


同支社によると、午前1時45分ごろ、同区間を含む青海-越中宮崎間で一時停電が発生。架線などの点検作業で、上りの線路でコンクリート片が見つかった。
天井の高さは5.25mで、30cm四方の範囲でコンクリートが剥げ落ちていた。

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130225/dst13022521030023-n1.htm

 

 





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2013213620分と914分に北海道新聞から、また215日付で朝日新聞北海道総合版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR函館線の深川市内のトンネルで12日午前、走行中の特急列車(6両編成)の先頭車両で煙が出た。
列車は、最後尾がトンネル出口から20m進んだ位置で緊急停車し、乗客は車内で約2時間待機。その後、深川駅まで移動し、同駅で後続の特急列車に乗り換えた。
その後の調べで、煙は座席下の送風口付近から出ていたことが分かった。

先頭車両にいた男性(44)は、乗客の一人が煙に気付いて非常ブザーを押した時、異変を知った。
全長4523mと、道内で7番目に長い神居トンネルに入って間もなくしてからだった。「ゴムの焦げたような臭いがした」と言う。

乗客の避難誘導で、大きな混乱は起きなかった。
JR北海道は、2年前に石勝線のトンネルで起きた脱線炎上事故を受け、煙を確認した場合には火災が発生したと想定するようマニュアルを改訂している。
今回は、これに沿って車掌らが乗客を後部車両に避難させており、同社は「脱線炎上事故の教訓が生きた」と話している。

14日、JR北は定例会見で、床下のコンプレッサーのベルトが空回りし、発熱したことで煙が出た可能性があるとの見方を示した。
同社によると、ブレーキやドアの開閉のための空気を圧縮するコンプレッサーのベルトにスリップした形跡が見つかり、ゴムの劣化でできた床下の隙間から煙が流れ込んだとみられるという。

出典URL

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/441038.html

 






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2012年12月29日22時33分に日本経済新聞から、また同日22時3分には時事ドットコムから吸気口付近の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
29日午後6時55分ごろ、都営地下鉄三田線三田駅で、「構内に白煙が充満している」と駅員から119番があった。
警察によると、地上の吸気口付近で落ち葉などが燃え、くすぶっていた。
構内にいた乗客約90人は駅員の誘導で避難した。けが人などはなかった。


警察は、吸気口にポイ捨てされたタバコの火が落ち葉などに燃え移り、煙がホームまで流れたとみている。

三田線は白金高輪―御成門駅間で運転を一時見合わせ、午後8時40分ごろ再開した。計12本が運休し、約1万1000人に影響が出た。


出典URL
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG29024_Z21C12A2CC1000/
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201212/2012122900231&g=soc
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
時事ドットコムの写真を見る限り、吸気口は高い位置にはなく、道路面とほぼツライチになっている模様。

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2012年10月18日17時52分にNHK札幌から、10月19日と20日付で朝日新聞北海道総合版(聞蔵)から、10月21日付で読売新聞北海道版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
北斗市で行われている北海道新幹線の高架橋の建設工事で、道路から橋桁までの高さが基準を満たしていないことがわかった。
鉄道・運輸機構は、道路を掘り下げて対応することにしている。


高さが足りなかったのは、北斗市開発の道道の上を立体交差する北海道新幹線の高架橋。
建設の基準となる道路構造令では、道路の上に構造物を作る場合は、道路からの高さを少なくとも4.7m確保することになっているが、今年8月に桁の上に橋を架ける際に測ったところ、およそ60cm足らなかった。


機構によると、当初の測量後、道道が、かさ上げされ、それが高架橋の設計に反映されていなかった。
さらに、請け負った共同企業体も、設計図と現地の状況が同じかどうかを確認しないまま工事を進め、橋桁を仮設したときに初めて高さが足りないことに気付いたという。


機構は20日、記者会見を開き、道道の路面を掘り下げる方針で、工事は来春にも始め、費用は業者に負担させるとした。

機構によると、2006年に最初の概略設計をした設計会社に道道の改修計画を伝えたが、設計会社はそれを知りながら、基本設計に十分に反映させなかった。
2007年に 道道が改修されて路面が高くなった後も、詳細設計をした別の設計会社や工事を施工した会社は、事前に道路の高さの現地確認を十分にしていなかった。
機構も、橋がかけられるまでミスに気がつかなかった。


機構は、「契約通りに設計・施工業者が事前の現地確認を十分していれば起きなかった」として、掘り下げ工事費用は、工事を受注した3業者と1共同企業体に負担させる方針を示した。
負担割合は各社と協議して決めるが、既にいずれの業者も応じる考えを示しているという。


発注者としての監督責任もあるとして、機構の関係者も処分するという。


出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20121018/5833111_20121018175253_e9ab98e69eb6e6a98be381aee9ab98e3819520e59fbae6ba96e6ba80e3819fe38195e3819a.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20121021-OYT8T00051.htm
 
 
 
一方、10月19日11時36分にmsn産経ニュースからは、情報が受注側に伝えられていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
機構は道から道道改修の連絡を受けていたが、設計した企業に伝えていなかった。
 
出典URL)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121019/dst12101911380004-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
道路かさ上げ情報を受注側に伝えていたのか?いなかったのか?という肝心な点が、報道機関によって180°違う。
報道されている「かさ上げ情報を知りながら基本設計に十分に反映させなかった」というのも妙な話だ。
この点、気になって調べてみたが、ブログ者が調べた範囲では、これ以上の情報は見つからなかった。(同機構のHPには対策を簡単に説明した資料のみ掲載されていた)

 
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2012年9月29日22時21分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
29日午後2時30分頃、徳島市のJR高徳線佐古駅―吉成駅間を走行中の徳島発高松行き特急「うずしお18号」(2両)の先頭車両に、円筒形の金属物(直径20~25cm、長さ15cm)が左側の窓ガラスを突き破って飛び込んできた。

警察によると、乗客53人のうち男女2人が割れたガラス片が耳や目に入るなどして軽傷。ほかに女性1人が気分が悪くなり病院に運ばれた。

JR四国によると、金属物は特急の先頭車両の車軸に取り付けられていた「速度計発電機」。
佐古駅から約1.5km吉成駅側の防音壁に衝突痕があり、同社は外れた発電機が防音壁に当たって跳ね返り、車内に飛び込んだとみている。
この事故で、上下3本が運休するなどして計約200人に影響が出た。


速度計発電機は車軸の回転数を計測し速度を検知する装置。先頭車両の左前方部にボルトで固定されているが、同社は何らかの事情で一部が割れて外れたとみている。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120929-OYT1T00963.htm
 
 
2012年10月1日8時2分にNHK徳島から、事故原因や事例横展開に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
JR四国運輸局などが30日、徳島運転所でこの部品や車両の中を詳しく調査したところ、この部品の一部が割れていた他、部品を車輪に固定するねじもちぎれているところがあったという。
このため、運輸局と警察は、この部品に強い力が加わって車輪から外れたのではないかと見て、今後、専門家に調査を依頼するなどして、更に詳しく調べることにしている。

 
また、この事故を受けて、JR四国は30日未明にかけて事故が起きた車両と同じ構造を持つ53車両を緊急点検した。
徳島運転所では、作業員が車輪の汚れを落として亀裂が入っていないか確認し、部品を固定している金具を専用のハンマーでたたいて緩みがないかなどを点検した。
JR四国によると、全車両を点検した結果、問題がある車両は見つからなかったという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8006770412.html
 


(2012年12月7日 修正1 ;追記)

2012年12月6日23時33分にNHK徳島から、事故原因に関し「製造段階から強度不足の可能性」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

JR四国は、この部品の強度が製造の段階から不足していた可能性が高いとする最終的な調査結果を発表した。

調査結果によると外れたのは、列車の車軸に取り付けられている直径約20cm、重さ13.5kg余の合金製の発電機で、損傷が大きく、外れた原因は、特定できなかったという。

しかし、発電機のカバーなどには外部から衝撃を受けたような形跡はなく、また経年による劣化もなかったことなどから、JR四国は、製造の段階から強度が不足していた可能性が高いとしている。

JR四国では、同様の材質で作られた発電機を持つ275の車両を全て調査したところ、異常は見つからなかったが、念のため、外れた部品と同じ平成17年に製造された2つの車両の部品は新しいものと交換したという。

JR四国は、今後の安全対策として定期検査に、この発電機の傷や亀裂の有無を詳細に調べる項目を新たに設け、既に実施しているという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023998801.html


また、2012年12月7日付で読売新聞香川版からは、「発電機の強度不足か」というタイトルで同趣旨の記事が、発電機の写真とともにネット配信されていた。

JR四国は、鉄道総合技術研究所に発電機などの調査を依頼。
その結果、合金製の発電機を車軸にボルトで留める円盤状の部品(フランジ)に、振動による複数の亀裂が入っており、合金の内部に小さな気泡が複数あるのが見つかった。

損傷が大きいため原因は特定できなかったが、JR四国は、製造時の強度不足により走行中に亀裂が入り、フランジが割れた可能性が高いと結論づけた。


出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20121206-OYT8T01381.htm

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2012年9月29日付で朝日新聞静岡版に、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
 
新幹線は、ネズミに弱い――。

28日早朝、JR東海道新幹線の静岡―掛川駅間の上下線で、停止信号の表示が変わらないトラブルが発生した。
上下線計81本で最大2時間39分の遅れが生じ、約6万8千人に影響が出た。
JR東海は、ネズミが信号ケーブルをかじった可能性が高いとし、思わぬ弱点に頭を抱えている。

 ◆検査時、社員とともに侵入か

同社によると、28日早朝に新幹線総合司令所が異常を察知した。
同社の社員が静岡―掛川間にある信号を制御する機器室を調査。
配線箱内の直径約2cmのゴムで覆われた信号出力ケーブルが、導線がむき出しになってショートしていた。

社員が、室内で体長5cmほどのネズミを目撃したため、ネズミがかじって損傷した可能性が高いという。


機器室(縦6.1m、横11.7m、高さ9m)は山や畑に囲まれており、外部からの侵入を防ぐために、すき間をなくしている。
さらに、配線箱内のケーブル以外はステンレスで覆っていたという。


損傷したケーブルが収められていた配線箱は、縦20cm、横60cm、高さ120cm。
ケーブル4本(直径21mm)が32mmの引き込み口から結ばれていた。
ケーブルと引き込み口の間を発泡ウレタンで埋めていたが、調査ですき間が見つかった。
同社はここからネズミが入ったのではないかとみている。


機器室には人が出入りするためのドアはあり、「定期検査の際に社員と一緒にネズミが入ったのではないか」と話す。
定期検査は月に3回ほどあり、直近は25日だった。


復旧作業は午前7時に始まり、午前9時ごろに完了。午前6時の始発から約3時間、時速30kmの徐行運転としたため、ダイヤに乱れが生じたが、午前9時14分から通常運転に戻した。

同社静岡支社によると、これまでネズミが原因のトラブルはないという。
29日までに、全ての信号機器室に緊急調査に入り、配線箱の引き込み口からも小動物が侵入できないよう、改めて対策を講じる考えだ。


 ◆野ネズミ、歯すり減らす習性

飼育員の経験もある村松知明・富士サファリパーク企画販促課主任の話 
「犯人」は野ネズミの可能性が高い。野ネズミは前歯が一生伸び続けるため、時々硬いものをかじって歯をすり減らす習性がある。新幹線のケーブルの設置状況は分からないが、野ネズミなら、狭い場所にももぐり込める。富士サファリパークでも時々、電気や通信などのケーブル、自動車の電気配線などが、野ネズミにかじられることがある。


出典URL
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001209290004
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
小動物が原因で引き起こされたトラブルに関し、こんなにも詳しく報道された記事は初めてだ。
これだけ詳しく状況が報じられると、事例の横展開も容易になる。

 
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2012年9月8日13時28分に読売新聞から、9月7日18時48分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
7日午前5時半頃、JR宗谷線勇知―兜沼駅間で、回送列車(2両編成)が線路上にあった保線用の台車(縦横各1.5m)に衝突した。乗員2人にけがはなかった。

JR北海道によると、現場近くでは深夜0時ごろから、作業員8人が台車2台を使ってレールの交換作業を行っていた。
しかし作業員が台車の車輪止めを忘れ、作業員が気づかない間に、台車1台が緩やかな傾斜を約1km走って止まった。

作業員が作業の終了後、台車の台数の確認を怠ったため、自走した台車が線路に放置された状態になり、列車と衝突したという。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120908-OYT1T00599.htm
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20120907/4850912_20120907184806_e38396e383ace383bce382ade3818be38191e5bf98e3828ce58fb0e8bb8ae3818ce7a7bbe58b95e3818b.html
 
  
 
(ブログ者コメント)
 
5台10台あったのならともかく、2台しかない台車。台数を確認するまでもなく、1台足りないことに気付きそうなものだ。
8人もいて、なぜ誰も気付かなかったのだろうか?

 
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2012年8月28日12時49分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
28日午前9時20分ごろ、JR京都線新大阪-大阪間の淀川に架かる橋付近で、線路脇の信号用ケーブルから火花が出ているのを付近住民が目撃し、消防に通報した。

連絡を受けたJR西日本の係員が駆け付け、ケーブルが切断されているのを発見。吹田-大阪間の上下線で一時、運転を見合わせ、交換して約10分後に運転再開した。
28日に沿線で草刈り中だったグループ会社の社員が誤って切断したという。

計12本が運休し、計24本が最大22分遅れ、約8500人に影響した。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120828/dst12082812510005-n1.htm
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2012年8月19日23時11分と20日23時0分に秋田魁新報から、8月20日付で朝日新聞秋田版(聞蔵)から、また8月21日7時47分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
19日午後1時10分ごろ、JR秋田駅を出発した直後の秋田新幹線こまちの車掌から、運転士が体調不良で運転できなくなったと連絡があった。
奥羽線和田駅(秋田市河辺)で別の運転士に交代し、約1時間遅れで東京に向かった。


JR秋田支社によると、運転士は50代男性。同日午後1時に秋田駅を出発したが、約10分後に頭痛と吐き気を車掌に訴えて、和田駅手前で緊急停車。病院に救急搬送された。
当時、意識ははっきりしていたという。点呼の際は異常なかったという。運転室に温度計はない。
その後、徐行運転で同駅に着き停車。秋田駅から車で向かった代わりの運転士を待った。

運転士は医師の診察で熱中症と診断された。
 
JR秋田支社によると、同日朝の始業点検時に運転室空調設備の故障が見つかり、出発前に運転室内へ代替の冷房装置を設置したが、運転室内が十分に冷やされず、熱中症となった可能性もあるとみて調べている。
同支社では車両の使用を見合わせ、現在、秋田車両センターで空調設備を修理中。
 
秋田地方気象台によると、19日午後1時の秋田市の気温は30.2℃だった。
 
同様の事例は昨年にも別の列車で発生しており、この時は可搬型の冷房機器を運転室内に設置した。
今回も同様の対策を講じていたという。

 
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120819p
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120820m
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120821-OYT1T00074.htm
 
 
  
(ブログ者コメント)
 
発車後わずか10分で熱中症になるとは・・・。少し早すぎるような気がする。
ひょっとして、狭く閉め切った運転室内に代替冷房装置を置いたはいいが、排熱を室外に出していなかった?
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2012年5月10日14時34分にmsn産経ニュース広島から、また11日付で朝日新聞広島版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
10日午前5時半ごろ、広島市のJR山陽線瀬野-八本松間で東京行き貨物列車が、自動列車停止装置(ATS)の作動で停車した。
JR西日本によると、線路内のATSのケーブルに小動物がかじった跡があり、ショートしたことが誤作動の原因だったとみている。


JR西によると、貨物列車は間もなく運転を再開したが、上り坂のため現場付近を低速で走行。山陽線は上下計14本が運休したほか、計12本が最大1時間10分遅れ、約5千人に影響した。
 
JR西によると小動物はネズミとみられ、同様の事例でATSが誤作動するのは珍しいという。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120510/hrs12051015040005-n1.htm
 
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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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