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2018年9月7日21時4分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県警察本部は、5日、機動隊が射撃訓練をしていた際、拳銃の部品の一部を破損し、部品から「トリチウム」という放射性物質を含むガスが漏れ出したことを明らかにした。
県警や原子力規制庁は、漏れ出した量は微量で、人体や周辺環境への影響はないとしている。
県警によると、5日、博多区にある機動隊の訓練場で、射撃訓練を行っていた機動隊員が拳銃の照準を定めるための「照星」と呼ばれる部品を工具で調整していたところ、この部品の一部にひびが入り、中から「トリチウム」という放射性物質含むガスが漏れ出したという。
県警によると、部品には、夜間でも照準を定めやすくするために発光する性質があるトリチウムを含むガスが使用されていたという。
県警から報告を受けた原子力規制庁によると、漏れ出した量は微量で、仮に全て体内に取り込んだとしても、人体に影響のないレベルで、周辺の自然環境への影響もないという。
警察は、「今後、このような事案がないよう、原因究明を行うとともに、部品の取り扱いのあり方について検討したい」としている。
出典
『機動隊拳銃から放射性物質漏れ』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180907/0002206.html
9月7日21時45分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警警備課によると、5日午後0時15分ごろ、福岡市博多区の機動隊総合訓練場で、機動隊員が拳銃の照準を合わせる部品を工具で調整中に過って破損。
通常なら白く光る照準部品が光らなかったため、内部からトリチウムを含むガスが漏れたと判断した。
放射線障害防止法に基づき、漏出は原子力規制委員会に報告したという。
出典
『拳銃から放射性物質漏出 訓練中に誤って破損 福岡県警』
https://www.asahi.com/articles/ASL976HSTL97TIPE03L.html
2018年8月25日7時42分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鶴岡市消防本部で先月、急病人搬送の出動指令が救急隊に届かず、現場到着が6分遅れた問題で、救急隊員は現地における携帯無線機の電波状況が悪いことを事前に認識していたことが24日、分かった。
搬送された80代女性は、その後亡くなったが、遅れによる影響はないとしている。
同本部によると、出動指令があった当時、救急隊の4人は、所属する藤島分署近くの保育園で火災の避難訓練を指導していた。
同本部では、外部に出向く場合、車載無線機がある車両に人を残すのが原則だが、当時は誰もいなかった。
通信指令課が急病人の搬送指令を出したが、隊員からの応答はなく、救急車備え付けの携帯電話に連絡しても出なかったため、保育園に電話をかけて出動を命じた。
消防本部が隊員に聴き取りを行ったところ、分署周辺では電波の受信状態が悪いことを把握していた。
同本部は先月20日に事案を発表したが、電波状況の事前把握には触れていなかった。
鶴岡市消防署の渡部署長は、「発表段階では、聴き取り内容を把握していなかった。外部に出向く際は、車両に人を残すことを徹底したい」と話している。
出典
『救急車遅延、電波不良を事前把握 鶴岡市消防本部の隊員』
http://yamagata-np.jp/news/201808/25/kj_2018082500553.php
8月24日9時26分にNHK山形からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
救急隊は、当時、避難訓練の指導のため分署から150m離れた保育園にいて、電波状態が悪く消防無線が受信できなかったという。
これについて消防本部が聞き取り調査を行ったところ、隊員が「分署の周辺で無線が途切れることを認識していた」と話していることが分かった。
分署の周辺では、以前から無線が途切れることがあり、無線機器メーカーの調査でも非常に電波が弱い状況だったという。
鶴岡市消防本部では、救急隊が外出する際は、電話回線を使った受信端末を備えた救急車や消防車に隊員が待機することになっているが、当時、隊員は誰も残っていなかったという。
鶴岡市消防署の渡部署長は、「指令が出る4分前に救急隊が点検した際は電波に問題がなかったので、大丈夫だと判断した。今後は、車に隊員を残す対応を徹底したい」と話している。
出典
『救急車遅延 消防は無線不感認識』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180824/6020001577.html
※トラブル発生当時の記事は下記参照。
(2018年07月21日 10:14 山形新聞)
鶴岡市消防本部は20日、急病人搬送の出動指令が救急隊に届かず、現場到着が6分遅れた事案が今月にあったと発表した。
救急隊は事業所に出向いて訓練指導をしており、電波状況が悪く、携帯無線機で指令を受信できなかったのが原因とみられる。
搬送者の病状悪化など、遅れによる影響はないとしている。
同本部によると、出動指令があった当時、ポンプ、救急両隊の計4人は、鶴岡市の事業所内で火災を想定した訓練の指導をしていた。
通信指令課が自動音声で急病人の搬送指令を出したが、隊員からの応答はなかった。
救急車備え付けの携帯電話に連絡しても出なかったため、事業所に直接電話をかけて、隊員に出動を指示した。
同本部は、救急隊が外部に出る際は指令を受ける隊員を救急車に待機させるなどの対策を既に講じたという。
長谷川消防長は、「到着が遅れたことは大変申し訳ない。再発防止を徹底する」と話している。
出典
『救急隊の現場到着、6分遅れる 鶴岡市消防本部、出動指令届かず』
http://yamagata-np.jp/news/201807/21/kj_2018072100438.php
2018年8月14日12時42分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警富田林署で留置中の樋田容疑者(男、30歳)=強制性交、強盗致傷などの容疑で逮捕=が接見後に逃走した事件で、樋田容疑者が押し破ったとみられる面会室のアクリル板や、ドアの開閉で作動するブザーが、府警本部が設備をチェックする際の対象に含まれていないことが、捜査関係者への取材でわかった。
設備の不備が見逃された結果、逃走につながった可能性がある。
捜査関係者によると、留置管理課は年に最低1回、府内65署で、留置場の状況を確認する「監査」を実施。
富田林署では今年7月に、留置場の非常ベルや非常扉が適正に作動するかどうかなどを点検していた。
同署の面会室では、3枚のアクリル板で容疑者と弁護士ら接見する人を隔てていた。
アクリル板は、それぞれ金属製の枠にはめられ、接着剤で固定されていた。
今回の事件では、中央の1枚(高さ70cm、横97cm、厚さ約1cm)が押し破られ、約10cm奥にずれていた。
同署では、監査とは別に毎月、面会室の設備を確認していたとしているが、アクリル板の状態については報告はなかったという。
また、面会室の弁護士らが出入りするドアには、開閉時に鳴るブザーが取り付けられ、入退室を覚知する仕組みになっていたが、弁護士らが担当者に声をかければ不要として、富田林署のものは日常的に電池が抜かれていたという。
これら監査項目や設備の不備に乗じて、樋田容疑者は逃走したとみられている。
府警は今回の事件を受け、13日に総務部長名で、ブザーが鳴動した場合、必ず接見した人物の出入りを確認することなどを通達した。
府警は、14日も約3000人態勢で樋田容疑者の行方を追っている。
出典
『容疑者が破ったアクリル板、点検対象外 富田林署面会室』
https://www.asahi.com/articles/ASL8G2F8BL8GPTIL001.html
8月14日7時28分に読売新聞からは、署内にあった脚立で塀を乗り越えたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
署の東にあるコンクリート製の塀(高さ3m)のそばに、署内にあったはずの脚立が置かれていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
府警は、男が塀を乗り越えたとみて、周囲に指紋が残されていないか調べている。
府警によると、樋田容疑者は12日午後7時半頃、手錠や腰縄を外した状態で、2階の面会室に弁護士と2人だけで入室。
午後9時45分頃、面会が長いと感じた署員が室内を確認したところ、無人だった。
弁護士は接見を午後8時頃に終えたといい、勤務中の署員約20人は気づいていなかった。
出典
『面会長いと感じた署員、室内確認したら無人』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180813-OYT1T50060.html
8月14日23時19分に毎日新聞からは、アクリル板を蹴破って逃げたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
壊された面会室のアクリル板にサンダルの跡が付いていたことが、捜査関係者への取材で明らかになった。
アクリル板が約30年前に設置され、一度も交換されていなかったことも判明。
府警は、樋田容疑者がアクリル板を蹴って壊し、隙間から逃げたとみて行方を追っている。
府警によると、アクリル板は容疑者と面会者を隔てるもので、厚さ約1cm。
通常は金属枠にはめ込まれ、接着用の樹脂で固定されている。
樋田容疑者が逃走した後、アクリル板の一部が金属枠から外れ、約10cmの隙間ができていた。
アクリル板にはサンダルの跡があり、署の駐車場に脱ぎ捨てられていた樋田容疑者のサンダルと一致した。
富田林署は、1988年12月の建設以降、アクリル板を修理・交換した記録がなかった。
府内の他の署も多くが同様とみられ、一部の署では接着用の樹脂が劣化していたという。
署が月1回実施する設備点検はアクリル板も対象だったが、点検方法は規定されておらず、目視のみだった可能性が高い。
出典
『富田林署逃走 面会室アクリル板にサンダル跡』
https://mainichi.jp/articles/20180815/k00/00m/040/150000c
8月14日1時40分に毎日新聞からは、ブザー設置の経緯や運用方法など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
府警の全65警察署のうち、富田林署だけが、面会室のドアの開閉を知らせるセンサーの電池を抜いていたことが分かった。
この結果、同署は約1時間45分間、接見終了に気付かなかった。
センサーは、2007年に栃木県で面会室で容疑者が自殺した問題を受け、全署に設置していた。
府警は、富田林署の対応に問題があったとみて、運用実態を調べている。
栃木県警宇都宮中央署で07年8月、殺人容疑で再逮捕された男が弁護士と接見後、面会室で首をつって自殺。
同署は接見終了に気付かず、男を1時間以上、1人にしていた。
警察庁はこれを受け、各都道府県警に対策を指示。
府警は07年度、弁護士らが面会室の扉を開けると、留置場にいる署員に音と光で知らせるセンサーを全署に設置した。
接見終了時は署員に声をかけるよう弁護士に依頼するとの運用も決めた。
しかし、富田林署は「弁護士と容疑者に『面会が終われば言ってください』とお願いしているので不要」と判断し、センサーを使っていなかった。
今回、弁護士は接見終了を署員に伝えておらず、運用が徹底されていなかったとみられる。
府警幹部は、「夜間に留置場に音が響くと、他の容疑者が目を覚ますなどの不具合を考慮した可能性がある」と話している。
出典
『富田林署逃走 センサー電池なく接見終了105分気付かず』
https://mainichi.jp/articles/20180814/k00/00m/040/084000c
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
2018年8月13日17時42分に産経新聞westからは、ブザー音がうるさいとの拘留者クレームで電池を抜いていたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警の容疑者逃走事件で、接見室の扉が開くと音が鳴るブザー装置の電池を抜き取っていたのは、府内65署のうち富田林署だけだったことが13日、府警への取材で分かった。
「理由を調査している」としているが、勾留中の容疑者からブザーの音がうるさいとクレームがあったため、抜いていた可能性があるとしている。
出典
『「ブザー装置」電池抜き取りは富田林署だけ…勾留中容疑者から「うるさい」とクレームか?』
https://www.sankei.com/west/news/180813/wst1808130059-n1.html
8月17日12時17分にNHK関西からは、自分が面会終了を署員に伝えるという容疑者の言葉を信じ弁護士はそのまま帰ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の調べで、樋田容疑者が接見を終えて帰ろうとした弁護士に対し、「面会が終わったことは署員に自分が伝えるのでそのまま帰ってほしい」という趣旨の話をしていたことが、関係者への取材で分かった。
弁護士は樋田容疑者の要望どおり、署員に伝えずに警察署を離れたため、事件が発覚したのは、およそ1時間45分後だった。
警察は、接見室で1人になる時間をつくり計画的に逃走したとみて、いきさつを調べるとともに、引き続き3000人態勢で行方を捜査している。
出典
『面会終了を隠し計画的に逃走か』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180817/0005361.html
8月18日13時32分に毎日新聞からは、アクリル板の接着剤を剥がした痕があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アクリル板の接着部分を事前に剥がした痕跡があることが、捜査関係者への取材で分かった。
府警は、樋田容疑者が意図的に接着部分を剥がし、アクリル板を壊れやすくしたとみて、調べている。
アクリル板は厚さ約1cmで金属枠にはめ込まれ、隙間を接着用の樹脂で埋めて固定。
同署が約30年前に建設されてから、一度も交換や修理の記録がなかった。
捜査関係者によると、接着部分の樹脂が剥がれていたのはアクリル板の下部で、樋田容疑者が座っていた側だった。
枠との隙間を作ることでアクリル板がぐらつき、蹴った際に壊れやすくなっていたという。
府警は、樋田容疑者が以前から逃走を計画していた可能性もあるとみている。
出典
『アクリル板接着剥がす 隙間作り蹴破る?』
https://mainichi.jp/articles/20180818/k00/00e/040/304000c
8月19日付で毎日新聞東京版からは、面会室は防音仕様だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
刑事訴訟法は、容疑者や被告が警察官らの立ち会いなしに弁護士と接見できる「接見交通権」を定めている。
土日や夜間を問わずに24時間可能で、手錠は付けられない。
面会室は防音仕様で、逃走防止のためにアクリル板で仕切られている。
面会室の容疑者側の扉は外から施錠されている。
平日の昼間は面会室の隣にある受付に署員が常駐しているが、休日や夜間はおらず、同署は弁護士らに接見の終了時に声をかけてもらう運用を続けていた。
ただ、署員の常駐を義務付ける内規はなく、府警は今回の事件を受け、接見中の署員の配置を指示した。
・・・・・
出典
『1週間 巧みに捜査すり抜け 周囲に土地勘、指紋残さず』
https://mainichi.jp/articles/20180819/ddm/041/040/055000c
(ブログ者コメント)
ブログ者は工場勤務時代、安全教育の場で「安全管理とはライオンを檻の中に閉じ込めているようなもの。管理不備で檻が壊れると危険なライオンが外に出てくる」といった喩え話をしていた。
その喩え話どおりの感がある今回の事件。
産業安全とは直接関係ない事件ではあるが、未然防止策と拡大防止策の、いずれもがことごとく失敗した事例として紹介する。
例えば、未然防止策としてのブザー。
いくら拘留者からクレームがあったとしても、なぜ電池を抜いていたのか?
ブザーを設置することになった、その理由を理解していれば、弁護士に接見終了後に連絡してもらう運用をとっていたにしても、電池を抜くことにはならなかったのではないだろうか?
そもそも、ソフト対応だけでは抜けが出ることもあるので、それを防止するためのハード対応なのだから・・・。
また拡大防止策として、例えば脚立が裏口付近に置いてあったらしいという点。
結果論になるが、容疑者逃走を想定し、保管方法を工夫しておくべきだった。
以下はグーグルアースで見た富田林警察署(画面下の建物)。
建物の左側、道路に面したところが正面玄関になる。
画面右側(東側)の建物は市役所。
東側の塀を乗り越えたと報じられているので、その市役所との間にある塀を乗り越えたものと思われる。
2018年8月10日7時51分にCBCニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県の航空自衛隊小牧基地で、水難救助の訓練中、男性隊員が死亡した。
同基地によると、9日午前11時前、基地内の屋内プールで行われていた救難員の養成訓練中、20代の空士長がプールの底に沈んでいるのが見つかった。
空士長は、すぐに病院へ運ばれたが、死亡が確認された。
溺れたと見られている。
当時、スキューバダイビングの装備を付けて水面を移動する訓練を行っていて、小牧基地では、事故の原因を詳しく調べている。
出典
『水難救助の訓練中にプールで20代の自衛隊員が死亡‥溺れたか 小牧基地』
https://hicbc.com/news/detail.asp?id=00047A36
8月10日6時30分にYAHOOニュース(東海テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前10時ごろ、航空自衛隊小牧基地の屋内プールで、航空救難団に所属する20代の空士長の隊員が訓練中に、自発呼吸が無い状態で発見された。
隊員は病院に搬送されたが、およそ3時間後に死亡が確認された。
訓練では、スキューバダイビングの装備を装着したまま、潜水をせず水面を移動する、全装備泳法と呼ばれる訓練を行っていたという。
亡くなった隊員は、今年6月から救難員課程の学生として、訓練実習にあたっていたということで、航空救難団司令の小川空将補は、「今後、事故発生の原因を究明し、対策を確立してまいります」とコメントしている。
出典
『救難訓練中の自衛隊員が死亡 屋内プールで自発呼吸のない状態で見つかる 愛知・航自小牧基地』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180810-00004397-tokaiv-l23
8月10日6時24分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小牧基地によると、訓練は救難員を養成するためのもので、空士長は、スキューバダイビングの装備を身につけて、ほかの隊員とともにプールの水面を泳ぎながら移動する訓練に取り組んでいたという。
出典
『小牧基地で訓練中に死亡事故』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180810/0000158.html
(ブログ者コメント)
スキューバダイビングの装備を身に着けたままプールの底に沈んだのなら、目立つので、すぐに見つかりそうな感じがするのだが・・・。
どのような大きさ・深さのプールで、何人が訓練を受けていて、教官は何人だったかなど、気になったので調べてみたが、報じられた記事は見つからなかった。
2018年8月3日16時53分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月28日から29日にかけて台風12号が接近した際、大津市や草津市などで団地やアパートの火災報知器が作動し、消防に計5件の通報が相次いだ。
消防が駆けつけると、いずれも火事は起きていなかった。
その後の調査で、横なぐりの雨で設備に水が入り込み、漏電したことが誤作動の原因だったとみられている。
消防によると、火災報知器は、これまでも雨や風が強い日に、誤って作動するケースが多いという。
また、気圧や湿度、それに温度の変化を火事と誤って反応したり、老朽化や虫の侵入などで誤作動を起こしたりするケースもあるという。
大津市消防局では、定期点検とともに、設置場所が適切かどうかを改めて点検してほしいと呼びかけている。
大津市消防局予防課の南係長は、「誤作動を防ぐことはなかなか難しいが、火災の発生をいち早く知らせる大切な装置なので、しっかりと点検してほしい」と話している。
出典
『火災報知器誤作動で出動相次ぐ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20180803/2060000726.html
(ブログ者コメント)
火災報知器の誤作動事例は、過去にも本ブログで紹介スミ。
2016年2月6日掲載
『2016年1月30日報道 長崎市で28日夕から29日朝にかけて火災報知器の誤作動が相次ぐ、昼間に比べ夜の気温と湿度が上昇したことが原因だった模様』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5627/
2018年8月1日11時16分に日本経済新聞から下記趣旨の記事が、ツイッターの原文付きでネット配信されていた。
「救急車でコンビニに立ち寄る場合があります」。
水分補給のため、やむを得ずコンビニを訪れることに理解を求める名古屋市消防局の公式ツイッターが、インターネット上で反響を呼んでいる。
記録的な猛暑で救急搬送者が急増。
担当者は、「隊員の体調管理を図りつつ、万全の態勢で出動に備えたい」と話す。
ツイッターは消防局企画広報係が担当。
7月26日未明、「出動が連続し、消防署に戻れない時は、救急車でコンビニ等に立ち寄り、飲料水等を購入する場合があります」とのメッセージを発信した。
消防局によると、名古屋市では7月中旬から熱中症などの搬送件数が急増し、同23日には過去最多の664件に上った。
1つの隊が1日に22回出動したケースもあり、水分補給のために消防署に戻る時間を確保するのが難しい状況が続いた。
救急隊員が自動販売機で飲み物を買う姿が市民から批判されたことがあり、隊員らは、救急車でコンビニなどに立ち寄ることを控えてきた。
消防局は、今夏は例年以上の暑さで、コンビニを使わざるを得ない場合もあると、投稿で理解を求めている。
7月末までにリツイート(拡散)は6万回を超えた。
「熱中症に気をつけて頑張って」
「飲み物くらい自由に飲んで」
などのコメントも相次いだ。
「反響が大きく、驚いている。理解していただけるとありがたい」と、企画広報係担当者。
名古屋市消防局公式ツイッターは、西日本豪雨の被災者に向けて「必ずあなたを助けます」と投稿し、話題になった。
出典
『「救急車でコンビニ、理解を」 猛暑で隊員も水分補給』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33654970R00C18A8CN0000/
7月31日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
かつて「救急車で買い物をしていた」との批判が市民から寄せられたこともあり、隊員の食事や水分補給の機会を確保するため投稿したという。
「救急隊の皆さんの健康も絶対に大事にして」など賛同の返信が相次ぎ、担当者は「通常は救急車や消防車では立ち寄りしないように伝えているが、隊員の最低限の水分補給などは認めてもらいたい。反対の意見もあるが、多くの理解を得られて、ほっとしている」と話している。
同局の公式ツイッターは西日本豪雨の際、岡山県倉敷市真備町での救助活動の開始前に「必ずあなたを助けます」と投稿し、感謝の返信が相次いだ。
出典
『救急車でコンビニ「いいね」7万件超 名古屋市消防局、ツイッターで理解訴え』
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20180731/CK2018073102000055.html
2018年8月2日10時26分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時ごろ、江田島市にある海上自衛隊の長浜射撃場で、特殊部隊の特別警備隊に所属する30代の隊員が実弾を使った射撃訓練中に機関銃の一部を開いたところ、突然、弾が破裂した。
この隊員は顔に軽いけがをして、病院で治療を受けたという。
訓練中に機関銃から弾が発射されない状態になったため、隊員が弾の状態を確認するため、定められた手順に基づいて機関銃の一部を開いたところ、弾が破裂したという。
海自によると、気温が高い屋外で射撃訓練を行っていた影響で機関銃が高温状態になり、中に残されていた銃弾が破裂した可能性があるという。
特別警備隊の隊長の徳留1等海佐は、「訓練中に隊員が負傷したことは誠に遺憾です。原因の究明に全力を注ぎ、再発防止に努めたい」とコメントしている。
出典
『海自射撃場で銃弾破裂1人けが』
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20180802/0001886.html
(ブログ者コメント)
自衛隊が使う銃であれば、多少過酷な環境でも使用できると思っていたのだが・・・?
2018年7月20日21時5分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、鶴岡市消防本部が市内の救急隊に出した出動指令が伝わらず、救急隊の出動が6分遅れる事態があったことが分かった。
搬送が遅れたことによる患者への影響はないという。
鶴岡市消防本部によると、今月、消防本部から市内の救急隊に対し、無線で急病患者の搬送を要請したところ、救急隊の携帯無線が受信できず、出動の指令が伝わらなかった。
救急隊は、当時、市内で火災を想定した避難訓練の指導をしていて、救急隊の出動報告がないことに気づいた消防本部が電話で連絡し、6分後に出動の指令が伝わったという。
消防本部は原因として、救急隊がいた場所の電波状況が悪かったことや、出動指令を自動音声システムでしたあと、救急隊に伝わったかどうかを確認していなかったことをあげている。
このため、今後は、出動指令が伝わったことが確認できるまで、無線や携帯電話で救急隊への伝達を続けるなどの再発防止策を取るという。
今回の患者の搬送先の医師の所見では、「診察の経過や当日の状態から、搬送の遅れによる容体への影響はない」ということだが、鶴岡市消防本部は、患者の詳しい容体や出動した救急隊の所属する署などを明らかにしていない。
出典
『指令伝わらず救急隊の出動に遅れ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180720/6020001173.html
7月20日20時0分に日テレNEWS24(山形放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鶴岡市消防本部によると、今月中の午前10時3分、市内で急病人の搬送を依頼する通報があった。
当時、救急隊員は市内の事業所で火災訓練中で、指令センターが無線で呼びかけたが、隊員が所持していた携帯無線が通じなかった。
さらに、緊急連絡用の携帯電話も救急車の中に置いたままだったため通じず、センターは事業所に直接、連絡。
午前10時11分に出動し、通常よりも6分の遅れが発生した。
遅れによる影響はないということで、市消防本部は「到着が遅れたことをお詫び申し上げる」とコメントしている。
出典
『隊員と連絡取れず消防出動に遅れ (山形県)』
http://www.news24.jp/nnn/news8878719.html
(2018年10月9日 修正1 ;追記)
2018年10月5日9時55分にNHK山形から、新しいマニュアルが作られたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防署長や出動した隊員など合わせて8人が、訓告や厳重注意の処分を受けた。
市と消防本部は9月、新しいマニュアルを作るなどの再発防止策をまとめていて、「再発防止策を実行してまいります」とコメントしている。
出典
『救急出動遅れで8人処分』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20181005/6020002033.html
7月20日5時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2012年9月、消防隊員ら37人が死傷した日本触媒姫路製造所(兵庫県姫路市網干区興浜)の爆発事故。
爆発を防ぐ注意義務を怠ったとして、業務上過失致死傷罪などに問われた当時の同製造所の課長(62)ら3人に、19日、神戸地裁は有罪判決を下した。
犠牲になった男性消防職員=当時(28)=が所属していた同市消防局は、危険箇所を把握する「指揮隊」の創設や化学薬品に強い防火衣の導入などを実施。
痛切な事故を教訓に、再発防止対策を徹底してきた。
市消防局が事故を受けて設けた指揮隊は、災害時に現場の状況をつかみ、活動方針の検討を専門に行う。
飾磨、姫路東、姫路西の3消防署に配備、各5人が所属している。
指揮隊長を務めた経験がある消防・救急課長の塚原・消防司令長は、「6年前とは統制が大きく変わった。民家火災の際にも、隊員のコントロールや熱中症対策などの安全対策ができるようになった」と話す。
化学薬品の飛散による負傷を和らげるため、全国に先駆けて、石油コンビナート災害に対応した新型の防火衣も導入した。
さらに、コンビナート火災時の危険距離を上回る放射距離を持つ「無人放水銃」を配備するなど、検証と対応を強化してきた。
事故を巡り、事業所と消防との連携不足が指摘された。
同消防局は事故後、市内の大規模事業所に、災害時の状況を適切に伝える「消防技術説明者」の配置を要請。
15カ所ある特定事業所との間で、事故を想定した連携訓練を年間計50回以上実施している。
同製造所とは、最低月1回、昨年は計15回の訓練を行った。
事故で負傷し、被害者参加制度を活用して法廷に立った消防司令補は、「どうして事故が起きたのか、同僚たちと共有することが使命だと思った」。
公判では懸命にメモを取り、隊員たちに伝えた。
当時は、危険性やアクリル酸の扱いなど、同製造所側からの情報が乏しかったために、隊員らが巻き込まれた。
今年発生した同製造所の軽微な事故では、現場に出動した若い隊員から、「こういう時は状況確認が大切」と声が上がり、「教訓が生きた」と感じたという。
石見市長は判決を受け、「事故の教訓を忘れず、消防活動の安全対策と市民の安全・安心の確保に取り組む」とコメントした。
出典
『工場爆発受け姫路市消防 再発防止へ対策徹底』
https://www.kobe-np.co.jp/news/himeji/201807/0011461462.shtml
(ブログ者コメント)
6年前の事故は本ブログでも紹介スミ。
2018年7月11日10時44分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
毒ガスを持った不審者への対応訓練が10日、秋田県能代市の東北電力能代火力発電所で行われ、能代署員と能代山本広域消防本部の消防隊員計約20人が、制圧手順を確認した。
近年多発する国際テロ情勢を踏まえ、地域の重要なインフラ施設が標的になった場合に備えようと、同署と同本部が企画した。
訓練は、不審者が乗用車で発電所の正面ゲートを強行突破したとの想定で開始。
守衛の110番で4、5人の署員が駆け付け、事務所ビル付近にいた不審者役に職務質問した。
不審者役が短刀を手に、「ビルに毒ガスをまいた」などと叫んで暴れると、署員は刺股や警棒を使って取り押さえた。
ビル内で勤務する従業員約50人は、署員の誘導に従って建物外に避難し、毒ガスがまかれたと119番。
化学防護服を身に着けた消防隊員2人が、動けないままビル内に取り残された要救助者を運び出し、汚染された服を脱がせたり、体を洗い流したりする手順などを確認した。
同発電所の橋本所長は、「有事に備えたマニュアルはあるが、それだけに頼らず、臨機応変に対応するためには、実際に訓練することが必要だ。関係機関と連携して取り組めた意義は大きい」と話した。
出典
『毒ガステロの対応確認 能代火力、警察と消防が訓練』
https://www.sakigake.jp/news/article/20180711AK0013/
2017年8月3日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7420/
(2018年7月13日 修正2;追記)
2018年7月6日19時9分に時事ドットコムから、次長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
府警捜査1課は6日、適切な安全管理を怠ったとして、業務上過失致死容疑で、訓練の安全管理者だった特殊警備基地の次長(59)や隊長(40)ら上司3人を書類送検した。
隊員らは第5管区海上保安本部(神戸市)の所属。
遺族側と示談が成立する見通しといい、同課は厳しい処分は求めなかったとみられる。
送検容疑は昨年7月12日、化学兵器で攻撃を受けたという想定の負傷者搬送訓練で適切な対応を取らず、隊員を熱中症にさせ、後日、死亡させた疑い。
出典
『海保隊員死亡で上司書類送検=熱中症対策怠った疑い-大阪府警』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018070601188&g=soc
7月6日20時6分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
書類送検容疑は昨年7月12日午後、府内の特殊警備基地で、負傷者搬送の訓練に参加していた男性隊員が熱中症による意識障害になったのに、すぐに搬送するなど適切な対応を怠り、同26日に入院先で死亡させたとしている。
捜査1課によると、3人は熱中症への認識が乏しく、隊員が倒れてから搬送までに約1時間を要していた。
専門家らの意見では、ただちに搬送するなど適切な措置を取っていれば、一命を取り留めていた可能性が高い。
訓練当日の天候は曇りで、気温は29.1℃だった。
出典
『隊員「熱中症」死で海上保安官ら3人書類送検、安全管理怠る』
http://www.sankei.com/west/news/180706/wst1807060079-n1.html
2018年7月7日11時3分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後10時半ごろ、釧路市大楽毛3丁目の国道38号線で、釧路警察署地域課の巡査部長(51)が乗用車にはねられた。
巡査部長は頭などを強く打って釧路市内の病院に運ばれ、手当てを受けていたが、7日午前9時前に死亡した。
警察によると、現場は片側2車線の直線道路で、巡査部長は、当時、「路上に犬がいて危ない」との通報を受けてパトカーで1人で出動し、現場で対応している最中にはねられたとみられるという。
警察は、乗用車を運転していた釧路市浪花町の男性容疑者(72)を、過失運転傷害の疑いでその場で逮捕した。
警察の調べに対して、容疑者は「前をよく見ていなかった」などと供述しているという。
警察は容疑を過失運転致死に切り替え、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『警察官が乗用車にはねられ死亡』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180707/0001378.html
7月7日11時6分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、巡査部長は大楽毛交番勤務。
「犬がうろついている」との通報を受け、1人で犬の捕獲作業をしていたという。
出典
『重体の警官死亡 犬の捕獲中はねられる 釧路』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/206667/
2018年6月22日8時35分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高知県警は22日から、パトカーが緊急走行で交差点に進入する際に、「ウ~」という通常のサイレン音を、高周波音を加えた新しい音に変更する。
県警のホームページで試聴すると、ゴジラの鳴き声や放射熱線を吐く時をイメージさせるような音で、周囲の注意を喚起して事故防止を図るための試験導入。
同様の仕組みは救急車にあるが、県警によると、全国の警察では初。
県内では、緊急走行で赤色灯をつけサイレンを鳴らしながら交差点に進入したパトカーが一般車両と衝突する事故が、過去3年で4件発生。
一般の車が窓を閉め切って音楽を聞いていて、サイレンに気付かなかった事例もあった。
今回導入する新サイレン音は、パトカーの乗員が交差点などで周囲に注意喚起が必要と判断した場合、車内マイクに付いているスイッチを押すと、10秒間鳴る仕組み。
「ウ~」という通常音の周波数(約850dB)に2000~4000dBの高周波音を組み込んだもので、「人の耳に、より届きやすく、緊張感や警戒感を感じさせる音」(大阪市のサイレンメーカー)だという。
県警は、主に高知市で運用しているパトカー5台で試験的に導入。
注意喚起の効果が高ければ、さらに増設を検討するという。
出典
『高知県警パトに“ゴジラ音” 新サイレン 交差点走行時に注意喚起』
https://www.kochinews.co.jp/article/193238/
6月21日19時32分に西日本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
販売元のメーカー「パトライト」(大阪市)によると、スイッチは無線機器に搭載されており、助手席の警察官が操作。
緊急走行中にスイッチを押すと、10秒間音が変わる。
通常のサイレンに複数の和音が加わり、高音に聞こえる。
専門家のアドバイスも取り入れ、人の耳に聞こえやすい音に仕上げた。
出典
『高知県警が新サイレン試験導入 パトカー緊急走行時に音変化』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/426485/
(ブログ者コメント)
以下は、高知県警HPに6月21日付で掲載されている記事。
『パトカーに新しいサイレン音を試験導入します!』
http://www.police.pref.kochi.lg.jp/docs/2018061300166/
普通のサイレンから新サイレンに変わる際の音も添付されているが、新サイレンは甲高く緊張感ある音で、たしかに普通のサイレンよりは認識しやすいかもしれない。
2018年6月4日0時59分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市消防局は3日、119番通報を受けて出動した救急隊員が70代の男性を「死亡状態」と誤った判断をして病院に搬送しなかったと発表した。
男性はその後搬送され、治療を受けているが、同消防局は病状に影響していないとしている。
同消防局によると、2日午後、大阪市住吉区内の男性の自宅を訪ねた知人が「死んでいるかもしれない。息をしていない」と通報。
3分後に到着した住吉消防署の救急隊員が呼吸や脈、体温などを確認したが、死亡と判断して警察官に引き継ぎ、現場を離れた。
その後、警察官が生きていると気づき、再度通報。
別の救急隊が、最初の通報から1時間20分余り後に搬送した。
出典
『「死んでるかも」の通報、救急隊も死亡と判断…生きてた』
https://www.asahi.com/articles/ASL637J9QL63PTIL00F.html
6月4日2時8分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
駆け付けた救急隊員は、男性が呼吸をしていないことなどを理由に死亡していると判断した。
しかし、本来は瞳孔が開き、光に反応しないかどうかを確認する必要があるにもかかわらず、寝具で顔が隠れていたために確認しなかったという。
男性は慢性の脳疾患と診断され、意識不明の重体。
市消防局は、「搬送の遅れによる症状への影響はない」と説明している。
出典
『大阪市消防局 「死亡」と誤判断、搬送せず 男性重体』
https://mainichi.jp/articles/20180604/k00/00m/040/131000c
6月3日23時32分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市消防局によると、2日午後0時25分ごろ、住吉区遠里小野の男性宅を訪ねた友人が、室内で倒れている男性を発見し119番した。
3分後に駆けつけた救急隊員3人は、呼吸や脈がないと確認。
「足が冷たくなっているうえ、膝の硬直もあり、死亡している」と判断した。
瞳孔の反応や痛みを伴う意識レベルの確認は行わなかったという。
2日午後1時20分ごろ、府警住吉署員から住吉消防署に「息をしているようだ、吹き返したらしい」と通報があった。
男性は、最初の通報から約1時間後に病院に搬送された。
出典
『救急隊員が死亡と誤って判断、70代男性を搬送せず 大阪市消防局』
http://www.sankei.com/west/news/180603/wst1806030053-n1.html
6月4日22時59分に産経新聞westからは、第三者委員会で検証されるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
吉村市長は4日の記者会見で、搬送が約1時間遅れたなどと説明。
医療の専門家や弁護士らで構成する第三者委員会を設置して検証する方針を明らかにした。
救急隊の隊長は経験14年のベテランだったが、体が冷たくなり足の硬直があったことや、現場の状況から、死亡していると先入観を抱いて判断したのが一因という。
出典
『救急隊「死亡状態」と誤判断、大阪市が第三者委で検証へ』
http://www.sankei.com/west/news/180604/wst1806040086-n1.html
2018年5月30日21時30分にYAHOOニュース(東北放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世界初の試みです。
東北大の研究チームが、火災現場での活躍が期待される「空飛ぶ消火ロボット」を開発しました。
そのイメージは空想の生き物「ドラゴン」です。
勢いよく水を吹き出しながら自ら空中を進むホース。
世界初の試みとして、東北大学の研究チームが開発した消火ロボットです。
動きが竜の様に見えることから、「ドラゴンファイヤーファイター」と名付けられました。
開発したのは、東北大学の田所諭教授を中心としたロボット工学のチーム。
構想から3年。
これまで侵入が困難だった延焼中の建物の内部に入り込み、直接、消火活動ができる新型ロボットとして、実用化が期待されています。
ホースの浮力は水。
毎分200ℓで吹き出します。
ち密な計算をもとに噴き出す方向を変え、前進・後退、上下左右と、ホースの遠隔操作が可能になりました。
ホースが自立するロボットは世界にも例がなく、東北大では、さらに長さを20mまで伸ばし、3年後の実用化を目指します。
※以下は田所教授のコメント。(音声情報のみ)
ホースはフニャフニャして長いわけで、それを、いかに暴れないように安定化して、おとなしく「ドラゴン」として飛ばすか、そこが非常に苦労したところです。
出典
『世界初「空飛ぶ消火ロボット」東北大が開発』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180530-00000009-tbcv-l04
5月30日13時16分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東北大学の田所諭教授らは30日、空を飛んで消火活動にあたるロボットを開発したと発表した。
細長いホース状で、水を噴射することで空中に浮上する。
建物に侵入して火元を探し、消火する。
先端部のカメラで現場を見ながら遠隔で操作できる。
炎が激しくて人では近づけない状況に対応できるという。
3年以内の実用化を目指す。
開発した「ドラゴンファイヤーファイター」は、全長3mのホースのような形をする。
ロボットの先端と中央部の2カ所に、水の噴射口をつけた。
ロボットの後方部を、消防車のホースにつなげる。
先端部には、火災現場の状況を目視で確認するためのカメラと、熱源を検知するカメラを搭載した。
消防車からロボット内部に高圧の水を流すと、噴射口から下の方に向けて高速で水を出し、ロボット本体が浮く。
噴射方向を切り替えれば、ロボットの向きを自在に変えられる。
火に向けて放水する先端部は、左右に1.5mほど動かせる。
模擬的な環境での消火実験では、ロボットを建物の窓から侵入させ、ドラム缶内部の炎を約1分で消火できた。
消防車のハシゴにはわせたホースの先端に接続し、マンションの高層部屋の窓から侵入させて消火活動にあたるといった用途を想定している。
田所教授は、「ロボットを活用することで、危険な消火活動で命を失う消防士がいなくなるようにしたい」と話した。
今後、ロボットを10~20mまで長くすることを計画している。
耐火性能や操作性などを向上させ、実用化を目指す。
ロボットは、内閣府の「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の一環で開発した。
出典
『東北大、空飛ぶ消火ロボ 水の力で浮上し建物に侵入』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31140430Q8A530C1X90000/
(ブログ者コメント)
5月30日13時30分付の東北大学プレスリリースに、実験時の写真などが掲載されている。
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2018/05/press20180530-dragonfire-final.html
2018年5月16日8時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月17日付で岩手日報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時半ごろ、盛岡市北夕顔瀬町のJR山田線・堂の前踏切で、盛岡中央消防署から救助出動中の化学車が遮断機を破損させ、通過後に立ち往生した。
「体の具合が悪い」との119番を受け、家が施錠されていた場合の救助を想定して緊急出動中だった。
鍵が開いていたため、先行する救急車が患者を病院搬送し、トラブルの影響はなかった。
同消防署によると、化学車が同踏切を通過しようとした際、踏切の警報音が鳴り、遮断機が作動。
急いで通過しようとして、車の上部にある無線アンテナが遮断棒に接触し、遮断棒が根元の部分から折れた。
この事故処理のため、現場に向かえなくなった。
化学車には消防隊員4人が乗車。
踏切の手前は急な上り坂だったという。
JR東日本によると、このトラブルによる影響はなかった。
出典
『盛岡 消防化学車、遮断機を破損 現場到着できず』
https://mainichi.jp/articles/20180516/k00/00e/040/196000c
『救助出動中に踏切の遮断棒折る 盛岡で消防車両』
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/5/17/14440
(ブログ者コメント)
トラックなどでしばしば報じられるトラブルだが、化学車が起こした事例は珍しいかと思い、紹介する。
2018年3月24日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8179/
(2018年5月18日 修正1 ;追記)
2018年5月11日21時11分に産経新聞westから、職員個人に修理費を負担させるべきでないと検証委が指摘したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
有識者らによる検証委員会が11日、開かれた。
市消防局は当初、修理費用など計約2260万円について「市民に申し訳ない」として、局員らによる弁償も検討する意向を示していたが、検証委は「市が負担すべきもの」と結論付けた。
この日の検証委では、「過度に高い注意義務を課し、責任を負担させることは組織全体を萎縮させる」などとする素案を提示。
修理費用などは「職員個人に負担させるべきではない」と指摘する一方で、「職員ら個人からの任意の寄付については口を差し挟む問題ではない」とした。
市消防局は近く、素案をふまえて作成した報告書を竹山市長へ提出する方針。
松本消防局長は、寄付するかどうかについて「これから検討したい」と述べた。
出典
『職員ミスで運航不能の消防艇…修理費2260万円は「堺市が負担すべき」 検証委が指摘』
http://www.sankei.com/west/news/180511/wst1805110104-n1.html
5月12日6時41分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
再発防止策などを検討する市の第三者委員会は11日、修理費約2260万円を市の負担とする結論をまとめた。
市消防局は、消防士が所属する消防署の署員全員による弁済を検討していたが、第三者委は「故意や重過失にあたらない」として、署員による負担を否定した。
市消防局は修理費について、「税金からの支出は市民に理解されない」として、西消防署員約110人全員での弁済を検討していたが、第三者委は「誤操作を防ぐ設計や作業手順の整備が不十分だったことが根本原因で、修理費を個人に負担させるべきでない」とした。
松本消防局長は、「第三者委の結論を尊重したい」と話している。
出典
『給水ミスした消防艇の修理、署員全員の弁済なし』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180512-OYT1T50014.html?from=ycont_top_txt
(2018年6月2日 修正2 ;追記)
2018年6月1日付で毎日新聞大阪版から、関係者が処分されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同市消防局は31日、ミスをした男性消防士長(40)を停職1月の懲戒処分にしたと発表した。
当時の西消防署長(60)や上司だった男性消防司令長(55)も戒告処分となった。
また、当時の副署長や消防局長ら職員5人には、文書訓告や口頭での厳重注意をしたという。
検証した第三者委員会は、ミスを防ぐ設計やマニュアルの未整備が根本原因で、修理費など約2260万円は市が負担すべきと指摘していた。
市消防局は従う一方で、新旧の消防局長ら幹部職員10人が、給料1カ月分の2~3割を自主返納するとした。
出典
『堺・消防艇破損 士長停職1カ月 市消防局が処分』
http://mainichi.jp/articles/20180601/ddl/k27/040/330000c
2018年5月11日10時50分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月11日11時23分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
119番を受けた消防の指令センター職員が住所を間違えた結果、救急車の到着が遅れて奈良県天理市の男性=当時(66)=が死亡したとして、遺族が県広域消防組合に約3700万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が11日、奈良地裁で開かれた。
被告側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
訴状によると、男性は2016年2月19日未明に自宅で胸の痛みを訴え、妻が119番した。
男性は救急車の到着前に意識を失い、心肺停止状態となり、同年3月2日に低酸素脳症で死亡した。
原告側は、職員が住所検索システムに誤った番地を入力したため出動が遅れ、救急車の到着までに約15分を要したと主張。
住所を間違えなければ約5分後に到着し、男性が意識を失う前に救急活動を行うことができたなどと訴えている。
男性には心臓病の既往症があった。
出典
『救急車遅れ死亡、賠償請求=遺族側「職員が住所間違え」-奈良地裁』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051100180&g=soc
『奈良地裁 「救急車到着遅れ死亡」消防組合を提訴 初弁論』
https://mainichi.jp/articles/20180511/k00/00e/040/251000c
5月12日19時27分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
訴状などによると、男性は2016年2月19日未明、自宅で胸の痛みを訴え、妻が119番。
橿原市にある通信指令センター職員が、当初、住所検索システムに誤った番地を入力したため、約1.8km離れた天理消防署からの救急車の到着が通常より約10分遅れたという。
この間に男性は心肺停止状態になり、病院に運ばれたが、意識が戻らないまま同年3月2日、低酸素脳症で死亡した。
亡くなった男性の妻(57)が11日までに読売新聞の取材に応じた。
妻は、「苦しんでいた顔が今でも忘れられない」と言葉を詰まらせた。
男性と2人暮らしで、「あの日」は119番したが、救急車は一向に到着せず、徐々に意識が薄らいでいく夫を目の当たりにした。
出典
『遺族「救急車到着遅れで死亡」、消防側争う姿勢』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180512-OYT1T50059.html
5月11日19時30分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
急性心筋梗塞を発症し苦しみだしたため、妻が119番通報した。
遺族は「男性は苦しみながらも意識があり、速やかに救急活動が行われていれば死亡することはなかった」として、消防組合に対し約3700万円の損害賠償を求めた。
【男性の長男】
「何かしらの改善策とか具体的な何かがなければ、私の父親がただただ犠牲になってしまっただけで、報われないのではないか。深い悲しみと怒りがこみあげてしまって本当に残念でしかたありません」
出典
『「救急車10分遅れ死亡」 男性の遺族が訴えた裁判始まる』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180511-19292003-kantelev-l29
(2019年3月7日 修正1 ;追記)
2019年3月5日17時31分にNHK奈良から、和解が成立したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
遺族が県の広域消防組合に損害賠償を求めていた裁判で、5日、組合が正確に住所を入力するよう職員に注意喚起することなどで和解が成立した。
それによると、通報の際のやりとりが円滑に進むよう、和解条項では、組合が
▽消防の広域化によって119番通報が橿原市の通信指令センターにつながるようになったことを、管轄する37市町村の住民に今後も周知するよう努める
▽正確に住所を入力するよう、職員に継続的に注意喚起する
などとしている。
和解金があるかどうかは公表していない。
県広域消防組合は、「裁判所から勧告が出たため和解した」と話している。
出典
『救急の住所検索ミス 遺族と和解』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20190305/2050001962.html
3月5日19時48分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性の長男(35)は、「私たちが一番望んでいる業務改善の意思や姿勢は見られた。父の死が無駄にならなかったのが救い」と、弁護士を通じてコメント。
組合は「和解についてはコメントしない」としている。
出典
『検索で誤った番地を入力、救急搬送遅れ…死亡男性の遺族と県広域消防組合が和解』
https://mainichi.jp/articles/20190305/k00/00m/040/227000c
2018年4月13日15時21分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府富田林市消防本部は12日、昨年11月下旬、救急隊が道を誤るなどして発生現場への到着が遅れるトラブルがあったと発表した。
遅れにより、搬送した患者の生命に影響を及ぼすことはなかったという。
市消防本部の説明によると、昨年11月24日、河南町内から119番があり、市消防署千早赤阪分署(千早赤阪村)の救急隊が出動。
その際、隊員3人は発生場所を詳しく確認しなかったうえ、救急車に搭載されている専用ナビゲーションシステムが示した最短ルートを見なかったことなどから、約3km遠回りして現場に到着。
最短コースと比べて、約5~8分遅れたとみられる。
隊員らは市消防本部の聞き取りに対し、「現場近くまで行き、改めて正確な場所を確認しようと思った」などと話しているという。
問題を受けて市消防本部の後藤消防長は、「本事案を重く受け止め、今後、このようなことが発生しないよう再発防止に取り組んでまいります」とコメントした。
出典
『道誤り3キロも遠回り…救急隊現場到着遅れる』
http://www.sankei.com/west/news/180413/wst1804130053-n1.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

